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2010.10.30

本日予定通りEL SOLITARIO vol.7開催します!

皆様こんにちは。
台風が来ていますが、標記の通り予定通り開催いたします。

ライブ前に、私は船橋市葛飾公民館のケーナサークルの演奏を聴きに行く予定です。
13:20~13:50の予定です。

ライブは、スタジオSUN Aスタジオで16:30~17:15ごろの予定で開催します。(開場16:10)
料金は200円です。宜しくお願い申し上げます。
シークの鬼才、青木大輔氏の競演です!

終了後は、築地市場(西船橋から門前仲町乗換え、約40分)のキューバンカフェで開催されるFIESTA BAILABLEに行かれるもよし、
ケーナ奏者岩川光氏のライブに赤坂(西船橋から大手町乗換え、約45分)カーサクラシカへ向かうもよし。
はたまた不名誉?ではありますが「ライブよりも面白い」という打ち上げ(格安)に参加されるもよし、でございます。

台風でございますので、お足元にお気をつけて、万が一いらっしゃれる方を我々はお待ち申し上げております。

取り急ぎ YOSHIO 拝

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2010.10.29

【速報】仙台でEL SOLITARIO開催決定+もちろん本家も

皆様こんばんは。
唐突ですが、11/27(土)18:30ぐらいから、仙台エルパーク(三越上)のスタジオでEL SOLITARIOを開催することが決定しました!
仙台のチャランゴ奏者・かにーたさんが競演&運営を行ってくださいます。
篤く御礼申し上げます&東北皆様宜しくお願い申し上げます!
【詳細は後ほどさらにお知らせ申し上げます】

…かにーたさんは、コスキン日本代表審査会で日本代表に選ばれた方です。この方やミドラスの皆様のような仙台の方々、そして全国各地に審査会仲間がいる状況というのは、自分らが選ばれなかったという一点を除いては非常に楽しいものです。
これも審査会を実施してくださる川俣町およびコスキン関係者の皆様のおかげです。本当に篤く御礼申し上げます。(皆様も、審査会に参加して仲間になりましょう)

※もちろん、西船橋で開催するEL SOLITARIO vol.7も熱く準備中でございます。FIESTA BAILABLE(築地)にも岩川光氏のコンサート(赤坂)にも間に合うので、ぜひ南米音楽のはしごなどいかがでしょうか。
青木大輔氏の演奏は、サンポーニャの極限値を行っています。要チェック!です。
10/30(土)は、16:30までに西船橋・スタジオSUN Aスタへぜひどうぞ

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2010.10.26

10/10/25の日記(サルーキ=カフェに伺うなど)

※10/30(土)16:30~17:15、西船橋スタジオSUN AスタジオでEL SOLITARIO vol.7、シークの青木大輔氏を招き開催(200円、座って見られます)!終了後FIESTA BAILABLE、およびHIKALUCUS氏のライブにも間に合います! 要チェック!

●10/10/25(月)
昼はアユンテラス。牛肉の煮込みなど。

夜は12/12TAKUYA&YOSHIOワンマンライブを企画いただいた神田DECISIONサルーキ=カフェに伺う。
到着したところ岡本主任が熱く弾き語っていた。その後オープンマイクということで1曲独奏をさせていただく。曲名は「アンタラ」(ペルーのパンフルート系楽器の名称。ペドロチャルコの演奏で有名)

その後サルーキ=のミニライブ(もっとアコーステッィクでフォーキーかと思ったがギターなどがっつり入っていてロック)が始まり、ラスト全員で「Jumpin' Jack Flash」を演奏&熱唱。ケーナは(15年前に京都の六条河原で演奏したとき以来だったものの)うまく音がはまりきらなかったが楽しく、熱くのテイストは出たもよう。

サルーキ=の皆様、オーナーのHIRO様、岡本主任様、そしてお客様の皆様本当に有難うございました。
(サルーキ=の皆様と岡本主任様は11/20に3マンライブを大森「風に吹かれて」でされるそうです。興味のある方はぜひ!またサルーキ=の皆様は来年1/15にO-EASTでワンマンライブをされるので、ブルージーなギターに乗せたハートフルなロックを聴きたい方はぜひ。自分も行きます)

12/12ワンマンライブ告知などもさせていただく。
※チラシをDECISION(他にはコチャバンバにも設置させていただきました)に置かせていただきましたのでもしよろしければお手にとってみてくださいませ。

帰宅後わかさぎフライなどを食べる。

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2010.10.25

10/10-24の日記(断片)

※10/30(土)16:30~17:15、西船橋スタジオSUN AスタジオでEL SOLITARIO vol.7、シークの青木大輔氏を招き開催(200円、座って見られます)!終了後FIESTA BAILABLEにも間に合います! 要チェック!

●10/10(日)
10時過ぎに自宅を出て東京から新幹線、車中で相方と合流しチキン弁当。
13時過ぎに到着し宿泊ホテル「福島ビューホテル」のレストランでケーキセット。民友・民報いずれもチェック、民友のほうがコスキンの扱い大きいか。

14時過ぎにレンタカーを借りて川俣へ。35分ほどで到着、ストレス少ない。
町役場の議長駐車スペースに駐車する。

会場で挨拶などした後練習。絹蔵での演奏を誘われるが呼び出しなどの詳細がわからず断る。
今年は直前まで呼び出しがなかったので、演奏するのも一つよかったかもしれない。次年度への検討課題としたい。(絹蔵と実行委員会と審査会運営担当の関係も知りたいところ)

18:30ごろまでには袖で。「唐戸ハーレム」でのK氏の人徳にびびる。
今回は袖は5チームだったのでそれなりに会話もできる感じで悪くない雰囲気。
審査会になると川俣町職員と思しき方々が増えるのだが、以前からコスキンに関与されている方々は非常にフレンドリーで印象に残る一方、袖で椅子のそばに待機していたところ「椅子運ぶからどいて」という感じで挨拶しても故意に無視して椅子をがちゃつかせて無言で自分を排除して運ぶ職員の人もいて、後者にとって自分なんぞゴミなんだろうなあ、といういまさらな感想を抱く。
ただ運営の方々は、とくにボランティアの皆様は本当にフレンドリーで感謝しかない。マイクセッティングの方に声をかけていただいたこともいい思い出である。本当にお世話になっております。

演奏はアクシデントなどあったがなんとか形にはした、という感じ。アンコールの拍手は永遠に記憶に残るだろう。
有難うございました。
(パフォーマンスがなくてつまらない、などと審査会参加者に言われもしましたが、わかりやすいパフォーマンスという設定を乗り越えた、総体としてのパフォーマンスを叩き出していきたいと思っておりますので、来年も宜しくお願い申し上げます。ただもっともっと、壮大なストーリーを構築して演奏曲を骨格づける方向の工夫は面白そうな気もします)

発表後控え室に戻って、弁当をロビーで食べる。例年だと審査委員の多くの方が集まって弁当を食べているところに挨拶する、などのイベントがあるのだが、今年はあまり見かけなかった。演奏仲間や長年聞いてくださっている方など、多くの方とお話をする。

演奏終了後すぐにダメ出しをされるのは正直きついし、「その要求水準をクリアせずに選ばれたチームがあったのではないでしょうか」と言いたくなる瞬間もあるが、意見されるような自分たちのポジションこそが川俣で得た最大の財産なのだと思いありがたく拝聴する。来年もより高レベルの苦言が来るように、レベルを上げていきたいと思っておりますので宜しくお願い申し上げます。

相方と、コスキンの運営が明らかに改善されている点もあるのでは、という話をしつつ(ボランティア問題などはあるが)、ボランティアするなら司会などしてみたいという邪念に基づく野望などについて話し合う。あるいは副音声の解説とか。

ラスト寸前で福島への戻りにかかる。到着、チェックイン後カップ麺をすすりながら反省会。その後ピナ・バウシュの「私と踊って」を眺めながら就寝。「私と踊って」は、テレビでもその暴力性が十分表現されていた。

もし福島周辺で泊まる方がいらっしゃったら、今度軽く飲みましょう。我々は西口のホテルへの滞在が多いです。

●10/11(月・祝)
朝7:30すぎから食事。案外しっかりした内容。
8:15ごろに相方と別れ、9時過ぎのバスで川俣へ。なんか出勤気分。

川俣コスキンマーチを久々に聴く。お子様が演奏するには難しい曲ではないでしょうか(高音での半音など)。その後アスピランテスなどを見た後、審査委員に挨拶でも、と思うが、例年と違って挨拶後にあまり話してもらえず。とうとう見放されたか、とも思うがそこでひるまないのがTAKUYA&YOSHIOクオリティ。

演奏仲間にチラシなど配った後、岡山時代一緒に演奏したこともあるビルヘネス・デ・ラ・ルナさんの車にのっけてもらい福島へ戻る。どうも有難うございました。

福島では「サイトウ洋食店」(024-521-2342)でランチを。キンメダイとかで900円以内、デザート2品ついてこれは安い。味もまあよいのだが、全般にボリューム不足なのとオーナーシェフが店員を静かにしかりつける様子が大分すさんでいるのがマイナス。

土産はせんべいやままどおるの定番のほか、駅前の百貨店で「ももりん」(福島市のキャラクター)グッズを買う。買った際に従業員に由来を聞いたところ3分ぐらい説明される。

新幹線で帰宅。家で残念記念のすき焼きを食べる。

●10/17(日)
昼は「市川一茶庵」で天ぷらそば。天ぷらは海老1匹だが巨大、飾りにまつたけが1切れという豪華版。美味。

新宿の某氏の結婚式時に、10/30ライブ撮影用の機材をkawa氏より借りる。

●10/20(水)
久しぶりに「吉光寿司」で。赤貝が突出して美味。
その後病院に行き投薬を受ける。

●10/23(土)
夜住吉のティアラこうとうへ行きアマゾニコ五重楽団のコンサートに。
ヴィラ=ロボスの曲の高音部をロックギタリストのように弾くギタリスト、即興的演奏とともに切れ切れに言葉を飛ばしてくるギタリスト、安定したタッチでブローウェルの引用と隠喩に満ちた曲を演奏するギタリスト、古典的~前衛的要素を兼ね備える現代曲を生真面目に演奏するギタリスト、スペイン的なトレモロとともに暁の鐘の情景を優雅に表現するギタリストといったまったく異なるタイプの5人が出てくるので、ギターリサイタルに慣れていないタイプの観客にとっては超得な公演。2部の五重奏はスリリングさとエネルギーに満ちていた。

終了後3週間前に行った「RED WOOD CAFE」へまた行き打ち上げ。安くてよい。

●10/24(日)
昼は立川方面へ行った後吉祥寺で昼食。スパ吉が激しく並んでいるので新規オープンのタイ料理店、接客はダメダメだが味はそれなり。鶏肉がくさくない。

築地市場からCUBAN CAFEに行きグルーポ・カンタティ25周年のサポーター限定ライブ。いつもよりケーナ曲が多いが、予想よりはあっさりとした雰囲気で終始した。

ルイス・カルロス・セリベッチ氏が飛び入りで繰り出すハイテンションな「カランチート」、エルネスト河本氏のケーナの粘っこさが中~高音部でさえる「忘却」「アルフォンシーナと海」、武田耕平氏の後半部のサンポーニャによる旋律の持ち上げが切れていた「コンドルの反乱」あたりがコンサートの私的てっぺん。今回のベストCDにはチームの歴史がかなり隠しなしで書いてあるので事情通にはスリリングかも。

会場での軽い打ち上げまで参加してから帰宅。

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2010.10.23

本日ライブを観に行きます(10/10/23)

最近体調不良などによりブログ更新さぼっています。すみません。

本日はこちらhttp://blogs.yahoo.co.jp/jin_ichiro_inoue/34333214.htmlのライブに行きます。

江東区住吉でのイベントです。

新進気鋭のギタリスト5人を手軽に楽しめるイベントとして非常に有意義なのではないでしょうか。
笹久保伸氏の曲も相当数演奏されるとのことで、南米音楽関係者にも好適かと思います。

本日体調不良中ですが会場でお目にかかりました方宜しくお願い申し上げます。

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2010.10.15

101014メモ(saigenjiライブとコスキンで気づいた点など)

1、10/14は表参道・プラッサオンゼでsaigenji氏のライブを見に行きました。
saigenji氏はフォルクローレ演奏者としてキャリアをスタートさせた方で、南米音楽をベースとしたオリジナルの演奏活動をされていて、現在の高感度な音楽の業界では非常に著名な方です。

かなり久しぶりに演奏を聞いたのですが、非常に感動しました。
・南米音楽を広める際に近年よく使われる「音圧を下げる」手法ではなく、エレアコギターが強烈な存在感を持ち、豊潤なリズムセクションに負けない「音圧がバンド級に高い」手法で繰り出される「気持ちよさ」の奴隷にならないオリジナル曲の展開。
・スキャットなどの切れ抜群。ギターリフで拍手を取れるだけのキレと明確性。
・アントニオ・カルロス・ジョビン「ルイーザ」(唯一のカバー)ではリスペクトたっぷりの演奏。
・シャンゴでは、「フルートのように吹くケーナ」ではなく、「ケーナのように吹くフルート」。
・「AMANECER」のように、70年代ロック風のタッチが見える曲がかなり魅力的。南米至上主義ではないようすに、氏のポップへのこだわりが見える。
・「鼓動」のようなアイデア盛り込みまくりの大曲、「ミュージックジャンキー」のような明確な音楽家としての主張などの骨太さ。

現在のアンデス音楽周辺でありがちな「音を丁寧に、音圧を下げて」という方向での昇華ではなく、「音圧を上げて、アイデアを盛り込んで歯切れよく」というライブに強い手法での構築は、もしそれに否定的な人がいても一度は味わうべきアプローチだと思います。
個人的には大変勇気付けられました(もちろん、実際に当方が取れる手法ばかりでないし考えから違う点もあるのは百も承知だが、とにかく音楽への「自称プロ」ずれしていないアツさ【とにかくココ】、そのアツさの流通方法の提示と演奏時の表情などの振る舞いなど学ぶ点多し)。

ライブ後お話をさせていただけたことも幸運な出来事でした。氏の「制限音楽状況の乗り越え方」を書いたコラムはHPにありますのでぜひご一読いただけますと幸甚です。
ここでの出会いもまた、「一点突破」なTAKUYA&YOSHIO,そしてYOSHIOの活動を継続する意欲にあふれさせるものとなったことが嬉しいです。皆様もぜひ、プラッサオンゼ(中南米音楽のライブ空間で最高の場所のひとつでしょう。特にそこはかとない「部室」感がたまりません。カイピリーニャも美味)でのsaigenjiライブいかがでしょう。

2、コスキン・エン・ハポンでよく「内輪受けっぽいチーム名が大量に出る。同じようなメンバーが組み替わりで出て同じような演奏をしているのが価値を下げている」という話を聞きます。
自分もそうだな、と思ってはいたのですが、学生の多くは袖に待機してマイクセッティングをボランティアでやっているという事情も一方であります(自分もかつてやっていました)。
可処分所得が少ない学生にとって交通費・宿泊費負担で労働もするというのは結構しんどかったし、自分の頃(1988~91)よりも現在さらにしんどいのではないかと思います。そのような労働に従事した方が多くの回数出て内容が内輪でも突っ込みずらいというのが、(客席での視聴者を除外した)事情になるかと思います。

もちろん、学生だけが搾取されているのではなく、川俣町の皆様もボランティアでものすごく重労働しているという事情もあります。子供の呼び出し係などいつもすまなく思う気持ちでいっぱいです。あとかつて出あった「ケーナパン」販売は非常に心が痛むものでした。(現在は不明)

多くの人の尽力で成り立っているコスキンが、毎年少しずつでもよくなっているのではないかとは参加23回の者として思わないでもないのですが、搾取構造が割り切れなさを生むことは避けたほうがよいと思われます。以下のような対応などいかがでしょうか。これらはただの思いつきなので、叩き台になればいいレベルの書き連ねです。

●参加料1人2000円は、ボランティアかつ一定以上の強度(数時間以上の拘束)で労働する人は町内町外問わずその価格とし、ボランティアしない人は5000円とする。またボランティア労働をする人以外の複数チーム出演は有料とする(1回追加1000円、など)。
●ボランティアは内容と枠を事前に公開して、参加申し込み時に書き込ませる。
●東京などのマイクセッティングをやる学生団体へは、1往復だけでも川俣行きのバスを出す。
●絹蔵の機能がいまひとつ見えない。町民へのさらなるアピール場所になっているならば、いっそ審査会出場チームに、事前の絹蔵出演を課す、などして煽りに使うのも手。

…本日は眠いのでこれくらいで。乱暴な内容だとは思いますがご笑覧だけでもいただけますと幸甚です。

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2010.10.12

【報告御礼】2010コスキン日本代表審査会に参加しました

皆様こんにちは。

標記の件でございますが、私どもTAKUYA&YOSHIOは、10/10に福島県川俣町で行われたコスキン・エン・ハポン日本代表審査会に参加しました。
TAKUYA&YOSHIOのコスキン参加は19年連続19回目、審査会は8回目となります。
(「コメッタ・ロホ」でのコスキン参加をあわせると、YOSHIOは23年連続23回目のコスキン参加となります。TAKUYAは1回諸般の事情による不参加がありますが、22回参加しています)

今回5チームがエントリーした代表審査会では、完成度の高いフルート的なケーナとピアノできっちり「商品価値のある」オリジナル曲で勝負されたSonido del Vientoさん、昨年度の代表でラテンなアプローチの合間に繰り出す独自のギターフレージングが変わらず魅力的であった2年連続審査会出場のcascabelさん、ここ最近仙台で豊富な活動履歴を積み重ねられながらいい意味でのアマチュアリズムを前面に出して真摯な演奏をされたロス・ミドラスさん、ジャンルなどはぜんぜん違いますがある意味TAKUYA&YOSHIOの審査会仲間となりつつあるマニアックなコスチュームも目に鮮やかな舞踊のロス・ドゥエンデスさん、そしてTAKUYA&YOSHIOが出演しました。

今回の代表は、ロス・ミドラスの皆様が選出されました。本当におめでとうございます。審査会への参加を誘った者としては、非常に嬉しい気分であります。同時に、プレイヤーとしては、誘ったチームに先を越されたという事実を真摯に反省して、よりてっぺんを目指してまた1年修業していきたいと決意しています。応援くださった皆様へは、力不足を深くお詫び申し上げたいと思います。

例年そうではありますが、今回の結果にもかなりねじを巻かれた感覚がございますので、それを前向きに生かしたいと強く念じています。(これは終了後cascabelのKOJI氏とも話をしたところです)

演奏自体は、「リズムのタメが足りない」「パフォーマンスが足りない」「TAKUYA&YOSHIOは現状では歌が弱点になっているから音域を考えるか歌をやめてしまえ」「(2曲目のVasija de Barroが)枠組みにはまってしまった感があって意外性がなかった」「2人より4人のほうが選びやすいだろう」「スキを見せたらまず選ばれないだろう」という、結構現場の演奏者としては厳しめな意見も多々頂戴する状況であったことは重々反省するところであり、また1曲目で歌入りの際にオクターブを誤るという、09M-1決勝での笑い飯の「チンポジ」級のミスをかましてしまいましたが、それにも関わらず、審査員のみならず多くの観客の方から「TAKUYA&YOSHIOの審査会でのベストアクト」という評価を頂戴することができました。

毎年毎年出ているので慣れているだろうという意見もおありでしょうが、残念ながら審査会では毎年毎年非常な緊張を強いられるのが正直なところです。そのような審査会で一定の成果を持った演奏ができたこと、それを観客の多くの方に認めていただいたことを、ただひたすら感謝するのみでございます。演奏終了後いただいたアンコールの拍手(審査会ではあまり記憶にありません)にルール上お応えできなかったことをお詫びするとともに、皆様のご厚情に篤く御礼申し上げたいと思います。本当に有難うございます!

正直8回も落選しているので、もう応援は貰えなくても文句は言えない(8回落選した元議員が一般的にどう扱われるかを思い浮かべれば明白でしょう)状況で、変わらず、いなむしろよりアツく(批判も含めて)応援・お気遣いいただく皆様との出会いが、たぶんTAKUYA&YOSHIOの活動でもっとも価値のある成果なのだと自己認識しております。

どうもTAKUYA&YOSHIOという名前、フォーマット、そして個性はコスキン日本代表という観点からは激しくマイナスのようなのですが(論より結果)、非常に残念ながら自分たちは自分たちでなくなることはできないので、個性にこだわりつつもそこに固まらないように、そしてかならずマイナスを乗り越える日・結果を迎えるように最大限の努力を「芸を磨く・人を磨く」の方向で今後とも行いTAKUYA&YOSHIOを止揚させていこうと思っておりますので、どうかまたご支援をいただけますと幸甚でございます。我々は諦めません!

最後となりますが実行委員会の皆様をはじめとする川俣町の皆様・審査会のみならずコスキンに関わるすべての皆様に御礼を申し上げたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2010年1月12日 TAKUYA&YOSHIO YOSHIO 拝

追伸1:曲目とよかった評判、反省を。
1、YA VIENE LA TRISTE NOCHE…「後半からよくなっていった。EL SOLITARIOの成果がしのばれる出来」。反省はあまたありますが、かつてに比べれば崩れた後の立て直しがそれなりに出来た曲として認識。今後は「歌詞やリズムのさらなる練りこみ・刷り込み」を1年スパンで徹底してフリーなグルーブをさらに上積みできるように。なお考えていたコンセプトは「カタマルカのコプラを素直に楽しみたいが、時代の波に巻き込まれた人間が単一化した音楽に押し流されそうになり、必死に『そんなの関係ねぇ』と抗う」というもの。むちゃくちゃですが。

2、Vasija de Barro…「冒頭のタンバリンのキレがよかった」。冒頭水準のキレをいくつも重ねていくように、定番曲とされる曲ほどさらにさらに丁寧に脱構築・再構築していくことが課題。

追伸2:審査自体には特に申し上げることはありません。審査の講評も、冒頭に結果を言うのは斬新でよかったと思います。

ただ邪推ですのでこちらの勘違いでしたらお詫び申し上げますが、講評の流れが止まりそうになるとTAKUYA&YOSHIOに触れて軽くおちょくってシメる、というやりかたは、芸人としてはおいしい反面、審査会に向けてそれなりに覚悟をもって演奏した者としては率直に言ってあまり愉快な状況ではありませんでした。

自分にも事情がある、などというのはイケてないのみならず他の(審査会・通常参加問わず)出演者の皆様や運営に関与された皆様、すべての皆様に失礼なので申し上げませんが、もう1ミリでも審査会参加者がギリギリのところでやっていることを考慮する姿勢でお話をしていただければ、今後審査会がより価値を有するものになるのではと愚考申し上げます。

また冗談でも「(ロスミドラスは)TAKUYA&YOSHIOが推薦したから選んだ」などと言われるのは、私どもには過ぎた光栄である反面、「早く現役引退してコーチになれ」といわれているような気分になったというのは被害妄想のなせる業でしょうか。もちろんミドラスの皆様にも失礼であろうかと思います。演奏者に対してこのようなアプローチはお避けいただいたほうが、今後の参加者のためにもよろしいかと愚考申し上げます。

…これらの愚考はあくまで審査会をよりよくするための提言であることを付言申し上げます。
またいつも何かご事情があっていろいろアドリブでお客様にお話をされなければならない立場に置かれる神保様に含むところがあるものでも毛頭ございません。神保様には、「そうはいってもいつも気にかけていただき有難うございます」という感謝とともに今後のご壮健を祈念申し上げたいと思います。

追伸3:代表選出後、cascabelさんのように審査会連続参加、という方もいらっしゃる一方、代表選出後一般枠で参加されているTODA LA VIDAさんやロス・アルームノスさんのような方もいらっしゃいます。これらのかたがたはいずれも、現地コスキンでの成果を演奏で発揮され、自分たちのような後続チームの目標となるすばらしいチームですが、後者の方々は現在は多くが審査会とは離れた時間の演奏になっているかと思います。

もちろん当該チームの出演希望日にもよるのですが、代表選出後一般枠で参加されているチームで審査会と同日に演奏を希望されているチームに関しては、グランドチャンピオンとして、審査会の前ないし審査中に演奏していただくことで、審査会としての積み上げやコスキンの歴史を舞台で見せるようにしてコンテンツとしての魅力を向上するというのはいかがでしょうか。ご検討いただけますと幸いでございます。

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2010.10.07

10/10/6の日記(コスキン準備など)

●10/6(水)
昼はEl Patioでキングサーモンのクリームソースソテーなどの定食。
その後「サンドイッチハウスiz」でエスプレッソというのが定番。

夜は鰯の卯の花漬け、かんぱちの刺身など。

帰路オードリーの小声ライブを立ち読み。別に非常に面白いものでもないが、後書きの若林のひねくれ方に若林流の誠意が健在であることを感じそこは読み応えあり。
(現在事実上閉鎖されている彼のブログは百倍面白かったのだが)

23時からスタジオSUNへ。ここのAスタは金持ちに万が一なれたら買い取りたいぐらい占有している。
(EL SOLITARIOの会場です)

やっとコスキン用のアレンジが確定。あとは仕上げだが、少なくとも過去4~5年ではもっともアレンジに苦しむ。
苦しんだところでそんなものはZ級ケーナ奏者の激安の自意識の産物でしかなく、何がどうなるわけでもないだろうが、万が一を起こす可能性のある水準にまでは上げるめどが立つ。

コスキンでお目にかかる皆様、宜しくお願い申し上げます。

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2010.10.05

オペラ研究会で宝塚関連の発表があります(速報)

詳細、参加資格(通常はどなたでも聴講可です。早稲田大学の教室でやってます)などはまた判明しだいご案内いたします。非常に興味深い内容であることが予想されます。

☆11月17日(水) 17時または18時~
講師:奈加靖子(元宝塚花組・歌手)仮題「Takarazuka Girls' Opera:その「オペラ」への意識と実践
~大正生まれの「歌劇団」としてのアイデンティティーを探る~」

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2010.10.04

10/10/3の日記(℃-ute感想含む)

●10/3(日)
昼、所用で蘇我へ。
蘇我にて「パーラーばら」(TEL 043-265-7272)でパスタを食べる。店は昭和な感じだが、電源を用意するなどそれなりに時代への対応意欲はある。
パスタは、バジリコは匂いがキツすぎ(チーズ大量投与がよい)だがトマトソースはあっさりしていて、店構えよりはるかに美味。場所を考えると上出来、ただしパスタの価格はそれなり。
話のタネ、レベルや普段使いとしてはアリな水準。

いったん帰宅後スタジオSUNで練習というかアレンジの仕上げ。流石に追い込まれ感が出る。ポール・サイモンの「ONE TRICK PONNEY」という歌を思い出しながら仕上げをシンプル化することに光明を見出すが、一方で「ケーフェイ」「長州力は可能だろうか?(ここはメルセデス・ソーサのアルバムタイトルのノリで)」などという埒もない語が脳裏を飛び交い激しく精神的スタミナを削る。

削られた状態で、市川市文化会館の℃-uteコンサートに先導者に連れられていく。途中老舗の「市川一茶庵 (いちかわいっさあん)」(TEL 047-378-1614)で二色そば。細いほうが人気らしいが、案外太麺がそばがっつり感あってよい。店構えがあまりにも和風座敷できれいとはいいかねるが、千葉としてはかなりの高水準。

コンサートは数種類のダンスメドレーでつなぐ時間帯でアイドル枠の極限まで踊るなど、ハロプログループが持っている訓練度の高さが、若さを解放する表現につながり多幸感に結びつく稀有なライブ。5人の女性のパフォーマンスとしては完成形の一つだったのではないだろうか。勝負曲の「まっさらブルージーンズ」を後半立ち上げの繋ぎ技で使うあたりに、四天王プロレス同様の贅沢感あり。相変わらず露出はきつい服もあるが、アンコールでこれまでと一転して制服っぽい服で出てくるあたりが、アイドルの王道覇道を目指す心意気とも取れた。

今回のように出演者全員が能力を最大限発揮しているステージというのは分野がなんであれ非常に見てて気持ちよいが、個人的にはボーイッシュすぎるがヒップホップテイストを出す曲などで頑張っていた印象のあった岡井千聖が非常にアイドルな容姿に変身していたことに目を奪われた。岡井が前より明らかに目立っていたことがチーム全体の活性化に繋がっていたとも思われる。アンコール前、本編の最後に出演者がそれぞれ台詞を書いたはちまきをしていたが、岡井のものが確か「夢と現実」というもので、これにはまた襟を正す思いをさせられた。

時代がどうでも、周囲がどうでも頑張ることで何かを残さなければならない、ということを鍛えられたアイドルの奮闘により再確認し、底の浅い「ケーフェイ」を乗り越えたプロレス者としてのファイト(たとえば小川と対峙した三沢のようなアレ)を目指そうという活力をもらって会場を後にした。アイドルヲタにはどうにもなれない自分だが、アイドルコンサートの魅力というか社会的意義というものの一端には触れたような気はする。

終了後自宅で多少アレンジ作業。本番まであと1週間。

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2010.10.03

9/29・10/1ライブ(アオンダ・アルパカブーム感想含む)

●9/29(水)
昼はスーパーのステーキ弁当。肉の下にまた肉、という欲のないレイアウト。598円にしては良質。

夜、渋谷駅の神戸屋でチキンカツサンドを超特急で食べて表参道に行きプラッサ・オンゼでアオンダライブ。
19時に来い、といわれるが会場に入れたのは19:20近く。段取りはいまひとつ、だがハコとしては80人入る割りにアトホームでいい感じ、店員もフレンドリーかつ礼儀正しい感じで高評価。

アオンダのライブは、段取りの決まっていない感じでの進行といい、飛び入りといい、一流のミュージシャンによるセッションに立ち会っている感じで非常に素晴らしかった。
ラファエル・ブリート氏のクアトロ、ホセ・ペレス氏のマラカスも当然凄かっただが、特にこの日はロベルト・コッホ氏のアドリブベースに冗長さや反復要素がまったく感じられず神水準であった。吉澤陽子氏のアルパも「キルパ」などで今まで聴いた中でもっとも音圧強くキレキレ。演目も「コーヒールンバ」を外すなど、かなりコアなシフトで演奏陣もびしびしいこう、との意図も感じられた。

飛び入りで歌ったのは松田美緒氏、大使館の方、石橋純氏。大使館の方の歌の、ラテンなタメのすごさに宝塚男役と通底するものを感じ悶絶。石橋氏の身ぶりをちゃんと南米的につけたストレートな歌唱にも好感。松田氏の歌声は華やかさに一抹の寂しさをしのばせる感じが万人の印象に残る水準であったが、「南米音楽知ってます」というテイストを出しすぎる歌いまわしと「(メレンゲを歌った後で)メレンゲは伴奏できる人がいないから普段は路上で歌うしかないんです」という普段の伴奏者に失礼な物言いをする態度は、より広いステージで歌ってラテンアメリカ音楽を広める人になるためには改善すべきだと感じる。
(飛び入りの人になにもそこまで、とも思うが、当該分野音楽の魅力を社会に広めるためにも、能力のあるプロによりプロになってもらえればと思い、一有料観客として偉そうに言わせていただく。少なくとも自分や連れは、最初声を聴いたときは「松田さんのライブ今度行こう」と思ったが、歌唱およびMCを聞いた後は「まあいいか」という風に変化してしまった)

最後のカリプソでは観客も立ち上がって大盛り上がり。プロフェッショナルな出演者も心から楽しむ状況によるアットホームな雰囲気でのライブとして、ラテンアメリカ音楽ライブの中でも屈指の幸福なものとして記憶に残る内容。このレベルのライブに一般人観客が多く参加するようになれば、またシーンの状況も変わるのではないだろうか、と思いつつ帰宅。会場の雰囲気作りには、飛び入りした大使館員の人が多くの観客に「お酒飲んでる?」と話しかけて回る(知り合いでない人にも)ような尽力もしていたし、ベネズエラ音楽サークルの人たちがあまり出しゃばらず、しかし盛り上げるという理想的な姿勢を貫いていたことも特筆されるべき。

帰宅後カップ麺の「富士宮やきそば」を食べて就寝。麺をかなりそれっぽくしてある。

プラッサオンゼは次は10/14にsaigenjiライブで行く予定。いわゆるフォルクローレ業界からもっとも「本物感ある」(元文化系雑誌編集長談)ミュージシャンになった氏の演奏を、特に業界の皆様、どなたか観に行きませんか。

●10/1(金)
昼は久々に「アユンテラス」。サンバルがじわりと効く。

夜住吉へ移動しティアラこうとう(小ホール)のアルパカブームライブ。諸般の事情により(といいますか今回は批評できる立場でなかったので)批評はいたしませんが、全面的な成功とはいわないものの、彼らの持っている能力は十分に発揮されたライブだったと思う。

特にライブで印象に残ったのは次の3曲。
・Cinco Grados mas de Alegria (モレナーダがうまく無国籍化)
・Sacate Tu Mascara (緊張感あり)
・Vivir pa' Chacarera (今までで一番のバイオリンの迫力)

生音ライブだったが、チャランゴがストロークよりもむしろ単音が響くことを再発見。あとバイオリンがよく響くホールであった。

終了後結局多くの参加者に出演者もまじって「レッドウッドカフェ」(TEL 03-5848-2018)を制圧するかたちとなる。料理はテックスメックス標準だがまあまあ、価格が下町でビールが旨いので打ち上げには好適。今後このホールでライブをやるグループは貸切にしておくのもあり?

帰宅後CDを2回聞く。単なる消費者に評判がよかったのは上に挙げた曲に加えて「Angelita」や「Cueca para ti」「CueCanon」あたり。
(「Angelita」あたりで「世界の車窓から」のナレーションごっこをすると案外はまる)

アルパカブームはボリビア音楽に取り組んでいる、というのは明確に伝わるしそれは大事にすべきなのだろうが、現在のメンバー構成で自分の音楽を広める、という点では、民族的なパワープレイを隠し味(+MCのネタ)にしつつ、ムシカ・デ・マエストロスなどが作り出しているような「パラレルワールドな室内楽」的フィーリングを楽しませる感じでいろいろオリジナルを作るという工夫をするのもアリではないかと、アルバムを聞いて認識する。

もちろん民族的なパワープレイに頼りにくいことにより、音構成上不足している低音・リズムの弱点が目立つコンディションの場合の対応、などの問題点はあり、特に今回のホールクラスで生音になると「掛け声で場を制圧する」ことが困難だったということも判明しているが、工夫して対応していくだけの余地は大有りなのではないだろうか。次回は11/5にさいたま市でライブをやるそうであるので、周辺の方はぜひ。

※好き勝手申し上げましたが、ライブにて告知のご協力などいただき、アルパカブームの皆様に篤く御礼申し上げます。

★演奏会場で仕入れた情報告知。
1、ウーゴ・ファットルーゾ&ヤヒロトモヒロ インストアライブ=10/9(土)13:00~ タワレコ渋谷5階
 →ウルグアイのリズム、カンドンベに関して知りたければ必見。自分はコスキン準備で残念ですが…。
2、多摩フォルクローレ音楽祭=10/24(日)13:45~、日野市安養寺、1300円。
 →トダ・ラ・ビダ、ミスティ、ボラーチョスなどが参加。最近オープンな場所で演奏しない長岡洋介氏の演奏もあるそうです。自分は別用で残念ですが観に行けません。

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