参戦コンサート感想備忘録(笹久保氏・荻窪・福田氏)
更新が不能ぎみで恐縮です。出掛ける前に取り急ぎの感想のメモを。
□7/23(木)笹久保伸氏ライブ(ブログより引用)
四ツ谷のセルバンテス文化センター(スペイン国営の文化センター)
出演:笹久保伸(ギター)
Irma Osno(歌・踊り)
佐々木直美(踊り)
ペルーアヤクーチョの伝承音楽&舞踊です
→なかなか素晴らしいコンサートでした。無料で、きれいな会場ということを考えれば超オトク。最後のカクテル振る舞いや雰囲気もアダルトな節度のあるイベントでした。一瞬セルバンテスに通おうかと思ったぐらいです。
冒頭のADIOS PUEBLO DE AYACUCHOのハイコードで、巨匠に連なる音色を早速浴びました。自分のベスト曲はHELME。甘くない音色や音裁きと甘い旋律のマッチングが最高でした。2部のはさみ踊りもいいスパイス。
いろいろな見解はあるでしょうが、巨匠に連なる音であることがすぐ分かる水準の高い演奏、しかもフォルクローレを知らない人でも食い入るように聴ける雰囲気を出せる演奏者である笹久保氏を生で聞くことは極めて有意義と愚考します。旋律展開アレンジの手法など非常に勉強になりました。
フォルクローレ関係者は想像よりはるかに少なかったですが、久々にコスキンなどでお世話になったT門さんなどにもお目にかかれました。
□7/25(土)荻窪音楽祭
→演奏を楽しみ、打ち上げで1曲完全ソロ(Llorar de Quena)、1曲Cholita Pasen~aを演奏させていただきました。ボラーチョスの皆様が明確な意図をもってイベントを運営されているのに感銘しました。今回来場をオススメいただき、本当にありがとうございました。
演奏のほうは水準・自分にとっての好き嫌いさまざまでしたが、年齢を超えてパワフルかつ表情のある音を出されている方々や、年齢は関係なく音さばきの上手な管楽器奏者、さらに豊富な経験をストレートなテンションに移行させているチャランゴ奏者などに感心しました。
総体として素直にフォルクローレを演奏してバッシングされまくったTAKUYA&YOSHIOとしてはうらやましい空間がありました。嫌がられるかもしれませんが、可能なら参加して自分なりのフォルクローレを表現して見たく思いました。
□8/1(土) DAIJITO・犬伏青畝両氏のライブ(六本木・ノチェーロ)
→想像以上にハイレベルかつハイパッションなライブ。ここ最近聞いたDAIJITOの演奏のなかでも、1つのセットとしては極めて高水準なものだったのではないでしょうか。ラ・アレノーサ、インティ・ヤクなどのコンサート勝負曲が序盤から終盤まで連打、最盛期の四天王プロレスのような展開でした。犬伏氏のエレアコギターも、ボリビアなベースラインをきっちり伝達してきて最高でした。自分にとってのベストは、3部ラスト、大技が炸裂したコンサートを締めるのにふさわしく、一転して典雅かつハイエナジーだったハイメ・トーレスのHasta Otro Dia。
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