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2011.06.12

11/6/6+11の日記(含むカルカス横浜公演)

●6/6(月)
夜、「麺屋あらき竈の番人外伝」(047-332-5593)でデカ盛野菜マシ。盛りの派手さも含め次郎っぽいが次郎よりヘルシー、まずくはないがここはつけ麺のほうがCPよい。

●6/11(土)
昼歯科医へ。麻酔を打たれレーザーで歯を削られる。ほぼ毎週通っているが先が見えない。

麻酔が残った状態で関内へ移動。「Pizzeria Liana 横浜関内店」(045-222-8622)でパスタとピザのランチ。ベルマーレカフェに比べると無難にシフトした味だがサイゼリア臭はなく標準はクリア、1000円以内でまともなデザートとサラダ、ドリンクバー(アールグレイまとも)付き、店内綺麗なのでよいほうでは。
しかし関内駅から関内ホールまではチェーン店の嵐である。

関内ホールでロス・カルカス公演。入りは5~6割? 自分は9列目右側。

2009年の印象があったので正直不安を持って定価購入で臨んだが、総体としては2009年とは面目を一新。「ポップスレベルの完成度と消費性を持つ民族音楽としての神バンド」としてのカルカスではなく、「民族音楽出身の、アンデス文化圏でバカ売れしたポップスバンド」(なので音楽的カテゴリーとしてはシャキーラやフリオ・イグレシアスなどと同系)であるカルカスとして考えれば、今回は「被災地応援」というテーマもあってかシリアスさとポップさが両立していたとの印象を持った。ポップスバンドとして考えれば、フロントメンバーが民族楽器をちゃんとやっているという点もシリアスさとして評価されるべきでしょう。この日の公演は、オープニングアクトやダンスなどの(不遜極まりない言い方で失礼はお詫びするが)「フリンジ」がなく、カルカス一本勝負であった点も、シリアスさという点ではプラスに寄与していたと思う。

音楽的には、チャランゴが特に前半で死んでいたり、ドラム奏者がTIEMPO AL TIEMPOなどのカルカスクラシックスでフィルインをダダスベリしたりチュントゥンキもまともに叩けなかったりワンカラもど下手で勘弁してほしい水準だったり(ただし近年の盛り上げ曲のドラムはそこそこ無難にこなしていた)、エルメールは弦楽器奏者としては余裕がなく厳しかったり、管楽器奏者としてガストンに負荷かかりすぎていたとは思われたり、という、要改善ないし構造改革が必要な点はあった。

しかしエルメール・ガストンの歌は相変わらず威厳があり、ガストンはスタミナ的にきつかったはずだが「ILLAPAS」で録音時と同様なぐいぐい引っ張るサンポーニャを吹いたり高音中心のケーナも(はずれ気味の箇所もあったが)現代的でありながら丸めたり守ったりしない奏法で表現できていた。
この2人が若手に混じって踊ったり話をしたり(特にエルメールが)状況に応じて間の抜けない形で客を煽る姿には、やはりトップスターとしてのオーラを濃厚に感じた。
若手ではリンは第1部での引っ張りぶりが瞠目すべき水準、ゴンザリートは相変わらず学生フォルクローレ系のような素人くさい身のこなしはあるし、ほとんど(PAのせいかもしれないが)弦楽器奏者としての存在理由が見えないものの、管楽器中心につぶれ役をきっちりやっていて前回よりは貢献度高い。一方宍戸氏は身のこなしでの引っ張りなどは流石だが、正直唯一前回公演からの積み増しがなかったように思われる。これもPAのせいかもしれないが。

曲としては2部冒頭のEL ARBOL DE MI DESTINOがシリアス系、サンタクルス系の曲メドレーがポップス系のキャッチポイントで、あとは大ヒット曲の「泣きながら」や「ワ・ヤ・ヤイ」などで持っていく構成だったように感じられた。客に歌わせるのが結構あったので、笑いものに後でなってもかまわないと思い大声で歌う。ど素人みたいなことを言うが(いや素人なんですけどね)、エルメールが自分の姿勢を拾ってくれたように感じられ喜ぶ。こう客に思わせる姿勢は極めて大切だな、と演奏者として非常に勉強になる。

演奏者としては一方で、カルカスはポップグループなのだから、カルカスの曲を演奏してアンデスの伝統的音楽の一端に触れるということではないということは認識すべきだと改めて感じた。
カルカスの曲や演奏活動の解釈は、ラテン歌謡の文脈とアンデス系音楽のフォームと(ボリビアのそれなりの経済成長を受けての)出身地や国へのプライドの表現、さらにPACH'Aでしくじったシンセ導入などによる構造複雑化に背を向けた後での現代的音志向への対応の結節点として分析されるべきであろう。

一方消費者としては、これくらいのシリアスさをもったポップグループの、与えられた環境の中での誠実な姿勢での演奏はかなり楽しめるし、感動できる水準だったのではないかと不遜にも感じている。「哀愁の」で騙られやすいアンデス音楽的空間を破砕するスタイルが、一定の評価を出来る状況で存在することを示した効果は大きい。以上偉そうで炎上しそうですが定価購入でも損とは思わなかったしアンデス音楽愛好家でない観客も楽しんで喜んでましたよ、ただ音のメカニック的な点では要改善箇所結構ありますが、という報告とともに率直に書かせていただきました。

終了後サイン会などでバタバタしていたので、特に仙台の方にちゃんと挨拶もできず退出。失礼いたしました。

地下鉄で元町・中華街まで行き「萬来亭」で食事。17:45なのにほぼ満席。上海やきそば、キュウリと枝豆の和え物、豆腐干などのオススメメニューもそうだが、海鮮平麺やきそばが旨み十分でかなりの美味。ここはもと製麺所だったらしく、小麦の感じが出た麺が旨み十分。軽くビールも飲んで@2500程度。

帰宅時石川町まで歩くが、中華街から石川町駅周辺を見た感じが那覇、特に県庁前~美栄橋のあたりに似ていて沖縄に行きたくなる。「喜作」で食べてから「あまんかい」に遊びに行って演奏でもしたいものである、とやくたいもない感じにひたる。
品川でPAULのクロワッサン(ガチ美味)を買って帰宅。

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