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2009.07.16

090715木下尊惇氏コンサートに行きましたが

残念ながら所用で後半しか行けなかったです。(場所は初台・近江楽堂)

ソロコンサート、曲目を見るとフォルクローレナンバー主体ということで楽しみにしていたのですが…
(以下木下さんファンの方はご覧にならないほうがよろしいかと)

もちろん前半で神のような演奏が行われたかもしれないので、全面否定はいたしませんが、終了後とてもイヤな気分になりました。

と同時に、自分に今いる立ち位置(本来ストレスフルなのですが)への感謝の気持ちが湧き起こりました(ガラでもないですが)。

なぜか、は不明なのですが、ソロコンサートにしては多いミスタッチ(ミスタッチ自体はありうることですし、演奏者としての自分はとてもミスタッチが多いタイプなので、それ自体が問題ではないと思っています。問題は、同じ旋律の特定箇所でミスが発生し、旋律が繰り返すたびに同様のミスが発生することや、それが気になってしまうレベルの勢いの演奏であることです)、チャランゴの掻き鳴らしの後、曲中なのに爪を気にするようなマエストロとも思われぬ集中力に欠けたようにとられかねない残念な仕草、などもさることながら、アンコールで「生活の柄」(高田渡が唄って有名になった山之口獏の詩)を、それこそ独自の工夫も勢いもなく「イイ歌」な感じで歌う姿を浴びて、自分の忍耐心をかなり酷使してしまったからかもしれません。

「生活の柄」は、自分としては、ユーモラスな雰囲気の中に凄惨なまでの覚悟(なんせ浮浪者生活をする詩人、という極めて厳しい立ち位置の内容)がないと表現しづらいものに思えるのですが、今日聞いた演奏からは、自分にはその覚悟が共感できる水準では立ち上っていなかったように感じられました。
さらに言えば、言いがかりなのは百も承知ですが、なんとなく自分がここまで一生懸命木下さんの演奏を聴いてきたことをおちょくられたというか否定されたような感じを受けました。

ともあれ、木下さんには、2006年にカブールとツアーをしていたときや、ルス・デル・アンデとして活動している時のような音楽への姿勢を一刻も早く取り戻していただきたいなあ、と3000円を払って聴いた一聴衆として思いました。
※その姿勢は、たとえば8/23に大森のカフェブランサヤで菱本幸二さんと行うコンサート(問い合わせ先:カフェブランサヤ 03-3337-6340)あたりで感じられるのでは、と期待してもいます。

関係ないですが、帰路立ち寄った新宿駅地下街「さぼてん」の、マニュアルベースのサービスが、なぜかとても丁重で快適なものに思えました。

※※今回の中では「El Perro」(歌声は違う気もしましたが、カブールの持つパンキッシュな側面が最高な選曲、ムユムユギターも好グルーブ)、「La Vida es Linda」(フォルクローレであることを優先した演奏がカッコよい。ギターの運動量も豊富)あたりがよい演奏でした。歌とギターのマッチングという点で完成度がもっとも高かったのは「Mi Pudra Lleva Mi Color」でしょうが、この曲などに表出している木下さんの緩めの曲調は、自分にとってはあまりスリリングではありませんでした。

※※※そうはいっても木下さんのコンサートは今後も可能な限り聴きに行こうとは思いますが、当分は「フォルクローレ系演奏者」を嫌う人を増やさないためにも、単身での出撃になるでしょう。また、遅れていったとはいえ、ちょっとフレンドリーさにかけるカウンターの接遇なども、要改善ポイントだと思います。

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