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2011.01.29

1/27-28の日記

●1/27(木)
昼は船橋で。「PASTA COCCIO」(047-426-2202)という昨年9月に開店した店。
時間的にほとんど主婦のグループ。
トマトソースパスタを頼むが、野菜中心ということでボリュームに不安を覚えるが想像よりあり、時々来たい水準。
ただし場所はいわゆる船橋でも悪所系のところ。

夜は新大久保「スンデ屋」に行こうとするが劇込みなので向かいの「辛ちゃん」(03-3200-7388)へ。
ビヤホール風の内装、韓国料理というよりも、チキンとビールを飲み食いする、ソウルで2次会に行くタイプの店。
一応メニューは日本語メインだが、客の多くおよび従業員は韓国人のよう、そして雰囲気がいかにもソウル。

ヤンニョム味と普通のから揚げ1/2羽ずつ、無料の大根の水キムチとキャベツ、ビール4杯で4200円弱。この安さもソウル風。から揚げはかなりいいが、ちょっと量が多いかもしれない。

●1/28(金)
昼は「エル・パティオ」でパエリャ。最近ランチでもスペイン系メニューが増強されていてお得。

夜は「青木ホルモン1号店」で。ツラミやトロセンがなくなっていたのは残念だが、カルビやエンガワ、シマチョウなどかなり水準が高い。冷麺が盛岡冷麺になっていた。

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2011.01.25

【速報】TAKUYA&YOSHIO3月~4月の演奏告知+吉澤陽子さんの情報

標記の件ですが、以下報告申し上げます。ご来場をお待ちしております。
詳細はまた2、3日中に報告申し上げます。

●3/12(土)
TAKUYA&YOSHIO 再びライブ決定!
場所:神田DECISION (大石善也さんを迎えての対バンライブです)
18:30開場19:00開演、料金2000円(1ドリンクつき)
※前回のワンマンライブの好評を受けてのものです。前回の人気曲3曲+前回やっていない曲3曲程度取り揃えてまた新たな魅力を表現したいと思っています。

●4/30(土)
無伴奏単独ライブ EL SOLITARIO vol.9
ゲスト 笹久保伸さん
場所:西船スタジオSUN 予定 16:10開場16:30開演、料金500円
※単独ライブもいよいよ重大局面に来ています。

あと、ベネズエラハープの吉澤陽子さんが、1/25朝日朝刊3面「ひと」欄で紹介されました。
ベネズエラハープの特徴などのしっかり紹介されている素晴らしい記事です。
3/20にプラッサオンセで凱旋公演をされるそうですのでご一緒しましょう。

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2011.01.24

11/1/29-30の情報

●1/29(土)
DAIJITOこと福田大治氏が久々に都内でライブをします!

ノチェーロ・ソロライブ(六本木) 

時間;18:30開場、演奏は19:00, 20:00の2回(入れ替えなし、各40分、
   閉店21:15)
   ☆今までのノチェーロ・ライブより早い営業時間帯ですので、
   くれぐれもご注意お願いします。

出演;福田大治(チャランゴ)、犬伏青畝(ギター)、岡田浩安(サンポーニャ&ケーナ)

料金;¥2200(チャージ)+ドリンクオーダー

ご予約先;ノチェーロ(http://www.nochero.com/)
(電話(03)3401-6801)

★久々の六本木ノチェーロライブです。今回はアンデス管楽器の名手・岡田氏も加わり、ボリビア音楽中心に味わってもらえます。静かな大人の空間で音響も抜群、じっくり聴きたい方におすすめのライブです!こじんまりした会場ですので、予約をおすすめします。

一方、昔からのケーナヲタには見逃せないカンタティのレクチャーコンサートもあります。

ライブ情報!!(目黒)
「ボリビア音楽の魅力Ⅴ」
 
 アンデス高地からアマゾンまで、多彩な背景を持つボリビア音楽を、トークと演奏で解き明かすシリーズ企画の第5弾!

日時:1月29日(土)
   オープン    18:00
   第1部レクチャー 18:30~
   (コーヒーブレイク)
   第2部ライブ   20:00~
会場:カフェ・イ・リブロス(目黒)
料金:前売・予約 3,000円
   当日    3,500円
予約・問い合わせ:Tel03-3365-0047(カンタティ島田)
         携帯090-2942‐3400(カンタティ島田)

「ケーナ奏者」 大研究
 アンデスの楽器の中で日本人に最も親しまれているケーナ。その演奏者たちにスポットをあて、それぞれの奏者の特徴や、ボリビア音楽界に与えた影響などを検証していきます。さらに今回は、ボリビア以外にも少し対象を広げ、日本にケーナが紹介されてきた流れや、来日公演でのさまざまなケーナ奏者の思い出にもふれてみたいと思います。
 前半はレクチャー、後半はカンタティの生ライブです。

●1/30(日)
12月のTAKUYA&YOSHIOのライブに来てくれたTOMOYAさんが出演されるライブが大森「風に吹かれて」であります。
風に吹かれて風フォークジャンボリー
出演:西尾尉循/吾郎/ほっとけえき/TOMOYA
Open18:00
Start18:30 2000円
(1ドリンク付)

一方、桑原健一氏のボリビア行き前ラストのライブが、渋谷で行われます。
1/30 sun. 「Drum Cow」@渋谷 pink Cow  open18:00 / start18:30, charge free

live : Relief For Hait,  エスニカ,  Uncle Thumb,  Jungle Vibes
    Paca Belly Combo,  Tempotenz

・「青天のへべれけ」でもおなじみのカリンバひろゆきさんのアンクルサムで、水野さんとも一緒な中村お父さん主催のイベント。 お父さんはテンポテンツでも出演。 ってことは、水野さんもアンクルサムとパカベリーコンボのダブル出演でっす。

・そしてそして。 チャランゴ健ちゃんが、チャランゴの国ボリビアに移住?長期滞在?してしまう直前3日前ライブ。 健ちゃんが東京のみんなへの愛のすべてを弾き切ります。 パカ・メンバーは健ちゃんへの愛たっぷりで演奏します。 

・個性的な居心地良い店ですよ、食べ物もおいしいし。 パカは21:30 からの予定です。 チャージ無いし寄ってって~。

・あと、セッションタイムがあるので、打楽器持って来ると楽しいよ。 お父さんは品川ジャンベ・ポッセのリーダーで、このイベントも打楽器満載だと思いまっす。

…ダブル、トリプルで重なっていますが、なんとか少しでも楽しめれば(体調にもよりますが)と思っています。
ご一緒する方宜しくお願い申し上げます。

以上、集めた限りのライブ情報でした。数日後をめどに、自分の演奏情報も発表申し上げます。今年は春までキャンプ、ではなく少々試合に出られるかも知れません。

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2011.01.23

1/21-22の日記(Encuentros、宝塚宙組)+笹久保伸さん動画+その他

●1/21(金)
昼は「南国酒家」で久々。ランチの粥が廃止されていたが、味などは変更なし。
夜は神田DECISIONへ行きENCUENTROSのライブ。清水康之氏(ケーナの音が以前よりもかなり伸びが増していてよかった)、鈴木龍氏といったお世話になっているメンバーの出演(+ギターの関口氏)。前半終わりからの鑑賞。
このライブのてっぺんは、2コーラスきっちりこなされた「ドラえもんのテーマ」と、レゲエ・ファンク風リズムに味付けして裏拍強調形で行われた「コンドルは飛んでいく」。

ケーナメインの演奏スタイルとしては全般的にかなり守備的なスタイルであり、自分の音楽的姿勢とは方向性などが違う点もあるが、ロングトーンでの持って行き方に代表される守備の完成度、および曲目のバラエティはこのチームが「現場を多く踏んでいる」ことを証明する水準。
あまり観客にフォルクローレ系業界人を見ないが、むしろ「業界内では有名だが一般の観客に受けない」タイプの演奏者が学ぶべき要素多々ありと思われる、などと生意気を書いているが、そういう当方がまず学ぶべきだということは脇に置く。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

演奏終了後出演者の方々やお店のかたがたと少々お話をさせていただいてから知人と韓国料理店へ。まあまあ。焼酎が濃かったらしい。

●1/22(土)
午前中荷物受け取り。年が2回り程度上の知人の方の香典返し的荷物を受け取り、月並みではあるが若干の世の中のはかなさを知った気分となる。

夕方に宝塚宙組『誰がために鐘は鳴る』。とりあえず野々すみ花は「けなげな小悪魔」的マリアが異常に上手く(「髪の毛に触って」うんぬんは普通だと背中がかゆくなるが、伏線を見せる演技力)、京三紗は年配の女ゲリラであるピラールをとてつもなく若々しく演じ驚愕。そしてエル・ソルドの風莉じんが、歌一発で「伝説のゲリラ」的包容力を見せつけていた。
トップの大空祐飛は硬めの持ち味が徐々にほぐれてくる様子が役とシンクロしていた。「手相なんか気にしないんだ」とキレ芸をするところも、文脈にはまっていてよかった。

全体に見てかなり得な公演だったが、演出の木村信司っぽすぎる「かなり危ない~」などのふところのない歌詞のだささ(舞台全体は柴田侑宏の脚本に縛られてかまともだった)、さらにその木村の復権傾向が2011年に大いなる不安、というかまた失敗への一里塚、か。

あと原作自体が持つ弱点だが、実際のスペイン内戦からみたら甘すぎてハビエル・セルカス『サラミスの兵士たち』の作品中で出てきた老戦士からみたら失笑もののヒロイズムのしつこさ、さらに70年代などにあったと思われる「スペインを語ると文化人」な感じのロマンの無造作な出現が古さに結びつくケースが(再演だから仕方ないとはいえ)特に前半に見られたのが、現代では客を選んだかもしれない。さらにヒロインをうさぎちゃんとか呼んで、そのうさぎちゃんが傷を負っていてとかいう設定が、なんかTONO『ラビット・ハンティング』(TONO作品の中でもシュールかつトラウマのエグみMAX)を思い出させて、ヒロイズムに収斂しえないなにかを感じたのは、小生のただの妄想か。

船橋へ戻ってから「寿し道楽」。蒸しウニ、エンガワなど美味。冬は寿司がいい。ドトールでコーヒー飲んで帰宅。

●笹久保伸氏のイタリアでのコンサートがUSTREAMで見られます。
かなりソリッドな演奏となっているので一見の価値ありかと思い、紹介申し上げます。こちら

●11月にゲストで演奏させてくださったシンガーソングライターの佐藤祥子さんが、2/7(月)に青山「月見ル君想フ」で18:45~30分ほど出演されます。自分は諸般の事情によりかなり行くのが困難なのですが、200人程度のキャパを誇る会場ですので気が向かれたらぜひどうぞ。前売り2000円+1ドリンク500円だそうです。
佐藤さんは4月に神田DECISIONでライブをやる可能性があるそうですのでそちらもチェックくださいです。

●フォルクローレギタリスト・木下尊惇氏の演奏情報です。
2月3日(木)4日(金)
LUZ DEL ANDE en Concierto 2011
『ルス・デル・アンデ』コンサート

木下尊惇(ギター)
MARCELO PEN~A(ケーナ)
ANTONIO PEREZ(チャランゴ)
WILSON MOLINA(ギター・うた)
LUIS GUILLEN(ドラムス)
ROBERTO MORALES(シーク)

TEATRO MUNINCIPAL/LA PAZ -BOLIVIA
(ボリビア・ラパス市立劇場)
詳細未定
お問い合せ/takataka-office@mvh.biglobe.ne.jp (タカタカ オフィス)

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2月26日(土)

伊藤由美子個展「in the grass」~草原にて~
木下尊惇 オープニング ライブ

益子/pain de musha musha & coffe
(栃木県芳賀郡益子町益子4135)
開演 16:00
¥1,500.-(インド・チベットの薬草茶付)
お問い合せ/0285-72-7874(パン・デ・ムシャムシャ)

※メールでいただけると掲載させていただける可能性が高いです。万が一気が向かれたらご活動のご予定を送信ください。(なお申し訳ございませんが、しがない個人ブログですので、掲載については一任くださいです)

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2011.01.20

1/14-19の日記(サルーキ=、桑原健一、アルパカブーム、岩川光を含む)

●1/14(金)
昼はEL PATIO。CALLOS A LA MADRELIN~A(牛ミノマドリッド風煮込み)美味い。
夜は西船橋「一九」で。従業員はやや粗雑(愛想はいい)だが海産物は流石、船橋は本来漁師町であることを痛感。深夜に「ラーメン一丁」で味噌ラーメンチャーシューねぎ追加、餃子も。

●1/15(土)
朝8:55に目が覚め慌てて吉祥寺へ。速報系の分析に関わる。
終了後いったん帰宅、家で睡魔と残務にまみれつつ、久しぶりの立ち食い「吉光寿司」へ。冬だからか全般にネタ最高だったが、特にブリトロがありえない高水準。

今度は渋谷ON AIR EASTへ出撃し、サルーキ=のワンマンライブへ。
少し遅刻したので前半は後ろだが、想像以上の混雑ぶりに、サルーキ=の無謀なまでの企画の成功を祝いたい気持ちになる。昔からのファンはいっそうであろう。
音楽的にも、リズム隊を強化したサウンドは、ON AIRの舞台でも「家賃が高くない」状態で、途中のストーンズカバー(元ZIGGYの松尾氏があまりにもキースな姿と強烈な単音ハンパない)までは正直「客数の割に動き少ない」感じだったが、後半のフック、そして彼らが育ててきた曲目の連打でむちゃむちゃ盛り上げる様子に、ミュージシャンにもそして客にも「いいロックショーをしよう」という姿勢が明確で非常にハッピーであった。いつもどこかで受け手の自分的には若干のひっかかりがあるキリスト教的ワードも、このライブではストレートにOKであった。

事務所に所属せずに1000人キャパの箱を埋めることの困難さは少しでも音楽活動した人間ならよくわかる話であって、それを達成しただけでなく「ここからもう一歩」の姿勢、客を励ます姿勢を示したサルーキ=に拍手を送る。キモいオヤジケーナ奏者と絡む余地ももうないかもしれませんが、万が一気が向かれましたら今後とも宜しくお願い申し上げます。

彼らからは「頑張る姿勢をいやみなく見せることの大切さ」「曲を何百回でも演奏して育てる大切さ」を学びました。

終了後ギターのモーリー氏に挨拶して(氏のギターも、ポップとブルージーのバランスが最高)帰宅。携帯の万歩計を見たら16000歩だった。1日1万歩を越えたのはアルハンブラ宮殿を歩き回った日とこの日だけである(10.12月以降で)

●1/16(日)
昼下北沢TEPITOへ行き、桑原健一氏送別ライブ。想定より若者少なし。
ソロでは「牛追い」が流石。1人いないPACHAMAMAXでは、「カラヴァージョの思い出」など昔のケーナ曲が多く、渡辺氏の上に抜く感じのケーナ音がはまっていたが、こういう曲こそジャストな音程でやってみたい、のが今の自分の心境。もっとも自分の音は上への抜け方が暴れ馬だが。

後半はアルパカブーム。この日一番主軸感があった福田氏の演奏を聴きながら、NO FEAR解散決定時の大森と高山のシングルマッチをふと思い出す。

桑原健一氏の東京でのラスト演奏は1/31渋谷PINK COWとのことです。行ける人はいかがでしょうか。自分も検討中です。

終了後数人でカラオケボックスにてマジトークの後演奏。

●1/19(水)
昼はアユンテラスでランチ。

夜出先でモスバーガー2つ食べた後TEPITOで岩川光氏と大柴拓氏のライブ。
1ドリンク1フード+チャージ(しかもチャージは2000円が1500円に値下げ)、と岩川氏のツイッターで読んでいたが、行ってみるといきなりチャージに加えて2000円のコースメニュー+ドリンクを強制される。コースメニューは価格から見ると豪華でよかったし、客単価4500円以上にしたいという店の事情や意志は理解するので、今後はそんな事情も踏まえて行くかどうかを検討したい。あと関係各位には金銭がらみの情報の発信にいま一歩の配慮を願えれば幸甚。

岩川氏の演奏は久しぶりだが、以前よりも低音の強いケーナでのブースト音なども駆使した攻めの演奏になっていて、大柴氏の意外なほどストイックにリズム優先でひっぱるギターとマッチングがよく見せ場があった。高音がもっと強くなればというのはささやかな希望。

終了後話をさせていただいて帰宅。

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2011.01.10

11/1/7の日記+船橋でピアノ触れる場所発見

●1/7(金)
昼はMIRA FLORES。インド資本の店というのは聞いているが、本格ではないが耐えられる水準。
ランチが200円安くなった。

夜は王子へ先導者と。
「平澤かまぼこ」(03-5924-3773)でおでん。頼んだら酒なしでもOK,おでん屋は高くつきがちでいやだったのだが、2人で軽く食べて1500円程度と驚愕の価格。おでんもうまく、特に愛好するちくわぶの美味さがうれしい。

王子小劇場でシベリア少女鉄道スピリッツによる「もう一度、この手に」。最初はよくできたコント集っぽかったのだが、わざと役者の技量を落としたりニセ内幕暴露をしたりしてぐちゃぐちゃに脱構築してドラマへの欲求をこけにするスリリングな舞台。最後にはクロスワードネタなども出ていた。

出演者がスリルを楽しむようにしている構造は、脱構築ぎみに新しい物をやろうとしている人間にとって非常に参考になった。

終了後再び「平澤かまぼこ」へ。おでんやに思い入れのない小生ですが非常に薦めます。

※船橋でのピアノ触れる場所の発見に関して

 かねてから、「いつも使っているスタジオSUNはとてもよいスタジオだが生ピアノがなく、生ピアノで採譜・アレンジをしたいが、ピアノを貸してくれるスタジオが近所にない」という問題を抱えていました。

本日「イトウミュージックサロン船橋」(047-495-3001)に伺ったところ
・祝日以外10:00~21:00、アップライトは30分515円、グランドはその倍
・レッスンでの使用以外の空きがあったら貸せるのでとりあえず電話で問い合わせてほしい
・ただし土曜日はほとんど埋まっている
とのことでした。船橋駅からだと7、8分かかりますが便利です。
(これまでは池袋のスタジオフォルテでやってました)

ピアノを買ったりピアノを弾ける部屋に住める見込みがない小生としては、いまさらですが一つの発見でした。
これで多少はアレンジ・創作活動が進めていきやすくなるかも、と勝手な期待をしております。

以上船橋周辺で音楽活動されている方向けのどうでもよい情報でした。

(もちろん公民館などのほうが安価に使用できるのですが、時間の有効活動という点では自宅ないし駅から近く電話で即決できる民間施設というのはありがたい存在だと思います)

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2011.01.09

1/15につくばでこんなイベントあります【宝塚研究関連】

標記の件ですが、こんなイベントがつくばであるそうです。
つくばでなければ参加するのですが…、というわけで当日行っても大丈夫そうなので、もし興味のあるご近所の方はいかがでしょうか。

私としては内容など知りたいところではあります。

劇団「百景社」関連企画         
つくば市民大学 自主講座
「日本大衆文化と「人形の家」--明治期から現代まで」
日時:2011年1月15日(土) 14時~ 
場所:つくば市民大学
講師:
 松田幸子(国民文化班・研究代表者/筑波大学・準研究員)
 吉田季実子(国民文化班・研究分担者/東京大学大学院博士課程)

ゲスト講師:
 溝口彰子 (Visual&Cultural Studies Ph.D)

詳細はこちら
なおゲスト講師は私の実姉だったりします。

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【御礼】El Solitario vol.8遂行しました!

みなさまこんにちは。

2011年初の演奏活動として、単独無伴奏ライブEl Solitario vol.8を、1/8(土)16:30~17:55遂行いたしました。
内容は以下のようになりました。
なお観客といいますか参加者は4人(最後の即興でさらに1人)でした。

【Caneton】
1、おもいでのおもいで[中島明子]※D管ケーナ
【鈴木龍】
1、Waca waca [Depto. de Folklore Boliviano]※シーク
【Yoshio(溝口祥夫)】
1、風の中の新年 An~o Nuevo en el Viento (Quena Suburbia Ⅳ)[Yoshio]
2、黒い山 Montaña negra (cueca) [Uña Ramos]
3、アルバイシン経由バスターミナルへ
Via Albaicín a la Estación de Autobuses (小曲集「風景との不連続旋律」④)[Yoshio]
4、Baby Don’t You Do It  [Marvin Gaye]
【参加者+YOSHIOによるインプロビゼーション】
1、Cinco Minutos Ⅳ[参加者+Yoshioによる即興]

感想としては、Canetonさんのケーナの尺八的ながら芯のある音が魅力的であったことや、鈴木龍氏のパワーサンポーニャの音の奥深さを評価する声がありました。
Yoshioの演奏としては、3の評価が高かったです。1は空気音のみという前衛系でしたが、もう少しアイデアを詰め込んでバージョンアップしたいと思います。2については勢いへの評価がありました。4は「早くなる前のゆるめの感じがよかった」との評とともに、3との識別が難しいという声もありました。
全般に「16分音が切れているなどの進歩はあるが、ロングトーンで押し切る魅力も追求しては」との意見も存在しました。

即興はシークが主導する感じとなりました。途中で止まる瞬間もありましたが意外と構成的な即興だったと思います。

その後「南風堂珈琲店」でいつものように打ち上げをしていたところに、2月からボリビア進出が決まっている気鋭のチャランゴ奏者・桑原健一氏にも演奏先の埼玉県からお寄りいただき、氏の今後を考えつつ痛飲いたしました。キーワードは「ウユニ」「露天」「一棟買い」「よさこい」「トバス」「打ち込み」「DTM」だったのですが、これではなんのことやら、かと思われます。(もちろんマジ系トークもずいぶん入りました)
氏も出演する1/16 テピートのライブは必見かと思います。

今後もEl Solitarioは、どんなにみっともなくともやれることを全部やる、というポリシーの元、もっとも過激かつフリーな音楽マジ空間として実施していきたいと思っています。共感される方、反感を持たれる方、無関心な方、老若男女問わずの参加をお待ち申し上げております。
次回は4月下旬の土曜を予定しています。

そして参加いただいた方、ご理解いただいた方、本当に有難うございます。馴れ合いイベントではありませんが、皆様のご厚情に報いるときがいつか来るように精進したいという気持ちにさせられるイベントではございます。

2011/1/9 YOSHIO 拝

追伸:例年TAKUYA&YOSHIO,そしてYOSHIOは2~3月はオフになってしまっています。本年も次回のEl Solitarioまで現状予定はありません。
演奏機会を下さる方、超前向きに検討いたしますので宜しくお願い申し上げます。

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2011.01.08

【告知】無伴奏単独ライブ1/8(土)開催+演奏情報

皆様、新年早々恐縮ですが、単独無伴奏ライブとして東都フォルクローレシーンのハウリングウルフ化しているイベント、EL SOLITARIO vol.8を、以下の要領で開催します。

●EL SOLITARIO vol.8
日時:1/8(土) 16:30~最大18:00(開場16:10)
会場:西船橋スタジオSUN・Aスタジオ(入ってすぐ左のスタジオです)
※なお西船橋へは大手町から快速で30分程度です。思ったよりは近いです。東北方面からは南浦和で武蔵野線乗り換えが便利です。

出演者:YOSHIO(ケーナ1本で狂ったように4曲演奏)+希望者(無伴奏でOKの方は無条件で1曲演奏できます。楽器は何でも可、ただし弾き語りはご遠慮ください)
入場料(参加料含む):200円

単独無伴奏というジャンルでいっぱつやってみませんか? 
楽器はフォルクローレにとらわれず、音楽スタジオで出来る範囲のものならなんでもOKです。アカペラなら声でも可、リズムマシーンとかなしでOKならラップも可。

もちろんスリリングな場の空気を求める観客大歓迎。間違いなくもっとも寂しいぐらい自由で貧相なステージですので、地下好きの方ぜひ。何気に8回目です。
(スペイン土産提供の可能性あり)

終了後は格安反省会+音楽トーク会ありありです。ぜひ新年会がてらぜひ!

…自分の告知だけしても申し訳ないのでいただいた情報をUPいたします。

●まずはケーナ奏者岩川光氏の分から。
「岩川光+大柴拓デュオ・ライブ@テピート」
・日時:2011年1月19日(水)18:00開場、19:30頃開演
・会場:下北沢テピート(http://www.tepito.jp/)
・MC:2,000円(+お料理とお飲み物のオーダーをお願いいたします。)
*超絶の若手ギタリスト大柴氏との2011年最初のライブ。盛り上がってまいります。オススメ!
→こちらに行くことを現在検討しています。

「<新ユニット>岩川光+新井秀昇デュオ・ライブ@Casa Classica」
・日時:2011年1月22日(土)18:00開場、19:00開演
・会場:赤坂Casa Classica(http://casa-classica.jp/top/home.html)
・MC:2,100円(+1ドリンク以上のオーダーをお願いいたします。)
*前代未聞!ケーナとユーフォニアムだけのデュオ、その名も題して「笛とラッパ」!楽器の限界を超えた超絶技巧を追い求める2人だからこそ許される、幅広いレパートリーを取り上げます!


「岩川光+大柴拓デュオ・ライブ@Barすごもり」
・日時:2011年1月30日(日)18:30開場、19:00開演
・会場:熊谷Barすごもり(http://www7b.biglobe.ne.jp/~sugomori/index.html)
・料金:4,000円(フリードリンク込)
*熊谷駅から徒歩1分!という好立地の素敵なバー、すごもりでのライブです。すごもりライブシリーズの2011年第一弾だそうですよ!オススメ!

●続いて木下尊惇氏の分を。
*1月10日(月・祝)

第九回ピカイア祭り

にぎやかなメンバーで、ブラジル、ボリビア、パラグアイ、ペルー、ベネズエラ、コ
ロンビア、アルゼンチン・・・南米各地の音楽に、オリジナルを交えておとどけします。

出演:pikaia pandeiro special
   渡辺隆雄(トランペット・パーカッション)
   小澤敏也(パーカッション)
   渡辺 亮(パーカッション)
   阿部浩二(7弦ギター)

   木下尊惇(ギター・チャランゴ・うた)
   菱本幸二(ケーナ・シーク・パーカッション)
   クラウディア・ゴサルベス(バイオリン・パーカッション)

   上松美香(アルパ)

   JINGLE-GYM(パンデイロ・バツカーダ)・・・他

代官山/晴れたら空に豆まいて
(渋谷区代官山町20-20 モンシェリー代官山B2)
開場 18:30 開演 19:00
¥3,500.-(当日¥4,000.-)

ご予約・お問い合せ/ 03-5456-8880( 晴れたら空に豆まいて)

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*1月14日(金)

木下尊惇・森川浩恵ライブ
「いのち」

スペシャルゲスト:板垣あすか(ダンス・舞踏)

・箏、ギター、チャランゴ、鐘、太鼓、尺八やその他の笛などの鳴り物と、うた、和
歌、詩、お経などの声、そしてダンス・舞踏の動き・・・宮沢賢治の詩を軸に、「いの
ち」をテーマにした舞台です。

祖師ヶ谷/カフェ・ムリウイ
(世田谷区祖師谷4-1-22-3F)
開演 19:00  投げ銭制

ご予約・お問い合せ/ 0463-26-6236(タカタカ オフィス)

●さらに笹久保伸氏の分を。

笹久保伸 ソロコンサート NEW!
Sylvano Bussotti作品とペルー音楽
日時 : 2011年1月12日
場所 : Spazio Sirin
Via Vincenzo Vela, 15, 20133 Milano, Italia
プログラム : Prima parte
1. Autotono (Sylvano Bussotti)
2. Ermafrodito (Sylvano Bussotti)
3. Rara eco sierologico (Sylvano Bussotti)

Seconda parte
1.Fantasia sobre el tema Canastitay (Tradicional de Peru-arreglo por Shin S)
2.Fantasia sobre el tema Vidallay vida (Tradicional de Peru-arreglo por Shin S)
3.Coca quintucha (Tradicional de Peru-arreglo por Shin S)
4.Llaqtay Urqu (Tradicional de Peru-arreglo por Shin S)
5.La anaconda (Tradicional de Peru-arreglo por Shin S)

問合せ : 笹久保伸(shinsasakubo@hotmail.com)

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笹久保伸ソロコンサート NEW!
Homenaje a Jose Maria Arguedas
日時 : 2011年1月16日
場所 : Musei capitolini
Via del Campidoglio, 1, 00186 Roma, Italia
ローマにある世界最古の美術館です
プログラム : Jose Maria Arguedasによって採集されたペルーアンデス音楽をギターソロで
問合せ : 笹久保伸(shinsasakubo@hotmail.com)

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イマジン七夕コンサート2011
笹久保伸ギターソロ「血~Blood」
日時 : 2011年7月7日
場所 : サントリーホール(大)
東京都港区赤坂1-13-1
出演 : ゲザ&5デヴィルズ(ジプシーバイオリン)
小松亮太&オルケスタティピカ
笹久保伸(共演は山下洋平、青木大輔、Irma Osno)
問合せ : コンサートイマジン
→こちらははってでも見に行く予定です。

●桑原健一氏とアルパカブームのライブです。
2011年1月16日(日)  東京ありがとうライブ
当面東京で最期となるライブです。ランチコース付きです。アルパカブームを中心としたライブです。

場所:テピート(東京都世田谷区北沢2-34-8 KMビル3階)
日付:1月16日(日)
時間:12:00開場 12:30コースランチスタート 13:30開演
*コースのランチ付きライブとなります。25名様までですので予約をお勧めいたします。
料金:2500円(コースランチ付き)
出演:アルパカブームほか
予約:(11日以降)テピート03-3460-1077
(11日以前は)info@alpacaboom.comもしくは、tepito.jpのcontactからメールをお送りください。
→こちらはマストで行くつもりです。

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2011.01.04

2010-11年末年始旅行日記2

●12/28(火)
朝7時に呼び出しが来て朝食。朝食はパンとヨーグルト程度というコンチネンタル方式。
この食堂車のサーブ担当の人は1人で6~7組を同時にさばくので非常にきびきびしている。

8:30過ぎにグラナダ到着。列車はおおむね数分早く着く感じであるが、利便性は高い。
グラナダ駅は非常に小さい。

駅前からタクシーで宿のパラドールまで、14ユーロ程度。
石畳の小道を駆け上がる感じ。

パラドールで荷物を預けたり道案内を仰いだ後チケットセンターまでチケットを引き取りに行くが、靴磨きに話しかけられうっかり相手をしてしまう。途中で気が付き被害なしで脱走。朝ぼんやりしていたがゆえのミス。

14時からの観光で予約済みのチケットを機械で受領後30番のミニバス(回数券を購入、7回で5ユーロ。ただし運転手の不親切さは観光客ずれしたこのミニバスが最悪)に乗って中心街へ。GRAN VIA 1周辺から歩き大きい観光案内所へ行く。マラガ行きのバスについて聞いたところ「事前にバスターミナルでチケットを買ったほうがよい」とのことなので33番のバスに乗って新市街のバスターミナルまで。30分程度かかる。旧市街とは一変して原野に建物やドライブインがある感じで、アメリカっぽい感じ。旧市街と新市街の間に大学があるような街の構造。

バスターミナルの自販機でチケットを買おうとするが英語では動かなくなり、治安維持もかねて見回っているような職員と会話をしながら機械を動かしてもらいマラガまでのチケット購入、10ユーロ未満。安い。

またバスで中心街へ戻り、主にCalle de Reyes Catolicosを歩く。
ちょっと休もうとpasteleriaのLOPEZ MEZQUITAへ入ると、グラナダでは他の都市に比べて圧倒的に多く見る日本人、そして世界各地の観光客があまりいない。メニューも貼ってない地元のお年寄りが多い、回転の速い店。カフェ・コン・レチェ2杯とパン2種で6ユーロ程度と安いが、パンはもっちりとして劇ウマ。 劇オススメ。

空腹に火がついたので、12時ごろ(スペインでは12時だとまだランチでないらしい)で食事を出す店を同じ通りで探し、バルとハムソーセージ売店をかねたLA CUEVA DE 1900 (店の中に干し肉がつるしてある)でランチを食べようとするが案の定まだらしいので、常時メニューを出してもらって食べる。店のおまかせサラダ、sopa de ajo(地元料理らしい、にんにくでだしをとった落とし卵スープ)、ARROZ CALDOSO(スペイン風サフラン和え雑炊だが、ここのはソーセージと鶏肉を突っ込んでいた。鶏は頭も入っていたが、冬に食べるには劇ウマ。この旅行中の最高の味)とパンとミネラルウォーターで37.5ユーロ。窓側で通行者に覗き込まれるほどがつがつと食べる。

いい時間になったのでミニバスに乗るが、午前中と一転してやたらとアルハンブラ行きのミニバスが込んでおり、乗り込みのときにわざと渋滞させる奴がいて巻き込まれているうちにすりに会いそうになるがぎりぎりで防ぐ。食事の店にも物乞いや押し売りがすいすい入ってきて店員に咎められる前に出て行くなどを見るにつけても、治安面では要注意な街だということを再認識する。

終点到着後10分ほど並んでから観光開始。この日のグラナダはぬくく観光には好適だが、暑くて汗をかき逆に風邪を引く。宮殿などに関してはとにかく細かくもあり景色が壮大でもあるが、なんか「滅びと濃縮」ということに思いを致す。ナザリア宮殿の内装とヘネラルフェの水の循環を見て特に感じる。

17時すぎにパラドールにチェックインする。水とお菓子を自販機で購入した後夕食などの手配を考えるが、体調不良なので宿を出ずにレストランの予約を入れる。しかし20時の予定を思い切り寝過ごし21:30にようやくレストランに向かうが当然終了(22時終了、コースのみなので当然無理)しており、スタッフにわびたところバーでサンドイッチとオレンジジュースにありつく。@12ユーロもするが、オレンジジュースは絶品(スペインではどこでも美味かったが特に)。

フロントにもわびた後また就寝。

●12/29(水)
朝食は8時からとのことなので朝食前に宮殿内を散歩する。8時まで本当に真っ暗なので独自の凄みがある。

朝食に向かったところ埋まっている7卓中6卓が日本人で、熱海の高級旅館のようであった。バイキングは頑張って地元料理のガスパチョなども出しているがアロス・カルドソ、そして特別サービスの鮭の切り身醤油掛けが美味かった。日本人旅行者の傾向としてスペイン語の挨拶なしでいきなり英語の情報を求めるのでサービス担当者の対応がいまひとつなのかな、などと観察する。まあスペイン語は自分もまったくなってないですが、挨拶だけは妙に気を張って遂行する。

9:15に呼んでもらったタクシーに乗り、バスターミナルへ。アルバイシンを経由し、途中高速道路に乗って空港方面へ連れて行かれるので生きて帰れるか心配になるが22ユーロで9:33にはたどり着く。「速いね」といったら喜んでいた。

バスターミナルは表示と違うところにバスが来たりしたが無事乗り込み(車中は日本人でなく韓国人が5人はいた。韓国人にはバス旅行はなじみか)10時に出て11:45にはマラガ着。バスターミナル、および駅周辺は雰囲気よろしくない(昼からSEX SHOPのネオンや地回りっぽいのが立っていた)が、駅内は西海岸のショッピングモールのように綺麗に整備されていた。

バスターミナルでBAチェックインをしようとしたところキーボード設定のせいで不正アクセスになりロックがかかった(15分で0.5ユーロと安いが)ため、スペインでの電話(ただし実際はドイツにオペレーターはいるらしい)で対策を採るが「空港へ行け」の一点張りなので諦め、港へ行く。
観光案内所では「バスがよい」といわれるが、バス停では老婦人たちに「ここの道を歩けばすぐ」と言われ歩いた道が低所得者向け団地のなかっぽい道で路上で群れる男性がいるが、こちらを見たりはしないので足早に通過。駅から10分程度で道沿いの海岸に到達。リハビリのお年寄りが流木を杖にして歩いていた。

帰路は人が歩いているほうから入ったところ、リゾートっぽい雰囲気と下町の商店街っぽい雰囲気で人も多く悪くない雰囲気。のんびり歩くうちに駅に到達。

13:30ぐらいにまたラウンジに入ってくつろぐ。マラガの駅は最近新築されたらしく、ラウンジのきれいさは一番であった。日本人一家をみかけるが、ご両親が非常にお疲れの表情であった。

14:05発のAVE,今度はclubを張り込む。150ユーロ程度、食事つき。clubだと食前酒も出るのでmanzanilla(シェリー酒状のもの)、la guitaというブランドのものを頼む。濃さと爽やかさの同居が美味。

16:55にアトーチャ駅につき、歩いてプラド美術館に着くがやたらと並ばされる。18時から無料公開で「そちらに入れ」とのことなので18時までおとなしく並ぶ。18時から1時間半ひたすら名画を眺める。宗教画の多さにのけぞりながら、とにかく質量に圧倒され続ける。

見終わってからあてもなかったので14番バスに乗ってNUEVOS MINISTERIOSへ行き、EL CORTE INGLESというデパートの上で食事をするが大外れ。ビーフステーキはまだしも鶏肉グリルはくさくて食えない。ここはコカコーラとともにアメリカ式食事を楽しむところらしい。従業員も年寄りは機敏に働くが若い女性は間違いだらけ、しかもその間違えた女性がフォローした年寄り男性に甘えてみせるなどのダメ風景を楽しめたのが収穫。あと客にわびるときはマネジャークラスが一応付いてくる。当然観光客などいないが、ノープランで店を探すのはマドリッドクラスの都会では難しいことも再確認。

地下のデパ地下スーパーで飲み物など買った後また地下鉄でAVENIDAD DE AMERICAへ行き、114番バスへ。本来はヒルトンの裏が終点だが、運転手が横着をして始発地点まで戻ってしまったため、団地の中を10分ほど夜中突っ切る羽目となる。人はあまりいず、「PICASSO BAR」と書いてある店から変なテクノが聞こえてくるような環境を突っ切るのはかなりのスタミナを要した。

やっとホテルにたどり着きチェックイン。さすがにこれで寝るのもなんなのでテレビをザッピングしていたところ、各地方局が映ったので眺める。中でもカナリア諸島のテレビ局でやっていたペーニャの中継(風)番組で地場の音楽をやっていて、マンドリン的楽器(ティンプレというらしい。大使館ページに「南米音楽の影響を受け」とあった)とチャランゴ的楽器(ただし4弦、かき鳴らしのみ)のアンサンブルに乗せて掛け合い状態で歌を歌う様子が面白い。後半ではビジャンシーコのリズムに合わせて歌合戦が行われていた。歌手の中ではCeleste Veraという女性が理知的かつ清楚なたたずまいと歌声で非常に魅力的であった。(他のチャンネルのスペイン系歌手のセクシャルな魅力振りまきの歌い方に食傷していたのもあるが)

26時ごろ就寝する。

●12/30(木)
7:40に朝食をすませ宿を出発。15分ほどで空港着。
空港でチェックインするが特に支障なし。英語を話してくれる多くのスペイン人が肝心なところはスペイン語になるが、空港カウンターの人もそうであった。(グラナダの観光案内所の人の英語は鬼のようにきれいであったが)

時間があったので売店でオレンジジュースを買おうとするが、オレンジジュースだけは瓶でなく絞ったものとのこと。2ユーロ程度だったが相変わらず美味。

9:50発のイベリア航空は機内サービスすべて有料だがなぜか新聞だけは無料配布、前の席に座っていたマクロ経済学のペーパーを読み込んでいた女性とウォールストリートジャーナルの取り合いを演じてしまう。本当に必要なのはそちら様でしたごめんなさい。

ヒースローに到着し、ヒースローエキスプレス往復(32ポンド)を買いパディントン駅からタクシーでヒルトンロンドンタワーブリッジまで。20ポンド程度。チェックインした後バラマーケットへ行くが、過去2年に比べて人出も多く、新しい店も道沿いに出来ていて、若干のうらぶれ感を愛していた当方としては戸惑う。

食事はFISH!で食べる。FISH(PLAICE)&CHIPSはさすがの高水準だが、鱸のソテーはマヨネーズソースが淡白かつあいまいすぎる味で、せっかくの魚の味を殺してしまっているためシェフの前で思い切り胡椒をかけてしまう。ミネラルウォーターも入れて40ポンド弱となかなかのお値段。店は14時過ぎなのに大混雑だった。

バラマーケットではエコバッグ(5ポンド)とsatsuma(南ア製のみかん、4個で1ポンド。そこそこいける)を購入。目当てにしていたNORTHERN FARMSのハンバーガーは売り切れだった。

ホテルに戻ってラウンジでグダグダしてからライブでも行こうとするが、ハードスケジュールがたたってまた寝てしまう。そのまま就寝。

●12/31(金)
朝7時から朝食。その後LONDON BRIDGE駅を8:06に出る電車に乗りASHFORDまで行く。ここでBRIGHTON行きのディーゼルカーに乗り換えRYEへ。日本人が多く行くことで有名な中世のたたずまいを残した街。

9:55に到着後へろへろと歩き、10:20ごろYPES TOWERに入る。学生扱いされ2.5ポンド、本日初の客とのことで案内をしてもらう。景色は素晴らしいが牢獄の様子や展示された剣が重いだけでイケてない様子を見て中世の暗さに思いを致す。

せっかくなのでSIMON THE PIEMANというティールームへ行く。紅茶は1.6ポンド、アップル&ラズベリーパイは4.6ポンドするが手作り感あって美味く、月並みだが暖炉の火とともに癒される。ウエイトレスも丁重で綺麗な英語を話す。

その後寄った観光案内所で「日本人は多いか」と聞いたところ「他のどの国からよりも多い。LOVELY PEOPLEだ」と言われる。

大晦日ということもありHSBCに人が並んでいるのを見ながら11:56の列車に乗るために駅へ戻る。2両編成でも1等があることにびっくりしつつAshford乗換えでLONDON BRIDGEへ戻る。往復28ポンド程度。ロンドン市内付近でもウサギが跳ねているような車窓。

ラウンジで少々休んだ後、込み合った地下鉄でビクトリア駅へ向かい、足りないポンドをユーロから替えた後ビクトリア・パレス・シアターで「Billy Elliot」を見る。主役の子供は前半疲れていたようだったが、勝負どころの「父親が踊りを見るところ」では10連続ピルエットを決めるなど流石。映画よりも喧嘩シーンやいい争いの様がロウワーな力強さが出ていてよかった。審査員が「ストライキに幸運を」というシーンの芝居がしみた。昨年のWAR HORSEもそうだが子供が見られるものでも、えぐみを機動隊のシーンなどでちゃんと出すのは本場のコクか。

終了後(20:30と早かった)バスを探すが路線が変更になっているらしいので地下鉄で戻る。ホテルそばのタイ料理店 SUCHARD でソムタム(パパイヤの芽の代わりに大根だった)、パッタイ(味付けにソースが入っているのが残念)、ガッパオ(辛い)とタイガービールで22ポンド程度。指摘以外の問題点はないため、惜しい感じ(ただロンドンの東南アジア系エスニックとしては水準をクリアしているのではないか)の店。ロンドンとしてはかなり安い夕食。

夕食後年越し風景でも見ようかとテムズ河沿いに行くが、ジンの瓶を抱えた若者の徘徊などを見て宿に引き上げる。タワーブリッジは美しいが。

結局寝てしまい花火は見そびれる。なおホテルのテラスは使用禁止になっていた。

●1/1(土)
朝食後9時ごろ宿を出てRV1でWaterloo Bridgeに行き、テムズ河を歩いてわたり、割れた酒瓶やコマモノヤが広がる風景を眺める。Aldwychまで行くが、待っていたPADDINGTON方面の23番バスが来ないので諦めてタクシーを捕まえるが市内に入るルートが限られていて遠回りされ30ポンドかかる。ランベス橋を渡ったのだけが収穫。ここでめでたくポンドが尽きる。

Heathrow Expressに乗ってT5に着き、うっかりペットボトルの水を入れていてひっかかり、時間がないなかITSUの寿司(6ポンド弱)を食べる。素直に美味い。大急ぎでBA0005に乗り込む。

機内では2本映画を見る。「MADE IN DAGENHEIM」は、「ストする女性がそんなにロンドンモード着てねえよ」とか「かなりの年の女性の下着姿をオープニングで見せるとは『カレンダーガール』の監督っぽいやりくち」とか思う以外は快活なドキュメント風映画で安心して見られるものだったが、「わたしを離さないで」は、カズオ・イシグロの小説が原作だが、映画だと陰鬱なイングランドの風景とキャリー・マリガン(かなり好みの女優)を筆頭とする芝居の上手さによって登場人物たちの徹底的に受動態な心象がマッチして非常にダウンな気分になる、でも観たくなるという作品であった。キーラ・ナイトレイが出ているのにぜんぜん華やかでない、というのも凄いものがある。

●1/2(日)
9:15ごろ成田に到着。総武快速で帰宅。
帰宅後少々仮眠してから実家の親に会った後、スーパーでおせちもどきの買い込みをして帰宅。
スーパーのおせちはあなどるべからず、である。

※今回も多くのサイトにお世話になりました。
〔スペイン〕
RENFE…カード決済は不可能でしたが、鉄道サイトとしては非常に整っていると思います。スペイン国鉄の文化の豊穣さも伺いしれます。
HISスペイン支店…鉄道のチケットはこちらに手配いただきました。正確で親切でした。
・マドリッド市内バス案内…市バスに乗ることができたのはこのサイトのおかげです。
アンダルシア情報サイト…調べやすくはないですが、コラムなどが結構読ませます。
〔英国〕
・イギリス生活情報週刊誌…情勢把握などもでき結構面白いです。コラムには北海道新聞記者の方の寄稿などもあり、コクもあります。
LONDON LOVE&HATE…イギリス情勢を、ご専門の心理学などの知見も交えながら良心的に分析・ルポされている超一級のブログ。
ロンドン テムズ川便り…ビジネスマンの方による文化・風景など中心のブログですが軸がしっかりしていて落ち着いていられるので非常に参考になります。
・Ticketmaster…ミュージカルなどの予約はこちらで。

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2011.01.03

2010-11年末年始旅行日記1

■チャンスがあったのとコスキン審査会落選記念で、また欧州へ行ってきました。今回はスペイン語を使ってみたいという大それた野望のため、スペインに行きました。
諸般の事情により音楽的成果はゼロですがご容赦ください。

●12/26(日)
4時間ほどの仮眠後不完全な準備をして8時ごろの特急で京成にて成田空港第2ターミナルへ。
チェックイン、保険手続き後セキュリティ(ミニシンバルをカバンに入れたままにしていて激しくチェック入る)通過後着替えなどをレストルームで。

BA0006便でロンドンへ。出発時、機内では特に何事もなし。アンケート調査をしているせいか、サービスは以前よりしっかりしている印象。(若い男子に水をぶっかけられたが)

機内でoasisの「time flies」とストーンズの「メインストリートのならず者」を完聴。後者ではいつもは聞き流していた「Torn&Frayed」や「Shine a Light」が沁みる。
映画は「食べて、祈って、恋をして」をうっかり見るが、あまりに頭の不自由な能天気さにあきあきしつつ細かく作り上げている画面のせいでうっかり最後まで見る。映画館で見たら金返せレベルだが。

あとBBC番組ではグラストンベリー音楽祭のダイジェストをやっていて、スティービー・ワンダーは当然だがMUSEがよかった。MUSEは後でみたマドリッドのテレビ番組でも「2010年のビッグライブ集」などで取り上げられていた。(スペイン公演をしたらしい)
シャキーラがPAのモニターの上で腰をふったりして頑張っていたが、エロいというより一生懸命空間を埋めている感じで逆によかった。

現地時間で14時過ぎに到着後またまた厳重な荷物チェックを経て第3ターミナルで2時間以上待つ。時間つぶしに食べたYO!SUSHIのカリフォルニアロールが案外美味い。5ポンド。

定時より1時間近く遅れてようやく出発、マドリッドまでのイベリア航空はビニールレザーシート、つめこみ座席、飲み物有料で完全格安航空会社。プライドをもてあました男性クルーの姿を見て、元国営航空会社の建て直しの困難さに思いを致す。

結局マドリッド着は21:30をゆうに回り、改札のような入国審査(書類が配られるが書く必要なしといわれる)を経て、空港近くのヒルトンに無料バスでたどり着いたのは22:50ごろ。部屋は奇妙に広く前衛風な感じ。前衛すぎてスイッチ機能を理解するのに2回の電話と1時間のトライアルを必要とする。

空港で食事も調達せず周辺に店も見えないのでやむを得ずルームサービス。どれも鬼高いがヒルトンハンバーガー、肉がそれなりにグリルしてあってポテトも多く水準高いが込みこみで25ユーロ、ただ他のメニューよりはましと推量。

食事後さすがに寝る。

●12/27(月)
8:00過ぎに起床後朝食を食べ、荷物を預け最低限の着替えを買い物袋に入れ替え、ホテルをチェックアウト。
マドリッド市内へ出るのにどのルートでも便利とはいいかねるので10時前に市バス114番に乗る。
裏手との話だが探していたところホテルのスタッフが案内してくる。
バスは1ユーロだが、Avenidad de Americaまで30分以上かかる。
路線は郊外の団地の生活路線という感じであり、出勤や買い物の人が乗ってくる。

終点到着後6号線に乗って(ここで10ユーロの回数券を購入)Nuevos Ministeriosまで行き、デパート EL CORTE INGLESに入る。店構えなどが船橋西武っぽい。
100ユーロ切ったバーゲンコートなど眺めた後タクシーでソフィア王妃美術センターへ。10ユーロ程度。

到着後15分ほど並んで、2時間程度見る。入場料は7ユーロ未満ぐらい。
ゲルニカが有名だが、ゲルニカにいたる作品や美術傾向が展示を見ていてわかる非常に優れた展示内容。
鼻とか顔がずれた絵の表現が、内戦などの混乱の元では当然(パースなんか守っていては描けない状況があるということ)を素人なりに理解する。

ピアビカのどくろが書かれた「スペイン革命」に抽象画のルーツを夢想したり、ダリの絵のエロティシズムを初めて感じたりする。

この日は企画展も戦後スペイン美術に関するもので、戦争の影響のみならず、スペインにもたらされたアメリカの影響という要素も満喫できた。当時の記録フィルムも多数あり、美空ひばりみたいな少女歌手が出ていたり、エビータ来訪で熱狂する市民など戦後日本とのシンクロなどにも思いを致す。ただし係員はくっちゃべるのはまだしもいちゃついているのもいるなどいまひとつ。

13:30すぎに美術館を出てアトーチャ駅へ。周辺は再開発をしているが足早に歩きたくなる環境。

優等列車では改札が2回あり、この駅では構内へ入る際の荷物チェックを受けてからラウンジへ行く。(sala clubという名前、なお他の駅では荷物チェックの手前だったりする。案内掲示板はないのでわかりずらい)
ジュースなど飲み放題だが、綺麗でびっくりする。従業員も客が去ると同時に片付けるなどきびきびしている。

14:30アトーチャ駅を出るAVEのpreferenteでバルセロナへ。早期割引で100ユーロ程度。
温かい昼食が支給され、平原や崖を眺めながら過ごす。17:22バルセロナ・サンツ着。

バルセロナからは地下鉄回数券7ユーロを購入しサクラダ・ファミリアまで4号線で移動。車内の雰囲気は悪く、ガードマンがいないと降りたくなる感じ。下車後観光案内所に寄るがここは一転して安全かつ親切。

サグラダ・ファミリアはすでに入場はできないので外から眺める。斜めから見たほうが質感が襲ってくる感じ。
周りに何があるわけでもないのでタクシーでランブラス通りにあるリシュー劇場まで移動。10ユーロ程度。

リシュー劇場地下のカフェで休憩、トイレに並んでいたところ「ここは列ができる。2階のほうがすいているよ」と評論家風のオヤジに言われたりする。(このカフェはセルフ形式だが、緑茶もあった。だいたい1.5ユーロぐらい)

休憩後ランブラス通りを歩くが、観光客や買い物客が大量に出ているのと夕食には早いため店に入れず、本屋で立ち読みしたり教会のギターコンサートのリハを聴いたりして過ごし、カタルーニャ広場から3号線に乗ってサンツ駅へ戻る。3号線はそれほどピリピリした感じはしなかった。酔ったカップルがいちゃついていたりする。

バルセロナのRENFEラウンジは夜ということもありあまり清潔ではなかった。

バルセロナ21:30発のTRENHOTELに乗ってグラナダへ。特等寝台個室で153ユーロ程度。乗車後すぐに食堂車に行くように言われ行ったところ、コースメニューが出る。前菜クレープ、メインはイベリコ豚のソテー、デザートはチョコレートケーキ、酒も出る。全部冷凍のはずだが、イベリコ豚は日本のどのレストランよりも美味で恐れ入る。食堂車では日本人の女性2人連れがいたが、全般にお年寄り多し。

個室にはシャワー・トイレが付いている。一見寝台も含めて20年以上経過しているように思われる感じで狭いが快適。確かにホテル代わりにするには最適かもしれない。スペインの鉄道文化の豊穣さにびびる。

この旅行ではPC持参したもののPC電源などを忘れたせいで、ガラケーしか情報デバイスがない状態。ガラケーにしてはよく通じているが、この夜行列車は山越えなどがあるせいか流石にあまり通じない。それなりにゆれるがとりあえず熟睡。

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2011.01.02

帰国の報告+ご挨拶

アクセスいただいた皆様、有難うございます。

12/26から海外(スペイン~イギリス)と回っておりましたが(音楽的要素なし)、本日帰国いたしました。
ご無沙汰しておりましたこと謹んでお詫び申し上げます。

昨年中は多くの皆様に新たにお世話になり、一段活動領域が広がりました。
またこれまでご支援いただいた方にも変わらぬご支援を賜りました。

篤く御礼申し上げます。

本年もなにとぞ、精進いたしますのでよろしくお願い申し上げます。

※1/8(土)EL SOLITARIO vol.8では、旅行経験を生かした取れたて新曲や土産を用意してお待ち申し上げております。楽器持参の方は1曲演奏するチャンスがございますので、完全無伴奏体験をしてみたい未経験の方、ぜひお越しください! もちろん観客に徹する皆様もお待ち申し上げております。

YOSHIO 拝

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