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2012.09.17

2012/9/15の日記(慶應ラテ研ライブ)

●9/15(土)
昼まで野暮用で拘束。昼はアジフライなど。
最近中粒の納豆が少ない。

夕方解放なのでノルテ・ポトシは富良野でのみの鑑賞となる。残念ではあるが仕方がない。
実験で動画を非フォルクローレ関係者数名に見せるが、3曲見せると「全部同じに聞こえる」というギブアップ宣言。
生で観れば違う反応が来るかもしれないが…。
(ただの市場調査と思っていただけますと幸甚)

夕方から幡ヶ谷に。慶応大学ラテンアメリカ音楽研究会の夏ライブを鑑賞。
会場のアスピアホールは、チャランゴのアルペジオが非常にきれいに響き、ケーナの中高音域が逆にデッドっぽくなるので、絵本塾ホールよりもむしろ「チャランゴの集い」に向いているのではないか、というぐらいの会場であった。ほのかな体育館っぽい治安の悪さもグランジでよい。
この日はノーマイクライブだが、大学内ホールでないところを借りてライブを打つ気構えを評価すべし。入場無料。

演奏は慶應およびそのOBのみならず、東大民音や名大のOBが相当数出演していたが、全般に見所がそれぞれある感じで、「慶應充実してる」と思うライブであった。ノルテポトシの後に来ても満足できたのではないだろうか、というのはさておくとしても、「日本社会でアンデス音楽に触れちゃった人間たちの、解けない問題の解を探そうとしている様子」が案外むき出されていて結構感動できる内容であった。

実名は出しませんが寸評など。
・RENACUAJOS…2曲めのアプローチは今後どんどんやってほしいと思ったが、「好きなバイオリニスト」の名前を明確にMCしたらもっと観客の理解を誘えたかも。

・ESPERANZA…1年生グループの割に、MCなどに見えるように度胸があるので頑張ってください。

・LOS CAPRICHOS…管楽器など担当のK氏(RADICAL ANDES CONNECTIONでのライブ打ち上げで活躍していた)のスーツと楽器持ち替え芸、およびケーナワークはかなりの水準。曲順は逆のほうがより印象深かったかも。

・GRUPO CALATO…これまでコスキンなどで何度も観てきたチームだが、面子の粒が揃っておりこれまで自分が観た中ではベスト。ケーナは2人とも相当のスキルだが、特にPueblitoのケーナは(まれに高音がすっぽ抜けるものの)本場的な抜けがあって好感。リズム感の出し方で現在のアンデス音楽業界でも屈指の人材であるNさん、もっと演奏でも人前に出てみませんか。リーダーのK氏もこれまでの力任せの悪癖が抜けていて歌に青年感があってびっくり、次のコスキンでは(面子にもよるが)このチーム要注目。人前に立ち続けることで、ベテランになっても伸びるケースがあるいい見本で自分も励みになった。

・ケセラセラ…昔東大に同名のチームがありました。それはさておき「大陸への道」は、原曲とはまったく違うギターベースの強さによるアンビエント感が出ていて面白かった。軽く吹くサンポーニャ奏者として、1人は一定の水準に達している。

・チャランゴソロ…チャランゴの集いに出演していたので実名を出しますが西川哲氏。アルペジオの安定感と説得力はもはやトップリーグの水準でしょう。あとはストロークで余裕(特に消音のところ)を出せれば、既存のチャランゴ名手たちにとっても相当の脅威になると思われます。(宣伝ですがコスキン2日目16時から、TAKUYA&YOSHIOと西川氏で「勝手に会場前庭ギグ」をしますのでぜひ見に来てください)

・LAS FLAUTAS…TU SOLO TUを久々に真面目にやっているところを観た。特に後半が引き締まっていてかなりのスキルを感じたチーム。しかしスーツの上下でとことん吹きまくるK氏の、往時の下柳投手ばりの肩の強さにびっくり。

・CMS48(訂正しました)…ここまでずっとシリアスだったが、ここが慶應の伝統の色物道を表現。コマーシャルソング集をやっていたが、キレのよさにびっくり。実はここに一番「アンデス音楽の楽器をもってしまった自分たちと現実との折り合いのつけ方」を垣間見ました。ただ2曲目のURPILAYでのK氏を中心とするビエントスのスキルとアウトクトナ感がむしろ評価されるべき。このレベルの音をドヤ感なしでさらっと出すところが、このライブのコクになっていた。

…正直このライブに行くまでは一定の屈託を持っていたのだが、やっぱり真正直な演奏(しかも説教テイストなし)を浴びると、月並みすぎるが「こちらもやらなくては」と思わされた。本当に有難うございました。

あとアンデス音楽は、現地ではともかく日本では、観客からの視線の関係もあり「ベテランやプロよりも初心者のほうがよく聞こえる」というジャイアント・キリングが発生しやすい、非常に演奏者にとって気の抜けない(はずの)世界であるし、今日たとえばケーナ奏者で、現地で録音しているレベルのプロと同等の音が出ているケースは一定数あったことで証明されるように、技術と経験だけで優位性が保障される領域が大きいジャンルではないと思われる。

それだけにコスキン・エン・ハポンに向かって、自分がジャイアント・キリングするぐらいの気構えで、バシバシ頑張りたいと思う。お互い頑張りましょう。

※近日中にコスキンでの予定や心構えなどを発表させてください。

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Comments

先日はライブにご来場いただきありがとうございました!Nです。
今までの人生でこんなに褒められたことはないのでとても嬉しいです。
しかし私は四天王の一人目のようなもので、名古屋大学では下っ端だと思っていますので、是非うちのOB/OGもチェックされてください。
ご期待に添えるように精進します!そして徐々に露出を増やしていこうと思います。

今後とも宜しくお願い致します!

Posted by: よのせこ | 2012.09.17 at 11:53 AM

ライブにお越しいただき、誠にありがとうございます。
トリのグループ名、5足りません…。
43ではなく、48です。
その名に恥じぬよう、いつか48タイトルのメドレーをやりたいと思ってます。
またコスキンでお会いしましょう。

Posted by: カラト | 2012.09.17 at 10:20 PM

>よのせこ様
読んでいただき恐縮です。名大にケーナの名手がごろごろいるのは存じていますが、Nさんのケーナも非常に素晴らしかったので、自信もっていろいろなところで吹いてください! お互いに頑張りましょう。

>カラト様
チーム名修正しました、失礼しました。ぜひコスキンでもプロデュース能力を駆使して(?)楽しませてください。ともあれまた会いましょう!

Posted by: YOSHIO | 2012.09.17 at 11:37 PM

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