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2008.08.10

8/3-9の日記

●8/3(日)
暑い。昼久々にジムに行ってから「吉光寿司」でアボカド、鯨ベーコンなどを楽しむ。その後自宅でそば。
夕刻に出かけ、ハロプロの夏コンサート(副題が「避暑地でデートいたしまSHOW」という入力するだけで恥ずかしいもの)に諸般の事情で行く。
歩道橋で眺めていたところ、同じく呆然としていた壮年以上の外国人夫婦に「これは何だ?」と質問される風景が代々木競技場第一体育館前で展開されている。
コンサートではなんのてらいもなく「勝負!勝負!勝負!勝負!」と連呼する道重さゆみと、ハイペースな曲でもかまわず小芝居を実行する嗣永桃子のすごさに恐れ入る。ソロでは高橋愛が一番安心して聞けた(OLみたいな歌いかただったが)。今回かなり威力のあるパフォーマンスをしていたBerryz工房の「スペシャルジェネレーション」が、アンセムのようにヲタの熱狂を誘っていた。

終了後新宿の居酒屋で少々飲んで毒消ししてから帰宅。帰宅後あさりパスタを食べる。船橋周辺はあさりが安いような気がする。

●8/4(月)
昼はCENTO ANNIでリゾットコロッケ。以前よりも上品でたまにはトライしていきたい水準。
夜はゴーヤチャンプルー。

●8/5(火)
昼はアユンテラス。久々に海老だったが量が少なくなっていた。
夜は中村屋のカレー。

●8/6(水)
昼は南国酒家。ここは肉よりも魚介系のほうが水準高い。デザートのゴマプリンはかなりゴマがヘビーに入っていて高評価。
夜は「キッチン南海」にタッチの差で間に合わず「キッチンカロリー」のカツジャンボ定食+ミニサラダ。

●8/7(木)
珍しく朝立ち食い蕎麦で天ぷらそば。(ふだんはコンビニのおにぎり1個を職場で)
昼はEl Patioでスズキのカレーソース。

●8/8(金)
朝は駅ホームでモーニングカレー。
昼はあまりに暑いので開拓意欲をなくし、アユンテラス。
夜は「東魁楼」でトンポーロー定食+酸辣水餃子。後者のボリュームが圧倒的。

ここ数日あまりに暑く、家で作業など一切できず。

●8/9(土)
力尽きて昼起床。そばとモロヘイヤのおひたしの昼食。
午後新宿へ。「モーニング娘。×タカラヅカ シンデレラ the ミュージカル」に。
31列だがコマはよい劇場で、某劇場の2階席のような舞台からの隔絶感がない。
ここでのシンデレラは、2002年に見て以来。そのときは王子が樹里咲穂、シンデレラが遠野あすかであった。

感想などを思いつくまま箇条書きで。
・高橋愛の力量に驚愕。2年前にも感じたパワー不足のうらみはあったが、丁寧な歌唱は出演者随一で大幅に『リボンの騎士』から実力の上積みあり。特に「シンデレラ」ナンバーのマイナー部分の響かせ方をしっかりこなしていることを評価すべき。娘役の身のこなしもあらかた出来ており、今回要求されるレベルでのダンスも見劣りせずにこなしていたため、この舞台のみの評価としては、宝塚現役の娘役の中でも十分に主演級のローテーションを担える水準(当然白羽ゆり、遠野あすかなどの実力十二分な娘役に太刀打ちできるものではないにしても)。「麻乃佳世さんがいて緊張しました」という舞台後の挨拶に対して宝塚好きの観客が「お前とは比べるのも失礼」と突っ込むような事態にはならなかった。芝居も、いじめられる前半の受け、夢見る幻想シーンの可憐さと、中盤以降の生命感を出してくる切り替えで間違いなし。ファミリー向け芝居としては、やりすぎない芝居として相当の高評価がなされるべきである。
・宝塚からの出演の箙かおるは、前回よりもありがちな父親としての国王役の配役で普通。圧倒すべき歌の場面も、女王役の光あけみのスタミナ切れに付き合うかたちでのデュエットになってしまい圧倒にはいたらず。ここは箙のソロで行って欲しかった。せっかく箙の出のときにヲタから若干の拍手が起こるぐらいの、ハロヲタにとっての存在感があったのであるから…。
・OGのうち、トップ経験のある2人の出演者はもう一歩。妖精の女王役の麻路さきは、存在感は流石だが歌の弱点が出てしまっていた。妖精としてのユニセックスさもいまいち出ておらず、若干のミスキャスト。箙かおるが妖精の女王で、麻路さきが国王だったらもっとハロヲタをも圧倒するコクが出せたのでは。さらに、病気からの感動の復活の愛華みれは、継母役だったが少々小芝居に付き合いすぎで残念。終演後挨拶時に「あいちゃーん!」という掛け声をしたヲタに「わたしは『みれ』だから『みれちゃん』って呼んで」と言って呼ばせるようなコメディセンスは健在だったが、今後の活躍を祈念したい。一方で、主役級の宝塚OGはもう少し歌で圧倒できる人も見たかったというのが正味の話。
・宝塚OGが今回大量に出演し、舞台の宝塚化に力量を発揮していた。群舞などを見ていると、10年前の宝塚の場面を見ているような気分にさせられた(男役のコクなどで)。その中でもそれとなく芝居を進行させる身のこなしをきっちりやっていた執事・真山葉瑠や、絶妙の台詞の間で王子との掛け合いに本格感を出していた女官長・妃宮麗子など、実力者が現役時と変わらぬ力量を発揮していたのが嬉しかった。
・懸念材料であった王子・新垣里沙であったが、背も低くビジュアル的に辛いかと思われたものの想像よりもはるかにまし。細かい所作に女性っぽさは出るし、ダンスのところは動きが取れないところもあったが、立ち姿・台詞・歌唱(特に後半)は男役的要素をクリアしており、「研3ぐらいの、まだなりきれていない男役」ぐらいに見えたのは周囲の指導も大きいであろうが本人の努力を称えるべきであろう。また芝居でも、最低限のノーブルさを壊さず、ナイーブなところを中心に見せる姿勢に徹していたため舞台の枠作りに貢献していた。『シンデレラ』は、あまり王子がかっこよく強い男であると、「男にすがる女の出世話」になってしまい現代へのマッチ度が低すぎるため、話の納得度を上げるためにはナイーブなほうがよい、という演出方針にあったものかと推測。
・他にモー娘。で目立ったのは、立ち姿はきりりとしていた久住小春(台詞はだいぶ練習の必要があるが)。
・演出の酒井澄夫には、モー娘。自体の演技集団としてのパワーダウン(『リボンの騎士』時に舞台での貢献度が高かった吉澤ひとみや藤本美貴がいない)、宝塚OGを使える状況、がっちり展開が決まっている原作モノという環境においては、木村信司が行ったような「モー娘。に出番を確保しつつ、宝塚スピリットを強制導入する」かのようなバクチをする選択はなかったであろう(あのときは宝塚関係からは原則箙かおるしか出ておらず、それだけに宝塚を体現せざるをえない箙の舞台上の姿は圧倒的に迫力を持っていた)。また宝塚の粋を職業的に見せるショー作家としての属性が強い酒井は、今回、ファミリーで十分楽しめる芝居を展開しつつ(親子の情愛を謳う場面などに顕著。この要素の芝居では光あけみもよい貢献をなしていた)、ミュージカルとしてのコクを宝塚OGに委託するということでミッションを果たそうとしていた。それはかなり実行されていたし、それが酒井の職業人としての誠意ではあったと思う。しかし、宝塚好きの観客にとって安心して見られる演目ではあったものの、木村演出の『リボンの騎士』のような、ハロと宝塚が完成度はさておいてガチンコ勝負を行い、結果として形成された「今まで見たことがないもの」としての魅力には欠ける演目とはなった。酒井をバッシングしたくなるモーヲタもいるかもしれないが、ここは木村が行ったバクチが、宝塚にとってあまりにとんでもないものであった(奇跡的に成功したが)というふうに考えておくべきではないかと考える。ただ、筆者にも「モーニング娘。の今回の出演者で台詞がない人がいたのはちと気の毒かも」「今回フィナーレが休憩を挟んで行われていたが、前回のときは芝居とショーを箙が素晴らしいつなぎをしていたのが懐かしいな」という感想があったことは報告しておきたい。
・では今回の公演は観る価値があるかないか、ということでいえば「アリ」ではないだろうか。特に宝塚好きにとって、「宝塚好きの外部の出演者が、ここまで宝塚調に娘役を頑張って演じてます」という状況を見届けるのは、けして意味がない振る舞いではなかろう。席はかなりあるようなので、壊される「小林一三が作った最後の現存劇場」コマ劇場(売っているサンドイッチも日本青年館よりはるかに美味)見学がてらを勧める。ただ、その場合フィナーレのモー娘。の4曲ほどは我慢の展開になるかもしれないが。

終了後「HOI AN」で生春巻き、蒸し春巻き、トムヤムクン、ベトナム風お好み焼きなどを。客筋が若めだが(後ろでは合コンやってた)、かなり良質のベトナム料理店。

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2008.08.03

7/28-8/2の日記

●7/28(月)
昼は鮭弁、夜は「GOLD RUSH」で200グラムステーキ+サラダ。後者はソースがもう少し醤油が強ければなおよし。

●7/29(火)
昼はさんま弁当。夜はエボダイ干物など。後者やばいほど脂のりまくり。

●7/30(水)
昼はCENTO ANNI。ポークロースグリルだが、下にホウレンソウをまぜたマッシュポテトを敷いているのがグリーンベルトみたいで新機軸。味は温順。同行者の食べていたショートパスタの海鮮トマトソースがドープな感じで◎。
夜は中村屋のレトルトカレー。

●7/31(木)
昼はアユンテラス。

●8/1(金)
昼は「たけや」で天丼セット。渋谷らしからぬ落ち着きがあるため、そばにもう少し注力してくれると嬉しいのだが。
夜は弁当などをがさがさと。ここまでずっと平均睡眠時間3時間でへろへろ。7月はなにもなしえなかったと反省。

●8/2(土)
昼行く予定だったウカマウ映画に行きそびれる。体調不良。
夏の甲子園のシーズンは機動力が大幅に低下する。呆然と眺めていた智弁和歌山―下関工、どうみても智弁のほうが実力上なのだが、最後まですんなりとはいかない高校野球の怖さを見る。(千葉県予選の千葉経大付―検見川戦でより濃厚に感じたが)

諸般の事情で横浜へ。中区役所そばのドトールでマンゴーミックスと紅茶のW飲みをした後、中華街を散策。あまり期待せずに入った「萬來亭」の上海やきそばが、麺が小麦の旨みをたたえていて味付けもシンプル、硬めの麺好きにとっては非常に良かった。並行して頼んだ拌麺はまあまあだがありがち、ただし前菜としてたのんだきゅうりと枝豆の和え物もシンプルで拾い物。狭いし接客などはいいとはいいかねるが、店自体は清潔で価格も安め(ただしポットの茶で300円とられる)なので、中華街で食事をしなければいけない状況の時には勧めます。(現在の横浜中華街は、黙っていても観光客が入る構造の店が多いため、味覚的・価格的には激戦地にはなっていないように思われるが)

なお昔一部で伝説の香港ドラマ「功夫諸葛亮」のビデオを置いていた伝説の店「華泰行」は普通の物産店になっていた。このドラマは「三国志演義に登場する人物の知力・武力がすべてカンフーの強さに換算されて話が進行する」アヴァンギャルドな作品であった。

いったん帰宅したのち、STUDIO SUNで24時から1時間個人練習。コスキンのアレンジなどもして録音するが、久々に自分の演奏を聴いて爆笑する。夏で若干頭が疲弊しているかもしれないが、今年のコスキンに出場するのが楽しみである。

以下は練習時成果の追加メモ。
・携帯用ケーナ(細いボリビア式)では沖縄音楽が案外はまる。
・「てぃんさぐぬ花」はレ・スタート、ファはナチュラルで間奏を低音で回せばかなりの完成度。
・「恋ぬ花」(沖縄音楽好きの人が意外と話題に出さないナンバー)はミ・スタート、ドを半音上げで、あと少しの完成度。後者は日本趣味な1番と「波の上の開鐘や首里の開鐘と思て」の4番がヘタレ沖縄音楽好きとしては好み。とくに4番は案外沖縄音楽の発展史とからめて妄想する楽しみがある。

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