【追悼】三沢光晴
プロレスラーの三沢光晴が、試合中の技のダメージで死亡したとの報道を1時間前に知った。
自分は高校時代はプロレスマニアでテレビ中継はもとより「週刊プロレス」「週刊ゴング」「月刊ゴング」の愛読者であった。そこで得た情報やらなんやらを垂れ流そうと、「プロレスマニア」なる手書き新聞を、高校3年間で90号ぐらいまで作っていた記憶がある。
その当時の三沢は2代目タイガーマスクであり、ピラタ・モルガンとの試合などで、あまりにも正統なルチャファイトを展開していたころから、その過剰なまでの運動神経に着目させられた。
その後ウエイトを上げてマスクを脱いでからの活躍は自分が語るまでもない。
どうしてもほのぐらいテイストを併せもち勝ちなレスラーが多い日本プロレス界において、日本プロレスの遺産を正統に受け継いだ明るい強豪レスラーとして、さらに比較的明朗経営を行ってきたプロレス団体社長としての評価は今後下がることはないであろう。
なんだかプロレス界の衰退に巻き込まれたかのような事故死は無念でしかない。ジャンボ鶴田といい、先行世代よりも厳しい結末が全日本プロレス関係者に降ってくるのは理不尽でしかない。
あとはかつて猪木イズムが全盛だった時代に全日を応援していた元プロレスマニアとして、謹んで冥福を祈りたい。それ以外に言う言葉もないが、自分がかつて好きだった世界の崩落を見る衝撃から、この一文を書きました。お気に触る方がいらっしゃったら、謹んでお詫び申し上げます。
2009.6.14 YOSHIO 拝
Comments
いつも読み逃げしていてすみません。初めて書き込みます。
かつて「週プロ投稿常連会●レッシャー」の会長してた、という過去ありの、古き良き昭和のプロレスファンです。自分の好きだった時代の灯がひととひとつ消えていきます。時代のことは仕方ないけれど、まだ若い(って、自分と同じ歳だったりするんだけど)これから、まだまだ色々やりたい事もあっただろうに、本当に残念で、無念で・・・
Posted by: satoko@カントゥ | 2009.06.17 11:53 AM
satoko様、ご無沙汰しております!
すごいキャリアですね、自分は一介のプロレスファンだったのですが、週プロは当時の編集長の方針に異議を唱えつつも毎週読んでた期間がありました。
週プロとジャンボ鶴田選手のガチな対談なども読んでおりました。
…本日は三沢選手追悼で仲間内で飲んでいました。
プロレスのいい観客では最近自分もなかったですし、プロレスをめぐる時代状況の変遷はいかんともしがたいですが、三沢選手は(現役でなかったとしても)もう一段も二段も展開がありそうな人物だったので痛惜の極みです。
コメント本当に有難うございました。
Posted by: yoshio | 2009.06.18 01:58 AM