« TAKUYA&YOSHIO,YOSHIOの2009年演奏実績まとめ | Main | 【御礼】三木山フォルクローレ音楽祭出場+追悼 »

2010.05.22

5/15-22の日記

●5/15(土)
この日はトラブル対応で出先に顔を出した後、表参道国連大学わきであった宝塚『春のをどり』上映会で書籍販売を担当。
11:30集合であっという間に開演。

1946年の戦後復活公演の映画だが、気がついた点をいくつか。
・春日野八千代凄し。スパンコールの和装のセリ上がりのオーラのみならず、冒頭の洋装風の場面での王子テイストなど、すべてが屹立した存在。過去の栄光はえてして粉飾して語られるものだが、このスターの場合はおそらく伝説以上の魅力があったに違いない。
・演目上和踊りが多いがアングルなど若干退屈。一方冒頭の洋装風の場面の撮り方などは、群集の画面上でのさばき方や娘役の太ももにフォーカスしたりする様子がミュージカル映画っぽくていかしていた。この時代を考えると、それぞれの出演者がアクチュアルに肉体的な魅力をもっていたことにも興味を覚える。
・鏡の間のコミカルさと鍛えられ方、今できるものなのだろうか。現代的な魅力のある場面。
・ラインダンスががっつりそろっていた。練習量の違いが偲ばれる。
トーク場面は物販準備していたが、OGの歌が徐々に解凍されてステキなコーラスになるのが面白かった。

終了後は30分程度で撤収。撤収後原宿まで歩きチェルフィッチュ、『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』。男が6割程度でびっくり。
演目は5分で芝居としてみることを放棄し、ダンスとしてみると冒頭のホットペッパーはダメすぎ、クーラーはそれなりに複層的なニュアンスはあるが「だから何?」という感じが抜けず、最後の場面は踊りはうまいが一人で引っ張らせすぎ。
脱構築、とか解体、とかが好きな人士には応えられないだろうが、「脱構築しがちな状況でその優位性を理解しつつ自分が枠組みを作ろうとする愚直な存在」が好きな自分には感情共感ないまま終了。ここに憧花ゆりのなど、宝塚的意味づけができてダンスも文句なしの演者をぶちこみたいなと思いつつ出る。


終了後ラフォーレ向かいの和民のあるビルの地下の居酒屋で。思ったより実直な店。もち入りの揚げ旨し。
その後宝塚文化アカデミーの方と軽く話す時間を表参道で貰う。きわめて有意義。スウェーデン調の手織機があるあのギャラリーでいつか演奏したいものである。

●5/16(日)
代々木公園で清水康之氏、鈴木龍氏と5/29用の練習。想像よりスムーズかつワイルドに進む。公園の雰囲気に抑圧性が低下していて居心地がよかった。

終了後浦安のドトールで検討会議。

●5/17(月)
昼はMIRA FLORES。

●5/18(火)
昼は変なランチミーティングに連行され疲弊。相手がうそをつくたびに舌をなめる仕草が気持ち悪い。

●5/19(水)
昼はCENTO ANNI。やむを得ずショートパスタ、すいとん風で旨いがボリュームに難。
夜は下北沢「テピート」で岩川光・福田大治両氏のライブ。
かなり懸念して向かうが想像よりも面白いライブであり、料金分の価値はあったのではと思った。
岩川氏の方向性からいうと違う選曲であったかもしれないが、かなりフォルクなナンバーであった。
その中でもかなりオールドなビダーラにおける低音のブーストや、ケーナソロ(和笛風にするのは「ずるい」テクではあるが説得力あり)が、得意芸に逃げず勝負している様子が伝わりかなり魅力的であった。ケーナ表現としてバリエーションのあるライブだったと思う。但し弱音時の高音ピッチは今後の改善事項か。(もとより極めて難しく、自分がぜんぜんできていないことを棚においての発言)
福田氏はギター伴奏がメインだが、チャランゴソロも2曲。いつもより若干ストローク・単音とも音圧が低めに感じられたが説得力は流石。

一方2人共通のテイストの出る勝負曲の位置づけではと邪推する「アルフォンシーナと海」では、メインメロディーを観客に注入する前に脇にそれるアドリブが多くちょっと多岐亡羊な感じ、その後のラストの「Chacarera del Tiempo」は鈴木龍氏の乱入で逆に完成度は下がるものの音が厚くなり祝祭感が出て大団円であった。
完成度など演奏者が気にする要素とは別に、さまざまな姿勢の聴衆に伝わる雰囲気というものへの留意というのも演奏者として必要だなと痛感した。(これはお二人の完成度云々ではなく、100%自戒です)

終了後申し訳なくも1曲「POTOSINO SOY」を演奏させてもらう。笹久保氏(父君)から受領したアチャケーナは自分にはもったいないほどすばらしい。音圧と操作性の両立が優れているケーナはそうはないので、今後ちゃんと表現できるようにしていきたい。

自分はチチャロンばかり食べるという貧乏ぶりを発揮したが、タコスなどの振る舞いも含めて料理を食べ(アロスコンマリスコス、日本的な薄味の魅力もある偏見を覆すすばらしい味。全般に料理は、演奏レストラン系としては屈指の味。店としては全般にアマチュア的運営だが料理に関してはそれがよい方向に出ていると感じる。…えらそうにいいますが有難うございました)、終電を気にしつつ帰宅。演奏者として今後縁があるかどうかは微妙だが、観客として来る可能性は今後もある店か。

●5/20(木)
昼はアユンテラス。夜は「寿し道楽」、この日は蒸しウニが130円とは思えないほどの水準でつい3皿食べる。

●5/21(金)
昼は「島の恵みと喰らえ」、大盛りの海鮮丼にしたところどんぶりがち1杯の酢飯。なんとか食う。
夜は「ホルモン青木 1号店」で。この日はエンガワ、トロセン、ツラミ、サムギョプサルにもやしナムルなどをむさぼり食べる。同伴で来ている中国人女性が相手を見ずにこちらの頼むメニューを見つめていて同じものを注文していた。

●5/22(土)
昼は大久保(習志野市)に行き、家族とパークゴルフなるものをやる。60代がつどっていて込んでいた。
幕別町出自の転がすゴルフだが、「ドライバーは飛ばすがOB多くパター決まらずスコア不安定」という芸風どおりの展開。9ホールを4回やる。強制的な歩行としては好適。

終了後船橋のカレー「アッサム」で。スタンド系カレー屋としては420円なのにチェーン系より100倍旨い。

これから2時間スタジオサンAスタで練習。

※5/24、三木山では宜しくお願い申し上げます。

|

« TAKUYA&YOSHIO,YOSHIOの2009年演奏実績まとめ | Main | 【御礼】三木山フォルクローレ音楽祭出場+追悼 »

Comments

こんばんは、YOSHIOさん。

5月29日、YOSHIOさん、清水さん、鈴木さんが”そろい踏み”ということで、これは行かないわけにはいかないのではないかと思います。
ところで”変なランチミーティング”とは何ぞや?
「ウソをつくたび舌をなめる」とは、今時、ずいぶんと解りやすい方ですね。

Posted by: Caneton | 2010.05.22 11:20 PM

Caneton様、コメント有難うございます。
5/29、楽しくワイルドになるよう頑張りますのでぜひおこしください。お待ち申し上げております。

変な…は、自分の音楽以外の「たつき」に関する政治的なイベントでございました。
おっしゃる通り解り易すぎて、野球のブロックサインかと思ってしまいました。

Posted by: YOSHIO | 2010.05.25 01:12 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 5/15-22の日記:

« TAKUYA&YOSHIO,YOSHIOの2009年演奏実績まとめ | Main | 【御礼】三木山フォルクローレ音楽祭出場+追悼 »