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2009.10.19

10/11-18の日記

●10/11(日)
家を9:00過ぎに出て東京駅、東京駅地下で相方と待ち合わせ。
10:40ごろ出発の新幹線で福島へ向かい、宿に荷物も預けず楽器など持ったまま福島市内で食事を求める。

祭りがありずいぶん出店は出ているが、店は逆に休んでいるところが多い。
おばけ屋敷なども出ている大規模な出店の群れを眺めながら、結局OLさんも入っていくような「CLIP di Oliva」(024-522-4531)でパスタランチ。750円でそれなり(麺はやわめ、ナスのいため方はいまひとつ)のトマトパスタなのでOKレベルだが、+100円の大盛りが普通を1とすると2.5~3の量で驚愕。久々にフードファイト出場者のような食べ方をしてようやくクリアする。食べても食べても麺が減らず会話が止まるさまが、かつて駒場に存在した「満留賀」のそば定食を想起させる。

満腹後バス停に行き14:10発のバスで川俣へ。満員になり荷物を持ちながらの行程にテンションダウン。「来年はレンタカーにすべきか、しかし審査会後乗るのも大変だが。そもそもコスキン参加の意義は…」とちょっと危険な思考ループに入るので、しばし増水した阿武隈川を見つめる。

今回自分も正直直前までテンションが下がる局面が多かったのだが、「おそらく実現しないであろう成果を目指して、それでも次回以降、そして自分自身の今後につながる演奏をやりきらなくてはいけない」という隘路に対するストレスであると、今にして思う。柄にもなく「プレッシャーを避けるのは馬鹿げている」などというイチローの人生論などに若干心を動かされていたので、畢竟まともな状態ではなかったかもしれない。

会場に到着後、微妙に沸き立つ感じでない感じにとまどいつつ、挨拶や準備などを行う。練習は1時間程度。終了後コンビニに行ってから例年よりも演奏を眺める。会場は曲目とチーム名がPPTで出るなど、かなり雰囲気よく滞在しやすくなっており、この行事がここ数年改善されたことを痛感させる。

この日の演奏で、なんか語りたい意欲を持ったチーム(他のチームも拝見しており、よいチームは複数存在していましたが。さらに待機の関係でかなりのよいチームを見逃しています)
・Ala Nueva…女性の森田童子風ボーカルが極めてスリリング。逆に普遍性ありでは?
・コンフント水餃子…今回コスキンのベストフェイバリットチーム(チーム名は感心しないが)。ヘロヘロの管楽器でもかまわず、ありがちフォルクローレの音構成を度外視して組み立てていく、バンドとしての自分たちの魅力を分かっているアレンジがイケている脱力系の極北バンド。音出しよりも自然なダンスに注力していた打楽器の姿勢など最高。自分たちの先輩バンドのQuirquinchos Doladosを思い出す雰囲気。
・Pavitos Paveros…チャランゴが現役当時よりも存在感を増していた。懐かしい民音系の雰囲気。今後も会いましょう。

前回は17時すぎに集合だったが、今回18:30、さらに19時と案内を受ける。実際には19時では遅く、呼び出し電話を取り損ねて迷惑をかけてへこむ。(ですが審査会参加者用の打ち合わせは、できれば参加者全員一度集まる形で一定の時間にお願いできればとも思う。案内をいただくたびに指定集合時間が変わるのはしんどい)
あと審査会参加者でも「絹蔵」で演奏された方もいられるようだが、正直そんな余裕が自分たちにはない。

控え室は、今回は仙台の皆様やTODA LA VIDAといった人たちと一緒で、正直リラックスする。ご一緒した皆様どうも有難うございました。

演奏は前年よりははるかにマシだったのでは。全般に審査会で「学生系、ないしそのノリを保存したチーム」が一切なく強烈なアウェイ感を感じるが、その分身が引き締まったとも思う。終了後ピアランゴのチャランゴの人と目があったので挨拶したところ目を背けられつばを吐くしぐさをされ以後一切存在を無視されたのも、まあプレイヤーとしてはおいしい経験でしょう。(後日フォルクローレ外の友人に報告したところ「なんで話しかけて間をツメなかったんですか」といわれた)

INTI YACUは「もう少し楽器を絞るなどのシンプルなアレンジのほうがよい音になるでしょう」とも言われるが、一般に受けのよい感じ。平和に生きる権利は、フォルクローレで表現されるパワー的要素を重視される方ないしプロレスマニアの方に好評であった。(「エメラルドの服を着るべきでした」とか「エメラルドフロウジョンを決めるかと思いました」という指導は頂戴しましたが)

終了後袖でピアランゴを聴きながら待つ。ピアランゴは明らかにハイメ・トーレスの影響下で、クラシックといいつつも思いっきりジャジーなアプローチのピアノが旋律やアドリブを決めてチャランゴが音の壁を作る時間帯はグルーブも出ておりかなりかっこよいが、(改造してかなり硬質な音になっているとはいえ)チャランゴのアルペジオとピアノだとちょっとリズム停止状況が発生し音バランスがよくないように思われた。ともあれ硬質な音で掻き鳴らしをやって音の壁を作るというアプローチは、意外と一般音楽にも訴求しそうであった。
…しかし自分の演奏の何がそんなに腹立たしかったのかは、不明。

審査会発表でのイレギュラー発言などに対応しつつ、審査会終了。LOS DUENDESの面々と「また来年!」と言い合ったり、選ばれたCASCABELの人に気を遣われつつ、とりあえず弁当を食べるが食が進まず。昼のパスタがまだ残っているかもしれない。そういえばビールさえ飲んでないのはいまひとつ。

終わりまで後少しだが、タクシーを呼んで福島へ。やっとVホテルにチェックインする。Vホテルはよいホテルだが、最近できたRホテル下のコンビニで買い物中コスキン参加の方に会いRを薦められる。確かにRのほうがネットでの予約枠が多いし新しそうであるので来年検討。

福島駅近辺のラーメン屋でトライしたい店がもうないため、部屋で反省と今後の展開について話し合いながらカップ麺を食う。カップうどんが以前よりかなり旨い。

●10/13(月)
6:00にいったん目が覚め相方を見送る。その後半分眠りながら身支度をして、ヤンキースを眺めながら10時ぎりぎりにチェックアウト。10:10発のバスに間に合うが朝食をとりそびれ、TODA LA VIDAの人に恵んでもらったドラ焼きを車中で食べる。
到着後また食事系の店の準備ができていないので、中で演奏でも見るかと思うがロビーで話し込んだりする時間のほうが長い。

この日見たチームで特別な印象を持ったチーム。(川俣のチームを多く聴きそびれたのは少々残念)
・ロス・アルームノス…自分たちよりも長いキャリアでの関東系社会人グループとして真っ向勝負で、正直頭が下がります。かつて代表になられたチームで参加を継続しているところは正直多くないので、その点でも賞賛に値します。
・我ら、ケーナ・チャランゴ隊!…1曲目は「IMILLITAY」をアウトクトナとみせかけてバロック風に、2曲目はDEPAPEPEのアレンジ、正直TAKUYA&YOSHIOよりも数倍前衛のチームである。

合間にソーセージを食べたり恵んでもらったり(2日目夜参加だと豚汁受領券がもらえないのが残念。特別対応をご提案してくださる方は多かったが、そうではなくてシステム上の改善を希望)しつつ空腹。余り弁当販売に期待したが外れる。ラーメンでも素直に食べておくべきであった。

フィナーレに参加。後ろで木の笛でずっとマクドナルドのカウンターの音を出し続けている学生がいて面白かった。

バスで福島に戻り、「平禄寿司」で。ここは同チェーンとしても一定の水準(ただし店員は質にバラツキあり)。

新幹線は大宮まで立ち席、東京回りで帰宅。

●10/13(火)
昼は寿亭(03-3462-2989)でカルビ+牛レバーランチに50グラムカルビ増量。意外とまずくはない。
夜は代々木駅そばにできた九州ラーメンの店で食べたところ体調不良に苦しむ。

●10/14(水)
昼は「島の恵みと喰らえ」(03-6415-4527)で海鮮丼。ここのランチは渋谷には珍しいまっとうな和食系としてかなりオススメ。
夜は下北沢「千草」(03-3419-0908)、さして安くないがまともな定食屋で食事した(豚揚げ肉定食)後、豪雨にやられながら「WHISKEY CAT」での桑原健一氏ライブへ。ノーマイクで人が詰まると聴きにくい、ということを考えればやりやすい会場かどうかは不明だったが、桑原氏は自作ナンバーもまじえかなりソリッドなライブをしていて好感を抱く。「自分のため」シリーズとアンコールの多幸感に溢れた「VEN A MI」がベスト。
11:42発の列車にようよう間に合い、東西線経由の最終で帰宅。

●10/15(木)
昼は「CENTO ANNI」(03-5489-7200)でスープ風のランチ。滋味あり。
夜はちょい久々の友人と「ムアンタイ なべ」(03-3239-6939)でタイすき。まあまあだったが新作のタレはあまりうまくない。終了後神保町で遅くまでやっている(~23時)チェーン珈琲店で少々語る。

●10/16(金)
昼は「福田屋」(03-3476-6437 )でそば。そばは美味、ただしこの店の接客は1人地雷がいるので要注意。
夜は都営新宿線沿線の沖縄料理店で。あまりくどくない味で美味だが、後ろであまりうまくない「かたみ節」などの練習が炸裂する、そんな環境。案外ディープ。
総武線に出て帰宅。

●10/17(土)
夕方家を出て、スタジオへ。
個人ライブを行う。詳細は別記事で。
終了後お客様と船橋へ移動し、「タベルナ・カディス」(047-425-1972)。4人でワイン3本+αを空けながら「フォルクローレ演奏家のすべきこと」「集客の実態と対策」などの濃い話からどうでもいい話まで幅広く。

●10/18(日)
昼は焼きホタテ、中華惣菜など。
夜は前職関係の友人と「さくら水産」で。寿司を店で握っていて意外とまともというのが発見。

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