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2012.01.29

【御礼】El Solitario vol.12 遂行しました!

皆様有難うございます。
標記の件ですが、非常な寒さの中7人の立会人を得て以下の通り遂行いたしました。
場所はいつものように西船橋スタジオSUN・Aスタジオ、14:30~15:25ぐらいまでのライブとなりました。

〔YOSHIO〕
1、Quenas(Dept de folk. Peruano)
2、Napoli(YOSHIO)

〔Daijito〕
俺のチャランゴ人生

〔Yoshio〕
3、Boqueron Abandonado (Antonio M.Calderon)
4、Inti Yacu (Daniel Navarro)

〔YOSHIO+DAIJITO〕
即興 Cinco Minutos Ⅷ

→圧巻はやはりDaijitoの「俺のチャランゴ人生」でしょう。音楽へのきっかけとなる意外すぎる選曲をはじめとして、ファクトなトークと名曲・自作曲の群れ、ラストに「牛追い」という豪華すぎる展開。
DAIJITOの首都圏ライブの活性化を祈念したくなるコンディションでした。

即興も、DAIJITOのガイドもあってかなり濃密かつゲキやばなものになったようです。
自分の演奏時の10倍の汗が出ました。

自分の演奏に関しては、コントロールに注力しつつキレをと思ったところ想定と違う音圧になってしまいましたことをお詫びするしかない状態でした。
開き直った4はまあまあよかったようですが、「ラストの音量を落とすところをもっと切り替えを早くしたほうが」などのアドバイスを頂戴しました。

今回はお客様とDAIJITOのおかげでなんとかイベントとして成立しました。篤く御礼申し上げます。
今後もより自分のコンディションも上げながら、「ヤバい自由空間」を維持発展させるべく奮闘いたしますのでご理解いただけますと幸甚でございます。

なお今回の様子はアンデス音楽の戦場カメラマンのK氏が収録くださっていますので、一部YOUTUBEにアップする予定でおります。宜しくお願い申し上げます。

●1/29(日)
朝プログラムなど作成。
家を出て西船橋駅構内の立ち食いイートイン寿司を。思ったよりまし、ブリは普通に美味。

スタジオで練習、セブンイレブンでコピーなど。

14:10開場、14:30から実施。DAIJITOが残ってくださる。

16:10ぐらいからいつもの南風堂珈琲店で打ち上げを3時間程度。深悪いい話が連発。
チャランゴの集いなどの話題も。
この店は日本酒だと異常になみなみと出してくることも発覚。

打ち上げ後再び南口へまわって「かいざんラーメン」。DAIJITOが本店に行っていたらしい。
激美味いわけではないが、普段遣いとしては十分な水準の薄めとんこつ系、麺ややこしありの中太。

帰宅後けんちん汁を飲む。

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木下尊惇さんからのメールで聞いた情報120129

こんなメールが木下さんから来たので転載します。
…私は参加するよすがもございませんし自分のライブなどもあり難しいですが、とりあえず案内は貼っておきます。
ご参加されるかどうか、どう思われるかなどは皆様にゆだねます。

自分は今年の春にでも川俣にこっそり伺う機会があればと念じています。
そしてコスキンが行われるようでしたら、粛々とベストを尽くしたいと思っています。

(以下転載)

直近のご案内となってしまいましたが、1月29日(日)に、福島駅周辺で『ふくしまの春』というイベントが開催されます。
福島県内の伝統芸能・伝統工芸などが一堂に会するイベントです。川俣町からのコスキンパレードに、私も上松美香さんと参加します。また、福島駅ビルS-PALのクエストホールでも、川俣町の子どもたちと共に演奏します。
福島市内・県内から飲食の名店が屋台を出店、ドン・ミゲルのエンパナーダでは、本場ボリビアのサルテーニャもあります。
首都圏から日帰りも可能なイベントです。どうぞお出かけ下さい。
詳しくは下記アドレスからご覧下さい。
http://www.kizuna-fukushima.jp/
--
昨年6月から交流の続いている、福島県川俣町山木屋小学校の子どもたちとのCD制作&コンサートを企画した『山木屋のわプロジェクト』が動き出しました。
HPも作りましたので、どうぞご覧下さい。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~takataka-office/saludos/yamakiya/yamakiyanowa.ht
m
みなさまのご支援・ご協力を、心よりお願い申し上げます。
--
福島関連の活動報告のために、ブログ『までいなキャラバン』も立ち上げました。
http://madeina.blog.fc2.com/
なかなか更新が追いつきませんが、ご覧いただけたら幸いです。

(以上)

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2012.01.27

【追記あり】1/29(日)El Solitario vol.12の内容予定

今回Daijito(福田大治)氏出演で話題沸騰(にいたる胎動を感じる)中の El Solitario vol.12 ですが、

今回出演のDaijito氏から演目を頂戴しました。

>「俺のチャランゴ人生」というテーマで
>いくつかの名曲を語りつきでノンストップでやってみたく思います。

ということですので、これはマジ激やばいでしょう。
たぶんこれだけで入場料と交通費のモトは取れます。

…それだけではお客様が得をしすぎるので、私YOSHIOの単に音楽的にヤバい演奏も聴いていただきます。
アンデスナンバーあり、オリジナル新曲(当然初演)あり、そして掟破りの逆サソリ的選曲もあり。

ラストは完全即興5分の刑でGO2SLEEPしていただきます。

というわけで、2012年の平穏を願う人も波乱を願う人も、ぜひ西船橋でレッスルしましょう。
おしくらまんじゅう状態のスタジオを夢想しながら日曜日を楽しみにしております。

YOSHIO 拝

【追伸】演目決定しました。なお変更はありえます。

〔YOSHIO〕
1、Quenas(Dept de folk. Peruano)
2、Napoli(YOSHIO)

〔Daijito〕
俺のチャランゴ人生

〔Yoshio〕
3、Boqueron Abandonado (Antonio M.Calderon)
4、Inti Yacu (Daniel Navarro)

〔YOSHIO+DAIJITO〕
即興 Cinco Minutos vol.8

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2012.01.23

12/1/22日記(笹久保伸カンパニー+MIHO&DIEGO、山田岳ライブなど)

●1/22(日)
朝はカレー、昼はナカムラヤの鶏竜田揚げ弁当。後者450円の割りに美味。
公園通り渋谷クラシックスでの1日2公演を両方観る。

最初は笹久保伸氏、山下TOPO洋平氏、青木大輔氏、IRMA OSNO氏と、シアトルから来たMIHO&DIEGOのDUOによるライブ。
前半少々遅れる。前半では青木氏の十八番のコロコリートに山下氏を和音旋律でぶつけるアレンジに悶絶する。

後半はMIHO&DIEGOによるコロンビアナンバーを中心とするケーナ+マリンバの演奏。
コロンビア出身のDIEGO氏のケーナは低音域と中~高音域の接続や高音でのブーストなどの際の弱点がないケーナではないが、クンビアでの吹かないときのカウントの絶妙さなど、曲をシンプルに演奏してグルーブを出すその演奏スタイル(スタイル自体は単音単音でしっかり切れていてテクニカル系の技術かと思いきや、かなり音圧もある)は注目に値する。
コロンビア的風味を出してケーナで必然性があるようにするのは通常難しいはずなので、その素直なアプローチが意味を持っている状態は魅力的であった。
一方バンブーコの曲ではかなりアンデス的なロングトーンの音立ち上げをしていて、ただ「コロンビアの人がケーナを吹いて見ました」だけでないスキルも感じられ魅力的であった。
(打ち上げに少々お邪魔して話を伺ったら、ウニャ・ラモスやボリビア系のケーナ奏者のコピーもしようとしていたが、より独自の表現を模索して現在に至るとのことで〔アワティーニャスやアラクパチャもお好みであった〕、次回来訪の折はもっとケーナトークしようかと思うような雰囲気でした。一方レーモン・テブノーはいまいち好きでない、ということで、空気感など割と大事にされているタイプかもというのはYOSHIOの勝手な邪推です。キャリア25年ということで聞いている音源の話にかなりシンパシーを感じました)

マリンバは音圧的な問題はあるが、アプローチとしては面白いと思う。ケーナでやryクンビアのワークショップなんかも次回の来日時には希望します。

やたらと込んでいる渋谷で「深山珈琲店」にて少々休憩してから打ち上げに混ざる。
打ち上げは日西英飛び交う非常に面白い場であった。皆様参加させていただき有難うございます。

中座してクラシックスに戻り山田岳氏の独奏会。クラシックスは以前より応対がよくなっていた。
「コ・タ」がやはり最高。「スパークス!」のこんぺいとうのようなハーモニクスも面白かった。

20:30ごろ終了し、一蘭でラーメンを食べて帰宅。

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2012.01.22

【速報】2/18アメ横のパブにて演奏します

皆様こんにちは。
さて標記の件ですが、以下のお店で演奏することが決まりましたので報告申し上げます。

THE WARRIOR CELT

今回チーム名は、Radical Andes Connectionとなります。ケーナとギター・Perc・ヴォーカルによる2人組となります。

2/18(土)21:00~23:00過ぎの間で3ステージというセットでチャージはありませんので、ライブや練習の打ち上げなどでの来場を強く願いもうしあげます。
ビールが現地パブレベルです。

場所は上野駅から5分、御徒町から3分ぐらいです。

詳細はまたご案内いたしますが、かなりチャレンジングな演奏にしますのでぜひ遊びに来て下さい。
おそらくこの店でアンデス系音楽が演奏されるのは初めて、という、ケルト・ブルース・ロックがメインのハコです。
ケルト音楽に興味がある方、演奏などされて売り込みされたい方の来場もお待ち申し上げております。

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2012.01.21

YOSHIO2010年のライブ記録

【2010年】
●1月中旬の土曜に、El Solitario vol.4=09年総集編+10年への展望を視野に入れたコンサートを実施
→1/9(土)16:30~30分程度で決定しました。詳細はこちら
→なんと9人のお客様を迎え実施されました。報告はこちら

またmixiをご覧になれる方は、DAIJITOの日記をぜひごらんください。当該ライブにきてくださったDAIJITOがYOSHIOを論じてくださっています。

●2/13(土)沖縄県那覇市・あまんかいへ遊びに行きます。同時期沖縄にいる方はぜひ。
→遊びに行ってきました。2曲ソロで演奏してきました。

●4/10、仙台市で行われる「第4回春のチャランゴ・フェスティバル」にケーナ奏者として、ピン演奏も含め参上します。炎上するケーナ奏者をぜひ観に来ていただけますと幸甚です。詳細はこちら
→なんとか足跡を残す演奏はできたもようです。詳細報告はこちらおよびこちら
またアルパカブームのブログにも記事があります。桑原様有難うございます。

●4/24(土曜)16:30~17:30に、El Solitario vol.5を、西船橋スタジオSUN・Aスタジオで開催します。今回はLIU SUZUKI様をゲストに迎え、2人が共演するのではなく完全無伴奏で単独演奏をそれぞれ展開するという形を予定しています。インプロビゼーションも予定しています。詳細はまたご案内申し上げますが要チェックです!
→無事実施いたしました。詳細はこちら

●5/23(日)兵庫県三木市・三木山森林公園にて開催される「三木山フォルクローレ音楽祭」にTAKUYA&YOSHIOが出演します。14:00から10分程度の出演予定となっています。関西でTAKUYA&YOSHIOが演奏するのはおそらく10年以上ぶりでございます。どうか関西の皆様、演奏を聞いてお気軽にお声かけくださいませ!
演奏予定曲「パスカ・リンダ」「MAGGOT BRAIN」
→無事出演しました。関西の皆様にお目にかかることができ、また当地で演奏を活発化させていきたく念じています。詳細はこちら

●5/29(土)、神田のライブハウス・DECISIONにてYOSHIOがケーナでロックを演奏します!
詳細はこちら
ケーナ奏者として活躍されている清水康之さん、前回ご一緒した鈴木龍さんとストーンズやクイーンの曲を演奏する予定にしています。
→一時はどうなるかと思いましたが、皆様のご理解・ご声援のおかげで、新たな分野での演奏ができた思いでおります。本当に有難うございました。詳細はこちら

●7/24(土曜)16:30~17:30に、YOSHIOの実験無伴奏ソロライブEl Solitario vol.6を、西船橋スタジオSUN・Aスタジオで開催します。共演者募集中です!
→競演者決定しました。アルパカブームなどで活躍中のケーナ奏者、福田響太郎さんです!夏に熱いケーナマッチが想定されますのでぜひ皆様のご来場をお待ち申し上げております。マジでヤバイです。
→実施しました。動画はこちら。内容詳細の記事はこちら

●7/31(土)荻窪でのフォルクローレイベントにTAKUYA&YOSHIOで出演予定です。詳細はこちらにお問い合わせください。
→出演しました。おかげさまで演奏上の成果を発見できました。詳細はこちら

●10/10、日本最大のフォルクローレ・イベント「コスキン・エン・ハポン」(福島県川俣町)日本代表審査会に8回目の参加をします。同イベントへの参加は19年連続19回目となります。
→残念ですが代表には選ばれませんでしたが、ベストを尽くしてきました。詳細はこちら

●10/30(土)16:30~の予定で、単独無伴奏ライブEl SOLITARIO vol.7を西船橋スタジオSUN Aスタジオで開催します。競演者などはシーク(サンポーニャ奏者)として豊富な演奏歴と前衛性を持つ青木大輔氏です!
→台風の中、寛大なお客様に恵まれアグレッシブな演奏会をできました。詳細はこちら

●11/26(金)に、シンガーソングライター・佐藤祥子さんのライブ(神田DECISION)にてゲスト演奏予定
→演奏しました。佐藤様はじめ観客の皆様、DECISIONの皆様に御礼申し上げます。詳細はこちら

●11/27(土)、仙台のチャランゴ奏者・植月佳奈さんとEL SOLITARIO 番外編としてライブ遂行予定。
東北ゾーンの方ぜひ遊びに来てください。本芸・実験含めたソロ演奏繰り出して、ケーナの限界を飛び越えます!
→演奏しました。仙台で新たなアプローチをさせてくださった皆様、お客様の皆様に篤く御礼申し上げます。詳細はこちら

●12/11(土)に、神田のアートカフェ・DECISIONでのTAKUYA&YOSHIOワンマンライブを行います!
→皆様のおかげで無事成功しました!詳細はこちら

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2012.01.20

朝日新聞の記事を読んで120119+1/7ライブこぼれ話その2+α

※DAIJITOをゲストに迎える1/29のEL SOLITARIO vol.12をぜひ宜しくお願い申し上げます!

☆2012/1/19朝日新聞朝刊35面に、「学校モノがたり」コーナーでリコーダーの学校教育の歴史が語られていました。
以前雑誌「ラティーナ」の記事で、「ケーナが広まった理由にリコーダー教育の開始・浸透がある」という分析を読んだことがあります。
それが正しいか誤っているかはここではコメントは控えますが、無条件で排除されるべきではない分析かと当時思った記憶があります。

…記事中ではリコーダーが学校教育現場ほどに一般の音楽シーンで見かけない理由に「音量が小さく、他の楽器と合奏しづらい」という要素が指摘されていました。
ケーナについて、「音量」という観点からその可能性を探るのも(みなさんすでにされているのでしょうが)ありかも、とまあ小人閑居しながら考えたわけです。

以上ロートルケーナ奏者の備忘録でした。

★1/7のライブに関して感想が上がっていました。
カニョートスでケーナを演奏されている東都の実力派ケーナ奏者、浦野さんのブログです。こちら

…ENCUENTROSに関しては、アンケートでは上位に来なかったですが「風に吹かれて」がかなりケーナの喜びを感じる演奏でよかったように、共演者としていうのもなんですが私は思いました。

ともあれご来場、ご執筆誠にありがとうございました。ケーナのライバルとして今後ともご教導ください。

カニョートスのライブも皆様にオススメ申し上げます。

◆昨年7月にEL SOLITARIOに出演くださり、昨年末に南米に行かれていた岩川光さんからこのようなメールが来たので転載します。(宣伝になろうかとは思いますが、本人が嫌がってもかまわず掲載します)

…私は楽器を他人に習ったことがあまりにも少ないのでコメントは控えますが、文章を読んでどう思われるかは読者の皆様にお任せします。

よく私が俎上に載せる木下尊惇氏に実は私は数年習っていたのですが、彼はこちらが何をしたいかを明確に伝えて習う姿勢を持てば、惜しみなく教えてくださる方でした。
(こんな自分にもボリビア音楽というものをそれなりに理解させるようにしてくださった一点で尊敬に値します。近年の音楽的姿勢などのこととは別の話でしょう)

ただ最初に習いに行ったときは、グループレッスン中にTAKUYA&YOSHIOでスタジオに入り込むという「道場破り」的スタンスでした。

すんごいつまんない話ですが、いくつかの流儀の人に教わることは他の音楽では普通ですし、「道場破り」的スタンスもありありでしょう。
というわけで、なんか突っ込みどころ満載のような気もしますが、読んでみてむっとした方がもしいたら、ただ冷笑するのではなく明確に批判するなり道場破りがてら乗り込んでみるのはいかがでしょう、と無責任に薦めておきます。

(転載開始)
ケーナを学びたいという皆様へ、岩川光による『21世紀系ケーナ大学』開講と新規受講生募集のご案内

* * *

(またご自身で希望されなくても、お近くに「ケーナを始めたい」とお考えの方がいらっしゃれば、下記内容および岩川光をご紹介いただければ幸いです。)

* * *

「今日の音楽が要求する技術に対応可能なメソッドをもって、現代的なケーナ奏法を伝える場を設けたい」また「時代がケーナの音に求めうる可能性を拡大していくきっかけとなれば」という意思から、この度、私塾『21世紀系ケーナ大学(La universidad privada de la quena moderna del siglo 21)』を開設いたしました。
2012年1月から一応の定員を20名として新規生徒を募集しています。
興味のある方も含め、受講希望者は一度、以下の事項を読み、氏名・連絡先・楽器の有無・演奏経験の有無を明記の上、メール(hikalucas@yahoo.co.jp)にてご連絡下さい。

* * *

○この『21世紀系ケーナ大学(略して「ケーナ大」』は、岩川光による「ケーナの個人授業」を提供する私塾であり、その形式は基本的にマンツーマン(1対1)の個人レッスンです。

○『ケーナ大』で用いられるメソッドは、クロマティック奏法やタンギング・バリエーション、重音などの現代奏法も含めた、岩川光独自のものです。また、そのメソッドは海外の優れたケーナ奏者や音楽家との交流・協働、岩川自身の演奏経験などにより、日々より良いものに更新され続けています。

○演奏経験、年齢、職業などは一切問いません。また「1回のレッスンの時間」や「月々のレッスン回数」なども厳密には設定しません。全て個別に希望や内容を確認し、その都度、岩川光の演奏などのスケジュールと調整しながら決定していきます。
(そのためレッスン料は各々異なります。)

○ただし楽器の演奏法習得を目的としている以上、定期的・継続的な受講が望ましいので、そのような意志のある方・可能な方のみご応募下さい。

○遠方の方も遠慮なくご連絡下さい。条件を考慮したカリキュラムを考えますし、インターネットビデオ電話のカメラをご用意頂ける場合は、スカイプでのレッスンにも対応していきますので、海外の方も受講は可能です。

○演奏経験のある人、将来的にプロの演奏家になりたい人、これからケーナを始めるが演奏家になる意志がある人、などには特にオススメします。

○マスタークラスについてはお問い合わせ下さい。 

○他楽器(サンポーニャ、オカリナ、リコーダー)の指導、グループレッスンも可能ですが、内容や方針が上記とは異なります。ご相談下さい。

* * *

皆さんのご応募をお待ちしております。

Hikaru IWAKAWA :: quenista, compositor / 岩川光 :: ケーナ奏者

PC: hikalucas@yahoo.co.jp
Mobile: hikalucas@pdx.ne.jp
URL: http://music.geocities.jp/hikalucas/

(転載終了)

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2012.01.19

1/7ライブこぼれ話+このライブに行きます

1/29(日)のEL SOLITARIO vol.12、DAIJITOゲストです!ぜひ新年会第何弾かで。

◆1/7ラテン新年会のアンケートにて、「YOSHIOが元々ロックの人と聞いて納得しました!」という感想を久々に頂戴しました。

私の音楽的経緯は 

高校自体からケーナ独習
~大学でアンデス音楽サークルに、しかしそこで「動かずに演奏しろ」「ふざけずにやれ」という調教を受けるも従えず
~大学卒業後にロックに詳しい友人ができ、クイーン・ストーンズ・フーなどにはまりつつTAKY&AYOSHIOで演奏活動継続
~ケーナでロックバンドに参加しNYでライブなどするがケーナのまま、その間もコスキンエンハポンなどへの出演は継続
~現在

というのがおおざっぱな経路です。「あいつは南米音楽などできない」というのが、「あいつはロック上がりだから」という感想の背景にあるのでは、と悩んだ時期もあるのですが、まあ南米音楽を自分はできます!と宣言するほどの風呂敷もないので、すなおに感想を受け止めようと思います。
(たぶん演奏が与える印象よりは南米音楽好きなんですけどね)

…とはいいつつも、神田Decisionで知り合った真摯でハッピーなロックバンド・サルーキ=のチヨさんと以前話をさせていただいたときに、「YOSHIOさんバンド上がりじゃなくてケーナ吹いててロックに目覚めたっていうのがレアですよね」とおっしゃっていただいたのがとても嬉しかったことを、ふと思い出しました。
(サルーキ=は9月に渋谷公会堂でワンマンライブをされるので応援してあげてください。自分も行くつもりです)

★1/22には以下のライブをはしごします。

まず1本目。笹久保伸さんの告知の引用です。

…今月の21日&22日に

「コロンビアとペルーのフォルクローレ」 と言うディープな企画を予定しております

アメリカ在住のMiho&Diego(コロンビア人ケーナ奏者&日本人マリンバ奏者のデュオ)が来日するので
ジョイントライブを企画しました
Miho&Diegoはユニークなデュオで(動画:http://www.youtube.com/watch?v=gEzOnYEKJ5M)
コロンビアの音楽の演奏が大変素晴らしく こういうケーナ演奏&マリンバは日本では聴けません
ぜひ 彼らの律動感を体感しにお越し下さい
私は一応主催者ですが(演奏もしますが)自分自身 彼らの演奏を聴くのが本当に楽しみです

※ケーナ奏者の方々、 22日のライブは現在の日本のケーナの第一人者として高く評価されている
山下Topo洋平さん&Diego Coyさんのケーナが一度に聴けるライブです、ぜひお聴き逃しのないよう!!
出演者の動画:http://www.youtube.com/watch?v=k5qTaVh7nsQ

出演:
Diego Coy(ケーナ)武川美保(マリンバ)
笹久保伸(ギター)Irma Osno(うた)青木大輔(シーク)
山下洋平(ケーナ)※22日のみの出演

プログラムの内容(予定):
クンビアやコロンビア音楽、ペルーアンデス音楽

1月21日は19:00から埼玉県秩父の「ポエトリーカフェ武甲書店」(西武秩父駅より徒歩4分)にて
1月22日は14:00から渋谷の「公園通りクラシックス」にて
(詳細は私のwebにて)

2本めはこちらです。EL SOLITARIOに出演くださった気鋭のギタリスト・山田岳さんの演奏です。
■2012.1.22(Sun)
「山田岳 ギター独演会」
渋谷公園通りクラシックス(東京・渋谷)
開場18:30 開演19:00

…つまり私は1/22終日渋谷「公園通りクラシックス」にいることになります。これもひとつの渋谷系?
同志募集中です。かなりエッジの効いた1日になりそうで今から楽しみです。

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2012.01.15

【御礼】1/7ラテン新年会開催いたしました!

標記の件でございますが、大変ご報告が遅くなりまして申し訳ございません。

ENSEMBLE CRUCE、ENCUENTROSの皆様とともに、かねてご報告しておりました神田Decisionでの新年会、無事アットホームに遂行することができました。

これも出演された皆様、Desicionの皆様、そしてなによりご来場くださいました皆様のおかげでございます。
篤く御礼申し上げます。

今後とも、アトホームさとアヴァンギャルドさの両立という難テーマにいどみつつ、「ラテン」という言葉で日本の社会が連想しがちな「楽しさ」を、ある意味現地の方にも恥ずかしくない状態で示せるように、演奏活動などしていきたいと再認識しております。

イベントとしては、新年会ということでカジュアルさを押し出した企画の方向が、真面目になりがちな雰囲気を和らげてよかったようにも思います。

…アンケートでは、ENSEMBLE CRUCEでは「Madirid」が、ENCUENTROSでは「アマポーラ」「リベルタンゴ」が、そして我々YOSHIO&ホセ犬伏では、「PAISAJE CON NIEVE」が好評でした。さらに全員でやった「MOLIENDO UN CAFE」もかなり好評でした。フィナーレが楽しいとの評価を得るというのは、12月もそうだったのですがライブの雰囲気が総体としては悪くなかったということの証左であろうと思います。

もちろんファッションのところから会場について、さらにはチームの出演順まで含めてさまざまなご意見を頂戴いたしました。神田Decisionでは今後もライブをするつもりで出演者全員おりますので、それぞれ改良してよりよい演奏を聴いていただけるように尽力いたしますので、今後ともご支援ご理解いただけますと幸甚でございます。

…YOSHIO&ホセ犬伏では、今回エレアコ化などさまざまな工夫をして、一定の手ごたえがございました。
特に12月にいまひとつの評価であった「PAISAJE~」が好評だったのが嬉しいですが、もちろん目標はすべての曲で好評を取ることです。今後も修練しながら新ネタにもトライしていこうと思っております。

TAKUYA&YOSHIOも4月には復活予定ですが、ホセ犬伏氏ともまた違うタッチでの演奏を重ね、皆様にさまざまなサウンドを浴びていただけるように努力していきたいと思っております。
今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。

また神田Decisionでのラテン音楽イベントとしては、タンゴシンガーkazzma氏による主催でのイベントもございます。今回は不肖Yoshioが取りまとめをいたしましたが、次回以降、kazzma氏はじめ多くのかたとコラボレートしてさらにいろいろ楽しくできればとも念じております。

重ね重ね御礼を申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。

2012/1/14 YOSHIO 拝

追伸:身内の面倒などもあった関係はあるのですが、ご報告が遅れましたことについて関係各位に謹んでお詫び申し上げます。

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2012.01.07

El Solitario vol.12 1/29(日)開催します! ゲストDAIJITO!

本日1/7の神田Deecisionでのラテン新年会ライブ、どうか宜しくお願い申し上げます!

さて皆様、なんと12回目になりました単独無伴奏実験ライブEl Solitario、
今回はDaijitoこと福田大治氏をゲストに迎え、新年早々全開で臨むことになりました。

日時:1/29(日)14:10開場14:30開演(15:30終演予定)
場所:西船橋スタジオSUN・Aスタジオ(西船橋駅から徒歩3分)
入場料:500円

Daijitoこと福田大治氏は、ボリビア音楽の表現者として、またロマンチックかつラテンマインドあふれる演奏で著名なチャランゴ奏者です。
そのDaijito相手に、アナーキーケーナ奏者としてしか立脚点がないYOSHIOがどう立ち向かうか、ぜひ今回はいままでためらっていたお客様予備軍の皆様に、ぜひそのためらい傷を治すべくいらしていただきたいと思います。

音楽にはシビアでなおかつエンターティナーであるDAIJITOは、最近東京周辺での演奏が多くはありません。
今回はだまされたと思ってぜひみなさま来て下さい!
ちょっと遅いですが新年会の一環でぜひ!(16:00から打ち上げなので翌日に影響のない範囲で楽しくやれます)

もちろんYOSHIOもきちっと構成して臨みますので宜しくお願い申し上げます。

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2012.01.04

11/12/27-12/1/2の日記(欧州旅行)

※コスキンエンハポン代表審査会落選慰安がてら、欧州に行くことになりました。
しょうもない話ですが「選ばれる可能性を考慮して貯金→約束された(?)落選→旅行」というプロセスで旅行しています。
南米も行きたいのですが、年末年始ぐらいではなかなか滞在できない現実もあり、欧州に行って文化学習に勤しんでいます。

音楽的話題に欠け大変恐縮ですが、どうかご理解いただけますと幸甚でございます。

※1/29のEl Solitario vol.12 (ゲストDAIJITO)宜しくお願い申し上げます!

◆12/27(火)
成田までは7:38発のJR快速で移動。車中で年賀状書き。
オンラインチェックインはすましてあるBA0006へのチェックイン確認時に、いきなりビジネスにアップグレードを伝えられる。おそらく人生で二度はないであろうビジネスクラス。

保険・腕時計購入などしてから出国審査、休憩室で着替え+風呂。
10:45ぐらいにゲートに行き機内で購入したおにぎりを食べる。

その後2回の食事(1回目はスターターと牛肉、牛肉と赤ワインLes Fiefs de Lagrange 2007ががちはまりで美味。2回目はスターターのサーモンミルフィーユと白シャブリがいい。どのワインが料理にあうかしつこく聞いたところ赤ワインその2=Jim Barry ”The Lodge Hill” Shiraz 2009とチョコを到着前に出される。フルーツ感が強くチョコにあう)を経てアンケートに答えさせられ(全員ではなく選ばれて回答させられた感じ)、ヒースロー着。

入国審査で1時間ぐらい並んでやっと入る。気分を悪くしている人がいた。

ビジネスクラスだったので体力浪費度少なくありがたいが、今年1年の疲労は出てきており、当初予定していたバスに乗る際に必要なターミナル移動がかったるいと思ったところ、市内ホテルまでの乗合ミニキャブカウンター(1stChoiceHeathrow)を見つけてそれに決定。

日本に連絡メールをガラケーで書く(海外対応携帯ならガラケーで十分)などして45分待って乗車、@22.5ポンド。同乗者はもっと高そうな市内のホテルまで乗っていっていた。1時間10分程度乗って18時過ぎにホテルHilton London Tower Bridge着。

チェックイン後仮眠、ルームサービスの時間(フルメニュー)も過ぎたのでよろず屋に買い出しに。
サンドイッチやポテトチップス、ジュースを購入し12ポンド程度。
よろず屋のサンドイッチは以前の記憶ではくそまずかったが結構まともな水準、特にハムがうまい。
ホテル周辺には昨年までCostcutter以外のスーパーなどみかけなかったが、スーパーがいくつも出来ていた。
よろず屋からの帰りがけに地下鉄London Bridge駅でオイスターカードをチャージ。

◆12/28(火)
8:00ごろから朝食を満喫。グリルした魚(今回は鯖を焼いていた)、ベーコン、パンの品質が昨年よりもよくなっていた。

宿を10:00過ぎに出てテート・モダンまで歩く。冬にしてはぬくい状況で、サウスバンクはかっこうの散歩道になっているらしく、さして面白くもない道に多くの観光客が群れている。

ゲルハルト・リヒター(会場では「ライシャー」と言っているように聞こえたが)の回顧展が14ポンドと英国にしては高いが、「TIME OUT」でも推薦されていたので見てみたら非常な満足度で大正解。油絵でフリースのフリースっぽさが表現されるなど、脳幹直撃系の現代美術。具象も抽象も超一流というのがすごいなどと素人にも満足度極大。
思わず絵葉書などを買いまくる。ドイツからも相当数の観客が来ていたようだ。

通常の展示なども見てそれなりに満足するが、多くの作品とリヒターを比べて「横綱と前頭」的格差を感じる。

3時間以上いてミレニアムブリッジを渡り、TEMPLE周辺まで歩いてTWO TEMPLE HOUSEを見学(見学無料)。

19世紀後半に立った貴族の邸宅としては市内ではベストの状態のものの一つらしく、特に日本だったら「サライ」愛読者っぽい雰囲気の観覧者が多かった。

特に2階の木造りの内装の壮麗さと、ウィリアム・モリスの大きいタピストリーの豪華さ、ステンドグラスの華麗さを満喫。ウィリアム・モリスの表現の中世への回帰性と反時代性、一方で時代に乗った流布をしたことなどについて体感的に考え込む。
お客さんの数も適正で、座ったり受付の人と話ができたりとコージーな雰囲気。

館内のバザーっぽい喫茶で手作り感満載のジンジャーケーキと紅茶を食べる。

テンプルから地下鉄1回乗り換えでロンドンブリッジへ戻り、バラマーケットわきのFISH!でフィッシュ&チップスとサラダ(自分はホウレンソウのオリーブオイルかけお浸し的なもの)、発泡水で2人で50ポンド。

ここのフィッシュ&チップスを持ち帰れば10ポンド以内であることを考えれば高いし接客は最低だが、魚自体および付け合わせは非常に新鮮感があり美味。
わざわざ食べに行っても損ではない水準。
夕方でバラマーケットが閉まっている日なのにそこそこ客がいた。

17:00までに宿に戻り、歩いた疲れからうっかり仮眠したところ19:06に起床、タクシー(15分で到着。11.8ポンドだが小銭を探していたところ11.65ポンドぐらいで「もう芝居が始まっている。いいから行け」といわれる。懺悔)をすっ飛ばして、19:30開演のレ・ミゼラブルを15分遅れで着席してみる。STALLで65ポンド。

途中入場の着席の際の案内が明るいプロフェッショナルという感じであった。「今日初めて見る人」と聞いてきたので自分も含め全員そうだと答えたところ「こんな日は初めてだぜ」とのコメント。

舞台はジャベール役が超一流で引き締め、ジャン・バルジャン役は隙もあるが熱演、マリユス役は最後の仲間を悼む歌のみ大感動、テナルディ夫妻の夫役は大活躍(妻は笑いにシフトしすぎていまひとつ)、男性アンサンブルはおおむね信用できる感じだったが、女性陣が率直に言ってだめレベル多し。

ファンティーヌの「夢やぶれて」はこのミュージカル最大の見せ場だろうにのどでがなって終了、パワーに限界があるにしても野々すみ花のほうが百倍優秀。コゼットも「クラシックっぽくこねられますよ」感を出していらっとするし、エポニーヌ(アフリカ系)は芝居や身体能力の高さは魅力的だが歌はのどで歌い倒して子供声になるなど惨憺たる出来。

はじめて金返せと思う箇所がウエスト・エンドミュージカルに存在したように思うが、推測するに抜擢や2軍なのであろう。ラストのカーテンコールも2回ぐらいであっさりしたものというのも出来がよくなかったことの証左では。

次もしロンドンに来る機会があったら、ミュージカルは卒業してもっと音楽系のイベント、ないし古典系のパフォーマンスに行くことにしようと思う。

終了後レスター・スクエアまで歩きで移動して地下鉄を使ってウォータールー回りで宿に戻る。荷造りして25:30就寝。

◆12/29(水)
3:30起床、4:10には駅につきホームで待つが、4:41発予定の列車がなぜかキャンセルされ、寒空の中1時間ほどホームで待つ羽目に。その次の列車であった5:18発に乗る。

6:00過ぎにガトウィック空港につき、セキュリティチェックで時間がかかったりしながらNEROでサンドイッチを購入。ファラフェルのロールなどがうまい。

ガトウィック空港はカートに1ユーロないし1ポンドかかる。(ヒースローはタダ)

イベリア航空張りの機内サービスすべて有料を覚悟したが、ブリティッシュエアウェイズの欧州便の場合エコノミーの機内でもヨーグルトとデニッシュなどの簡単な食事が出る。まあまあだった。

ナポリに予定通りつくが、想定より小さい(岡山空港レベル)。
男性はかなりの確率でサングラスをしている。確かにぬくくてまぶしい。

空港からのアリバスの乗り方案内もろくになく、並んだ地元の人にチケット購入の仕方(インフォメーションで売っていた。しかし係員が英語であまり話したくないらしく、チケット購入方法の案内は聞いた時なかった)などを教わり、12:00を大幅に回って空港を出る。中央駅まで3ユーロ。

駅の案内所で地図をもらったり、イタリア国鉄のラウンジが1等客でも使えない(使える資格などの案内もHPにはないように見える)ので、荷物を預けたり(6時間以内で5.7ユーロ)してから地下鉄に乗ろうとするがチケットの販売方法も乗り場も明確でない。

チケットは駅ではなくタバッキで販売までは事前情報からなんとか類推し対応するが、乗り場にはイタリア国鉄の車両しか来ず乗車をためらう。

どうもナポリの地下鉄は国鉄車両の乗り入れ運転になっているもようであることに、構内を交代で歩いていた職員に聞いたりしてやっと気づき30分程度ロスする。

13:00ごろに地下鉄2号線カブール駅経由で国立歴史博物館。巨大な大理石彫刻やポンペイ発掘の壁画系の絵に圧倒され続ける。

日本人の団体(オプショナルツアーっぽい)もいるが、観客数も少なく、結構まったりと巨大な大理石やフレスコ画を眺める。
職員は「このブロック閉めるけど2分なら見てよい」と言ってくる親切なケースもあるが受付系はおおむね仕事不熱心、2ユーロのつりで20セントを10枚たたきつけてくるのもいる。

15時過ぎに出てMUSEO駅から1号線終点DANTE広場まで行き、LONELY PLANETに書いてあったエスプレッソバー・CAFE MEXICOでカプチーノ(1.35ユーロ。エスプレッソが激濃いので牛乳を入れてもピントがぼけない素晴らしい味)、その隣のVACO E'PESSでマルゲリータ小(ピッコロ、ただし直径15センチ程度ある)1.5ユーロという昼食。

後者は窯焼きの生地もなかなかだが、トマトソースの繊細かつ鋭敏な酸味が素晴らしすぎ、今まで食べたことがない水準。

ナポリは駅近くの庶民街などでシーツを干していたりや男がやたら立ち話をしている感じからもうさんくささがしのばれるが、物価が安く食い物がうまいという印象も抱く。大規模店舗があまり市内中心部では見えず、小さい店がごっちゃりある感じもグローバリゼーションへの抵抗を感じる。

庶民的というより中産階級的な雰囲気のもと、年末の市場のような店がたくさん出ているダンテ広場のベンチでマルガリータを食べてからR1バスでムニシピオ広場へ、少し歩いてヌオーヴォ城や港の対岸などを眺める。

16:20過ぎに同広場からR2バスに乗るが超満員、立っていたところ座っている客からアイコンタクトされるので注意していたらポケットの上を指で探る帽子かぶった親父がいたので手でブロックしたところよそへ行った。被害なしだが「激混雑のバスはやばい」事実を再確認。35分程度で駅に戻る。
その後の観察の結果、どうも「縁なし帽子をかぶった目つきの鋭いオヤジ」には近づかないほうがよいのではとの印象を持つ。

駅で観光案内所(もう少し大きい範囲の地図をくれとかいったら「はあ?」とか言われる)や荷物預け場職員(横柄)にむかついてから、駅のカフェでSPREMUTA(機械によるしぼりたてジュース。オレンジ6個分)2.5ユーロ。こんな駅中カフェでも警備員がいるし、バリスタ的おやじが仕切っている。

駅構内で新しい民間新幹線の宣伝ブースが出ていた。

18:50発のES(新幹線のようなもの)に乗ってローマへ。7分程度遅れて19:15ごろローマ着。こんな短時間でも一等だと飲み物(含むシャンパン)と菓子は支給される。

うっかり泥のように眠り車掌に起こされ、となりのアルプスにスキーに行くっぽいフルムーン夫婦からは微笑まれる。

ローマ・テルミニ駅から地下鉄で1駅行き、NAZIONALE通りを3分ほど歩くと宿(ホテル・アルテミデ)。印象としては小規模ホテルが頑張って旅慣れた旅行客対応をして人気になっている印象。

自分の部屋は屋根裏部屋を改装してスーペリアツインにしたもの、古くて浴室から隣の笑声などはだいぶ抜けてくるがWIFI、フリーミニバー、改装されたバスルームなどの対応で豪華にしている感じ。エレベーターは鳥かご型。旅館を連想すればよく、従業員の態度もよい部類。

外へ出るのがおっくうなのでホテル内で22:15ぐらいから食事。サラダ(量多い)、パスタ(リゾットはマッシュルームが効いて一線級。ただしメニューは海鮮系など存在せずクリーム系しかない感じでラザニア風のやつはチーズが結構くどかった)で2人分で44ユーロ程度(サービス料はつかなかった)。

●12/30(金)
朝食を8:00ごろから。一応バイキング、サラダとベーコンが案外美味。カプチーノかコーヒーは給仕され、どちらが好みか聞かれる。アメリカ人が多い印象(家族連れ)だが、日本人も少々。

9:15にはチェックアウトして地下鉄に乗り(すりに気をつけろと宿で言われる)OTTAVIANOまで、そこから標識を頼りにバチカン博物館まで10分程度歩いたところ大行列。
大行列の脇にいるツアー案内や物売りをかきわけて入口まで急ぎ、9:55に入る。予約しておいたため行列を回避できた。

13:00近くまで美術品、特に天井画に圧倒され続ける。天井画はベスポジでみると人が浮き上がって迫ってくる感じが出る。「最後の審判」は離れれば離れるほど浮き上がり感が出る。しかしどれだけの富がここに集中していたのだろう、という感じ。

なおヴァチカンの絵の中でボンボの原型みたいな楽器があった。当然ではあるが、欧州の一定の時期の楽器が南米に伝播して変遷したと考える材料のひとつかと(今の発言に独自性がないことは分かっています。つまらないですが確認として述べています)。

同行者が足に不安を覚えたので地下鉄に戻りBARBERINI駅で下車、トレビの泉の最寄り駅と書いているが駅そばの泉は違うもの。探しきれなかったので175番バスに乗ってコロッセオへ。バス内に、高校生か大学生ぐらいの日本人女子グループがいた。推測するに「1人が留学中、残りはそれを訪ねて遊びに来ている」感じ。

コロッセオの中に入るのは行列だったので外を眺める。周辺の様子も含め歴史に思いをいたす一方で、「神宮球場に似ている」とのどうしようもない感想も持つ。物売りでしつこいのがいたので立ちあがって追い払う。

その後175番に乗ってLARGO CHIGIで降り、トレビの泉。観光客が佃煮になるほどいるが、設備としては観光客が群れるのもわかる水準の壮麗さ。そこから大統領官邸を経由しナツィオナーレ通りへ。判断ミスでスペイン広場に行き損ね、旧ソ連系の美術展覧会をしている展示場前で少々座り込む。

宿に戻り「朝以降食べていない」と行って相談したところ紹介され宿近くの「BERZITELLE(06-47824714)」で。気軽なトラットリアだが海産系が美味、海産系のパスタ(トマトソースでなくサーディン系の味付け、エビやムール貝、あさり入り)とコーヒーで2人分35.5ユーロだが35ユーロになる。

宿からの紹介を受けた旨伝えると喜ばれる。30分以上待ったのだが、生パスタで茫然とするほどの美味。パスタとしてはここが一番美味であった。
気軽なトラットリアの食事の水準の高さにびびる。

その後宿で休み、17:20ごろ最寄りのバス停からテルミニ駅までバスで。混雑しているので1本やり過ごすが、地下鉄が深いことを考えればここから駅へはバスが好適か。
駅で少々待った後、18:15発のES一等でフィレンツェへ。19:47定時に到着するが、駅からの道を間違え20:30ごろ宿(GOLDEN GATE HOTEL)に到着。ここは5つ星だが、やっぱり旅館系で現代化を推進した感じ。WIFI、ミニバーなど無料でそれなりに豪華な感じ。

少し休んでから「食事をしたい」と相談したところ、50メートルほど離れたトラットリア「LA BUSSOLA」(055-293376)を紹介され行く。仏英西伊が乱れ飛ぶ観光客の多い店だが、味は本式。

フィレンツェ風ピザ(サラミの胡椒感と薄い生地が最高。トマトソース自体はナポリのほうが上)、タリアテッレのボロネーゼ(生パスタでうますぎ)、サラダ、野菜スープにカプチーノ、エスプレッソ、炭酸水で52.88ユーロ(サービス料込)。
やや高いが味の水準は高いし、接客も超つたないイタリア語で通したらかなりフレンドリー。フィレンツェ風Tボーンステーキの分厚さを眺めてびびる。アメリカ人がもてあましていた。

宿に戻って気が付いたら就寝。トラットリアだと同行者と勝手にシェアできるような雰囲気でしかも普通に美味なのでよい(まずいところもあまたあるのだろうが、それなりの宿に聞くとそれなりの店を案内される。イタリアの人々は顔が見える範囲ではかなり誠実な仕事をする人たちなのかもしれないと愚考する)。

●12/31(土)
多少朝ゆっくりし9:00ごろ朝食。10:00すぎに宿を出る。
フィレンチェは狭い道に石造りの建物がのしかかるような感じで、見通しが悪くいまひとつ散歩しても面白くない。

ポンテベッキオまで歩くが寒いので付近のカフェで1ユーロ払って同行者がトイレを使っている間カウンターでマキアートを飲む。親切なカフェだったが水流は極めて弱かったのでトイレは薦めない。

ウフィツィ美術館に11:30の予約をしていたので11:10ごろチケット引き換えに行く。ウフィツィの予約はネットだと決済でひっかかるので日本から国際電話で済ませていた。最低限の英語でなんとかなるしネットよりも枠が多い。ちなみに予約なしの列は大行列、2時間待ちとのことであった。

予約でも5分程度待って入場。印象以上に鮮やかな色彩の「ヴィーナスの誕生」など多くの名画が存在し圧倒的だが、展示自体はかなりごちゃごちゃして昔の博物館みたいな雰囲気。古い建物のせいか、ヴァチカンなどに比べてトイレが整っているとはいえない。

2時間半程度で感動よりも疲労を多く感じてきたあたりで退出。出口近くにウフィツィの成り立ちや、映画で取り上げられた様子の上映(中にはレジスタンスが描かれたものも)があり面白かった。

美術館を出た後ミケランジェロの丘に行こうと思い、タバッキでバスチケットを探すがどこでも売っていないしそもそもバスがどこか分からないので歩いて上る。川から20分ぐらいだが思ったより近い。景色はルネッサンス期の絵画のバックのような風景が広がっていて高さのわりに見事な眺め。

連日の歩きに疲れていたため止まっていた13番バスでサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで戻る。旧市街の外の普通の地方都市っぽい眺めが素顔のフィレンツェのような感じ。なお丘から降りてくるところでは、かつての邸宅が宿になっている様子をあまた観る。

駅についてから近くの教会へ。想定よりも小規模で敬虔な雰囲気、邪魔にならないようにすぐ出る。
教会そばでフォルクローレの演奏、LOS INTIとか名乗る一団。シンセの伴奏は結構手の込んだ作りだがケーナは早いパッセージがまったく吹けない下手くそレベルだが、若干の観客を得ていた。

大晦日なので地元の買い物客も多い。休憩と遅い昼食を兼ねPROCACCI(055-211656)という食料品店とカフェ、ワインバーを兼ねたところに。トリュフを使ったパニーノが激ウマ。食料品販売をしているカフェでお客が多いところは美味そう、との勘が当たって喜ぶがLONELY PLANETに載っていた。他の客はワインを飲んで休憩する家族連れなど。

ドゥオーモ周辺を覗いてから一端宿に戻り予約を確認、宿経由で予約していたレストラン「BUCA MARIO」(055-214179)へ。この日は21時以降は大晦日年越しメニューで高いとのことで19時の予約を薦められたので一応スーツを来て行く。この店は地球の歩き方などにも載っている。

発泡水と野菜系と肉ないし魚系、カフェで2人で100ユーロ弱。野菜スープは今いちだがパン入りスープのリボリータは美味、肉は700グラムぐらいあるTボーンステーキ、魚はサーモン(意外にも高品質)。ステーキは結構レア度も高いので若干苦戦するが、トスカーナ牛は堅くもなければ脂も多すぎずかなりの美味、気合を入れて脂身以外は骨にしゃぶりついて完食しウエイターに拍手される。

大晦日でにぎやかな街に完食の高揚感に浸りすぎて、Corona's Cafeとかいう店で砂糖水を凍らせたようなクソまずいジェラート2個25ユーロとぼったくられる。価格を先に言わない店でうっかり買ったための敗北、一口食べて店の植え込みにたたきつける。

寒くなってきたので宿に戻る。ローマでもそうだったが、宿ではのどの強いバラード風の曲が延々と流れておりラテンな感じを受けるが、Kサウンドの出自っぽくもある。テレビの歌番組でもベテラン歌手が多く出ていた。

フィレンツェでは午前2時ごろまでラッパと太鼓の楽隊が鳴らしておりうるさかった。楽隊の演奏の音構成やフレージングはかなりアンデス地方のバンダにかぶさり方など特に似ていた。静かになったのは午前4時ごろ。

●1/1(日)
朝を食べる。ウエイトレスが疲れているらしくぼおっとしている。
宿から駅まで歩く途中に掃除の車やら割れた酒瓶やらを見る。

ヴェネツィア行きの10:15ごろ発ES、これまでに比べて車内が狭くローカル線な感じ。隣に日本人女性グループを乗り合わせ少々話す。
一般の日本人旅行者はフィレンツェが好きそうだが、自分はナポリのほうがよいかな、などとやくたいもない考えにひたる。

車中で新年ということもありまたシャンパン。開けたばかりで美味かった。

12:30過ぎにヴェネツィア・サンタルチア駅に着き荷物を預ける。観光案内所も開いていないので駅のタバッキで地図を3.5ユーロで購入、この地図がかなり正確で後々助かる。

とりあえずサン・マルコ広場へ行こうということで2番ヴァポレット(水上バス)に乗る。5ユーロ。外側の運河に出るのでほとんど海な感じ、「伸びゆくヴェネツィア市」という社会科見学をしている気分。30分以上乗ってサンマルコ広場にたどり着く。

行くところもないので美術品をまぶしたような有名カフェ「CAFE FLORIAN」(夏だと楽団がいて金を取られるらしい。このときはいなかった)でCAFE FILTRO(トルコ風コーヒー)と開店290年記念コーヒー(クリーム入りアイリッシュ風コーヒー)で18ユーロぐらい。後者かなり美味。小さい部屋がいくつもあるような感じの店だが、日本人女性が一人いて挨拶する。あと地元っぽい金持ちそうな夫婦がいて目が合ったので目礼し、向こうが出る際に「新年おめでとうございます」とイタリア語で言ったらにこやかに挨拶してきた。トイレに清掃担当の女性がいたのでチップを渡す。

店を出たら、大聖堂のならびにある展示場みたいなところでペルー観光展をしていたようである。

ここからまずリアルト橋まで歩き、『娼婦ベロニカ』で見たような風景を求めて運河周辺を歩くが行き止まり率の高さが船橋近辺の住宅地なみである。
駅へ向かう手書きの表示などを頼りに進み、途中の広場のベンチで座っていたら地元の犬の散歩にかちあったりという感じ。もちろん観光客は多いが、「冬のヴェネツィアはわびさびがあってあり」という友人のアドバイスは妥当だったなと思ったりする。それにしても歩かないとどうしようもない。

16:00過ぎにサンタルチア駅に戻り、空港バスに並ぶが30分ぐらい待つ。ダイヤはあてにならない。しかも空港周辺の地元民も乗りこんで混雑、若者にちょっかいを出されるが空くまで我慢していたら半分ほど行ったところで席に座り何もしてこなくなった。

ヴェネツィア空港もカート有料(50セント、ただし動かないケース多し)。ただし空港としてはコンパクトながらカフェテリア(6ユーロでショートパスタ、学食としては美味しいレベル)、ジェラート(2ユーロで激ウマ)、薬局など揃っており綺麗で使いやすい。

19:40発のBAでガトウィックに戻る。駅からVICTORIA行きの列車に乗ってしまい、検札に来た車掌に聞いてノース・クラパムで乗り換えてLondon Bridgeに戻りまた宿へ。

休憩した後Costcutterで土産のお茶(リプトンの1箱2・99ポンドのティーバッグだが、ダージリンが2つしかないためアッサムとラプサン・スーチョンを購入。ラプサンは想定以上のスモーキーぶりだが慣れると美味)を購入してから、SIZZLER'Sとかいうチェーンで5ポンドのチキンバーガーセット。NANDO'Sには遥かに落ちるがそんなにまずくはない。南アジア系の従業員ばかりな感じ。部屋で食べて荷造りしたり空港への便(1stHeathrowConnect)、HPからの予約だけでは通じなかったので電話確認したりして就寝。

●1/2(月)
朝食を満喫。9:00少し前に迎えがくる。同乗者がいなかったため55ポンド、10:00すぎには到着。
ユーロで払いたかったので相談したところ78ユーロ、80ユーロ出して2ポンドつりを貰ったので1ポンドチップとして返す。かなりまともなミニキャブであった。インド系の人が多そうな会社。

空港でItsuの寿司を食べる。航空会社社員が多く購入していた。イートインだと高いのでテークアウトにしてロビーで食べる。サーモンがかなりの水準。

今回は普通にエコノミーで戻りだが、以前より機内エンタテインメントの質向上。音楽番組中心に見る。機内で飲んだロンドンプライドが美味かった。

●1/3(火)
帰国。JRで戻る。

…今回も多くのサイトおよび情報源にお世話になりました。紹介申し上げます。

LONDON LOVE&HATE…いつも紹介していますが、ロンドンおよび英国社会の分析だけでなく観光に使わせていただける新鮮な情報も入った超一級ブログです。ロンドンや英国に興味がある方はぜひご覧ください。こちらのブログ主様に、TWO TEMPLE HOUSEの魅力などをご教示いただき、今回参りました。

ロンドン テムズ川便り…こちらもかねてからご案内している、ロンドンの日本人ビジネスマンの方によるブログです。真摯かつ皮膚感覚を大事にされている公演評や旅行記、レストラン案内など大変参考になります。こちらのブログ主様と店で接近遭遇的な事態に2年連続なっているのは驚きでございますが、YOSHIOがいかに参考にさせていただいているかということの証左でもあろうかと思います。

ヴェネツィア ときどき イタリア…ここの情報を使いこなせるぐらいにしておけば、ヴェネツィアもっと楽しかったのではと思わせる圧倒的な情報量のブログです。ヴェネツィアは面白そうな街ですので、皆様ぜひご参考にされてください。

TEA TIME PARTY…イタリアでの鉄道旅行の手配など、損得なしで丁寧に案内されていて役立ちました。

イタリア国鉄予約サイト…イタリアの鉄道は、事前予約MINIを駆使すると1等でもかなり安いです(今回ナポリ~ローマ、ローマ~フィレンツェ、フィレンツェ~ヴェネツィアそれぞれで1人5000円以上払っていません)。事前予約でメールなどを出力持参でまったく問題ありませんでした。なお1等に乗っているのは贅沢したいからではなく、荷物などの安全性の向上をもくろんでという要素が中心です。

イタリア政府観光局…2012年から大幅に改悪されていますが、政府系公式情報サイトとしてはかつてはそれなりにシュートな記述もあって便利でした。見る価値はあろうかと思います。

アーモイタリア…有料サービスやホテル・店舗のオススメは正直どうかと思いますが、情報量はかなりあるので参考にはよいのでは。

◆クチコミサイトについて最近議論がありますが(構造上以前からあったはずの問題)、トリップアドバイザーはかなり宿探しの参考にしています。自分は予算・場所・設備との兼ね合いの上で「その街の1~3位ではなく4~15位以内のホテルでわざとらしくないところ」を探して、その宿のHPで直接予約という方法を取っています。

◆LONELY PLANETはかなり役に立ちますが、英語版がスタンダードなので「地球の歩き方」で位置関係などをインプットしてから、調べる際に使うなどしました。「地球の歩き方」はバス路線図など詳しいケースもありますが、現地での確認は必要です。

◆「旅の指差し会話帳」、イタリア編かなり出来がいいです。丸暗記でかなり戦えます。

◆その他宿泊しない都市では観光案内所(ただしナポリの観光案内所の英語レベルは非常に低い)、宿泊する都市では宿に聞く、というアナログな手法も、特にレストラン探索などでは威力を発揮しました。その点からも個人客になれた親切な宿選びは重要でしょう。

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11/12/24-25の日記(パンカーラ訪問など)

1/7神田Decisionでのライブにぜひお越しください! 年始の飲み会がてらぜひ!

●12/24
上野から出発。
上野 13:00~14:44JR高崎線 高崎、普通列車の車中で仕事したり「上野弁当」(幕の内系として鮭など水準高いが1000円はCPいまひとつ。静岡駅駅弁などには劣る)を食べたり。

高崎駅ホームでアルデンテな立ち食い天玉そばを食べるが、体調か寒さか理由不明だが美味。
高崎14:57~16:29JR吾妻線・大前行。ロングシートで旅情はないが車窓な案外よい。車中でちょっと切れのあるネタトークをしている男子集団に社会経験にたけた女性集団が話しかけたりする風景を眺める。

長野原草津口16:35発~草軽交通バス~音楽村で下車し向かいのパンカーラへ。山中の車窓として素晴らしいが客は3人、夕暮れの風情が淋しすぎる感じで唐突に昔札幌近郊の山中をさまよったときのことを思い出す。

パンカーラでマイクチェックの手伝いなどしながら食事の注文、そして開演を待つ感じ。
パンカーラの運営は悪い意味でアマチュア的なところもあるのが要改善だが、食事の質・量と価格の関係は非常によく、近隣に行く用事がある方には強くおすすめ。「明太じゃがいも」のような一見いい加減そうなメニューでもかなり美味いのが評価ポイント。

演奏はイラ・イ・アルカ(サポートゲスト含む)feat.小松早百合とでもいうべき編成。サクサイワマンやワイニョのメドレーの完成度は、サポートによるリズムの安定化および小松氏のバイオリンの効果もあって非常に高く、この手の曲をもう少しちりばめる編成だったらチャージを取ってもだれも文句を言わない水準。最後のパワープレイの時間帯が長かったのが聴衆としては残念だったが、ボリビアマンタの音源の活用法とその性質に関する正確な理解に基づく研究でも明らかなように、いわゆるアマチュアグループとしては有数の研究熱心さを持つチームなので今後の活動の継続を期待したい。

終了後数曲演奏をさせていただく。「熟れたとうもろこしの踊り」あたりが一番軽やかな演奏ができた。その後薄くウイスキーをなめながら3時ごろまで音楽談義。体調不良がやや良化する。パンカーラに泊めてもらう。

●12/25
7:30過ぎに目が覚め散歩。浅間山が綺麗であった。
朝食をいただいた後パンカーラ~北軽井沢まで車で送っていただく。
北軽井沢9:52~草軽交通バス~軽井沢駅10:31、クリスマスの旅行客が結構おりバスはあらかた埋まる。

軽井沢駅到着、「椿屋珈琲店」でチーズケーキと珈琲のセットで休憩してから駅構内で土産など購入。

軽井沢11:43~あさま522~東京12:52、車中で鶏の弁当を食べる。まあまあ。

東京到着後御茶ノ水へ行きスーツ引取り、三省堂本店で漫画購入などをしてから立ち食いそば「利根」で天玉そば。そばの質が著しく良化、おにぎりも美味。

吉祥寺で1/7ライブのリハを2時間。今回は12月とは音がだいぶ変わりますので要注目です。
終了後人が群れている(とスネークマンショー風に言いたくなる)吉祥寺の中でMEDEWO&DINE(0422-23-8208)に入り酒―コーヒー―酒という編成で2時間以上話しこむ。コーヒーが案外美味いのと、想定よりしっかりした接客とおおざっぱな店構えで居心地がよい。

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2012.01.03

遅ればせながらあけましておめでとうございます

標題の件でございますが、遅れましたが明けましておめでとうございます。
2011年は皆様にもこちらにもさまざまなことがあり過ぎた1年だったように思いますが、いかがでございますでしょうか。
多くの皆様に比べたら情けないほどではありますが、演奏者としても少々踏ん張った1年とはなりましたように思っております。

…2012年は、社会がより平穏であることと、演奏者としてはもっと疾風怒濤でいたいという矛盾した願いをもって望みたいと思っております。
本年もなにとぞ宜しくお願い申し上げます。

早速ですが、1/7は神田Decisionでライブをいたしますのでどうか一人でも多くの方が遊びに来てくださいますと幸甚でございます。

さらに申し上げますれば、TAKUYA&YOSHIOも4月以降復旧する予定でございますのでなにとぞ宜しくお願い申し上げます。

2012/1/3 TAKUYA&YOSHIO YOSHIO 拝

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