04年10月の日記
10月の思い出:「呼吸器が冷えていやな感じがするこの時期、毎年東北に行くのがここ17年のならいである。特にロマンや達成感もないのだが」
10月の総括:「外面はよい1ヶ月であった。関係ないが猫も頻繁に遊びに来る。ただ体調はぼろぼろであった。体調がよくなればきっと外面が悪くなるのであろう」
●10/1(金)
13:00出勤、風邪を引いて体調不良。夕食は同僚と「揚州商人」、帰りに当該同僚と立ち話をして1:00ごろ帰宅。
●10/2(土)
休み。体調不良を押して多摩センターへ向かう用事があり7:30ごろ家を出て9:20着。駅構内のドトールで書類を書いて10:00~12:00まで。その後以前常連だった「菊華飯店」でランチ、さすがに知っているウエイトレスはいなかった。
書店で川原泉『事象の地平』購入後桜上水の友人と、80年代風ありがち喫茶店でパスタセットを食いながら2時間以上状況報告合戦。帰宅中に日比谷へ行くことをもくろむがあまりに体調が悪く帰宅。声が蛙のように裏返るのがどうにも。先日設置された置き薬ではまったく良くならない。
●10/3(日)
珍しく週末まともに休み。当初の予定では掛川での練習に備えてゆっくり移動するつもりであったが体調が悪く、練習時間が繰り下がったのを幸いに12:30にやっとの思いで家を出る。掛川に15:45ごろ到着するまでにこだま車中で「貝づくし弁当」と「天むす」。前者はまあまあ、後者はデパ地下ものに数段劣る。
掛川でTAKUYA&YOSHIOの相方に拾ってもらいスタジオへ。ちんたらしている割に前払い・書類記入を厳格に強要されたり、スタジオは通りに面した楽器店の3階で二重窓以外の防音設備なく、機材は見たこともないようなメーカーのものが最小限置いてあるのみ、録音不能。確かに安い(@1000円台前半/時間)が地方の駄目な側面を見せ付けられる。
声が出ないがそうも言ってられないので歌の練習も。そこそこ仕上がってから、駅そばのまあカジュアル路線としては小奇麗な部類に属する中華料理店で定食を食べてからこだまにて帰宅、24:00ごろ着。
●10/4(月)
9:00出社、途中医者が白衣も着てないようないんちきなクリニックで1週間分の風邪薬を貰う。昼は「ハングリー味川」なるカレー屋、注文があってから野菜を焼く姿勢はいいのだが注文がなかなか通らず、オーナーの頭の悪さに付き合わされる感。夜は岩波ビル地下のタイ料理店「ムアン・タイ なべ」で宝塚関係の食事会。タイすきは想像より美味であった。4500円ほど。
●10/5(火)
9:00出社、昼は珍しくマックで後輩とビッグマックセット。
●10/6(水)
9:00出社、昼は同僚と「大戸屋」で牡蠣フライ定食。夜当該同僚に立ち話中ののしられる。
●10/7(木)
9:00出社、社外の打ち合わせが2件入り本来の業務が進まない。昼は同僚と「大戸屋」で鶏と野菜の黒酢炒め定食、黒酢は好きだがいまいち。
●10/8(金)
13:00出社、ここまで咳とたんが止まらず練習ができておらず不安になるが仕方がない。
●10/9(土)
週末休ませてもらえるのはありがたい。ただし体調修復に追われ練習ができていない。台風が来たのでコンビニに這っていって食事を確保。17:00~19:00ごろにピークとなる雨風が木の雨戸を叩く音を聞く。
●10/10(日)
朝8:00ごろTAKUYA&YOSHIOの相方から電話あり、台風上陸後の復旧業務関連で「コスキン・エン・ハポン」は出演できないとのこと。予想された結果ではあったので、出演はするという線で調整をしなおして9:30ごろ家を出て「つばさ」に乗車して12:30ごろ福島着。SUICAだと構内の自販機で乗車券を買えないという攻撃を浴び危うく乗り遅れそうになる。
福島到着後宿をキャンセルして「イラ・イ・アルカ」「コンフント・サトゥルノ」の宿に混ぜてもらうこととし(川俣から福島へ1人でタクシーで帰るのは辛いため)、パセオ通りの「柚邑」(024-522-3369)にててんぷらつき蕎麦1450円。店構えほど本式ではないが結構満喫。客筋は若夫婦が多い。その後ドトールでチラシを作りながらコーヒー、福島のドトールは愛想が良い。駅前のコンビニでコピーする。
14:00過ぎ発のバスに乗り川俣町へ。車中でチラシの紙きりに勤しむが阿武隈川の水位がしゃれにならんぐらい上昇している。なんとか小降り~止み気味の雨模様を眺めながら会場着。関係各所に挨拶をしてから会場前で一人練習。地元の親父に「いつものお連れさんは?」などと話しかけられたり川俣町の高校生に話しかけられたり、若干の同情票を買いながら地元の人に親切にしてもらう。高校生には「恐れ入ります!」というキャラだと認識されたらしい。関東フォルクローレ連盟まわりの人、東大民音の後輩や仙台系の人たちとも話す。その他「ティンクナ」の吉田さんに久々に会う。福井さんの近況を聞くなどしたときに北海道時代を思い出して懐かしくなったが「ねこの森には帰れない」という歌を訳もなく思い出す。
17:00ぐらいから秋田の「ボニータ小町」「ベル・ヴィエントス」が第2会場で出演するので観てください、と誘われたので顔を出し場つなぎに1曲「肝にかかてぃ」を独奏する。
会場に戻って弁当を食べたころから流石に緊張を強いられる情勢となる。20:40ごろ出演、ぱっと見300人ぐらいいそうな状況で「ケーナが泣いている」「アンタラ」を独奏する。袖でロス・コージャスと木下尊惇さんらが見るというのはいかがなものか。前者ではマイクを下に向けて足音をボンボがわりという戦術で逃げを打つ。普通には1曲目、マニア筋には2曲目の評判がよかったようだ。成功かどうだったか不明だが、緊急避難としてはぼちぼちといったところ。
終了後あまり休む間もなく「イラ・イ・アルカ」の応援演奏。ティファナで購入した「エル・ソリタリオ」のマスクをかぶって演奏するがケーナの音でバレバレだったらしい。
終了後コンビニ経由で宿についたのが23:00過ぎ、その後風呂を浴びてから軽く飲んで25:00ぐらいには寝たような。長い一日ではあった。1曲目の終了時に痛打した膝がやや腫れていた。
●10/11(月・祝)
8:00前に目が覚めて風呂に入る。9:00過ぎに出発してコスキン会場に戻る。11:00ごろから秋田の連中と第2会場にて遊んで「パスカ・リンダ」などを演奏する。最後にホセ犬伏氏と「PAISAJE CON NIEVE」を演奏する。よい経験になった。
13:30ごろ会場を出るバスに乗り新幹線に乗って帰る。流石に込んでいて宇都宮まで立ち席。東京到着後銀座の画廊に顔を出すため知人と待ち合わせ。その前に有楽町「吉野家」にて初めて食べた牛鉄鍋定食」が想像よりまともであった。画廊のオープニングパーティーではシャンパンを飲んだり珍しいチーズを食したり、主催者には申し訳ないぐらいリラックスする。その後男2人で「Duffy’ s」(03-3289-1601)で飲みなおす。よいアイリッシュ・パブだがジョイス読者的には豆料理が欲しいところ。23:00過ぎに帰宅してとりあえず銭湯に行って寝る。
●10/12(火)
疲労から久々に出社したくない気分になるがそういうわけにもいかないので13:00出勤。部会が長引くなどの事情による多忙で昼夜抜きの目に逢う。同僚にせんべいを恵んでもらう。
●10/13(水)
力尽きて10:00に出勤。昼は後輩と「ノルブ」で焼肉定食。肉は少なめだが民俗酒場風の落ち着きはまあまあ。夜は高くて話にならない店。その後ちょろっと面接指導をする。
●10/14(木)
9:00出勤。昼は久々に「DDTステーキ」。夜は神楽坂で飲み。こじゃれた居酒屋を気取った店でのビールを上着にこぼしても謝るだけで拭こうとしない駄目すぎる応対に、現在の神楽坂に瀰漫している「若者相手に適当にやればいい」という雰囲気を感じ激怒する。ここにいたるもせきが止まらず、どうも気管支炎に移行していたらしい。
●10/15(金)
休み。昼は親と「ハゲ天」にて茶そばセット。体調不良でせっかくの連休をなかなか生かせない。
● 10/16(土)
休みだが体力が回復せず苦闘。練習もできない。夜はシチューを作るがにんじんを入れすぎる。
●10/17(日)
9:00出勤。夜は同僚と「揚州商人」で油麺のチャーハンセット+杏仁豆腐。
●10・18(月)
シチューを食べている。このころにコンビニで安い赤ワインを購入してシチューに投入する。このころ「アスクロン」を服用し眠くて仕方がない。
夕方から渋谷でIKAIと会い、タワレコチェック(エレカシの新譜はだめな感じだが、4曲目は見るべきものがある。復活には若干の距離ありか)→九州系の仕切りのあるラーメン屋(前回より味が向上していた)→TSUTAYAチェックの合間に、ぴあで当たったLyrico(前の名前は露崎春女)コンサートを聞きに行く。ライブレポートを下のように書いて送ったが掲載されないであろう。
(レポート)10・18、オーチャードホール
Lyricoの歌の魅力をライブで強く感じることができたのは後半。圧倒的な声量とパワーがほとばしるナンバーが連打されて、それまでホールの雰囲気に合わせて(?)大人しかった会場内の雰囲気がヒートアップしました。アンコールも1曲目は優しい感じでクールダウンさせておいてラストの曲でミディアムテンポに乗せてのオフマイク歌唱が圧巻。カジュアルでありながら礼儀正しいトークとシンプルな舞台装置も客に歌へ集中させるという点でよかったです。ただ惜しむらくは声量とホールの残響の計算ミスによるものか、歌詞を聞き取りづらいPAだったため前半のスローナンバーで客席が世界に浸りづらかった点がありました。
●10・19(火)
9:00出勤。昼は同僚と「揚州商人」。夜19:00過ぎに退社して新宿「かどや」の天玉せいろ大盛り550円ほど。なかなか美味だが近くに座ったクラブサウンド系クリエーター気取りとその彼女という客の安い自慢トーク(「会社安定させて年末にはロンドン行きたいな」など)を浴びる。「エル・パティオ」にてエドガル・ビジャロエル+カンタティのライブを見に行き知人と帰宅。「カリプヨ・トレシータ」が非常によかったが、もう少しルミリャフタ初期ナンバーを聞きたかった。
●10・20(水)
9:00出勤。仕事では久々に面接を担当して駄目だしまくり。台風接近により19:00で業務終了、13:00出勤だが早く上がれて若干喜んでいた同僚と帰宅。サンクスで健康弁当購入し帰宅後大雨が降る。23:30過ぎに銭湯に行ったところ閉まっていたが「体洗うだけなんで」と無理に入る。76.0キログラム。さらに2キロほど痩せる。
●10・21(木)
13:00出勤。夜は同僚と「大戸屋」でカキフライ定食+小松菜のおひたし。同僚が部屋のガスが壊れたかなにかでしばらく銭湯がよいをしなくてはいけない、という愚痴を拝聴する。
●10・22(金)
出勤前に「KAMIROO」でカット。13:00出勤。夕方に同僚と「大戸屋」の秋刀魚塩焼き定食+おひたし。同僚が銭湯に行ったところ店主のおやじがどかどか入ってきて迷惑した、という愚痴を拝聴する。
●10・23(土)
9:00出勤。昼は同僚と「大戸屋」で「さんま明太丼」+おひたし。それなり。イベントで司会などをさせられる。夜はOBと後輩で「和民」にて飲むが地震の余波で電車が遅れる。
●10・24(日)
休み。だいぶん体調がよくなるがベストには今一歩。夜18:30に「三省堂書店」で前職の同僚と待ち合わせし資料購入や学参情勢分析に勤しむ。「さくら水産」で飲み。さわやか系飲み物メニューが増加していた。
●10・25(月)
13:00出勤。夕方は後輩と「ふらんす亭」にてレモンステーキバリューカットセット1690円。腹具合など体調がはっきりしないので思い切り食べてみたら吉と出た模様。
●10・26(火)
11:00出勤、休みの予定が飛ぶ。出版関係の打ち合わせを行う。夕方に同僚と「大戸屋」で「トロあじの開き定食」+おひたし。
●10・27(水)
9:00出勤。昼は単身で「フラミンゴ」にてバジルツナスパゲッティ大盛りセット800円。バジルが薬くさすぎていまいち。
●10・28(木)
休み。13:00にお茶の水で「ボリビア・ボンビー」メンバーと「SKYLARK GRILL」にて食事。カサゴとイカリングのフライのランチは750円で一見よさげだったが量があきれるほど少なかった。コンサートへの協力を依頼した後2時間ほど盛り上がる。その後保健会館別館のJICEFへ行き「世界人口白書」を貰う。1階の資料館で学芸員と社会状況とリクロダクティブ・ヘルスに関して1時間ほど話し込む。
帰路津田沼へ足を伸ばし1月ぶりにマッサージ。施術者と相性がよくストレスを解消する。
●10・29(金)
13:00出勤。昼は同僚が珍しく所用とかで早く帰るとのことなので、夜後輩と神保町三省堂方面のいもやそばの大戸屋系定食屋で食事する。ご飯が御代わりできるのはいいが、そう安くはない。サバのから揚げ定食。
執務終了後22:30ごろから緊急事態が発生したので宝塚系の同人仲間と水道橋東口「和民」で26:00まで飲み。横になって眠りたかったので「水道橋グリーンホテル」(03-3295-4161)に宿泊、8500円。今後泊まるときはファミマに行って端末で21:00までに予約すると1000円程度安くなるらしい。次こういう事態の際は「ラ・クーア」にもトライしたい。ホテル自体はお茶セットがないのはいただけないがビジホとしては上乗。
●10・30(土)
8:30にチェックアウトしてTALLY’sに寄って出社。昼は単身「香来屋食堂」でポパイ+なす大盛り。サラダは台風の影響でやってなかった。夜水道橋西口「和民」で飲み。帰宅後今年2回目のシチューを食べきる(今回は結構バランスよく美味であった。スネ肉は煮込むとおいしい)。
●10・31(日)
昼前に目覚める。終日家に篭ろうかと思うが友人から戦略会議の誘いを受け東陽町「VELOCE」にて会議。なかなか好成績を挙げているようである。終了後門前仲町「牛角」にて2200円程度飲まずに軽く焼く。牛角としては屈指の応対のよさ、ウエイトレスの水準の高さにびっくりする。隣の客は男性と子供で、子供への応対の威厳のなさ(口調は長井秀和系)にいらいらするが自分より若そうであることに気づきある種の自己への呵責に囚われる。帰宅後は執筆に勤しもうとするが進まない。76.4キログラム。
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