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2011.09.25

11/9/24の日記(宝塚月組・公開個人練習)

●9/24(土)
朝起きて日比谷へ。
宝塚月組「アルジェの男」「DANCE ROMANESQUE」。
まず2階前部が4~5割、後ろ(安い席)でも7~8割の入りに吃驚。大劇場ならともかく東京で週末(三連休の中日とはいえ)でこれでは、採算まったく合わない状態であろう。(以前東洋経済新報の宝塚特集で「採算ラインは90%」と暴露されたことあり)
東京では記憶にないが「この劇場は全席指定席なので自分の席で見てください(=空いてる席に移動するな)」という発信を聞く。

芝居は…、才気あふれる大野拓史がプログラムで「これは難しい…。」とうめくのも分かる、主人公ジュリアンの奈から明白なように「赤と黒」の翻案だというのはかまわないにしても申し訳ないが古すぎる内容。特に女性が受動的にすぎるところと、社会背景の書き込みが浅いところがしんどい。(後者は、たとえばジャックが「うちの客に迷惑かけるな」といったマダム・マルトを殴って黙らせるところ。アルジェから上ってきたヤクザ風情が、ケツモチがいるはずのパリのクラブでこのような振る舞いに及べるはずもない)
また文芸的には、アナ・ベルおよびポーラを取って、落ち目になる可能性があるボランジュを捨てるほうがより「野望に燃える」感じが出てよかったはず。(ポーラを演じた邦なつきの、エロ風味すら出せる芝居力がその伏線を作った側面もあるが。邦なつきはここ1年ほどかつての決まりきった演技を脱していてかなりいいです)
さらにいえば、サビーヌがジャックを打ち殺した際にジュリアンが改心するところが、それまでの説明しない台詞から一転して「おっきな気持ち」など粗雑に説明しすぎ。大野でも台詞を替えられなかったか。これが正塚晴彦だったら「もういいんだ。道は野望にではなく砂漠にしかなかったんだよ、それに今やっと気がついた」とか言わせてインテレクチュアルにまとめることも出来たであろう。パリと植民地の描き方と個人の絶望を表現しきった荻田浩一「マラケシュ」などと比べてみれば、巨匠柴田侑宏の原作といえども時代の波におぼれる作品もあるということの証明になろう。

出演者。霧矢大夢はショーでの渾身のカジモトはたぶん本人の演技史に残る名演でこのショーのベスト場面(最後の天使の羽をつけた姿はいただけなかったが)。芝居は台詞が聞こえにくかったのが残念。龍真咲は若い場面などは流石のかっこよさだが、芝居での内面の薄めなただのチンピラ感の出しぶりと黒燕尾の場面で下半身の使い方に難アリ、むしろ明日海りおの歌で場面をさらう能力による舞台への貢献度高し。その明日海といい感じだったアナ・ベルの花陽みら、ヒロインの蒼乃夕妃は安定感さすが。他は悪役の内務大臣ミシュリューを演じた星条海斗が芝居を締めていた。

終了後いったん家に帰って昼居酒屋チェーンでそばを食べた(居酒屋としてはうまいというレベル)後ネットカフェで作業、21時から公開個人練習。来訪くださった方1名といつものセッションをした後で南風堂珈琲店で謀議など。帰宅後LEE20倍カレー。なめていたが想定より辛い。

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