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2012.05.28

第6回チャランゴの集いを観に行きました(その1)

表記の件ですが、絵本塾Eホール(旧コア石響)で開かれたイベントを観に行きました。
今回は有料の一観客として参りましたので感想などつらつらと。

イベントとしては、総合的には「2000円としては非常に濃い演奏を楽しめて個人的には満足だが、客に忍耐を強いる局面もあるので、観客数の増加を考えるならばいくつか考えるべき点がある」という感じでした。

まずプロアマ問わずかなりのスキルの方が出ていて、それぞれ2~3曲演奏ということで、フルパワーで一定の個性を出すことには成功しているので、コンテンツとしては文句がないレベルとなっています。特に後半の巨匠で独自系や若手を挟む充実の布陣はチャランゴ愛好家には応えられない展開です。

会場の響も、場所による違いや、「木のペグを使っている系のチャランゴの単音はなぜか響かない」という印象はあったものの、生音でほぼ問題なく聞き取れる水準でした。

しかし一方で、会場が手狭で物販や展示、そして仙台の春チャラでみられるような「楽しそうな初心者系のチーム演奏」などは存在しないために、どうしても突き詰め感が強くなってしまうという問題点はあります。率直に言って友人などを誘いやすいイベントというよりも、音楽について勉強、という観念を持って臨む人にとってより成果があるタイプのイベントです。会場の椅子もすわり心地がよくはありませんので、3時間近いイベントとなると座布団が必要な人もいるかと思います。

内容として、もう少々初心者系の演奏も入れて風通しを良くする、逆にチャランゴに関するうんちくをレジュメで配るなどのオトク感を出すなどの、今のクオリティにより楽しさを付与する方面の工夫があればもっと人を誘いやすくなるのではないでしょうか。
また会場も、出演者の立場では絶賛に値する会場なのでしょうが、観客の立場からは「来年もここならちょっと居住性を高めるための対応が必要かも」というのが率直な感想でございます。

ただし根本としては、このイベントがもっと盛り上がってくれると非常にシーンが楽しくなるだろうな、という期待を持っています。少しでもお手伝いなどできれば幸甚でございます。

演奏についての感想、および未来への提言は明日にでもまた。

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2012.05.26

お久しぶりです120526

皆様、いつもブログをお読み戴き有難うございます。

5/12の後生存および社会的活動はしていたのですが、音楽的活動はほとんどできていないことや、どうにもブログに向かえない心理状態だったこともありご無沙汰しておりました。

でございますが、昨晩の岡本主任のワンマンを見て気合が入りなおしましたので(いや、やはり「音楽の正統性や可能性が」という議論も大事ではありましょうが、客にきちっと向かい合いながらやりたいことをやろうとするというライブ的な姿勢の原点は音楽演奏をするものにとっては極めて重要だな、と再確認しました)、本日以降はビシビシブログ更新したいと思います。指導もお待ちしています。

本日はこれから指導教授であった故・河原宏先生のお別れ会(兼遺著頒布会)に参加します。受付をしていますので関係各位の方宜しくお願い申し上げます。中野サンプラザ(にあるイベントルーム)です。

明日はチャランゴの集いに、末端の一観客として参加します。久々にビシビシいきたいと思っています。

個人的には、やはりベテランの演奏者が多く、観客としてはある程度の読みができる中に乗り込むkawa氏に、やらかしを激しく期待しています。
ある意味一発で殿堂入りというおいしいステージかと愚考いたします。骨は拾いますので、「これからに期待」でまとめられない種類の演奏を観られれば嬉しいです。

明日ご一緒いたします方(おそらくほとんどの方が関係各位の方になるのでしょうが)宜しくお願い申し上げます。

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2012.05.19

12/5/12TOMOYA~♪さんのイベントでサポートしました!

皆様ご無沙汰しております。

ご報告遅くなりまして申し訳ございませんが、YOSHIOは5/12に、大森・風に吹かれてにて行われたTOMOYA~♪さん主催のMAY FESTIVALにて、TOMOYA~♪さんのサポートアクトを中心にケーナ演奏をしてまいりました。

どのようなイベントだったかは、こちらをご覧ください。

私がサポートアクトしたのは、冒頭の某ヒット曲と、アニメ主題歌の後半3曲でした。
アニメ主題歌では正直パートのフレーズが入らず、ご迷惑をおかけしました…。
TOMOYA~♪さまと、プロとしてのスキルを存分に発揮されていた田窪一盛さんに深く感謝とお詫びを申し上げます。
また観客の皆様、共演者の皆様に深く感謝申し上げます。

冒頭1曲のあと、前座としてケーナ単独無伴奏で2曲演奏させていただきました。
・El Antigal
・QUENA SUBURBIA
演奏者としての間奏は、1曲目が案外響がよく好印象だったようです。

「風に吹かれて」は、見かけ普通の飲食店なのですが、控え室もちゃんとあり、かなり素晴らしい音楽空間でした。また出演できればと念じております。

イベントは、さまざまな方が出て長丁場ではありましたが、和やかに進んでいたように思います。

自分が特に印象に残ったのは、流石のプロフェッショナルな歌唱と絶妙のトークの出し入れを見せてくださった松下しげきさん(控え室で黒めのトークをさせていただきました)、おそらく音楽キャリアが一番浅い(初出演とのこと)出演者で一生懸命ギターコードを押さえていると思ったら突然北欧風のハイコードソロを繰り出すある意味パンキッシュな様子とキャラの活きのよさが際立ったThe Housewivesの皆様(またどこかでご一緒しましょう)、風に吹かれてのレジェンドの一人である岡本主任のハイテンションパフォーマンスなどでした。

サポートとしては仕込みの不徹底振りを反省するしかないのですが、オープニングとエンディングの間の3時間待機への対応や、メインのTOMOYA~♪さんにどう貢献するかといったところにいくばくか気を遣った結果、一部の方に「前よりは主役をつぶさないようになった」と言われたのが、いくばくかの進歩かと思っております。

サポートアクトなどまったくしてこなかった暴乱系ケーナ奏者を使ってくださったTOMOYA~♪様にも御礼申し上げます。器用なケーナ奏者ではございませんが、今後とも宜しければどうか宜しくお願い申し上げます。

また皆様の中で「ちょっと使ってみようか」と思う奇特な人がいらっしゃるようでしたら、YOSHIOの音楽的性質および能力にご理解を示していただいた上でしたら、ギャラ度外視で必ずやお力になれるかと思いますので、お気軽にこちらへお声かけください。(基本は週末のみの対応となりますが、ご相談ください)
※ご依頼いただく前にYOUTUBEで「YOSHIO ケーナ」で検索いただいて動画を見ていただけますと幸甚でございます。

今後ともケーナ奏者としてのYOSHIOをなにとぞ宜しくお願い申し上げます。

2012/5/19 YOSHIO 拝

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2012.05.10

5/12(土)女性歌手TOMOYA~♪さんのライブに友情出演します

皆様、アナーキー系ケーナ奏者を僭称しているYOSHIOでございます。

標記の件でございますが、私をサポートアクトに使ってくださる奇特な女性歌手、TOMOYA~♪さんのライブに出演いたしますので報告申し上げます。

5/12(土)MAY FESTIVAL
場所:大森・風に吹かれて
開演:18:30、開場18:00、チャージ2000円(1ドリンクつき)

私は冒頭とラストに出ます。基本的にTOMOYA~♪さん(伴奏:ギター田窪一盛さん)と一緒に演奏しますが、冒頭ではYOSHIOの単独無伴奏も2曲ありです。
まさか、いわゆるアンデス音楽的要素・YOSHIO知名度0空間でEL SOLITARIO 出張版もありということで、正直恐れおののいています。

…実はWARRIORS CELTから、ありがたいことに4週連続人前で演奏する機会に恵まれている(しかしへっぽこゆえ、この後は当分演奏予定がありません。ぜひお声かけお待ち申し上げております!)のですが、どれもそれぞれ自分の課題に直面させられる場面となっており、本当にありがたい限りです。
今回も某アニメ曲などを強引に吹くやばい姿を眺めていただけますので、ドヤ顔ではなく「どないなの?」となっているYOSHIOをご覧になりたい方はぜひ遊びに来てください。

もちろん単独無伴奏演奏のところでは、どんなに高速で滑り落ちてもドヤ顔で演奏いたします。

…自虐テロはさておき、神田にあった伝説のライブハウスDECISIONで知り合ってからのお付き合いですが、芸風的な要素を乗り越えて演奏の機会をくださったTOMOYA~♪さまに、深く御礼申し上げます。人間花火としてがんばりますのでよろしくお願い申し上げます!

そして1人でも多くの方にお目にかかれればと念じております。よろしくお願い申し上げます!
ほかの出演者も、東京圏きってのハッピー系単独男性ロックシンガー岡本主任をはじめ、コクのあるメンバーではないかと僭越ながら愚考いたしております。

YOSHIO 拝

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2012.05.05

EL SOLITARIO vol.13 曲目予定→遂行しました!

本日16:30からのEL SOLITARIO vol.13の曲目予定です。
ぜひお越しくださいませ!

●YOSHIO(溝口祥夫)
1、Antara(Trad. de PERU)
2、ローランド・カークに捧ぐ Dedicated to Roland Kirk(YOSHIO)
3、El Arriero (Mauro Nun~ez)
4、A Santiagomanta (YOSHIO)(小曲集「風景との不連続旋律」⑨)

●吉澤陽子
1、Luna
2、Atardecer verano
3、Aquel Zuliano
4、Quirpa

●完全即興 Cinco Minutos Ⅸ

→こちらのライブですが、予定通り遂行いたしました。
今回は史上最高の動員(12人)となり、スタジオの座席が不足してしまいました。
ご来場いただきました皆様に深く感謝申し上げます。本当に有難うございました。
今回競演を快諾くださいました吉澤陽子様にも深く御礼申し上げます。

…ただ動員としては、同日の東大民音の拝島での演奏に400人の観客(TWITTER情報より)、などということを考えると、このイベントが「地下格闘技イベント」という呼称を撤回できる水準ではないことは明白です。
また、競演者である吉澤陽子さんの知名度および人脈による動員に負う所大である一方で、YOSHIOサイドが集客に最大限のベストを尽くせていなかったという深刻な反省はあります。
吉澤陽子さんおよび関係の皆様に深くお詫び申し上げます。
「しょせんシンパを集めて遊んでいるだけ、意味のないイベント」などの批判は、すべてYOSHIOが甘んじて受けるところでございます。

ただ、このイベントの性質を考慮いたしますと、スタジオにこの人数が集まってなにかしているという状況は、口幅ったい言い方をお許しいただければ、なんか怪しくて面白そうな実験をしているラボ的雰囲気の醸成はできたのかな、と考えています。
まあサークルの部室的空間、といえばそれまでなのでしょうが、そのような雰囲気を一般社会において現出させることがそんなに簡単でないことは、演奏活動などをされている方でしたら少々ご納得いただけようかと思います。

今回も初めて会う方とのセッションを終了後行うなど、かなり「スタジオでライブをやるメリット」を出せたようには思っております。今後はぜひ、終了後はセッションないしセッションを元にしたトークなどしようと思いますので、楽器をされる方はなにかご持参を、そうでない方も音にのっけてなんか遊ぶ、楽しむ感じを楽しんでいただければと思います。(そのためのご案内の労は惜しまないつもりです)

今後とも皆様のご理解、そして万が一気が向かれましたら一度遊びに来ていただけることを祈念しております。
イベントを応援くださっている皆様、そして何よりも参加くださっている演奏者・観客の皆様にご厚情を感謝申し上げます。
そして、さらに口幅ったいことを言わせていただければ、ご批判・ご否定でのみこのEL SOLITARIOを眺めてくださる方々には、ぜひご自分でもより楽しいイベントを開催いただき、イベントやワークショップの百花繚乱などということも検討いただけますと、音楽シーンがより楽しく元気よくなるのではないかと、あらぬ提案をさせていただきます。

…最後に演奏者としての振り返りを述べます。
今回自分関連の演奏で一番反響があったのは、打ち合わせなし(コードの打ち合わせなどもありません。吉澤様から「メレンゲ使うかも」という提案をいただいただけです)で5分やった即興でした。
ハープとの即興は初めて、でしたので演奏が出来なくなって切腹、の覚悟でしたがあえてノー打ち合わせを貫きました。
「リズムチェンジにYOSHIOが思ったより対応できていて面白かった」などの評価は、即興経験も豊富な吉澤様のディレクションによるところが大きいかと思います。また生きながらえました。

自分のソロでは、コードを間違えて途中補正して演奏してしまった3が、それでも一番好評でした。
4は、ケーナ1本でチャカレラを目指して完全崩壊しつつ間奏でバスドラムを踏みながら低音を吹くというヤバすぎる展開が物議を醸したようです。

吉澤様は偉そうなものいいで恐縮ですが、流石の演奏で、いらっしゃったお客様の満足度を上げられていたと思います(YOSHIOは低評価ゲッターですので)。
1では、想定よりもしっとりした感じで多くの方向けの導入としてアリな感じを出しつつ、2・3では歌と共にアクティブに(このイベントはギター+歌はNGにしていますが、ハープ+歌はアリにしています。基準は「よそで一般に聴けるか否か」の1点です)、自分としては3のブリブリくる感じのほうがより好みでした。そして4はこんな至近距離で拝聴できるのが幸運、の演奏でした。
一緒に出演いただいて本当に光栄でした。また僭越ですが気が向かれたらと念じております。

…今回の演奏は動画撮影などはなされていません。
リアルでお目にかかる方には、記録用の音源がSDカードでありますので試聴いただけるかもしれません。

…なお恒例の南風堂喫茶店での打ち上げも10人以上で遂行し、音楽系の話を中心に全員で話し合うというポジティブに濃い展開でした。
参加くださった皆様ありがとうございました。

最後になりますが、改めてEL SOlITARIOへのご理解ご協力を下さっている皆様に深く感謝申し上げます。
今後とも可能な限りで(低評価にもめげず)楽しく元気よくを目指してかましていきますので、ご寛容をいただけますと幸甚でございます。
次は7月ないし8月を予定しております。

2012/5/6 YOSHIO(溝口祥夫) 拝

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2012.05.01

2012春チャラに参加しました!+4/28その2-4/30の日記

5/5、吉澤陽子氏を迎えてのEL SOLITARIO vol.13にぜひどうぞ!

皆様こんにちは。
私は仙台市で行われた「春チャラ」ことボリビアチャランゴ協会公認 国際チャランゴデー企画『第5回 春のチャランゴ・フェスティバル in 仙台』 "春チャラ2012"に参加いたしました。
2010年に続いて2回連続の参加になります(2011年は震災の影響で中止)。

チャランゴ愛好家のイベントにお前が何の参加を、という声もありましょうが、2010年に続いて「牛追い EL ARRIERO」をケーナ1本で吹くという形式で参加いたしました。

春チャラは、老若男女・キャリアを問わず互いが互いの演奏を聴き、お客様とあわせてコミュニケートするすばらしいイベントです。
これは実行委員会の皆様の人徳によるものだと思います。

そんなところにどうしても参加したく、いわば反則技で参加するYOSHIOを許容くださるボリビアチャランゴ協会日本支部長である福田大治様、実行委員長の植月様はじめ委員の皆様、共演者の皆様、観客の皆様に深く御礼申し上げます。

演奏としては、2010年よりは若干完成度高くなった点もありますが、基本的にはキャラクタープレーヤーといいますかファナティックな色物芸だったと思います。
マウロ・ヌニェスへのリスペクトだけは忘れずに演奏したつもりですが、一方でそれが表現しえなかったとしても、一人でも多くのお客様がシンプルに「面白かった」と言ってくださればと思って演奏いたしました。
(ロス・ミドラスの植松様がご尽力されている東松島の仮設住宅のサークルの皆様にも、演奏を聴いていただいてフラットにお話する機会がいただけたことは、今回の望外の喜びのひとつでした。大げさですが自分の演奏活動に間違っていない点もあった=基本は間違いだらけだが、という思いを抱けました)

もし許されるならば、次回こそもっとイベントに貢献できるような演奏・活動をいたしますので、どうか皆様のすばらしいイベントの末席を汚すことをお許しいただければと思います。

さらにいえば、今回のイベントでも過分のご配慮を多くの方からいただき、東北の皆様へのご恩返しを少しでもできればという思いが一段と強くなっております。
私ふぜいは何か社会的な貢献ができるような者では毛頭ございませんが、機会を見つけて皆様にまたお目にかかれればと改めまして念じるようにしております。

震災前は年に何度かは仙台はじめ東北に参上し、2010年にはkanita様とEL SOLITARIO特別編などもさせていただいておりましたが、これからも少しでもそのような機会を捕まえていければと念じております。

今後とも宜しくお願い申し上げます。末尾になりますが今一度、福田様はじめ関東方面からともに参加してくださった皆様も含めまして、関係の皆様に御礼申し上げます。

2012/5/1 YOSHIO(溝口祥夫) 拝

※YOSHIOの演奏を川俣コスキン関係の方が撮影くださいました。こちらです。

●4/28(土)続き
19時すぎに三越ライオン像周辺で春チャラ関係者と関東組で食事。非常に美味しい有名店で牛タンを賞味しながら、かなりつっこんだ話で盛り上がらせていただく。(YOSHIOはどうしても当たり障りのない世間話ができず…、会直前でお忙しい中席を設けてくださいました方々にに深謝)
【業務連絡】このときご一緒した関東組の皆様、次にお目にかかったときに相談ごとがございますので相談させてくださいまし。

21時ごろいったんお開きにし、花見でもと思うが微妙に機動力のない中、新宿なみかそれ以上に人出のきつい国分町の客引きに場所を聞くなどの暴挙(客引きは結構丁寧に答えてくれていた)を経ていったん2010年に夜飲んだ公園などに行くが桜はなし、仙台初参戦のS氏の提案で、Be vitore!(022-222-4777)というバール風の店のテラス席を占拠。
まだ冷える中ホットワインやピザを食べながらさらに濃い情報交換に勤しみ気づいたら0時近く。5人で9000円行かない、というなかなかCPよい割に本式な店。

ちなみにこの店のトイレにミドラスのポスターが張ってあったとの報告アリ。調べたらここの系列のBe Vitriceという店で6/3ロス・ミドラス、6/17 El Satelite(吉澤陽子さんのチーム)出演とのこと。偶然の一致の濃さに、今回のイベントの充実とS氏大活躍を予感する。

本格的にお開き後いったん宿に戻るが、ちょっと空腹だったのでフロントに聞いたところ「国分町に行ったほうがよい」とのことなので赴き、「川福」という大阪系のうどん店で天ざる。ちょっと甘めのだし効かせ過ぎではあるが夜中3時までオープンのうどん店としては常軌を逸した水準、国分町の懐の深さを痛感。(帰り道に入手した飲食店案内無料雑誌も、200ページ以上あり相当部分カラーものであった)

●4/29(日)
ホテルで朝食。ホテルコムズアネックスは定宿で気に入っているのだが、朝食だけは質量・サービスともに水準以下。すきあらば店員が奥に引っ込んで出てこない。

部屋で春チャラフィナーレ曲の確認をしようとするが、部屋常備のPCのIEが6のためyoutubeを見られない。
教訓として「来るまでにマスターしておきましょう」。

会場は長町の地下鉄駅に繋がった設備、非常に便利。
10:20ごろ到着して会場設営の手伝いなど。手作りイベントゆえだが、会場は想定より立派でびびる。
作業を共同してやるのも、参加者間のコミュニケーションとしてよいと思われる。

昼はいらっしゃった川俣の皆様とラーメン店で。郊外ゆえあまり店は開いていなかった。
会場に戻ると予想よりもお客様が多くびっくりする。

開演。演奏はそれぞれ面白かったが断片的にメモのみで。
・チャランゴのハンマーダルシマ化。
・仙台の独自の楽器制作で著名なK氏がついにアルパに進出。
・生音、マイクなしの環境でベースのみアンプリファイして不穏なSEっぽい重低音を鳴らし、そこにケーナをオーバーテイクさせる斬新なアレンジをやるベテランチーム。
・何曲もアンコールがかかりそうなDAIJITOでさえ1曲+MCでびしっと決めてくることによる、この手のイベントにありがちな生ダラ感がいい意味で引き締まりまくり。
・オリジナル曲、ということでちょっと身構えられそうな状況で最初ちょっと演奏して「こんな感じでやりますんで」というMCの切れ味。早速パクりました。
・オリジナル曲における反復と盛り上げ、曲想をどこで追加投入するかについて。
・バリトンチャランゴは「東洋の風」ではないがオリエンタル、エキゾチックな音色になる(その分音切れは下がる)。そこでかき鳴らしなども駆使しつつ広いストライクゾーンを攻めるのか、淡々としかし微妙に表情を変えながら同じようなコースを執拗に攻めるのか。前者のアプローチの鈴木龍氏主軸のシャープなかき鳴らしをキーポイントにした即興的演奏もなかなかだったが、後者のタイプであるkanitaの演奏はキャラクターとのマッチングもよく、バリトンの旨みを使い倒していて良かったと思う。

終了後北四番丁のサバイサバイ(022-275-9858)へ。店構えの塗装のはげぐあいが、(自分は写真などで観るだけだが)中南米都市郊外のディスコティカみたいであり、そこのパーティールーム。
飲み放題+食べ物事実上食べ放題、演奏しほうだいという、よくできた音楽サークル合宿の発表食事会みたいな雰囲気。5時間程度飲み食い演奏という状態になる。
個人的には、DAIJITO、鈴木龍氏、植松氏と一緒に「チャラグア」をさせていただいた際に、それまでの演奏と違ってしみじみ聴いてくださった方が多かったのが演奏者冥利に尽きた。本当に有難うございました。

個人的な反省としては、
1:演奏が中心にすぎたので、もっといろいろな人と話す時間を増やすべきだったか
2:ややもすると打ち上げのときのほうがケーナの音自体はよかったのではないか
が挙げられる。

●4/30(月)
8:00までにチェックアウトし、駅へ。
駅で土産購入の後「あさば」朝からたけのこ天ぷら+ざる大盛り。
そば自体はさておき、たけのこ天ぷらが旨い。ともあれ駅ナカそば屋としてはかなり要求水準をクリアしている。
8:55発のはやてで帰京。
車中で海鮮常長弁当。品質のCPはよいがボリュームはない。

家に荷物置いてから出先へ。終了後本八幡の「なりたけ」で味噌ラーメン。

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