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2010.05.30

【御礼】THE DECISIONイベント「ロックな愛を」で演奏しました

皆様こんにちは。

YOSHIOは以下のイベントで「ラテンロックス」の一員として出演しました。
このグループのメインは「エンクエントロス」で活躍している清水康之さんです。鈴木龍さんがチャランゴで共演し、3人による演奏となりました。

Event: LOVE HIRO企画 デシジョン祭り!ロックな愛を!!
Time: 18時半オープン19時スタート
Fee: カバーチャージ2000円 (ワンドリンク付)
Description: 出演バンド サルーキ=
             ラテンロックス 。
             中島泰子 WITH バンド
             LOVE HIRO THE DECISIONS

演奏曲目は以下のとおりです。YOSHIOは2(前半)、3、4でケーナを吹きその他ではリズム要員としてタンバリンを暴力的にたたいていました。

1、コンドルは飛んで行く
2、循環コードによるインプロ~風に吹かれて
3、LOVE IN VAIN
4、HONKY TONK WOMEN
5、EL PITUCO

ご来場くださった皆様、共演者の皆様、対バンしてくださった皆様、このイベントを企画されたTHE DECISIONのマスター・HIRO様やお店の方に篤く御礼申し上げます。

まずこのイベントでYOSHIOを誘って、「好き勝手に」演奏するチャンスをくださった清水様に深く御礼申し上げます。自分のようなケーナ奏者を単独でブックしようと考える方はほとんどいらっしゃらないと思います。
ケーナ業界ではまれにみる懐の深さに感謝してもしたりません。
チャランゴでリズムを一人で支える羽目になった鈴木氏の冷静なワークは、今回の舞台の最低限の構成を維持しました。御礼申し上げます。

ブルージーなサウンドとポジティブな歌詞が強く印象に残る、現在バンド業界で勢いのある活動(6/18渋谷LAMAMAでライブ予定がございます。来年1月には渋谷ONAIR EAST単独ライブ企画とのこと)をされているサルーキ=の皆様、パワフルなエッセンシャルロックを歌われていた中島泰子様とご共演の皆様、そして今回のイベントを企画され歌も歌われたHIRO様、ふだんタンゴ=フォルクローレを歌われていて今回はブルースを歌い上げていらっしゃったKAZZMA様はじめDECISIONSの皆様、本当に有難うございました。

一参加者として、普段の活動とはまた違うバンドやっていたときの種類の情熱も思い出し、また新たな方向での再起動の思いも強まった、非常に後味のよい楽しいイベントでございました。
またEL SOLITARIOなどの行動を応援くださっている皆様のおかげで、何ほどかのことができるかもしれないことを妄想しつつ、皆様への感謝を新たにしております。

これまでも、そしてこれからも、今後とも宜しくお願い申し上げます。

演奏としては、「ブルーノート風の音操作などでお客様が乗ってきてくださる環境で、フリー演奏の文脈を聴いて楽しんでいただけた喜び」「本芸ではないタンバリンが思ったより通用した喜び」「自分の存在の耐えられないウザさがロック文脈でもまだウザい感じで通用する喜び」を感じましたが、その真偽はごらんいただいた皆様に判断を仰ぎたいと思います。

ともあれ、本当に有難うございました。また今回お目にかかった皆様にお目にかかれればと念じております。

30/MAYO/2010 YOSHIO 拝

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2010.05.25

【御礼】三木山フォルクローレ音楽祭出場+追悼

TAKUYA&YOSHIOは、14回目となる三木山フォルクローレ音楽祭(兵庫県三木市)に出演し、以下の曲を演奏してきました。
1、Pascua Linda
2、Maggot Brain

評としては、2のほうが若干お客様にとってインパクトがあったもようです。
前のグループがチャランゴの若き名手・安達満里子氏率いる同イベント看板チームのひとつ「グルーポゆい」で、アットホームな雰囲気と衣装などの華やかな現地っぽさと観客との共感に満ちた空間となっていたため、まったく違う芸風の我々にとって勝負所ではありました。
初参加ということもあり、他のチームとは仲良く話す舞台裏の係員が「君らは2人組みなの、ふーん。」と思いっきり値踏みしてくるのもいいスパイスとなりました。

アウェイであるため、いつものように「バットにボールが当たろうが当たるまいが、とにかく速いスイングスピードとフォロースルーの迫力を追求する」というバットスイングではなく、「ボールを呼び込んでハードヒットする」という、確実に打点を叩き出すスタイルのケーナの音だしであり演奏になりました。
「会場に合わせていますね」という評もありましたが、それなりにフットワークによる「異常性」も発揮できたように思います。
いつも我々の思い上がりを抑制してくださる辛口の先輩筋の方が「素直によい音」と言ってくださったのは重畳でした。
司会の方からは、MAGGOT BRAINの後で「吸い込まれるような演奏でした」というダイソンの掃除機のような評を頂戴できました。ある意味P-FUNK軍団にとって失礼でないカバーだったことの現われかもしれないと思い込んでおります。
冷静に見ても客席の雰囲気を変える、という程度の仕事はできたのかもしれません。素直に嬉しかったです。

12年ぶりの関西ガチ演奏だったため、関西シーンでの活躍で著名なM部氏やT永氏、岡山のビルヘネス・デ・ラ・ルナの皆様、大学時代の音楽仲間といった昔からの知り合いに会えたのも望外の喜びでした。またコスキン・エン・ハポンの審査会仲間であるYAMAの皆様やスエルティータの皆様にも演奏を聴いていただけたのも嬉しい出来事でした。皆様に歓迎いただけたことを謹んで御礼申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

イベントとしてもゆるそうで整ったいいイベントだと思います。首都圏や中京圏からは往復などに工夫が必要です(新神戸よりも西明石起点のほうがよさそう)が、機会を見つけて参加できれば、また関西で演奏できればと思います。
事務局の皆様や会場運営の皆様に篤く御礼申し上げます。

【追悼】ラッシャー木村氏が亡くなりました。私は氏が全日本で馬場氏へのマイクアピールを初めて行った、日本人選手だけによる武道館興行(確か85年ごろ)での氏の発声と観客のどよめきを思い出しました。プロレスラーとしては実直なファイトスタイルであったと同時に、マイクアピールがヘタだったからこそ心を打つパフォーマンスとなった氏の冥福を祈念いたします。

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2010.05.22

5/15-22の日記

●5/15(土)
この日はトラブル対応で出先に顔を出した後、表参道国連大学わきであった宝塚『春のをどり』上映会で書籍販売を担当。
11:30集合であっという間に開演。

1946年の戦後復活公演の映画だが、気がついた点をいくつか。
・春日野八千代凄し。スパンコールの和装のセリ上がりのオーラのみならず、冒頭の洋装風の場面での王子テイストなど、すべてが屹立した存在。過去の栄光はえてして粉飾して語られるものだが、このスターの場合はおそらく伝説以上の魅力があったに違いない。
・演目上和踊りが多いがアングルなど若干退屈。一方冒頭の洋装風の場面の撮り方などは、群集の画面上でのさばき方や娘役の太ももにフォーカスしたりする様子がミュージカル映画っぽくていかしていた。この時代を考えると、それぞれの出演者がアクチュアルに肉体的な魅力をもっていたことにも興味を覚える。
・鏡の間のコミカルさと鍛えられ方、今できるものなのだろうか。現代的な魅力のある場面。
・ラインダンスががっつりそろっていた。練習量の違いが偲ばれる。
トーク場面は物販準備していたが、OGの歌が徐々に解凍されてステキなコーラスになるのが面白かった。

終了後は30分程度で撤収。撤収後原宿まで歩きチェルフィッチュ、『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』。男が6割程度でびっくり。
演目は5分で芝居としてみることを放棄し、ダンスとしてみると冒頭のホットペッパーはダメすぎ、クーラーはそれなりに複層的なニュアンスはあるが「だから何?」という感じが抜けず、最後の場面は踊りはうまいが一人で引っ張らせすぎ。
脱構築、とか解体、とかが好きな人士には応えられないだろうが、「脱構築しがちな状況でその優位性を理解しつつ自分が枠組みを作ろうとする愚直な存在」が好きな自分には感情共感ないまま終了。ここに憧花ゆりのなど、宝塚的意味づけができてダンスも文句なしの演者をぶちこみたいなと思いつつ出る。


終了後ラフォーレ向かいの和民のあるビルの地下の居酒屋で。思ったより実直な店。もち入りの揚げ旨し。
その後宝塚文化アカデミーの方と軽く話す時間を表参道で貰う。きわめて有意義。スウェーデン調の手織機があるあのギャラリーでいつか演奏したいものである。

●5/16(日)
代々木公園で清水康之氏、鈴木龍氏と5/29用の練習。想像よりスムーズかつワイルドに進む。公園の雰囲気に抑圧性が低下していて居心地がよかった。

終了後浦安のドトールで検討会議。

●5/17(月)
昼はMIRA FLORES。

●5/18(火)
昼は変なランチミーティングに連行され疲弊。相手がうそをつくたびに舌をなめる仕草が気持ち悪い。

●5/19(水)
昼はCENTO ANNI。やむを得ずショートパスタ、すいとん風で旨いがボリュームに難。
夜は下北沢「テピート」で岩川光・福田大治両氏のライブ。
かなり懸念して向かうが想像よりも面白いライブであり、料金分の価値はあったのではと思った。
岩川氏の方向性からいうと違う選曲であったかもしれないが、かなりフォルクなナンバーであった。
その中でもかなりオールドなビダーラにおける低音のブーストや、ケーナソロ(和笛風にするのは「ずるい」テクではあるが説得力あり)が、得意芸に逃げず勝負している様子が伝わりかなり魅力的であった。ケーナ表現としてバリエーションのあるライブだったと思う。但し弱音時の高音ピッチは今後の改善事項か。(もとより極めて難しく、自分がぜんぜんできていないことを棚においての発言)
福田氏はギター伴奏がメインだが、チャランゴソロも2曲。いつもより若干ストローク・単音とも音圧が低めに感じられたが説得力は流石。

一方2人共通のテイストの出る勝負曲の位置づけではと邪推する「アルフォンシーナと海」では、メインメロディーを観客に注入する前に脇にそれるアドリブが多くちょっと多岐亡羊な感じ、その後のラストの「Chacarera del Tiempo」は鈴木龍氏の乱入で逆に完成度は下がるものの音が厚くなり祝祭感が出て大団円であった。
完成度など演奏者が気にする要素とは別に、さまざまな姿勢の聴衆に伝わる雰囲気というものへの留意というのも演奏者として必要だなと痛感した。(これはお二人の完成度云々ではなく、100%自戒です)

終了後申し訳なくも1曲「POTOSINO SOY」を演奏させてもらう。笹久保氏(父君)から受領したアチャケーナは自分にはもったいないほどすばらしい。音圧と操作性の両立が優れているケーナはそうはないので、今後ちゃんと表現できるようにしていきたい。

自分はチチャロンばかり食べるという貧乏ぶりを発揮したが、タコスなどの振る舞いも含めて料理を食べ(アロスコンマリスコス、日本的な薄味の魅力もある偏見を覆すすばらしい味。全般に料理は、演奏レストラン系としては屈指の味。店としては全般にアマチュア的運営だが料理に関してはそれがよい方向に出ていると感じる。…えらそうにいいますが有難うございました)、終電を気にしつつ帰宅。演奏者として今後縁があるかどうかは微妙だが、観客として来る可能性は今後もある店か。

●5/20(木)
昼はアユンテラス。夜は「寿し道楽」、この日は蒸しウニが130円とは思えないほどの水準でつい3皿食べる。

●5/21(金)
昼は「島の恵みと喰らえ」、大盛りの海鮮丼にしたところどんぶりがち1杯の酢飯。なんとか食う。
夜は「ホルモン青木 1号店」で。この日はエンガワ、トロセン、ツラミ、サムギョプサルにもやしナムルなどをむさぼり食べる。同伴で来ている中国人女性が相手を見ずにこちらの頼むメニューを見つめていて同じものを注文していた。

●5/22(土)
昼は大久保(習志野市)に行き、家族とパークゴルフなるものをやる。60代がつどっていて込んでいた。
幕別町出自の転がすゴルフだが、「ドライバーは飛ばすがOB多くパター決まらずスコア不安定」という芸風どおりの展開。9ホールを4回やる。強制的な歩行としては好適。

終了後船橋のカレー「アッサム」で。スタンド系カレー屋としては420円なのにチェーン系より100倍旨い。

これから2時間スタジオサンAスタで練習。

※5/24、三木山では宜しくお願い申し上げます。

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2010.05.21

TAKUYA&YOSHIO,YOSHIOの2009年演奏実績まとめ

【2009年】(平成21年)
●YOSHIO完全ソロミニライブ "EL SOLITARIO vol.1”
日時:4/11(土)16:45開演(開場16:15)
場所:西船橋・スタジオサンAスタジオ(JR・地下鉄西船橋駅から徒歩3分。なおスタジオへの問い合わせはご遠慮ください)
出演者:YOSHIO(TAKUYA&YOSHIO)
→そのときの演奏を2曲公開しております。
ペルー山岳地方フォルクローレとしてのケーナ二重奏を独奏した「アンタラ ANTARA」、
ローリング・ストーンズなども演奏した、ロバート・ジョンソンのブルース曲「むなしき愛 LOVE IN VAIN

ライブの報告はこちら

●TAKUYA&YOSHIO、カルカスオーディション参加の予定。テープ審査通過の場合は5/10に新大久保で本選となります→テープ審査に参加しました。結果まだです(4/18段階)
→テープ審査通過! 5/10本選出場決定しました。ぜひご来場をお待ち申し上げております。
→結局参加賞でした。異彩は放っていたようですが…。優勝はトダ・ラ・ビダ、カルルナスが準優勝でした。
報告の詳細はこちら

●新宿・歌舞伎町で月1回開催中のFIESTA BAILABLEにTAKUYA&YOSHIO出演、6/6(土)夜19:00~予定!TAKUYA&YOSHIOの出番は20時ごろから40分程度。
首都圏のTAKUYA&YOSHIOワンマンライブは久しぶり・かつ次にいつ行われるか不明ですので、ぜひご来場をご検討ください。ボリビア曲中心に、フォルクローレを熱く行きます。ただし「LEN~O SECO」はやります。
http://zenobia.littlestar.jp/event/index.html
会場は新宿歌舞伎町・ミラノビルの一番新宿から見て奥の「ミラノ3」地下2階にあるIMPACTO LATINOです。
→一定の成果をもって終了しました。ご来場ご協力誠に有難うございました!ブログ記事にて総括など行っております。アイスピッケルは使用しておりませんが…。

●7/11(土)に、YOSHIOソロライブ"El Solitario” vol.2 開催決定!16:00開場、16:30開演、17:00ごろ終了予定
さらなる詳細はこちらをご覧ください。
→実施いたしました。ご来場ご協力誠に有難うございました。報告はこちらへ。
そのときの演奏をご覧になれます。
La Pobrecita ~ Zamba de los Mineros ラ・ポブレシータ~サンバ・デ・ロス・ミネーロス (A.Yupanqui~Jorge Cafrune)A.Yupanqui~M.Sosa
お客様からのお題提供による即興作曲・演奏 ※題は「眼鏡大賞」

●9/5(土)夕方~夜に、福島県川俣町で演奏します。詳細はこちら。→おかげさまで非常に有意義に活動できました。報告はこちら

●10月のコスキン・エン・ハポンは、基本審査会参加で検討中です。→本年もコスキン・エン・ハポン審査会に参加します。今回は4チームで争われるもようです。演奏は10/11(日)19時過ぎ~。曲目は後日発表いたします。コスキン参加は18回目、審査会は7回目となります。(前身の「コメッタ・ロホ」から合わせると22回目の参加)
→参加しました。残念ながら賞には選ばれませんでしたが、ある種の印象を残す演奏ができたもようです。詳細はこちら

●完全ソロコンサート(ケーナ1本のみ、一人によるライブ)El Solitario vol.3は、ソロコンサート、10/17(土)18:30~、西船橋スタジオサンAスタジオで開催です。詳細はこちら
→おかげさまで実施できました。報告はこちら

●11/7(土)昼、船橋市中央公民館前広場にて30分ほど演奏の可能性があります。2年ぶりです。詳細判明しだいご報告申し上げます。
→12:30~30分程度演奏いたしました。誠に有難うございました。
船橋市中央公民館主催の文化祭のなかの「ミュージックフェスタ2009」にて、2年ぶり2回目の登場です。
詳細案内はこちら。船橋市中央公民館の場所はこちら

●11月のリトルワールド、参加の可能性濃厚です。
→11/8(日)、愛知県犬山市・リトルワールド内ペルー荘園領主の家中庭で開催されるラテンフェスティバルに参加します。自分たちの演奏は12:00~13:30の間に開催されるようお願いしております。中京圏の方、秋の観光で犬山周辺においでの方、ぜひお目にかかりましょう!
→事情によりYOSHIOのソロ演奏となりました。申し訳ございませんでした。

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2010.05.18

El Solitario vol.6 7/24(土)に開催決定!+募集

皆様こんばんは。

さて標記の件でございますが、完全無伴奏ソロコンサートとして業界で嘲笑といくばくかの控えめな賛意を得ているハードコアイベント、
El Solitario vol.6 を、7/24(土)16:30~の予定で開催することが決定しました!
場所はいつもの西船橋・スタジオSUN Aスタジオです。

ぜひWARAコンサートの後の週末、フォルクローレの熱気を楽しみたい、はたまたフォルクローレに毒づきたい貴方の来場をお待ち申し上げております!
ミニフォルクローレサマフェスである、荻窪真夏のフォルクローレフェスタの前夜祭としてもご活用ください。

※また、前回は異色チャランゴ/シーク奏者である鈴木龍氏に参加いただきました。
今回の共演者(合奏なし、インプロセッションあり)を募集しています。音楽ジャンル不問。
ギャラは入場料収入を2で割るというおおざっぱなもの(遠方の方は交通費補助検討)ですが、負担などは一切なし。15分自由にソロ演奏をぶちかまして、YOSHIOとセッションという名のセメントマッチをしたいという奏者の方は、ぜひこちらにお問い合わせください。

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2010.05.14

5/7-5/11の日記+告知

●5/7(金)
昼はMIRA FLORESで。
夜はEl Solitarioに来てくれた友人に感想を聞いて詰められながら新宿三丁目で飲み。
一飲みした後ゴールデン街の「bar plastic model」(03-5273-8441)で80年代歌謡を浴びながら1ショット飲み。
チャージがかかるので安くはないが、ゴールデン街にかつてあった「尖ってない奴お断り」のヤな雰囲気がないのでお得。
ラブホまみれの東新宿から清澄白河~錦糸町経由で帰宅。

●5/8(土)
夜池袋へ。アルパカブームライブのために「鈴ん小屋」(6382-7273)へ。
途中の「池袋 満留賀」(3984-0045)で天ざる。1500円程度とるが、街中そば屋としてみれば使える水準。
今回はワールドテイストあるバンド3つという感じ、最初の「Terang Bulan」はガムラン系、圧倒的な装置量と音圧。
オリジナルでベースとからむ展開は沖縄和音ベースでネーネーズ風だがはるかにガムランに寄っているのでそれなりに聴き応えはあった。

次がアルパカブーム。今まで聞いた3人編成のアルパカブームの中で一番完成度は低かったが、それがむしろライブ感を出していて場の雰囲気を変えて自分サイドにもっていくという効果はあったように思う。今回はバイオリンの絡みと曲立ち上がり時のケーナの音出しに若干の課題を感じたが、チャランゴの音を出さないかき鳴らしがだいぶアイキャッチをしていた様子などが新鮮。とにかくオリジナルをかまして、抑圧を示さずにちゃんと「ここではないどこか」の音になっているので評価大。
フィニッシュの「Tres Arboles」はうまく育っている曲だと思う。

最後の名古屋から来たJaajaというバンドは、フラワームーブメントかじったヨーロッパ吟遊バンド風なのだが、とにかくキャラの作りこみと音楽性のマッチングがとてつもない。ヴォーカルもフニャフニャ風なのに歌詞が聞こえるなどかなりの力量。中国をイメージした曲などの振り切った感じが、自家中毒寸前で突きつけてくる感じ。悪質である。名古屋で喫茶店をやっている(覚王山駅1番出口徒歩1分、052-762-7423)ので、近辺に行かれる方はその悪質さと、南米アンデス方面出身者に不足傾向のある「音楽性とキャラ立てのマッチングとその流通性の高さ」について調査していただけると幸甚である。

終了後アルパカブームのメンバーとエールハウスで飲む。ビールを飲みながらレッドツェッペリンの動画を眺めるなど、ある意味いい感じである。

●5/9(日)
昼から鶴見へ。「KOKY'S」というペルーレストラン。
店はきれいで普通人を連れて行ってもぜんぜん大丈夫、食事もかなり洗練されているが、日曜昼だと店員はスペイン語オンリーであった。度胸養成にはうってつけ、また行きたい店。
鶴見は駅の周辺に見所があるわけではないので、温泉施設「ふれーゆ」と沖縄ストリート探訪という合わせ技で小さな観光をしてみたい。今度どなたかいかがでしょう?
夜は野菜を大量にあわせた生姜焼き。

●5/10(月)
夜MAYAコンサートを錦糸町トリニティーホール小ホールで。
3曲目に間に合う。
MAYAは以前よりも岡田浩安氏のテイストが強くなっているように思われるが、舞台ではやはり橋本仁氏の存在感が圧倒的。ケーナ界で現地修業経験などを売りにせずにここまでのビッグネームになった方だが、今回は高音の制圧感よりもタルカ的にブーストさせる低音にそのプライドを感じた。「きれいに旋律を流すことを目的とした演奏で人前に立つことに疑いを持たない」という演奏者がいる限り、そのような人物はだれも橋本氏を超えることはできないと痛感した。
逆に高音は合奏になるがハウる局面も多く、MAYAのような音圧系フォルクローレグループにおけるPAと合奏の難しさも痛感した。

MAYAは自分にとって、緊張感ある音圧で押す組み立てのグループなのだが、奥行きがむやみにあるトリニティーの後部では音圧が届かないという問題も発生していた。弦の聞こえづらさも解消されていなかった。(チャランゴなどもっと聞きたかったのだが、一番聞こえた弦は、一番聴きたくなかったクアトロの音であった。あのクアトロでは、ここ数年劇的にレベルアップしているベネズエラ音楽ファンの演奏に太刀打ちできません)
思い入れはあるだろうが違うホールのほうがMAYAには向いていたかと思う。

学生の客がMAYAおよびサポートメンバーに対して圧倒的な憧れの目を向けていた。確かに学生系フォルクローレチームが発展するにはMAYAを目指すしかないと思う。
ただお金を払って聴いた観客としては、MAYAにはもっともっと音楽と舞台上の振る舞いのマッチングのよさ(MCについていえば、お笑いの世界などでも「ネタふって拾わない」「嘘落ち」「冗談落ち」はかなりNGです。あと文化活動をするならば、「自分よりも文化素養がある客」への視座をもう少し見せるべきかと)、パートを乗り越えるバンドマジックを引き起こす努力をしてほしいなあ、と不遜にも思う。「バロック的な緊張感を目指す」と以前インタビューでおっしゃっていた展開をぜひ拝聴したいと思う。後半の音少な目の4曲連続、などはその対極。

「ティブロン」のような冷静に考えると安めの曲でもむちゃくちゃカッコいい演奏ができるMAYAへの期待をこめて、このまま老け込むことはぜひ回避していただきたい、より速球派なMAYAの演奏をまた聴きたいと、不遜だが強く申し上げたい。

終了後神田で飲んで帰宅。体調を崩す。

●5/11(火)
風邪か何か悪化。夜は気合を入れるべくすき焼き。「今半」で可能なかぎり安い肉を買って食べる。

【告知】
★5/23(日)に、兵庫・三木山フォルクローレ音楽祭にTAKUYA&YOSHIOが初出場します。14時ごろの演奏になります。関西でがっちり演奏するのはおそらく1998年ごろ以来です。曲目は「PASCUA LINDA」「MAGGOT BRAIN」です。関西方面の方、ぜひ聞いてやって絡んでやっていただけますと幸甚でございます。

★5/29(土)に、以下のイベントにYOSHIOが1曲程度ゲスト出演します。
会場は神田のライブハウス「デシジョン」です。
Event: LOVE HIRO企画 デシジョン祭り!ロックな愛を!!
Time: 18時半オープン19時スタート
Fee: カバーチャージ2000円 (ワンドリンク付)
Description: 出演バンド サルーキ=
             ラテンロックス ←ここにゲスト参加します。メインは「エンクエントロス」で活躍している清水康之さんです。鈴木龍さんとも共演の予定です。
             中島泰子 WITH バンド
             LOVE HIRO THE DECISIONS

今回はデシジョンに関わりがあるアーティストが、今世の中でさまざまに問題になっている事を音楽をとうして愛を叫ぶ。熱いメッセッジをそれぞれのアーティストが語ります。みなさんも是非このイベントを支えてくださいね。ご来場の方々にLOVEHIRO 記念ポストカードを差し上げます。

ロックを演奏することになっています。もし興味のある方はぜひお問い合わせください。

★7/31(土)に予定されている荻窪フォルクローレフェスタ(正式名称はたぶん違います)にTAKUYA&YOSHIOが出演予定です。首都圏でTAKUYA&YOSHIOはめったに見られなくなっていますが、今回はがっつり行きますのでぜひご期待ください。

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2010.05.05

4/28-5/4日記

●4/28(水)
昼はアユンテラス、夜は久しぶりに「登運とん」で。ハツ、ねぎ間が美味。

●4/29(木)
昼はCENTO ANNI,デザートのカッサータは美味。
夕方に大阪へ移動、新阪急ホテル下のバー「リード」で飲みながらカナッペなど。バーの強気の価格体系にビビるが、宿泊客は割引になるので助かる。
この日はツインのシングルユースで5800円。非常な安さ。
空腹なので0時すぎから「日の丸漁港組合」という回転寿司を食べるが、ネタはまあまあなものの店の雰囲気が悪く出しも遅いので数皿でやめ、ラーメン「まんねん」(06-6315-5121)でつけ麺。ややくどい「青葉」風だがこの時間に梅田から歩ける範囲としてはまあよいほうかと。

●4/30(金)
朝は新阪急内のレストランスペースでパンとコーヒー、新阪急らしからぬ低レベルかつつっかかる感じの接客。
宝塚へ赴き、宝塚南口から武庫川を越えるルートで温泉地的景観を再確認した後手塚治虫記念館を久々見学、オリジナルアニメはしょぼいがトキワ荘展示など面白い。

劇場に入りぶっかけうどんとたこ焼きで早い昼飯、両方案外よい出来。
月組「スカーレット・ピンパーネル」、この日は役代わりのショーヴランが明日海りお。悪くない実直な出来だとは思うが、「マダム・ギロチン」のあたりでもう一段積み増しがあるとさらにいいのでは。
霧矢大夢は歌い方がクラシックだからかタイトルロールでは序盤歌詞の聞こえが苦しめな箇所もあったが(イギリス風節回しの部分。安蘭けいは喉声にしてうまくかわしていたような)、「祈り」などは流石の熱唱。
なにより群集演技は月組は星組よりも正直積み増し多く、最後の場面に至る前の民衆のゆらぎを示す歌唱場面などは、反時代的貴族趣味に堕しかねない「紅はこべ」的空間を、民衆を賛美する「ベルばら」テイストを生かして宝塚的かつ歴史動向にそむかないように彩ったものとして語り継がれるべきであると思う。前回「すばらしいけど納得できない空間」と思ったこの芝居の納得度をあげたのは月組群集の皆様。

終了後ホテルに戻る。この日はツインで朝食付き、1人6000円、GW中の新阪急は狙い目。
串揚げを「松葉総本店」(06-6312-6615)で@1500円程度。新製品のマグロはじめ素材の良さと衣の薄さがよいマッチング。ビールよりもタコハイが爽快感あり。
さらに鶴橋「オモニ」(06-6717-0094)へ。道々「この先に店などあるのでしょうか」と思わせる雰囲気だが、店に着いてみるとご近所感といい書いて頼む感じといいヤバげな雰囲気、沈黙が支配する。しかし牛筋が入った「スジ肉ポッカ」なるお好み焼きは、スジのくささゼロでこれまで「お好み焼きはウマさも今一、ボリュームも今一なのであまり食べない」という自分のポリシーを変更する水準で再訪を誓う。今度はスジ肉系は2玉+油かすのメニューなども試してみたい。入るときはすぐ座れたが、店を出るときは21時を回っていたのに並んでいた。

店からは韓国料理店の多い濃い商店街を通ると近い。新梅田食堂街でたこ焼きを購入して部屋で食べて就寝。並ぶほどではないが関東よりはうまい。

●5/1(土)
朝バイキングを食べてから伊丹空港。お土産に困り500円ぐらいのおこし詰め合わせを購入。大阪のおこしは上品である。
JALで東京へ戻り、バスで渋谷。
夜は渋谷「和幸」で名産豚ロースかつ定食。和幸はとんかつとして特化されているので、普通にうまい肉よりも和幸独自の肉を食べたほうがうまい。

●5/2(日)
花組「虞美人」を見る。木村信司のどうでもよい歌詞未満のフレーズによる細かい歌つなぎなどに、「鰯の頭」などと同種の観客をバカにした風情を感じて特に前半にキレそうになるが、「安陽 楚の陣営」などダークかつヒューマンな場面などがまざるので我慢する。助手の大野拓史の力量であろうか、と疑う。木村に中国史への教養も宝塚で扱うべきジェンダー感覚もないのも露呈しているが、「愛愛愛」などのオリジナル曲が木村の仕込みに混ぜられると暴力性が増していて客を苛む。
出演者では劉邦を演じた壮一帆が、劉邦の柄の悪さとでかさをうまく表現できていて好感。あと木村が桃娘・望海風斗の役を書き込んでいるのはわかったし望海もよくやっていたが、突然歌や音を切って役者に丸投げする演出はやめてほしい。ダイナミズムが崩れる。「どうか僕と~」とかいうのを思い出してしまった。あと呂后をやった花野じゅりあは、どうして感情をこめると全部低音ですごむ芝居になってしまうのだろうか。同系の先輩である貴柳みどりなどはもっと引き出しがあった。

終了後有楽町駅地下のドトールで茶をした後中野へ移動。久々に先導者に連行されBerryz工房の「海の家雄叫びハウス」とかいうコンサートを観る。
正直嗣永桃子という人以外忘れていた(この人の「渡良瀬橋」はYOUTUBEにありますがかなり見ものです)が、生で浴びると「作りこみすぎてライトユーザーフレンドリーでない伝統芸能としてのアイドル」の迫力を、相変わらずの音圧(ヲタ狙いは音圧を上げていかなければならないのか、とも気がつく。「フォルクローレは現在ではヲタに受けない」との仮説も最近持ってはいるがそれを痛感)とともに体感する。とりあえず客席は札幌ドームの稲葉ジャンプよりも揺れる。
ただBerryz工房のサウンドは、他よりもバンド寄り、あるいはニューソウル風というものが多く、つんく♂の趣味の反映を感じるし、ベースはとてつもなくかっこいい。ブーツィ・コリンズばりのラインなども聴けるので、行く羽目になった音楽好きはベースを聴いてみてください。
あと熊井友理奈は175センチ以上あってまだ高校卒業されてないということを聴き、ぜひ気が向かれたら宝塚を目指してくださると宝塚を観ている人間としてうれしいな、などとふと考える。アイドルという過酷なショービズの世界で鍛えられた方が宝塚で男役を目指すという展開がもしあれば、それぞれの世界にコクが出るのでは、などと益体もない妄想に浸る。

終了後新宿「川香苑」2号店(5272-6300)で食べる。前菜の漬け汁などに四川料理は辛いだけでないことを体感。

●5/3(月)
昼は久しぶりにCOWBELL、ステーキ美味だがボリューム控えめ。ミンチのほうがボリュームはある。
夜は富士宮やきそばとご飯、など。

●5/4(火)
朝京成スカイライナーで日暮里まで、20分と早い。
池袋からNRAに乗り秩父へ。満席だった。
笹久保伸氏を訪ね、散歩(芝桜)やいろいろ食べながらの会話をする。有難うございました。
芝桜会場は大変な人出、地元系の店もかなり出ていて、特にジェラートは格安に美味であった。

帰りはキャンセル待ちでNRAに乗り帰宅。

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