4/28-5/4日記
●4/28(水)
昼はアユンテラス、夜は久しぶりに「登運とん」で。ハツ、ねぎ間が美味。
●4/29(木)
昼はCENTO ANNI,デザートのカッサータは美味。
夕方に大阪へ移動、新阪急ホテル下のバー「リード」で飲みながらカナッペなど。バーの強気の価格体系にビビるが、宿泊客は割引になるので助かる。
この日はツインのシングルユースで5800円。非常な安さ。
空腹なので0時すぎから「日の丸漁港組合」という回転寿司を食べるが、ネタはまあまあなものの店の雰囲気が悪く出しも遅いので数皿でやめ、ラーメン「まんねん」(06-6315-5121)でつけ麺。ややくどい「青葉」風だがこの時間に梅田から歩ける範囲としてはまあよいほうかと。
●4/30(金)
朝は新阪急内のレストランスペースでパンとコーヒー、新阪急らしからぬ低レベルかつつっかかる感じの接客。
宝塚へ赴き、宝塚南口から武庫川を越えるルートで温泉地的景観を再確認した後手塚治虫記念館を久々見学、オリジナルアニメはしょぼいがトキワ荘展示など面白い。
劇場に入りぶっかけうどんとたこ焼きで早い昼飯、両方案外よい出来。
月組「スカーレット・ピンパーネル」、この日は役代わりのショーヴランが明日海りお。悪くない実直な出来だとは思うが、「マダム・ギロチン」のあたりでもう一段積み増しがあるとさらにいいのでは。
霧矢大夢は歌い方がクラシックだからかタイトルロールでは序盤歌詞の聞こえが苦しめな箇所もあったが(イギリス風節回しの部分。安蘭けいは喉声にしてうまくかわしていたような)、「祈り」などは流石の熱唱。
なにより群集演技は月組は星組よりも正直積み増し多く、最後の場面に至る前の民衆のゆらぎを示す歌唱場面などは、反時代的貴族趣味に堕しかねない「紅はこべ」的空間を、民衆を賛美する「ベルばら」テイストを生かして宝塚的かつ歴史動向にそむかないように彩ったものとして語り継がれるべきであると思う。前回「すばらしいけど納得できない空間」と思ったこの芝居の納得度をあげたのは月組群集の皆様。
終了後ホテルに戻る。この日はツインで朝食付き、1人6000円、GW中の新阪急は狙い目。
串揚げを「松葉総本店」(06-6312-6615)で@1500円程度。新製品のマグロはじめ素材の良さと衣の薄さがよいマッチング。ビールよりもタコハイが爽快感あり。
さらに鶴橋「オモニ」(06-6717-0094)へ。道々「この先に店などあるのでしょうか」と思わせる雰囲気だが、店に着いてみるとご近所感といい書いて頼む感じといいヤバげな雰囲気、沈黙が支配する。しかし牛筋が入った「スジ肉ポッカ」なるお好み焼きは、スジのくささゼロでこれまで「お好み焼きはウマさも今一、ボリュームも今一なのであまり食べない」という自分のポリシーを変更する水準で再訪を誓う。今度はスジ肉系は2玉+油かすのメニューなども試してみたい。入るときはすぐ座れたが、店を出るときは21時を回っていたのに並んでいた。
店からは韓国料理店の多い濃い商店街を通ると近い。新梅田食堂街でたこ焼きを購入して部屋で食べて就寝。並ぶほどではないが関東よりはうまい。
●5/1(土)
朝バイキングを食べてから伊丹空港。お土産に困り500円ぐらいのおこし詰め合わせを購入。大阪のおこしは上品である。
JALで東京へ戻り、バスで渋谷。
夜は渋谷「和幸」で名産豚ロースかつ定食。和幸はとんかつとして特化されているので、普通にうまい肉よりも和幸独自の肉を食べたほうがうまい。
●5/2(日)
花組「虞美人」を見る。木村信司のどうでもよい歌詞未満のフレーズによる細かい歌つなぎなどに、「鰯の頭」などと同種の観客をバカにした風情を感じて特に前半にキレそうになるが、「安陽 楚の陣営」などダークかつヒューマンな場面などがまざるので我慢する。助手の大野拓史の力量であろうか、と疑う。木村に中国史への教養も宝塚で扱うべきジェンダー感覚もないのも露呈しているが、「愛愛愛」などのオリジナル曲が木村の仕込みに混ぜられると暴力性が増していて客を苛む。
出演者では劉邦を演じた壮一帆が、劉邦の柄の悪さとでかさをうまく表現できていて好感。あと木村が桃娘・望海風斗の役を書き込んでいるのはわかったし望海もよくやっていたが、突然歌や音を切って役者に丸投げする演出はやめてほしい。ダイナミズムが崩れる。「どうか僕と~」とかいうのを思い出してしまった。あと呂后をやった花野じゅりあは、どうして感情をこめると全部低音ですごむ芝居になってしまうのだろうか。同系の先輩である貴柳みどりなどはもっと引き出しがあった。
終了後有楽町駅地下のドトールで茶をした後中野へ移動。久々に先導者に連行されBerryz工房の「海の家雄叫びハウス」とかいうコンサートを観る。
正直嗣永桃子という人以外忘れていた(この人の「渡良瀬橋」はYOUTUBEにありますがかなり見ものです)が、生で浴びると「作りこみすぎてライトユーザーフレンドリーでない伝統芸能としてのアイドル」の迫力を、相変わらずの音圧(ヲタ狙いは音圧を上げていかなければならないのか、とも気がつく。「フォルクローレは現在ではヲタに受けない」との仮説も最近持ってはいるがそれを痛感)とともに体感する。とりあえず客席は札幌ドームの稲葉ジャンプよりも揺れる。
ただBerryz工房のサウンドは、他よりもバンド寄り、あるいはニューソウル風というものが多く、つんく♂の趣味の反映を感じるし、ベースはとてつもなくかっこいい。ブーツィ・コリンズばりのラインなども聴けるので、行く羽目になった音楽好きはベースを聴いてみてください。
あと熊井友理奈は175センチ以上あってまだ高校卒業されてないということを聴き、ぜひ気が向かれたら宝塚を目指してくださると宝塚を観ている人間としてうれしいな、などとふと考える。アイドルという過酷なショービズの世界で鍛えられた方が宝塚で男役を目指すという展開がもしあれば、それぞれの世界にコクが出るのでは、などと益体もない妄想に浸る。
終了後新宿「川香苑」2号店(5272-6300)で食べる。前菜の漬け汁などに四川料理は辛いだけでないことを体感。
●5/3(月)
昼は久しぶりにCOWBELL、ステーキ美味だがボリューム控えめ。ミンチのほうがボリュームはある。
夜は富士宮やきそばとご飯、など。
●5/4(火)
朝京成スカイライナーで日暮里まで、20分と早い。
池袋からNRAに乗り秩父へ。満席だった。
笹久保伸氏を訪ね、散歩(芝桜)やいろいろ食べながらの会話をする。有難うございました。
芝桜会場は大変な人出、地元系の店もかなり出ていて、特にジェラートは格安に美味であった。
帰りはキャンセル待ちでNRAに乗り帰宅。
Comments
連休は、大阪に行かれていたんですね。
宝塚からerryz工房まで、濃い味のレポートで勉強になりました。
”大阪は食べ物が美味い”という印象があったのですが、”店による”というあたり前の事実に気付かされました。
昼は”和幸”の弁当にするかな。
Posted by: Caneton | 2010.05.05 10:29 AM
Caneton様、音楽要素の少ない記事をお読みいただき、汗顔の至りでございます。今後とも宜しくお願い申し上げます。
連休は不完全にしかオフにならなかったので、若干無理をして関西に赴きました。
次はもう少し音楽的用件で関西に行こうとたくらんでおります。
MIXIの日記も拝読しております。
Posted by: YOSHIO | 2010.05.05 10:56 PM
今ようつべで観れる嗣永桃子の動画で最高にエグいのは昨秋ツアーの「Very Beauty」だろう。凄すぎ。
Posted by: ミチゲシステム | 2010.05.06 02:35 PM
YOSHIO様
早々にレスをくださり、ありがとうございます。
またmixi日記を読んでいただいておるとのこと、たいへん恐縮いたしております。
食べ物の話題も、宝塚の話題も、アイドルの話題も楽しいものです。
私のマイミクの女性JAZZボーカルの方は、毎回、必ず食べ物のことを書いておられます。『肉食系』の凄い食欲です。(どちらかといえば”音楽”の話題より、多いかも)
どうかお気遣いなく、いろいろと書いてくださいませ。
結局、昼はいつもの”丸亀製麺”でした。(^ ^)
Posted by: Caneton | 2010.05.06 09:29 PM
>ミチゲシステム様
お久しぶりです。嗣永さんの動画はエグいものが多々ありますが、自分にとっては「渡良瀬橋」が、静的なエグみに満ちたものに思われます。
>Caneton様
丸亀製麺、おいしそうな名前ですね。適当に書いておりますがお気軽にお読みいただけますと幸甚でございます。お体ご自愛くださいませ。
Posted by: YOSHIO | 2010.05.07 01:19 AM