11/11/26の日記(単なるメモ)
●11/11/26(土)
宝塚宙組「クラシコ・イタリアーノ」「NICE GUY!」観劇。
前者は南イタリアの後進性(文盲)なども絡め、現代化と人間などについて細かく作ってあるのは、植田景子らしい良心的な話(雪組やった某演出家など比較にもならない)が、いかんせんファッション界の大御所という設定が生かせていない小さい話。個人的には十輝いりすのライバルの演技が大柄でよかった。
しかもサヨナラ公演っぽく作ってあるのに、唐突にヒロイン(出番が異常に少ない)と結びつけるラストが「孫娘はどうなったの」という唐突感ありすぎ。
この作品でナポリに好印象を持った人は映画「ゴモラ」をオススメします。
ショーはひたすらぞんざい(特に振り付け)、安すぎる衣装の使い回しに唐突に現れるサヨナラ風場面。藤井大介最大級の愚劣作品。歌詞だけで「どこの厨坊ですか」といいたくなる水準。
トータルとしては、観て絶望はしないが、わくわくはしない感じ。
その後草加方面へ移動し、小松早百合さんのライブへ。
集客に吃驚。「サロンコンサート」の枠組みをベースに本格南米風をまぜる魅力的な女性バイオリン奏者の企画、というのは、エッジを利かせる事しかできない人間力に欠けるケーナ奏者ヲタ男子の企画とは桁違いの集客をもたらすものであると再認識。
ともあれ業界の皆様、小松さんの企画力に学習しましょう。
内容としては「チャカレラに生きる」「君の影になりたい」あたりの活性(マズルカ風のバイオリンベースで)、プマパンマでのバイオリン独奏での想定以上の民族的テイストが非常によかった。
ギターは生真面目にされていたが、もう少し「おいしいところをさらう」姿勢があればなお良かったのでは。
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