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2010.07.24

【御礼】EL SOLITARIO vol.6開催しました

標記の件、以下のようになっております。本気印のイベントです。
新宿で行われるCONTIGO PERUの前にぜひいかがですか?

→開催いたしました。ご来場者の皆様に深く御礼申し上げます。
イベントが重なったこの週末ではございますが、5人の方にご来場いただきました。
常連の方が2人、初めての方が2人、前回来てくださった方が1人でした。
7/24(土)西船橋スタジオSUN Aスタジオで16:30~17:15まででございました。

内容としては、特に福田氏のパートがボリビア度特濃の本気芸であったため、もっと集客頑張るべきであったという後悔はございます。
しかし歩くだけで熱中症になりそうなこのコンディションである西船橋に5人来てくださったことに、感謝してもしたりません。次回また頑張ります。本当に嬉しいです。

以下はセットリストです。(敬称略)

【福田響太郎】
1. La Ñicoñico - La Tunantilla (José Lavadenz)
2. Sicoyas (Mario Gutierrez)
3. 即興曲
4. Espinas de Una Rosa ~Sed de Amor(Miguel A. Valda)クエカ
5. Don Marianillo - Doña Suspiros - En Lechuguillas~Canuto Canutito(José Lavadenz)バイレシート
【Yoshio(溝口祥夫)】
1、バルトリナ・シサに捧ぐ BARTOLINA SISAMAN (Luzmila Carpioのバージョンに基づく、形式はYUYAY)
2、シエテ・レグアス  7 Leguas (Dept.Folk Boliviano)
3、「海神」のテーマによる即興曲
4、エル・アンティガル El Antigal (A.Petrocelli, D.Toro)
5、小曲集「風景との不連続旋律」②~太陽ぬ死(ティダヌ・ミーウトゥイ) [Yoshio]
【両名によるインプロビゼーション】
1、Cinco Minutos Ⅱ[福田響太郎+Yoshioによる即興]

…以上の形でしたが、福田氏いわく「人前で無伴奏単独は初」とのことで、本芸な曲を相当やってくださいました。
セットリストの1,4,5はかなり昔の曲であり、著作権の関係からもどんどん演奏して遺産継承をしていきましょうというお話も頂戴しました。(氏所有の手書き楽譜コピーは神水準のレアものでした)
また他にも2のような曲でもわかるように、WARAへのトリビュートもかなりアピールされる内容で、非常に特濃であったといえましょう。2は氏のケーナが持つ音切り替え時の余情が非常に迫力に転化していて、ガチでしびれる演奏でございました。また3は無調な感じの曲で、非常にユニークでした。

YOSHIOのほうは、福田氏の本気ボリビアプロレススタイルに影響を受けてか「音色の出し方がいつもより絞ってから出す方向にシフトしていた」、「全体に小粒にまとまっていた」という評を頂戴しました。音色はよかったのですが破壊性というか暴力的動力に欠けたようです。4がその中ではいつものYOSHIO調、5は作曲の動機の説明のばかばかしさが若干の座興になったと同時に「旋律は新味ないが音の塊が面白い」という評価がございました。

ケーナ奏者が無伴奏で対バンライブというのは冷静に考えて前代未聞であり(無伴奏ライブ自体は開始後に知ったのですが、たとえば菱本幸二氏が2回ほどされています)、それだけである意味歴史的意味はあったかな、などという不遜な感想はあります。一方で、開演前に福田氏とガチケーナ談義などもしたのですが、お話いただいたボリビア時代の修業のさまが、カール・ゴッチ道場のそれを想起させるものであり、なんかメジャー団体のプロレスラーのように本気で修業した福田氏に対して、自分はいいとこインディーのレスラーだなあ、という感想を強く抱きました。団体としては自分は大日本というかFMWというか、レスラーでいうとMEN'Sテイオーというか、もっとメジャーな方にたとえると大仁田厚という言い方も不遜ながら成り立つかもしれません。

もちろんインディーにはインディーのプライドもありますし、中途半端な自称「正統」ケーナ奏者をセメントで葬るぐらいの気合で演奏活動に臨んではいますが、自分に足りない要素を認識してそこをどう対処していくか、という原点に忠実な活動を忘れてはいけないな、という認識を新たにいたしました。
さらに言えば、座談会に出たりと若干業界で発言をするようになっている自分は自分として、奏者としてはここまでで何も得ているわけではなく(ちょっと岡田監督っぽいものいいですが)、「ケーナ一兵卒」としてさらに頑張らなければならないということを、わかってはいますが再確認いたしました。

お客様に「なんかYOSHIOの演奏モヤってるなあ」と思われたとしたら、そのような揺れが出てしまったからかと愚考いたします。深くお詫び申し上げます。人前に立つ者として、精進していきたいと思います。

次回は10月を予定しています。7/31の荻窪、10月のコスキンとTAKUYA&YOSHIOの大舞台が続きます。それを経て、今回よりもグレードアップしてお客様の満足度が上がる演奏をするべく奮闘し夏のオフをすごしますので(オフばっかりですが)、これまでの皆様のご支援・ご理解に感謝申し上げると同時に、次回の、そして今後へのご支援を深くお願い申し上げます。これまで以上に面白い演奏会にするべく最大限の努力をいたします!

最後に、このようなインディーイベントの趣旨にご理解をいただき、本芸を隠すことなく炸裂させてくださいました福田響太郎様に深く御礼申し上げます。今後とも不遜ではございますが、ケーナ奏者としてお互いに各地でレッスルしていきましょう。

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Comments

今日はお疲れさまでした。o(*^▽^*)o

前回より、絶対に良かったと思う。力が抜けていてのびのびしてた感じ。

福田さんって上手だわ。

鈴木さんにも、どうかよろしくお伝えください。

Posted by: Caneton | 2010.07.24 10:43 PM

Caneton様、ご来場およびコメント有難うございます。
高評価をいただき、恐れ入っております。

力が抜けたのはフィジカル的な要因もあるようですが、今後は「パワフル」と「音を伸ばす」を両立させていくことを目指したいと思っております。

お互いにケーナに取り組んでいきましょう。宜しくお願い申し上げます。

鈴木氏とは、また打ち上げでかなりデロデロと話し込みましたです。

Posted by: YOSHIO | 2010.07.25 07:15 PM

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