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2008.01.03

12/29-31の日記

●12/29(土)
空調に誤りがあり30℃になっていた。夜中目が覚め、4:00ごろやっと平温に復す。
そんなこんなで寝坊し、9:00前にやっと身支度を終えてホテルを出発。朝食は抜き。
2号線で東大門まで行き、1号線の清涼里へ。東大門の乗換えがエスカレーターに慣れた身にはきつい。
9:30過ぎに到着し、国鉄駅コンコースの「Shilla」とかいうパン屋でパンとドリンク(エスプレッソやいちご牛乳、後者はゲロ甘)を購入。パンは素朴でOKレベル。

京春線の9:45発ムグンファで加平まで。ほぼ満員。車両は20年前のL特急レベル。
車内は家族連れや食料ダンボールを持ったような若者が中心。
かつてあれだけいた車内販売がこないのにとまどいながら、11:20過ぎに加平着。
駅自体はきれいだが単なる田舎町。「北タバン」という看板がそそる。
コンコースで子どもに「汽車旅」をテーマにして書かせた絵を掲示していた。

11:30過ぎにタクシーをつかまえる。(韓国旅行でタクシーをつかまえるのは初めて)
かなりデジタル面で充実したタクシーに乗ってナミソム駐車場まで約4000W。だいたい2~3キロ。
入島料金として、船代込みで8000W。船に乗るのに10分ほど並ぶ途中でとうもろこし1000W、砂糖汁に漬けたような味だがうまい。
上陸してから寒いので焚き火にあたりながらコーヒー500W。当然インスタント。

客は韓国人の若者グループ、バカップル、家族連れ(含む兵隊服の人と両親)、中国人という感じ。日本人は見かけなかった。
チュンサンとユジンの銅像を見るまでは「なんでこのくそ寒いところにわざわざ」とローテンションになるが、銅像を見てからは「すべてがゆるく、自然も中途半端に豊富」なこの島の雰囲気を気に入る。

そうはいっても寒いので1時間ほど過ごして撤収。船で戻ってから今度はバスターミナルまでタクシー、約3500W。

バスターミナルで返事もしない窓口から切符を買い、時刻表示もないためバスを食い入るように見つめて春川行きのバスに乗る。春川まで30分弱で2300W。韓国旅行は市外バスが一番気分が出る。多分5年ぶり。

春川のバスターミナルはEマートと連続していてでかい。Eマート(スタバもあり。中心部では見かけなかった)でトイレや見物をした後、扉を閉めていて声をかけずらい観光案内所で英語の不自由な係員に必死で尋ねて市内バス7番に乗って中心部の明洞へ移動。バスの運転手に「明洞カジ」といったところ「オディロ」と言われるが、「明洞入口」といってなんとか乗り込む。多分800W程度。バス停の屋根に出ている「次のバス停」表示を必死で見ながら10分弱で到着。なんとなく歩いて「タッカルビコルモク」を発見し、呼び込みをかわして「明洞一番地」(033-256-6448)なる店へ。
タッカルビ2人分とマッククス2つで25000W(多分)。タッカルビも旨いがマッククスが想像よりも水準が高かった。

満腹になり少し歩くが寒い。入り込んだ地下街はダメな感じがするので地上に出て「パリバゲット」なるチェーン店でコーヒー1800Wを頼むが、バニラフレーバーのとうもろこし茶という風情のものが出て飲めない。これならインスタントのほうが数倍デリシャス。
春川駅方面へ向かおうかと思い、部品工場の並ぶ寂しい道を歩いて左を見ると学校が。冬ソナの撮影地点とのことなので、ただの塀を見物する。向かいはサウナのようであった。

さらに駅を目指すが、兵舎があるため道がわからず、寒さにギブアップしてタクシーを捕まえる。運転手は日本語が多少話せ(奥さんが日本人、長野在住経験あり)「去年は日本人がいたが今年はいない」と言われる。南春川駅まで3000Wジャスト。よい運転手であった。

南春川駅は狭く、待合室がいっぱいなので30分ほど列車を立って待つ。駅の周りはモーテルと食堂、雑貨屋があり右手はスラムにまがうような場末の食堂街な雰囲気。スタバなどありそうもないのでやむを得ず駅にとどまる。
南春川17:30発の列車で清涼里へ戻る。今度はかなり近代的な車両。爆睡して目が覚めたら回基駅が近代化されていてびっくりする。

清涼里に5分遅れ程度で到着し、地下鉄で明洞へ。いったんホテルに戻った後、ロビーでまたS氏とご一緒し、タクシーで新村へ。約5000W、20分もかからない程度で着く。
そこから音楽系のバー3軒をはしご(だいたい3000~4000Wでビールが出るようなスタイルの店)する。それぞれマニアックで面白い。音楽的には1軒目は「70’s studio」という名前のとおりな展開(入ったときにはエリック・バードンが流れていたがテレサ・テンも流れた)、2軒目は最初入ろうとしたときはライブ中で「Knocking on the Heaven’s Door」をやっていた。穴倉みたいな内装で若者のたまり場をアピールしている雰囲気。3軒目(「Strange Fruits」)は一番現代化が進んでいる感じ(基本は70年代ロックっぽいが)で、サングリアを出す。

23:50ぐらいになったので、タクシーをなんとか捕まえて宿へ戻る。およそ6000W。水とジュースを買って寝る。
同行者は税・サ込みで10890Wのルームサービスのクラブサンドを食べていたが、あまり旨くないとのことであった。

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●12/30(日)
朝9:00ぐらいから朝食を食べる。会員なので1枚の無料券はあるが、1人分は有料、24200Wと結構な値段である。味は「まあこんなものか」だが、パンチャンにあたるものはミョルチなど案外淡白で旨い。

10:00過ぎから動き出し、明洞聖堂のわきを通過して乙支路3街へ。駅では無料券を受け取っている人がやたらといた。地下鉄で弘大入口へ移動。
外へ出るととにかく寒いので、待ち合わせ場所だけ確認して「The Coffee Bean」でダークブレンド大3800W。高いがやっと標準のコーヒー(美味というものではないが)を飲む。量は多い。この店は高級雑誌などを置いて雰囲気を出そうとしている感じであったので、休息にはなった。

1時間ぐらいぼんやりしてから待ち合わせ前に軽食をということで、近くの粉食でのりまき(野菜とツナ、各2300W)。覚悟していたよりははるかにまともな食い物であった。

駅に直結しているビルの本屋などで時間を潰してから待ち合わせをし、某サークルのイベント会場であるカフェへ。
移動中の5分がとにかく寒い。

10000Wの会費を払い、DVDを観ながらケーキ(ホールを分割)やコーヒーを摂取するシステム。5時間程度すごす。
その後食事会として「サンスユ」で1時間ほど食事。栄養ご飯(ヨンヤンパプ)やイシモチのフライなどが素朴に旨い。今回のベスト。

さらにホテル西橋のそばのチキン屋へ移動しビールを飲む。ここではかなり歓談する。チキンは食べず、前日も食べた干魚を焼いたものを食べる。
散会後地下鉄で乙支路入口まで戻り、8分ほど明洞の繁華街を歩いてホテルに帰着。

ホテルに戻った後腹が減ったので12/28に行った「チャンジャッケビ」でオギョプサル3人分とビール1本、ご飯1人分で29000W。スモーキーなオギョプサルはかなり癖になるし、明洞にしては地元客比率が圧倒的でよい。

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●12/31(月)
さらに冷え込む。ソウルは最低気温-9℃。
7:00に起床し、準備をすませて7:30ぐらいからホテルで食事。
8:00までに食事、チェックアウト(カードより現金で払ったほうが得だと思われたのでそうする。だいたい1人分1泊9000円を超えないぐらいであったので、会員割引を使う分にはリーズナブルであろう)をすませ605-1バスに乗り込む。市内は順調であったがマポの先から車のスリップなどが雪により頻発し渋滞。テレビでは大学出たのに引きこもりの息子と母の葛藤をカウンセリングでなんとかするという陰鬱なルポをやっていて余計陰鬱な気分になるが、9:20には空港に着いた。

土産にもならないがコンビニで1000Wの素朴な菓子パンを2つ購入する。チェックイン、両替(60000W程度残す)、SKに携帯を返却(1階に行かなくてはいけない。ただし3日借りて2回程度電話をかけて7480Wは激安)し、出国審査をすませる。
空港内で土産として綿菓子のようなものを買う。8000W。
11:30発のアシアナ104便で帰着。機内食とビール。

到着後成田空港から京成特急で津田沼へ、親に土産など渡してからおせちを持って帰宅。
家では縁起物としてトンカツを食べて、まったく片付かない状態のまま新年を迎える。

今回の韓国旅行は前回(宝塚韓国公演にあわせてのもの)よりも食事にも恵まれ、地方の観光もでき現地の方とも話す機会を得て満足度が高かったもようである。S氏や某サークルの皆様に深く感謝しなければなるまい。
また宿泊したセジョンホテルは、ネットが高い(10分2000W、ただし日本語操作は楽)、水や歯ブラシなど室内グッズはのびのび高いなどの問題はあるものの価格の割にはよいホテルであった。ただしウエルカムサービスの赤ワインは、当方にとっては不要であった。
明洞も2年前に比べたら日本人向け、という雰囲気が減っていたような気がする(日本語の看板比率などの問題)。

さらにいえば、韓国の正月は旧正月であるため、このような年末年始でも思いっきり普段の韓国を味わえるのはポイントが高い。寒さへの対応をしっかりすれば、この時期の韓国は悪くないと推測される。


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