沖縄旅行日記(080426-29その2)
●4/28(月)
5:30に起床、ホテル6:00までに出る。朝食キャンセルし徒歩移動、途中コンビニで油味噌おにぎりなどの飲食物確保。那覇バスターミナルでバス停に迷ってバス会社に電話し教えてもらい、6:22発~111番高速バス~名護市役所7:53ごろ。
名護市役所の建物を見学していると、職員がぱらぱらと出勤してくる。
名護市役所は独創性の高い建築物でありその周りの木々も含め見学に値するが、曇り空の朝に見ると宮崎アニメに出てくる廃墟を連想させる。これは沖縄の建物の多く、特に黒ずみのきついコンクリに草が覆いかぶさる類を見るたびに思うが。
国道ではタクシーを捕まえられないので、市役所の反対側に行ってタクシーを捕まえる。8:08ごろ乗って本部港8:23ごろ着く。ルートマップでは14.4キロらしい。2600円程度。
本部港9:00発~フェリー~伊江9:30着。フェリーではおにぎり1個とソーセージと漬物のパック100円+カップ沖縄そば100円を食べる。後者案外まとも。地元の小学校団体が入ったりしてかなり席は埋まっているが、小学生団体が当たり前のように一番前のよい席を押さえている。
村職員(英語が話せる大卒っぽい職員がいた)が案内する直通バスでリリーフィールドに向かい、ゆりや海岸線を見物。ゆり祭りが実施されている。1時間ちょっともいれば十分であるが、ゆりはそれなりの迫力(ただし写真ほどの魅力はない)だし、案外と海岸線の植物群生が見ごたえアリ。さらに言えば、10本程度入った島ラッキョウの天ぷら400円が、揚げたてとはいえ飲み物などなくても食べきれるぐらいのありえない美味。沖縄で食べた食べ物のトップレベルに来る。地元のお母さん方がやっている出店のこれだけのために行く甲斐があるのでは。
11:00にリリーフィールドを出るバスで港に戻る。伊江島は想像より大きく、歩いて回りにくいがかといって自転車に乗るのも面倒くさいので回れる範囲を回ることに。
アーニー・パイル記念碑(東京宝塚劇場の旧名にちなんで)へ行き、隣にある雑貨屋「ninufa」で30%セールの皿を1枚買う。皿を買おうと持っていったところハイビスカスティーをくれた。さらに歩いて子どもが遊ぶ設備の整った公園の脇を通って「芳魂之碑」へ行く。
向かいの伊江中学も立派な建物である。
ここまでで体力が尽きたので港へ歩いて戻り、港の売店(かなり大きい)で揚げたてのもずく天など(これはまあまあ)、伊江島のソーダ(塩とシークァーサーで味付けしたもの、かなりの高水準)を消費して13:00の船で本部へ戻る。その後港そばの「みなと食堂」(0980-47-5590)で昼食、民家みたいな水準の食堂で量のかなり多い味噌汁定食(500円)を食べる。通常のどんぶり1・5杯分だが完食。ただし具材は野菜炒め定食と一緒であった。
サービスの春菊が美味。食べていると食堂の人に「(外資系社員が妻にバラバラにされた事件に関して)バラバラにするぐらいなら離婚すればいいのに、わからん」と話しかけられ「そうですね」と応じる。
本部港14:36発の65番バスで瀬底島(ペンションっぽい建物が多いがロータリーは田舎っぽくてよい)・本部町中心部を経由して今帰仁城址入口まで。15:05ごろ着。65番バスは他の路線よりもさらに一段バスが古い印象を受ける。写真は見にくいが、渡久地港あたりにかかっていた、こいのぼりの代わりの鰹のぼり。
ここでバス停から、普通の道ではなく「ハンダ道」という古道を通る決断をする。この道は出だしは整っているが、途中は完璧な山道で2枚目の写真のように、根っこが屏風のようになる木をすり抜けて登ることとなる。上から測量の人が3人ほど降りてきて、「観光ですかー?」と言われる。
今帰仁城には15:30ごろ着。登ったところには観光客がいっぱいいて「昔はハンダ道という道しかなく、『ハンダ』はガケで、崖のそばを行く険しい道しかなかったのです」というガイドの案内を聞いて「そこ登ったんですけど」といいたくなるシステム。ハブが出なくてよかった。
今帰仁城は以前よりだいぶ観光化が進んでいるが城址としての説得力は首里城よりもはるかに上であろう。
帰りは車の通る道を、小雨を樹木で避けながら降りる。約20分程度。売店で買った沖縄バヤリーズのアフリカ原産の茶が、ジャワティーの喉越しに納豆の後味が残る代物で不味い。
今帰仁城址入口16:29発~65番バス~名護バスターミナル17:25ごろ着。腹具合を崩しターミナルのトイレに行くと紙がない。近くにあるコンビニのトイレを薦める。(糸満市場のトイレにも紙がなかった)
名護バスターミナル17:45~20番バスで風景を楽しもうとするが、雨勝ちのまま夜になり、万座ビーチ付近で渋滞につかまり県庁北口まで3時間かかる。アメを舐めてしのぐが、車中の中国人の女子グループがうるさい。
いったん宿に戻り、忘れ物の問い合わせをバス会社にした後、「ジャッキーステーキハウス」で夕食。ステーキは淡白な味なので自分で味付け、醤油と胡椒だとかなりいけるしニューヨークステーキLが1500円と安い。ただしスープはカップスープを不味く溶かしたような代物でいただけない。ランチ(夜でもあり)のカツやチキンはかなり水準が高いのでステーキが食べられない人でも訪問してよい店。なお客の1/4はかなり肉の常食キャリアがありそうな方であった。
雨の中モノレールで戻って就寝。
●4/29(火)
9:00ごろ朝食、9:30チェックアウト、荷物は預ける。
徒歩で県庁に比べて圧倒的に質素で好感が持てる那覇市役所を眺めながらバスターミナルへ行き、忘れ物を引き取る。
旭橋~モノレール~首里10:30~徒歩~首里城、寺の前から行くルートだと観光客がいない。
首里城自体はかなりの客数、舞踊の見学中に中国人団体の話し声がうるさい。
首里城は正直有り難味に欠ける観光施設だが、中で300円で食べる琉球菓子と茶のコーナーは得。
写真は工芸大だかを首里城側から眺めたもの。この辺りには僅かに歴史的雰囲気がある。
疲れたので首里城観光のみとして引き上げることとする。
13:00ごろ首里駅発~モノレール~安里で栄町市場を歩く。薬を買ったり、「むじ汁専門店」を眺めたり、1個30円の天ぷらやの店先でランニングの親父が天ぷらを咥えて呆然としてる姿を眺めてから、市場そばの「こぺんぎん食堂」で新味な沖縄そばや餃子。都会的なセンスだがそばも油っぽくなく素でおいしい。トムヤンクンそばは「ティーヌン」風だがあそこよりも上品な味わい、ジャージャー麺風のものももう少し肉が多くてもよいがそばがしつこくなく腰がありヘルシーでよい。餃子は企画が先に立っている感じでまずくはないがもう一息。ラー油(1人1個らしい)を買って帰る。沖縄外食の油に疲れた旅行者は行くべき店、であるが元から定員が少ない上に「沖縄での気の利いたレストラン・カフェ」業界の有名店らしいたたずまいが、男子にはちと辛いような気もする。そういえば客は全員他は女性であった。
安里~モノレール~県庁前~ホテル14:00ごろ、荷物をピックアップ~県庁前~モノレール~那覇空港14:45ごろ着。写真は途中の美栄橋駅から撮った車窓。
那覇空港でA&Wに行く。ルートビアは相変わらずサロンパスのにおいがするがなんとか飲みきる。ここのA&Wが客が出るたびに、テープルの脚まで拭いており、気合を感じる。
那覇空港15:55~JAL916~羽田18:15着/18:45発~京急・京成~京成船橋20:04着。夜は乾麺のうどんを煮て天ぷらとともに食べる。
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