« 10/8/24の日記(マリアナ・バラフ感想含む) | Main | EL SOLITARIO vol.6 演奏動画+コスキンつれづれ »

2010.08.30

自分のライブ日程+菱本幸二氏ライブメモ+今後の出撃予定ライブメモ

■首都圏きってのフォルクローレ系実験イベントである無伴奏単独ライブ、EL SOLITARIO vol.7、10/31(土)16:30~の予定で、西船橋・スタジオSUN Aスタジオに決まりました。ちゃんと背中のある椅子に座れて息苦しくない程度の広さの場所での実験ライブですので、腰に不安のある方もお気軽にどうぞ。
(競演者は未定です。決定しだい詳細告知します)

★菱本幸二氏のソロCD発売記念コンサートを8/29国立カフェ・プカ・ティカで見ました。自分は昼の部でした。
体調いまいちなので簡単なメモ報告。
・会場狭すぎ。ぎゅうぎゅうで背のない椅子に1時間40分(休憩あるが)も座るのは腰をやられがちな年齢の人が客に多いライブとして不適当。お客さんのアコモデーションはEL SOLITARIOのほうが絶対によい。
・ぎゅうづめで30人程度定員×2というのも菱本さんクラスのレコ発ライブとしてどうなんだろう、と思う感じ。もっとビッグな存在のはずですが…。
・よかった曲は前半の「アフリカ」(ケーナとギターのドライブ感が若干ファンクテイストありでよかった)「空には南十字星」(フラウタに説得力あり)、後半の「波に揺られ」(ケーナの吹き方が珍しく感情表出を優先させた感じ)「プカ・ティカの花」(タルカとボンボ乱打が一番ハードコア)。「サバロの骨」は昔聞いたほうがドライブ感があった。ケーナ吹きの勝手な感想としては「シークでは客席を制圧しきれない局面もあるが、ケーナで引っ張る曲のドライブ感と凛として時雨な感じの音色は余人を寄せ付けない」
・伴奏者では、ギターのホセ犬伏氏はフォルクに寄りすぎず、リズムを牽引したり支えたりと非常によかった。一番後ろまでベース音がびっしびし来ていた。
・クラウディア氏のバイオリンはピッチ自体は以前よりよくなったが音色は変わらずルーズ、時たま手風琴のような効果を出していた(笛とのあわせで)のと「アフリカ」で中東っぽい音色になっていたのが興味を引く程度。ただ打楽器などでにこやかに叩く姿は案外日本のフォルク関係者ができていないアティチュードで、舞台上の貢献はあるなと痛感。
・一方チャランゴの安達満里子氏には「抜擢」以上の意味を見出すことは難しかった。曲が始まっているのに調弦で音を出す(しかもそれをフォローするアクションなどなし)など、プロの演奏者としての集中力に問題があるといわざるを得ない。バリトンチャランゴでの安定性や「夕暮れのシルエット」でのハードワークなど、演奏への貢献をしている局面もあったことは認めつつも、ものすごい一生懸命ミスなくやろうとしているのはわかるが、客席が近いだけにその緊張感が場の毀損につながりかねないのはいかがかと思う。もう少し余裕をもつか突き抜けるか、観客を受け止めるか驚かせるかの演奏を次は期待したい。
(きついことを書いてますが、現地できちっと修業した、日本においてもプロの音楽活動を志向している演奏者と思えばこその話)
・全部オリジナルなのは好印象ですが、菱本氏にはもっと大きいところやいろいろなところで、現地曲とオリジナルを織り交ぜてがしがしケーナを吹いていただければ、と、菱本氏を横綱とすると日本フォルクローレケーナ番付で幕内に入るかどうかのケーナ奏者としては強く願う所存。関係ないが一度は三役になりたいもの。

9月に行く構想のあるライブです。
●9/17:申し込み済み
ベネズエラのポピュラー音楽-----ルーツ&アヴァンギャルドベネズエラ音楽の最先端ユニット《アオンダ》を東大駒場に迎えます。ホローポ、メレンゲ、バルス、ダンサなどベネズエラ伝統音楽を、デモしながらわかりやすい解説とともに演奏します。南米音楽がジャズやポップスと融合し、即興的に再創造される現場を体感してください。

ライブ演奏  《アオンダ》 吉澤陽子(ハープ)、ラファエル《ポジョ》ブリート (クアトロ=4弦ギター)、ロベルト・コッホ(ベース)、ホセ・ペレス(マラカス)の4人によるベネズエラ音楽ユニット。伝統音楽をふまえた現代ポピュラー音楽~ラテンジャズは、高く評価される。

司会・通訳:石 橋 純(東京大学教養学部ラテンアメリカ分科教員)

開催日時 2010年9月17日(金)19:00~20:30(18:30開場)
開催場所 東京大学 駒場1キャンパス 18号館ホール
主催 東京大学教養学部 地域文化研究学科ラテンアメリカ分科
問合わせ先 「ベネズエラのポピュラー音楽」事務局 ahondakomaba [at mark] gmail.com
※表記のメールアドレスの [at mark] は@に置き換えてください。
備考 入場無料・要予約
座席予約方法:住所・氏名・所属(または御職業、御身分)・返信用メールアドレスを明記の上、1通につき1名様ずつ、上記メールアドレスにお申し込みください。(予約受付け開始8月1日)
その他 関連HP:http://goo.gl/wh82

●9/7 (火):タンゴ歌手KAZZMA氏によるフォルクローレ歌ライブ
Duo ライブ 曲目ほぼ決定!
テーマ:スケジュール

来月9/7にフォルクローレを中心としたライブをします!
いつもやっているライブではタンゴ曲の他に、数曲フォルクローレナンバーを歌っております。

音の宝庫=南米と言われるだけあって、アルゼンチンに限らず、南米の国々には素晴らしい曲がたっくさん
ありまして、今回はそのほんの一部ですが、今まで歌った曲(南米では有名な曲ばかり)を中心にまとめたライブにしようと思います。

いつもよく歌っているLuna TucumanaやAzabache、ラダのCandombe Para Gardel、
今年よりステージ等で歌い始めた、ハラの有名すぎる名曲Te Recuerdo Amanda、
そしてレギサモン&カスティージャ名コンビの素晴らしい曲(彼たちの曲だけのライブを本気で計画中)他、
2ステージでは歌えきれないくらい、歌いたい曲が沢山あるのですが・・時間をかけて選曲しました。

Balderrama (Zamba)
Zamba de Argamonte (Zamba)
Ese arar en el mar (Vals Peruana)
Te Recuerdo Amanda (Vals Chile)
Candombe Para Gardel (Candombe)
Palabras Para Julia (Cancion Espanol)
Luna Tucumana (Zamba)
Azabache (Milonga-Candombe)
Al otro lado del río  (Cancion Uruguaya)


ご興味のあられる方は、是非お越しくださいませ!!
「La Cancion Argentina」

Kazzma (Vo&Fl)
福島久雄(Gt)

Date:9/7(火)
Time:19時30分スタート(18時30分オープン )
Fee : 2000円(ワンドリンク付)
Place:千代田区神田 アートスペース 「デシジョン」
     東京都千代田区神田司町2-9-1第一高田ビルB1F
http://www.artcafedecision.com/

●9月9日(木)
木下尊惇ソロ・コンサート
「土に生きる音楽」
東京/初台・近江楽堂
(オペラシティ3F/京王新線初台駅下車徒歩1分)
開場 18:30 開演 19:00
¥3,000.-(当日¥3,500.-)
ご予約・お問い合せ/ タカタカ オフィス


|

« 10/8/24の日記(マリアナ・バラフ感想含む) | Main | EL SOLITARIO vol.6 演奏動画+コスキンつれづれ »

Comments

スタジオSUNは、また時間が合えば(どういうわけか、いつも合う。会社から近いからか)お邪魔しますね。
《アオンダ》って興味があるかも。

Posted by: Caneton | 2010.08.30 07:20 PM

Caneton様、コメントレスいつもさぼっていて申し訳ございません。
「アオンダ」かなりよい演奏をするグループです。理屈抜きで楽しく超絶技巧を見せるのでぜひ。有料コンサートもやるそうです。

El SOLITARIO、ぜひ宜しくお願い申し上げます。
その頃には夏の疲労も癒え、キレキレに行けるのではと思っております。競演者も激しく模索中です。

Posted by: YOSHIO | 2010.08.31 11:09 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 自分のライブ日程+菱本幸二氏ライブメモ+今後の出撃予定ライブメモ:

« 10/8/24の日記(マリアナ・バラフ感想含む) | Main | EL SOLITARIO vol.6 演奏動画+コスキンつれづれ »