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2008.04.21

4/19-20の日記

●4/19(土)
起床して仕事。
昼は家でおでんの残りや背黒鰯の酢漬けなど。後者はかなりの好物。

京葉線が風で遅れる。
新浦安浦安市民プラザ101小ホールで劇団春夏秋冬「伝えたい○○○○○」。
ミュージカル風で死後の世界と現実世界の交流…というと、音楽座の「とってもゴースト」などを連想するが、それよりもだいぶ小ぶりでちょっと「ともだち刑」入った感じの話。お金や名声にこだわる様子の表現などが現実感をもって表現されている点などに説得力はあるが、個人的にはちょっと苦手なタイプのストーリー。
ただ若年層にとって文化活動しやすいとは言いがたい東葛地域でアマチュアで10年以上もオリジナルのミュージカルをやるという点で尊敬に値する。
芝居は音楽よりもあきらかに枠組みがゆるい分舞台上でどう動くかにとまどう世界のはずであるので、自分が表現者として楽をしているのではないか、という刺激を受けた。

終了後新木場経由で有楽町へ。
「わしたショップ」へ行き沖縄の路線バスの時刻表を求めるがなく、道路地図とネット、「離島情報」で調べるとよいとのアナウンスを店員より受ける。
レンタカーを使わずに北部と南部を回ろうという無謀なプランの旅行を今週末に構想しているが、国内とはいえ思ったよりストロングな旅行になりそうである。沖縄は9年ぶりとなる。

喫茶店でシブーストを食べたのち渋谷へ。庭劇団ペニノ「苛々する大人の絵本」。25人しか入れないアトリエ公演であった。内容はナンセンス劇で、樹木のメタファーがとんねるずの「角田さん」だなあなどとの埒もない感想にひたる。男性が出てきてからのどうでもよい感じな世界の変容が面白いものの、ラストにいたる仕掛け不足も感じた。劇前でずっと森進一が流れていた。

終了後居酒屋で「男山」を飲んで、疲労が出て体調を崩し帰宅。帰宅時にはつかり製麺のうどん玉を購入してうどんをたべる。その後「クローバーとちおとめ」(安い割に旨く、今年ずっと食べている)。

●4/20(日)
朝起床して仕事。その途中に残り物で食事。
15:00からスタジオサンCスタで2時間練習。コスキンへ向けてのプランを練る。

終了後伊藤楽器でケーナ1本分のハードケースを探すが、通常のフルートでは無理で、アルトフルートのケースなら入るもののケース自体の値段が高く断念。

帰宅後また仕事。夜は餃子。

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2008.04.13

3/10-4/13の日記

●3/10(月)
昼はEl Patioで赤魚。

●3/11(火)
昼はむつ湊で飛魚の刺身と風呂ふき大根。上手いが焼き魚のほうがCP高い。
夜はカレーや明日葉のおひたし。

●3/12(水)
昼はアユンテラス、夜はカレー。

●3/13(木)
昼はCENTO ANNIでポーク。グリルはいいのだが以前のような揚げ物系の復活を希望。

●3/14(金)
夜は「金剛苑」(千葉県船橋市本町1丁目4−7 - 047-426-8855)で焼肉。
ロケーションの割に強気な値段設定、安めのロースは不味くカルビも標準。だがカシラの塩とキムチは賞賛に値する店。船橋で金を考慮せずに焼肉を食べた気分になりたい―そんなときは使える、という程度。以前は駐車場入口脇にあったバラック状の店。

●3/15(土)
昼は「吉光寿司」、鯨ベーコンと貝類を特に賞味。
日本青年館で「舞姫」、バウから後退している点があり残念。よい作品ではある。
夕食は「ユーハイム」。どうということはないコースメニューを食べる。

●3/16(日)
出勤。昼は有楽町の吉野家。
雪組を見る。組としての充実ぶりに目を見張る。とくにショーのダンスに目を奪われる。
夜は「ハゲ天」。

●3/19(水)
夜、代官山「晴れたら空に豆まいて」で木下尊惇氏のライブを観る。CD「私は私の色のまま」レコ発記念ライブ。
ライブハウスはほぼ満員。
内容としては「レーニョベルデ」がケーナ主軸で攻撃性があった(空気音も使用、リズムのぶつ切りがなければ完璧。ただしCDではケーナの音がへなちょこ)、「月のテーマ」(菱本氏の貢献度大だが、木下氏のオリジナルの中では雰囲気・曲想・長さとも最良のものの一つ。これはCDでもかなりよい)、「チュータス」(ムシカ・デ・マエストロス風)、「扉を開けておくれ」(祝祭感あり)あたりが高評価。「SARIRI」はアイマラマニアとしては、ティンクの無条件使用という段階で×だがアーティストとしての積極性は感じる。
歌のグルーブ感、リズムぶつ切りなどの問題、リズム隊が最後のほう以外はお仕事感強いなどの問題はあったが、ここ最近の木下氏のライブとしてはすべらないMCも含めて評価しうる水準ではあった。

終了後代官山の居酒屋で少し飲んでから帰宅。

●3/20(木)
休み。この日は寒く、祝日に神保町は開いている店が少なく苦しむ。
結局昼はさくら通りにある自然食レストランに行くが、うまみが不足気味で苦しむ。
その後「伯剌西爾」でコーヒーとケーキ。

●3/21(金)
昼はアユンテラス。

●3/22(土)
昼はフライなど。新百合ヶ丘へ行きピナ・バウシュ「パレルモ・パレルモ」を観る。会場まで道に迷う。
コミュニケーションの不在および混乱、西洋近代のお約束の打破などのテーマを脇に置いて宝塚的に見れば、「前半の出演者がゴミをばら撒くシーンは中詰めだな」などと面白く観られ、ラストの蛙ダンスに階段下りとの対比を感じて衝撃を受けることができる。そんな舞台であった。
前半混沌としたラストを見て「荻田浩一はこういうこともしたいんじゃないかな」などとやくたいもない感想に浸る。
意外にも日本語で寓話を語る時間が長く、ピナ・バウシュにホスピタリティーを感じた。

終了後CENTO ANNIの記念パーティーに顔だけ出す。ハムが異常に美味だがすぐなくなる。
帰宅後食事がないのでノンフライのカップ麺を食べる。

●3/23(日)
昼は弁当とフライ。夜はあじの塩焼きとひじき。

●3/24(月)
昼はCENTO ANNIで鶏グリル。

●3/25(火)
昼は「ボゥワン」でドライカレー。夜はつみれ鍋。

●3/26(水)
昼はEl Patioでメバル、夜は1時間スタジオサンで練習した後キムチ鍋。

●3/27(木)
昼は生姜焼き弁当、夜は「オリビエ」でパスタ。

●3/28(金)
昼はアユンテラス、夜神田「Pasatiempo」での吉澤陽子氏のライブに赴くがラスト3曲程度となる。
ライブ終了後「Moliendo Cafe」「Mi Banana」をケーナで吹かせていただく。
ベネズエラの曲をもう少し習得して、今回のようなチャンスがあればと思う。
吉澤氏の演奏も直球な感じで南米衒学的要素がなく非常に好感を覚える。

さらに今回のゲストでもある福田氏と店で少々飲ませていただく。この店は嫌味なくラテンなので非常によい。

●3/29(土)
昼は津田沼で「SLつけめん」。かなりうまいので食べ過ぎて腹を壊す、という悪循環。
夜は西荻窪「ビストロ・サンジャック」での福田大治氏のライブを観る。15人も入れば満員という場所で楽しむには贅沢なライブ。今回は岡田氏の飛び入りもあって、ボリビア色も強い感じ。「El Regreso」が白眉。オトラの「Desde la Rotonda」は意外な選曲でびっくり。
福田氏はオリジナルがいい意味でボリビア風に仕上がっているので、「現地曲はいいけどオリジナルはね~」というマイナス査定になりにくいし、演奏時に機械的な雰囲気がないため、音楽をやっているフォルクローレを知らない知人に安心して薦められる演奏家となっている。

終了後高円寺の「ニューバーグ」でセットを食べる。ここはハンバーグ以外は価格の割りに優秀な店である。その後「ペペル・モコ」でコーヒーを飲んで帰宅。

●3/30(日)
昼出勤。昼は「台所屋」で回転すし。

●3/31(月)
昼はおにぎり2つ。夕方にampmでハヤシライスと16品目のサラダを買う。

●4/1(火)
昼は残りのおでんと一夜漬け。夜は秋葉原の駅ナカ系居酒屋。
不味くはなくおしゃれだったが価格それなり、店員は形式的サービスのみ充実。

●4/2(水)
昼はCENTO ANNIで鶏ハンバーグ。

●4/4(金)
昼は「アッサム」で鶏唐揚げ3個入りカレー、夕食に「栄華光」でカタヤキソバ。

●4/5(土)
昼は「オリビエ」だが、男性店員の食べ物を無言で放り投げるように置き、勘定の際にも「有難うございました」一つ言わずつり銭を突きつける接客に呆れて店員を見たところ「なんか用ですか」と凄まれる。客に聞く口はないが凄む口はあるということでローテから外す。以前から女性店員は無愛想ではあったがこれは底割れな対応。

夜はすき焼き。安い肉のほうが旨いという矛盾に突き当たる。

●4/6(日)
朝は肉ナシすきやき。宙組を見る。夜は東魁楼で鶏肉と銀杏炒め定食にチャーハンと暴食。

●4/7(月)
昼は「GOLD RUSH」で300グラムハンバーグ。

●4/8(火)
昼は「たけや」で天丼セット。夜は中村屋のレトルトカレーにコロッケ。

●4/9(水)
昼は「スーツァン・レストラン陳」( TEL 03-3476-3585)で麻婆豆腐定食。山椒が激効きで汗が噴出すえぐみは健在、ご飯もお代わり自由なので満足はできるが、これで1700円は高いので再々は食べられない。
夜は「むつ湊」、魚はやはり旨いが安くはない。〆に「七志 とんこつ編 渋谷道玄坂店」(TEL 03-3464-7740)で。とんこつというには北海道風の太麺など疑義が多々あるが、渋谷で夜遅くまでやっているにしてはましな方。

●4/10(木)
昼は四季彩弁当。夜は鮭と貝の刺身。

●4/11(金)
昼はアユンテラス。珍しくケーキを食べるが、素朴でいいもののCP良いとは言いかねる雰囲気。
夜「PIERRE HERME」のケーキを食う。生地の塩味がかなり滋味あり。

●4/12(土)
昼は「吉光寿司」。この日は鮪も美味、鯨ベーコン、アボカド、鰯、貝類を追加注文。
昼ポツドールを観劇。下北沢の古書店で立ち読み。
帰宅後つみれ鍋とさわら。さわらはやばいほど脂が乗っていて美味。

●4/13(日)
昼はたらこパスタ。12:00から2時間スタジオサンで練習。
その後隣の古本屋で『ゼウスガーデン衰亡記』を立ち読みし足が疲れる。
夜はカレー。

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宝塚・ポツドール公演評ダイジェスト+【ご案内】宝塚プラスのご案内

皆様お久しぶりです。

まず宙組の劇評ダイジェストなど。
●『黎明の風』…宝塚を観て初めてであるが、出演者の演技に対して語ることが舞台の状態を伝えることにはならないのでは、と衷心から思える芝居。
同じ演出家によるこの手の親父接待作品としては『猛き黄金の日々』があるが、それに比べても①作品の政治的立場がどっちつかず(実は右でも左でもなく、ある種の英雄史観がベースであると推測される。そのために筋の通った反論もしずらい)②歴史の捏造を伺わせるのみならず、現代につながっている時代なのに、現代への照射がない(『猛き』では不適格な形ではあったが、一応存在した)―などの点から、さまざまな観劇者にとって、その舞台内容が納得しづらい要素を持っているのではないだろうか。「日本は単一民族」などの政治的にヤバめのポイントを宝塚公演から修正しなかったのも残念。

主役は轟悠が演じる白洲次郎であるが、宝塚の財産である轟ではもっと「軽さ」のない押し捲りのおじさん役を見たい。その点で予想以上の健闘をしたのが(歴史的には間違い多すぎの設定だが)マッカーサーを演じた大和悠河。なにより吉田茂を演じた汝鳥玲は、この舞台を支える支柱としての役割を果たした。

→これ以上は、書く機会があったら「歴史と宝塚の取り組み方、そのリアリティ」という軸で書いてみたいと思います。

【ご案内】上の寸評をはるかに凌ぐ劇評や、宝塚に関する論考が収められている『宝塚プラス』のご購読を、宜しくお願い申し上げます。私はいくつかの公演評と第1号で大和悠河についてとモー娘。と宝塚について、2号では少女漫画と宝塚に関するコラムなど書いています。

『宝塚プラス1』
『宝塚プラス2』

●ポツドール公演評『顔よ』4/12昼観劇。
前回よりもエロがかなり露出した感じだが、『激情』『人間失格』に比べると、金に関する話でのシビアさが欠けていたため、顔で規定されるべき社会的地位の描きこみが弱く男女にまつわる嫌な雰囲気という単色化が進んでいたように思われる。演出家はいくつかの軸で話を発展させるつもりが、収束させるために伏線を相当放棄したのではないだろうか。暴力も前作までより薄めであった。

『人間失格』に比べると構成力を見せ付けるよい作品であるが、ラストの夢オチっぽい小演劇にありがちな収め方も含めて、ラストにさらに社会のクレーターを見せ付けるような展開になっていた『激情』にははるかに及ばない。あと主役級の主婦役の女優(内田慈)もオナニーシーンなどで奮闘はしていたが他の女優に比べると脱ぎが不足しているため、舞台のバランスが悪くなっていた。

顔にしみがある男子とモデルの女のカップルが、一番社会的に通用性がありそうな本音を吐いていた。書き込みが薄いとも思われるが、このラインを広げることで芸能人も使いこなすような演出家を目指すのではないだろうか。無責任な観客としては、嘘をつかずにえぐみを構成するポツドールを今後も期待したいが。

この劇団の舞台装置は、宝塚とは真逆の見かけだが、舞台空間に説得力を持たせるという点で同水準のいい仕事をしている。

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