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2009.10.12

【報告】09年コスキン・エン・ハポン代表審査会に参加しました

TAKUYA&YOSHIOのYOSHIOのブログにお立ち寄り有難うございます。

今回標記の通り、TAKUYA&YOSHIOは福島県川俣町で開催されたフォルクローレイベント「コスキン・エン・ハポン」日本代表審査会に参加しました。他に参加されたのは、ユパンキ的サウンド構築に独自の世界を感じた櫻井直樹さん、昨年に続いて典雅なダンスを披露されたLos Duendes、そして昨年お一人のギターオーバーダブ双方を駆使する演奏スタイルで出場されていたところ今回ご両親(?)とともに出演されたCASCABELの皆様でした。

代表には、高度なテクニックを持つツインギターとピアノを披露されたCASCABEL様が選ばれました。おめでとうございます。
TAKUYA&YOSHIOは、残念ながら今回も落選となりました。審査会にはこれで7回連続落選(出場は18年連続18回目、前身の「Cometa Rojo」を合わせると22年連続22回目出場)となります。応援いただいた皆様には力不足を深くお詫び申し上げます。

今回TAKUYA&YOSHIOは、昨年よりも構成的なアレンジと初期衝動の融合をテーマにして演奏することを目指しました。どの程度その意図が達成できたかどうかは不明ですが、一定の評価を得ることには成功したもようです。「初めてケーナがまともに聴こえた」という超激辛の評価もありましたが、激辛なりに上向きなのでよいのでしょう。一方TAKUYA&YOSHIOの持ち味である初期衝動についても、一定の表現によるインパクトがあったかもしれません。

今回はQ&A方式を導入して、いくつか実際にいただいたご質問についてご説明申し上げたいと思います。

Q1:なぜ「INTI YACU」を演奏したのか。
A1:近年日本で盛り上がっているチャランゴ業界で著名になった、構成のしっかりした名曲に、TAKUYA&YOSHIOのフォーマットで立ち向かって、どこまでダイナミックに表現しうるかトライしてみたかったというのがあります。INTI YACUがチャランゴソロとしては旋律感が強く、ケーナでの演奏がマッチしそうという意識もありました。

Q2:「平和に生きる権利」で、曲以外の要素があったが何か意味があるのか。
A2:前奏のブルースハープソロは「ただ神に願うことは」を、メルセデス・ソーサさんへの追悼も込めて演奏しました。途中の「タンバリンへの肘打ち25連発」は三沢光晴選手への追悼です。

Q3:「Inti Yacu」の途中で言っていた台詞は何か。
A3:パブロ・ネルーダの「Alturas de Macchu Picchu」からの引用です。

Q4:審査講評時に講評担当の審査の人から「来年は自分をメンバーに入れて一緒にやれば、代表に選ばれる」という内容のコメントがあったようだが、それについてどう考えるのか。TAKUYA&YOSHIOは、ある種の「約束手形」を貰っているのではないか。
A4:講評ご担当の審査の方のコメントをそのまま解釈すると、「その審査員の方をメンバーに入れれば代表に選ばれる」ということになり、TAKUYA&YOSHIOでなくてもどこでも、審査員の方に参加いただくことで代表になれるという結論が得られます。それでは審査会は不要となるので、審査会代表という肩書きとも縁がなくなります。

おそらくは「TAKUYA&YOSHIOは、その芸風や過去の演奏実績からみて、普通にやったらまず代表にはなれない。しかし何回もチャレンジしている精神は買うので、代表になれる可能性が少しでもあると思ってぐれずにやってみろ」という審査員の方なりの激励ではないかと思われます。つまり我々は不良少年であり、審査員の方はそれを更生させる保護司の方というイメージです。なお実際に演奏活動で審査員の方に入っていただくのは、諸般の事情により極めて困難であるのはいうまでもないのが前提です。

来年代表審査会が行われるのかどうかさえ我々には不明ですが、代表審査会において我々にアドバンテージはないであろう、というのが我々の認識です。普通に歌モノ中心にアルゼンチンの曲をしっかりやる、コスキンに過去参加履歴のある人数多めのチームは、ケーナベースに組み立てる我々より圧倒的に有利なはずです。約束手形はむしろそのようなかたがたのためにあるのではないでしょうか。ともあれ、我々はできることをやるしかない状態ですので、そこに「未来の約束」はないであろうと考えています。
(もちろん、審査員のかたがたにも「受かる方法」ではなく、「よりコアな音楽をやるための提案」はいただきましたので、可能な範囲で参考にしようとは思っています)

今後とも皆様のご指導ご鞭撻をお待ちしております。我々がひょっとしたらできているかもしれない、どこにもない、でも分かりやすい面白さをもつデュオとしての活動が今後もコスキンをはじめ各地でできれば、と祈念しております。また毎度のことではございますが、コスキン運営に関与されている川俣町を中心とする皆様、会場で聞いてくださった皆様をはじめとする皆様に深く感謝申し上げます。

09/10/12 TAKUYA&YOSHIO YOSHIO 拝

(追伸)
・今年から藤の湯という銭湯の割引券が支給されるようになりました。すばらしい!ですが入りそびれました。来年は審査会の前に入ろうか、あるいは審査会後に入ってから皆様とビールないしサイダーでも飲めれば、などとも思います。
・例年審査会時のマイクセッティングはかなりピリピリ感があるのですが、本年のマイクセッティングスタッフの方は手早くこなされつつ、過剰にピリピリしない感じで大変演奏者としてやりやすかったです。毎年お世話になっており恐縮ですが、ご担当の皆様に御礼申し上げます。
・今回集合に遅れたり舞台上に水を忘れたり、と集中力を欠きました。お詫び申し上げます。

(ちょっとブラックな追伸)
・審査会結果報道、今年は民報のほうが手厚い感じです。民報は地方面にサイド記事も載ってました。
・2日目の夜に食事を申し込むと豚汁を食べ損ねるシステムでした。3日目はあまった弁当の販売もなく、ラーメン以外にメイン食事となるものが会場になく空腹の身にはやや厳しかったです。チョリソーが激美味でしたが。
・街を歩いていると、コスキンのポスターを貼っているところと貼っていないところ、さまざまです。皆様もご覧になってみてはいかがでしょう。

(かなりブラックな追伸)←削除の危険性大
・初期衝動に基づく表現をしたせいか、ゲストのチャランゴ奏者に、演奏後舞台裏で汚らしいものをみるような目でみられ、以後2日間目が合って黙礼しても無視され握手も自分だけ外され、見かけて視線を送るたびに顔を背けられる、という目にはあいましたが、ある意味本望ではあります。ピアノ奏者および周囲の方はフレンドリーでしたが…。なので今回のゲストの方の演奏については、いまひとつ冷静な評価をいたしかねるので現在は保留いたします。

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Comments

臨月なので土曜しか行けませんでした
(私ではないですが)。

Q: なぜチリの曲?

Posted by: まう | 2009.10.13 at 09:22 AM

まう様、今回はお目にかかれず残念でした。
またぜひお目にかかりましょう!

A5:確かに「平和に生きる権利」は、チリのビクトル・ハラの曲ですのでアルゼンチン派遣の選考会には不向きともいわれるかもしれません。しかし曲のメッセージ・雰囲気ともにどうしても演奏しなくてはいけない、と我々にとって思わせるものであったため、選考会での正統性などよりもその衝動を優先するかたちで演奏しました。ヌエバ・カンシオンとして普遍性があること、Santiagomantaでもビクトル・ハラ特集があったことなども理由となっています。

…このような考えへのご批判が当然おありの方もいらっしゃるでしょうが、批判や否定のリスクを覚悟しながら演奏者としての筋や欲望を通したかったというのが、正直なところです。

Posted by: YOSHIO | 2009.10.13 at 10:06 PM

いつかは行ってみたいと思うのですが・・・。

TAKUYA&YOSHIOさんのお二人揃った演奏が聴きたいです・・・。
そろそろ依存症の禁断症状が(笑)

Posted by: 紗雪 | 2009.10.13 at 11:44 PM

紗雪さん、いつも応援誠に有難うございます。
コスキンは、観客として滞在することが簡単なイベントかどうかが不明なのでお誘いするのもアレなのですが、11月に船橋で演奏予定があります。確定次第報告申し上げますのでどうかお待ちいただけますと幸甚でございます。

…多分コスキンでの演奏は、通常の演奏とも少々違う厳しさみたいなものは出ているかもしれませんので、一度観ていただきたくもありますが。

Posted by: YOSHIO | 2009.10.13 at 11:57 PM

お疲れさまでした。
聞くのは聞けたのですが直後に出発したので
お話できず残念でした。
2曲目のアドリブ?っぽい所が良かったです。

Posted by: tz | 2009.10.17 at 04:49 AM

>tz様、コメント有難うございます。
待機していた関係でカルルナス(コスキンでは久々)を拝見できなかったのは痛恨事でした。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

Posted by: YOSHIO | 2009.10.19 at 01:12 AM

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