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2012.10.21

2012/10/5-8の日記(コスキンエンハポン日記)

●10/5(金)
出先の階段でふらつくので病院にいったら38・5℃。抗生物質やら何やらをキメた状態でなんとか体力回復を図るが帰宅時にすでにしんどい状態。
なんとか自宅にたどりついて就寝。

●10/6(土)
10時過ぎに家を出る。
12時台の川俣行きバスは混雑、なんとか座る。来年からその場で何人かまとめてタクシーというのも一案か。

会場に到着、受付や挨拶をしてから表彰される。アルゼンチン公使から賞状とワインを貰う。

今回は初日は川俣ホテルという関係で、スーツにて受領してすぐに着替えるという業に出る。
その後竹屋菓子店に行き伝説の銘菓「山木屋チーズさぶれ」を購入し、スーツや靴と一緒にパックしてもらい自宅に送り返す。
(竹屋菓子店は絹蔵から左へ1分程度です)

会場とホテルの往復中にゲストのデュオ・パマルカの皆様にお目にかかる。覚えていただいていてありがたい限りと思う。

※今回会場~ホテル~絹蔵~コンビニというルートで何度か歩くが、ぜんぜん歩けるものの微妙な距離ではあるので、管理がめんどくさくなりますがレンタサイクルの導入などどうでしょう。レンタサイクルがあると、車のない参加者にとって道の駅や公園あたりも行動範囲に入ってくるような気がします。

会場に戻りがけに会場そばの菓子店でジュースを購入、若干の世間話。会場そばの工場兼自宅といった感じの家の門にいた住人の人に「今年は頑張れよ」と唐突に言われるのでお礼を言う。

ホセ氏のご家族製のオリジナルシャツがかなりロックな感じで好評を博す。
会場のラーメン店で親子丼を食す。出店としてはおいしいといいうるレベル。

演奏はJOSE+YOSHIO。19時ごろというおいしい時間帯で、一定の成果を出す。特にオリジナルの「泊り込み」が好評だったのは嬉しい限り。JOSE+YOSHIOはコスキンで1曲は新曲をリリースしていくアクティブチームになろうと思っています。

今回のコスキンでは結構会場で演奏を聴く。

会場内をうろうろしていたところkawa氏とともに事務局の方から声をかけられ、川俣の中学生に因数分解を教える。自分も解けたのだがkawa氏の説明のほうがシャープであった。
※自分は国語、公民は教材制作プロとしての経験があります。全般に文系のほうが強いのでお声かけの際にはご参考にしていただけますと幸甚です。

弁当を食したり会場で演奏を見たりした後23時以降で川俣ホテルに引き上げる。
ぼんやり福島を舞台にした映画を制作した監督のドキュメンタリーなど眺めてから寝る。トイレに紙がなかった。

●10/7(日)
朝9:30ごろ会場に行き荷物を置いてからバスに乗り11:00ごろ福島着。
ホテルリッチモンドロビーで相方と合流し、駅ナカの「うまか亭」で寿司を爆食。去年との違いは産地名をしつこく書かなくなった点だが、かなり美味。以前弱まっていた店内の声の元気さも復活。

寿司の後は「グルメ珈琲」で珈琲をしばく。

レンタカーを受け取り川俣へ。到着後練習し、15時から絹蔵で演奏。西川哲氏にも3曲ほど混じっていただく。お客様がいてくださってありがたい限り。前ではトダ・ラ・ビダが演奏していて、相変わらずのシュアな演奏にさすが感あり。

終了後戻って練習をしてから控え室。17時過ぎに(いつもは絶対しないのだが)空腹のあまり自分のみ弁当を食べる。これが例年の「2曲め燃え尽き」を抑止した可能性あり。(出番は19時過ぎ)
打ち合わせなどしてから袖に行く。

演奏、待機。待機中にフレンドリーかつ本場的なパマルカの演奏を聴く。特にギターがものすごかった。初めてお会いしたときは小学生か中学生でまだギターをされていなかったはずの娘さんが立派なギター奏者になっていたことに感心しつつ、自分の成長のなさなどにも思い至る。でも成長する気があるというこじれた感じが自分か、とも思う。

発表は最後までロンハーのどっきり(自分らは狩野英孝的ポジション)と思うがそうではなかったので、喜んでいいのだろうがこの後のことに思いをすぐ馳せてしまい行き先をふさがれたルンバのような気分を味わう。

舞台を出ると人生史上ありえないぐらいの多くの方から祝福される。本当に申し訳ない限りです。

審査会終了後PAをするはずだったのだが相方におしつけていたので、慌てて行う。

※ここで深くお詫び申し上げます。すでに一部のブログなどで指摘もなされていますが、引き継いだしょっぱなの「西川と塚田」の1曲目のPAをミスったのは他のどなたでもなく自分の責任です。お詫びして済む話ではございませんが深くお詫び申し上げます(特に1曲目のみの出番だった塚田様にはいくらお詫びしても足りません)。マイク番号の把握ミスという単純ミスに起因するもので、本当に恥ずかしい限りです。無意識に浮かれていた自分が迷惑をかけたという事実に反省してもしたりません。リベンジの機会があるのかないのか不明ですが、次があったらこのようなミスはしないと誓うとともに、「西川と塚田」のお2人の演奏活動のサポートができるものなら最大限させていただければと強く念じております。

自分は2日目の「西川と塚田」~「パッチワーク」の皆様まで担当していました。他の皆様にもご迷惑をおかけした点があったと思いますので、今後の改善のためにお気づきの点はご連絡ください。

※※ただミスをしておいて偉そうなことをいう筋でもないのですが、PAはかなり「出たとこ勝負」となっている現状では困難な問題点を多く抱えています。根本的な改善案はいくつかありますが、取り急ぎの技術的な話で改善点を挙げるとすれば(間違いをしないという前提はさておき)、PAをするほうでは「ボリュームよりもゲインで調整したほうが音像がぼやける可能性は少ないのではないか。また通常のフォルクレベルの音域なら低音域はカットしたほうがハウりにくい」という事項を、そして出演側では「マイクの本数に余裕がある場合は管楽器と歌を同じマイクにしない(ゲインレベルにかなり差があるケースが多いため)」「特に弦楽器はマイクになるべく近づくという原則を原則として守ってみる」などは怖れながら申し上げます。
ともあれ本当に今回はご迷惑をおかけし、恥ずかしい思いをしました。関係各位に再びお詫び申し上げます。

24時すぎに会場を出る。25時過ぎにチェックインするが2人とも疲れ果て祝勝会などなしで部屋に。自分は家族と今後の対応など相談して26時過ぎ就寝。

●10/8(日)
7:00に目覚め急ぎ身支度して7:15から朝食を食べる。2人とも今後に直面した感じ。途中で福島民報と福島民友を購入(証拠物件)。大学のサークル後輩が審査会の結果を知らず「新聞買ってどうしたんですか」といわれたので「いや選ばれたから証拠物件に」というと「えー!」という反応。

8:00ごろ相方と別れ、松川まで電車で。松川から事務局の方に乗せてもらう。昨年と同じだが、微妙な違い、でも心持は一緒の会話。9:00前に会場に到着。

午前中マイクセッティング表管理などの仕事をする。最初だけ担当の学生スタッフが疲弊していてちょっと遅れたので、会場にいた学生スタッフと事務局と自分でマイクをセットする。

※学生スタッフの皆さんの疲弊は重大な問題だと思います。自分のころより作業水準がすごく高く、申し訳ない気持ちでした。

今年は大して手伝いとしては役立たないまま終了。すみませんでした。

午後は演奏を見たり、会話したり。ラスまでいさせていただく。

終了後本来は派遣に関する話をいっぱいしなくてはいけないのだが流石に頭が回らない。
ほうほうの態でまう氏に乗せて貰い福島まで。アウトクトナ系のアングラビデオを拝見しヤバい世界を垣間見る。「アンデスのこと少しは知っている」と口が裂けても言ってはいけないことを再認識させる内容。

福島から新幹線で帰宅。風邪は治っていた。

※本当に今回のコスキンは人生のエポックメイキングなできごとでした。深く御礼申し上げます。

聞いたチームで印象に残ったチーム(もちろんこれ以外にもすばらしいチームは多々あります。見た範囲で好き勝手書いていますがご容赦ください)

・INU
・AKO Y CHIMICHURRI
・CHUFLITAS
…年代はそれぞれですが、女声ピンの低めのヴォーカルが決まっていたチームです。南米アンデス音楽業界は、プロレベル含めてぶっちゃけボーカルがウイークポイントと勝手に思っていますが、これらのチームのボーカルの方はそれぞれ要改善点はあるものの非常に一般にも通じる魅力があり、今後とても楽しみです。と同時に、南米音楽における女声の高音部の困難さにも思いをいたしました。

・なんとかなる
…チーム名だけみると「えー」という感じも受けましたが、なんか演奏全般にひたむきさが出ていてチーム名とマッチしていて印象に残りました。

・kanita
…仙台の名手として知られていますが、このキャリアでコスキンでCopagiraを浴びせてくるガッツがとても良かったです。演奏もかなり原曲のパワーを保ちつつリリカルさを出していて好きでした。

・M.I.B
…実は実力者集団。「MOTO MENDEZ」終了後のNさんと司会の飯田さんのやりとりのスリリングさは本年コスキンのベストバウト。武闘派のはずのYOSHIOがびびりました。DECEPCIONのケーナは2人ともよく、特にS氏の音伸びは近年まれに見る水準でした。

・西川と塚田
…自分のミスのお詫びは前をご覧ください。しかしこの演奏で西川氏はチャランゴソロでトップレベルを語れる存在になったことは、「La Partida」での情感アルペジオとパワーストロークの融合などで会場を完全支配したことで証明されたと多くの方が思ったでしょう。見てどうなるか不明ではありますが、ソロならまじ世界見えてますよ。

・半仁門
…春よりもこなれてタイトな演奏。あとは2曲目のときに「サンポとチャランゴ両方やれている」の驚きからもう一段持っていくことができればと思います。スロー曲などいかがでしょう。

・ぽんぱ de はぽん♪
…袖で聞いていて驚倒しました。軽く「バラと火山」のハイコードのゆらぎまで表現していました。パワーアップすればもっといろんなことができそうなユニットです。

・TMO+H
…川俣系チームの選曲には70年代の曲目をベースとした独自の世界があります。そこをうまく統合して現代にも適用できる形で完成させているのがラ・パスの皆様ですばらしい演奏なのですが、その世界と違う若い選曲をする川俣のこのチームも個人的に偏愛しています。これからも一緒に頑張りましょう。

・旧友
…ギターのタッチがフォルク的でないため、管楽器とのバランスにフレッシュさがあります。侮りがたい実力派社会人チーム。

・ねこじゃらし
…春よりも若干完成度は下がってはいますが、このチームのアレンジは「フォルクローレ的音楽をやる人が絶対拒絶できない領域」を確実に攻めてくるセンスが横溢していてすばらしい。ぶっちゃけファンです。これからもすばらしい演奏を楽しみにしています。

・Todos Juntos
…こちらは春よりもタイトになって切れが増していました。特にRadical Andes Connectionの正ベース奏者でもあるayanaさんのアコギでのベースワークが、フォルクロックとして完璧すぎる感じ。この分野での業界の最重要人物でしょう。もっと多くの人に聞いてほしいチーム。

全般に特に学生系チームの演奏上の企画およびスキルが「人に伝える」水準になってきていて、多士済々感すごいです。いつ抜かされるか、もう抜かれているかというヒリヒリ感をもとにこれからも演奏していきたいと思います。

また川俣の皆様、運営に携わられた皆様への恩返しができずに苦しいのですが、恩知らずではございません。今後もどうかいろいろ何かさせてください。宜しくお願い申し上げます!

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Comments

いやー。褒めていただいて恐縮です。
実際、まだまだ改善の余地があり、改善出来るはずだと思っており、
トップレベルなどは語れませんよー。
例えば笹久保さんの演奏などを聴くと、マジでこれは、追いつけないんだろうなーと思ってしまうわけです。ギターですが。

ともあれ今後もベンチプレスをがんばって、早めに100kgを突破したいと思います。(違う

Posted by: kawa | 2012.10.21 02:26 PM

いやー、褒めていただいて恐縮です。
実際、まだまだ改善の余地があり、改善出来るはずだと思っており、
ベストバウトなどは語れませんよー。

ともあれ今後もベンチプレスをがんばって、早めに・・・

あ、ごめんなさい。悪ふざけしました。
ケーナは絶賛リハビリ中です!新たな境地に行けるように頑張ります!

よしおさん、本当におめでとうございました。
色々お忙しいようですが、がんばってくださいね。

Posted by: よのせこ | 2012.10.22 12:12 AM

>kawa様
お疲れ様です。そしてすみませんでした。まあトップでい続けるのは難しいでしょうが、ピンポイントでトップを狙うという戦略は正しいと思います! 今後ともいろいろ企んでいきましょう。

>よのせこ様
先日もお世話になりました! 忙しがって申し訳ございません。皆様に素直に祝っていただいたので、素直に頑張ろうと思います。とりあえず今はLonely Planetのアルゼンチン版を読み込んでいます。今後ともケーナ一緒に頑張りましょう!

Posted by: YOSHIO | 2012.10.23 12:34 AM

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