【少々修正しました】現在の状況120323→今後のフォルクローレ評に関しまして
皆様こんばんは。
現在、当ブログのフォルクローレライブ評に関して指導といいますか根本的な申し入れが来ておりまして対応が求められておりますので、ここまである意味気ままにやらせていただいたのですが、書き方に変更が入る可能性がございます。
変更が確定した際にはまたご報告申し上げます。
(私の性格からみて、更新停止はございません)
今後とも宜しくお願い申し上げます。
→対応の結果を報告申し上げます。
【一部主体的に考えた結果、最低限の修正をほどこしています。普段はどんなにしくじっても記事の訂正や削除はしないのがポリシーですが、思ったよりもいらっしゃる読者の皆様への誤解を少しでも解ければということでご理解くださいますと幸甚でございます】
業界の大先輩でもある大御所の方から、以下の2点につきまして「納得できないので改善するよう忠告したい」という話を頂戴しました。
通常ノイズ的クレームメールは頂戴することは結構あるのですが、記事を詳細に分析したガチ指導メールは長年やっていて初めてなので、真摯に対応しようと思いました。
1、ブログのフォルクローレ評に、主観と客観が入り混じっていて不正確に読者を誘導するようになっている。
2、1のような内容もあり、業界にとって有害な発信をなしている。特に若手奏者を故意につぶそうとしているのでは、と疑わざるを得ないような発信となっていて、若手奏者にとって有害である。
…発信をいただいて検討した結果、当初は次のような対応を考慮し、以下指導者に提案しました。
1、主観と客観の混ぜ方に留意してクオリティを上げる。前提としての対象への愛やら熱意やらを増量する。
2、業界で「期待の若手でつぶしてはいけない」リストを作成いただき、当該者に関しては批評を停止し、だれが当該者かは常に開示する。
(ここで誤解を招きかねない表現がありましたので、削除はしませんが説明させてください。つまり「YOSHIOが何か若手の人について批評といいますか語る」=「若手をつぶす」ということになっているようにその方のご指導を読んだ限りでは思われましたので、では「一切批評の対象にしない」ことでしか「つぶしていない」ということにはならないのでは、と思い「取り上げてはいけない人を教えてください」というお伺いをしました。期待されていない人はつぶしていい、と意図は1ミリもございませんし、そもそもさんざん潰されかかったレベルのしょっぱいケーナ奏者だった小生が、だれをつぶすという話ができるわけもございません。むしろ本人の意識の中で、「ずっと護身をし続けている」という意識があって、それがいくばくかの被害妄想的なまずい表現に繋がっている危険性も認識しています)
その後やり取りがあり、結局以下のようなラインに落ち着きました。本人としては遵守しているつもりだったのですが、それが読者に伝わらないという現実があったようなので気をつけます。お騒がせして申し訳ございませんでした。
1、主観と客観のまざり方はいかんともしがたい(自分は演奏者でもありますし、そもそも自分の感想を述べるのが当初の目的であったため)が、ミスリードはしないように気をつける。また「なげっぱなし」の熱のない記述は避ける。
2、若手については原則技術的な発信にとどめる。音楽に取り組む姿勢などについてなにか言うことがあるかもしれませんが、その場合でも人格攻撃と読まれるような表現は慎重に配慮する。
(まあ私は自分の不徳のいたすところで、スタジオで練習していると書いただけで「プロきどり」とネットで罵倒されたり、数百人以上の観客の前で「品格に欠ける」といわれたりしていますから、この業界の他の方より「人格攻撃」への耐性が出来てしまっているという事情もあって、無頓着だったのは事実です)
…私のブログなど、何の権威もアフィリエイトもない壁の落書きのようなものですが、思ったより読者がいらっしゃったこと、および指導を頂戴いたしましたことを有難いと思っています。
今後とも、上のガイドラインを守る努力をした上で、ガチな感想を書いていきたいと思います。
(若手についていえば、以前「ローカルな文化はローカルな環境で伝承されるべきで、ネットなどで無遠慮に批評するようなことは演奏者をつぶすことにつながる」とネットでの公開状況の批評性を問題視するメールを寄こしてきた方が、「自分の演奏についてなんでも発信してもらいたいです」ということをブログに書くようになったので、よしとしましょう。
→という言い方も僭越で、「まずい、もう一杯!」ではないですが、もしまずいと自分が思った演奏があったとしたら、むしろもう1回行ってどうなっているか様子を見るぐらいの、いい意味での攻撃的貪欲性は忘れずにいようと思います。という点で、大変関係者の中にはご立腹の方もいらっしゃいますでしょうが、たとえば今回のあんシラに出演していたEstudiantinaの次回ライブの情報などいただければありがたいと思います。ぜひ有料の観客になりたいと願っております)
南米音楽全般ですが、本当のライブの状態に触れる感想などはあまり多くないのが実情です。近年一部でもブログで評を書く方はいらっしゃいますが、どうか皆様におかれましては今回の私の不始末を他山の石にしていただいたうえで、なるべくリアルなコメントをしあうようにいたしましょう。それは長い目でみて音楽文化水準の向上という点で役に立つと思いますので。
以上くだくだ申し上げ本当にすみませんでした。
「いつか成敗されると思っていた」とか思われた方もいらっしゃったであろう一方で、心配してコメントやメールをくださった方もいらっしゃったことを有難いと思っています。今後とも、自分にとって正直メリットは薄いのですが、業界の片隅で小さく正直につぶやこうとは思っております。
12/3/24 YOSHIO 拝
Comments
yoshioさんのライブ評、毎回楽しみにしていました。
自分の出演で酷評された時でも、その通りだよな、と納得でき、励みになり、視点の鋭さに感心もしたものです。
Posted by: 犬伏青畝 | 2012.03.23 08:04 AM
地球の裏側で読んでいます。いつも冷静な分析と程よい主観で臨場感を感じられて楽しみにしてますよ~! このまま、フォルクローレ界のマツコ・デラックスと呼ばれるまで続けてください。
しかし、お気に入りの演奏者をブログで口説くあたりがさすがですなあ ( ̄▽ ̄)
Posted by: LUCHO@チリ | 2012.03.23 11:49 AM
「期待の若手でつぶしてはいけない」リストwwwww
確かに狭い日本のフォルクローレ村において、思ったことを素直につぶやくことはデメリットが多いでしょうね。でも、そういう意味では貴重で、このブログはその意味で皆期待して読んでる所もあると思うのですよ。少なくとも私はその一人。個人的には今までの辛口スタンスを希望します。
提案「つぶしていいリスト」を作って徹底的に攻撃するのはどうでしょう……。冗談です。冗談……。
Posted by: LUCHO@チリ | 2012.03.24 07:53 PM
音楽の批評はダメで、ブログの批評はアリなんですね。正直びっくりです。
聴けば好きか嫌いかは自分でわかるし自分の感想がyoshioさんのと違えば面白く読みますし、自分が聴いてない演奏をyoshioさんが酷評されてたらむしろ逆に行きたくなりますよ。
ぜひこのまま突っ走っていただきたいです。
Posted by: osarin | 2012.03.25 02:14 AM
>コメントを下さった皆様
本当に有難うございました。今はただ皆様に不利益がないことを祈る心境でございます。
…言葉によっていろいろなことが発生している現状があるので、今後もう少し分かりやすいゲージを設けるなどしてみようと思います。(CPでの評価を徹底して、☆1~5までつける、とか。この場合500円ならちょっとあれでも☆3以上は堅く、5000円でまあまあなら☆1か2、という感じで)
今後ともご理解ご教導いただけますと幸甚でございます。
Posted by: YOSHIO | 2012.03.31 09:23 AM