2012春チャラに参加しました!+4/28その2-4/30の日記
※5/5、吉澤陽子氏を迎えてのEL SOLITARIO vol.13にぜひどうぞ!
皆様こんにちは。
私は仙台市で行われた「春チャラ」ことボリビアチャランゴ協会公認 国際チャランゴデー企画『第5回 春のチャランゴ・フェスティバル in 仙台』 "春チャラ2012"に参加いたしました。
2010年に続いて2回連続の参加になります(2011年は震災の影響で中止)。
チャランゴ愛好家のイベントにお前が何の参加を、という声もありましょうが、2010年に続いて「牛追い EL ARRIERO」をケーナ1本で吹くという形式で参加いたしました。
春チャラは、老若男女・キャリアを問わず互いが互いの演奏を聴き、お客様とあわせてコミュニケートするすばらしいイベントです。
これは実行委員会の皆様の人徳によるものだと思います。
そんなところにどうしても参加したく、いわば反則技で参加するYOSHIOを許容くださるボリビアチャランゴ協会日本支部長である福田大治様、実行委員長の植月様はじめ委員の皆様、共演者の皆様、観客の皆様に深く御礼申し上げます。
演奏としては、2010年よりは若干完成度高くなった点もありますが、基本的にはキャラクタープレーヤーといいますかファナティックな色物芸だったと思います。
マウロ・ヌニェスへのリスペクトだけは忘れずに演奏したつもりですが、一方でそれが表現しえなかったとしても、一人でも多くのお客様がシンプルに「面白かった」と言ってくださればと思って演奏いたしました。
(ロス・ミドラスの植松様がご尽力されている東松島の仮設住宅のサークルの皆様にも、演奏を聴いていただいてフラットにお話する機会がいただけたことは、今回の望外の喜びのひとつでした。大げさですが自分の演奏活動に間違っていない点もあった=基本は間違いだらけだが、という思いを抱けました)
もし許されるならば、次回こそもっとイベントに貢献できるような演奏・活動をいたしますので、どうか皆様のすばらしいイベントの末席を汚すことをお許しいただければと思います。
さらにいえば、今回のイベントでも過分のご配慮を多くの方からいただき、東北の皆様へのご恩返しを少しでもできればという思いが一段と強くなっております。
私ふぜいは何か社会的な貢献ができるような者では毛頭ございませんが、機会を見つけて皆様にまたお目にかかれればと改めまして念じるようにしております。
震災前は年に何度かは仙台はじめ東北に参上し、2010年にはkanita様とEL SOLITARIO特別編などもさせていただいておりましたが、これからも少しでもそのような機会を捕まえていければと念じております。
今後とも宜しくお願い申し上げます。末尾になりますが今一度、福田様はじめ関東方面からともに参加してくださった皆様も含めまして、関係の皆様に御礼申し上げます。
2012/5/1 YOSHIO(溝口祥夫) 拝
※YOSHIOの演奏を川俣コスキン関係の方が撮影くださいました。こちらです。
●4/28(土)続き
19時すぎに三越ライオン像周辺で春チャラ関係者と関東組で食事。非常に美味しい有名店で牛タンを賞味しながら、かなりつっこんだ話で盛り上がらせていただく。(YOSHIOはどうしても当たり障りのない世間話ができず…、会直前でお忙しい中席を設けてくださいました方々にに深謝)
【業務連絡】このときご一緒した関東組の皆様、次にお目にかかったときに相談ごとがございますので相談させてくださいまし。
21時ごろいったんお開きにし、花見でもと思うが微妙に機動力のない中、新宿なみかそれ以上に人出のきつい国分町の客引きに場所を聞くなどの暴挙(客引きは結構丁寧に答えてくれていた)を経ていったん2010年に夜飲んだ公園などに行くが桜はなし、仙台初参戦のS氏の提案で、Be vitore!(022-222-4777)というバール風の店のテラス席を占拠。
まだ冷える中ホットワインやピザを食べながらさらに濃い情報交換に勤しみ気づいたら0時近く。5人で9000円行かない、というなかなかCPよい割に本式な店。
ちなみにこの店のトイレにミドラスのポスターが張ってあったとの報告アリ。調べたらここの系列のBe Vitriceという店で6/3ロス・ミドラス、6/17 El Satelite(吉澤陽子さんのチーム)出演とのこと。偶然の一致の濃さに、今回のイベントの充実とS氏大活躍を予感する。
本格的にお開き後いったん宿に戻るが、ちょっと空腹だったのでフロントに聞いたところ「国分町に行ったほうがよい」とのことなので赴き、「川福」という大阪系のうどん店で天ざる。ちょっと甘めのだし効かせ過ぎではあるが夜中3時までオープンのうどん店としては常軌を逸した水準、国分町の懐の深さを痛感。(帰り道に入手した飲食店案内無料雑誌も、200ページ以上あり相当部分カラーものであった)
●4/29(日)
ホテルで朝食。ホテルコムズアネックスは定宿で気に入っているのだが、朝食だけは質量・サービスともに水準以下。すきあらば店員が奥に引っ込んで出てこない。
部屋で春チャラフィナーレ曲の確認をしようとするが、部屋常備のPCのIEが6のためyoutubeを見られない。
教訓として「来るまでにマスターしておきましょう」。
会場は長町の地下鉄駅に繋がった設備、非常に便利。
10:20ごろ到着して会場設営の手伝いなど。手作りイベントゆえだが、会場は想定より立派でびびる。
作業を共同してやるのも、参加者間のコミュニケーションとしてよいと思われる。
昼はいらっしゃった川俣の皆様とラーメン店で。郊外ゆえあまり店は開いていなかった。
会場に戻ると予想よりもお客様が多くびっくりする。
開演。演奏はそれぞれ面白かったが断片的にメモのみで。
・チャランゴのハンマーダルシマ化。
・仙台の独自の楽器制作で著名なK氏がついにアルパに進出。
・生音、マイクなしの環境でベースのみアンプリファイして不穏なSEっぽい重低音を鳴らし、そこにケーナをオーバーテイクさせる斬新なアレンジをやるベテランチーム。
・何曲もアンコールがかかりそうなDAIJITOでさえ1曲+MCでびしっと決めてくることによる、この手のイベントにありがちな生ダラ感がいい意味で引き締まりまくり。
・オリジナル曲、ということでちょっと身構えられそうな状況で最初ちょっと演奏して「こんな感じでやりますんで」というMCの切れ味。早速パクりました。
・オリジナル曲における反復と盛り上げ、曲想をどこで追加投入するかについて。
・バリトンチャランゴは「東洋の風」ではないがオリエンタル、エキゾチックな音色になる(その分音切れは下がる)。そこでかき鳴らしなども駆使しつつ広いストライクゾーンを攻めるのか、淡々としかし微妙に表情を変えながら同じようなコースを執拗に攻めるのか。前者のアプローチの鈴木龍氏主軸のシャープなかき鳴らしをキーポイントにした即興的演奏もなかなかだったが、後者のタイプであるkanitaの演奏はキャラクターとのマッチングもよく、バリトンの旨みを使い倒していて良かったと思う。
終了後北四番丁のサバイサバイ(022-275-9858)へ。店構えの塗装のはげぐあいが、(自分は写真などで観るだけだが)中南米都市郊外のディスコティカみたいであり、そこのパーティールーム。
飲み放題+食べ物事実上食べ放題、演奏しほうだいという、よくできた音楽サークル合宿の発表食事会みたいな雰囲気。5時間程度飲み食い演奏という状態になる。
個人的には、DAIJITO、鈴木龍氏、植松氏と一緒に「チャラグア」をさせていただいた際に、それまでの演奏と違ってしみじみ聴いてくださった方が多かったのが演奏者冥利に尽きた。本当に有難うございました。
個人的な反省としては、
1:演奏が中心にすぎたので、もっといろいろな人と話す時間を増やすべきだったか
2:ややもすると打ち上げのときのほうがケーナの音自体はよかったのではないか
が挙げられる。
●4/30(月)
8:00までにチェックアウトし、駅へ。
駅で土産購入の後「あさば」朝からたけのこ天ぷら+ざる大盛り。
そば自体はさておき、たけのこ天ぷらが旨い。ともあれ駅ナカそば屋としてはかなり要求水準をクリアしている。
8:55発のはやてで帰京。
車中で海鮮常長弁当。品質のCPはよいがボリュームはない。
家に荷物置いてから出先へ。終了後本八幡の「なりたけ」で味噌ラーメン。
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