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2013.09.30

kazzmaさんライブを鑑賞&飛び入りしました

皆様こんばんは。

今回は三ノ輪にあることが驚きのテックスメックス風バー(ただ結構テックスメックスとしてはガチ感あり)、ソル・トーキョーで行われたタンゴ・シンガー、kazzma氏の弾き語りライブにお邪魔しました。

kazzma氏はクラシックの声楽をされた後タンゴ・シンガーになられた方で、伝説のライブハウスDecisionで知り合い、ずいぶんお世話になりました。
Decisionラストライブでも飛び入りで演奏させていただきました。
硬質な要素もありつつ歌い上げが華やかで、フォルクローレも歌われる氏の歌唱は、いわゆるアンデス系のリスナーやプレイヤーの方にも聞いていただきたい方です。

今回は19時と21時の2ステージ、特に2ステージ目のEl Dia que me Quierasから中音域の歌い上げにエンジンがかかった感じでした。
ドリンク付き1500円というのは非常に良心的といえましょう。(フードも結構本格でした)

DecisionのOB・OGであるPadma様はじめお客様とも話をしながら楽しく鑑賞していましたが、kazzma様のお誘いで2曲演奏いたしました。
1、EL ANTIGAL(無伴奏ソロ)
2、LUNA TUCUMANA(kazzma氏のギター・歌唱とともに)
2の演奏前には、なぜか「夜が明けそめる」のほうばかり思い出されてしまい微妙にテンパリましたが、ラストでは、かなりケーナでも割ってはいる感じにさせていただき、結構な風味が出たかなと思われます。

「以前よりぜんぜんよくなった」というお言葉も頂戴し、ここ最近の成果を出せたかなと嬉しく思いました。
またkazzma様とも演奏などで絡む機会をいただければと念じておりますとともに、人材が極端に多いとは思えないラテン系ヴォーカル男性としてもっともっと活躍していただければと祈念しております。

kazzma様は今度はキンテートの一員として11/11に大塚グレコで歌われるそうです。こちらも行ければと思っております。

Decisionは今ありませんが、卒業生がそれぞれでがんばっているところを見るにつけても、そこにかかわれた幸運を感じています。自分もそう人に思っていただける機会を作れるような演奏者になっていきたいという思いを新たにいたしました。

会場の皆様に深く御礼申し上げます。

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2013.09.29

コスキン・エン・ハポンについてのささやかな発見など130929

皆様こんにちは。

9/26に渋谷で、アルゼンチンにてお世話になった方とお目にかかる機会があり、鳥竹で飲みました。
鳥竹は渋谷の焼き鳥店としてはかなりオーセンティックな店(煙で有名)で自分のイメージする焼き鳥店として安いとはいえませんが、特にレバーやハツは冠絶する旨さでした。

そこでの話として出たのが、今回オリンピックIOC総会実施の関連もあって、かなり日本からの文化発信活動に注力したそうです。
IOC総会のときも数百人の日系人などを動員してブエノス市内で太鼓のパレードをした一方、日本関連の美術展などもかなりしたそうです。

その方は、今年日本からの文化発信で印象深かったミュージシャンとして、ドス・オリエンタレスや、熊本マリさんの名前を挙げていらっしゃいました。

その結果「アルゼンチンの文化シーンを日本が侵略している」と新聞に書かれたとのことでした。

そんな今年の日本からの文化発信において、(100%ラッキーパンチではあったとはいえ)一番打者としてコスキン音楽祭でのTAKUYA&YOSHIOは切り込み隊長の役目を果たしたように思われますと過分のお言葉を頂戴し、五輪招致関係者に配ったという限定のピンバッチをいただきました。

2013092623190000

…五輪開催に関してさまざまな見解があるのは認識していますが、招致活動自体はかなり多くの方の尽力があったのは明白な事実です。
現段階では開催は決まった話なので、今後は「より多くの人に有意義なイベント」にするべく考えていきたい、などと私は考えています。

ただくどいようですが、もちろんさまざまな立場があってしかるべきだとは思いますし、オリンピック招致うんぬんは、コスキンに行っているときに想像することすらなかったとは白状しておきます。

またYOSHIOは、日本代表に選出された際、以下のようないましめメールを頂戴しました。


(前略)
私自身は多くの他の日本人のフォルクローレファンと同様にYOSHIOさんの演奏を毎回楽しみに見ているファンの一人ですが、YOSHIOさんがアルゼンチンのコスキンの本舞台でどう受け止められるか心配している一人でもあります。彼らにとっての本舞台はある意味我々にとっての「国技館の土俵」のような神聖な場所であり、そこで自国の文化を愚弄されたと受け取られた場合、少なくとも今後の二国間のフォルクローレ音楽交流に関してはかなり大きなマイナスイメージを残すことになりかねないと考えています。私は少し考えすぎなのかもしれませんが……。

(中略)

長くなりましたが、YOISHIOさんにはお願いです。そうした生粋のアルゼンチン・フォルクロリスタ達の感情を損ねる演奏だけはしないよう注意をしていただきたいのです。もちろん、1万人超の会場にTV中継もあると思いますので、そのすべての人を満足させたり納得させたりすることなどは不可能と思いますが、彼らにとってはそこはアルゼンチン・フォルクローレ音楽の聖地であり、この音楽に敬意を表する場所であることを改めてご留意頂きたいと思います。

偉そうなことを言って申し訳ありません。お気を悪くされないことを祈っております。しかし、私たちにはできなかった「アルゼンチン人にずっと印象に残る名演」をできるのもYOSHIOさんしかいないと思っております。本当に応援しています。(後略)

…100%親切なアドバイスですが、コスキンまでいつどう行けばよいかも分からず、肉親が危篤だった状態でこのメールを受け、「やっぱ行っちゃいけないんだ」とえらい精神的に下がった記憶があります。

このメールを下さった方はおそらくご自身は南米音楽を正統にされているという自己認識をもたれている一方、我々は所詮正統でもなんでもない、と認識されていて、遺憾ながらYOSHIOの自己認識もまさしくそうであるという事実に直面させられました。

ただ今思えばその正統ではないという、安心感のない自己認識こそが、まあなんとか最後まで演奏できて、多くの方に聴いていただけたた秘訣でもあったのでしょう。

今回の審査会出演の方々がどのような自己認識かは失礼にもなりますのでこちらから申し上げることではございませんが、安心感を持って向かわれるには、コスキン音楽祭は巨大すぎるイベントかなとは愚考申し上げます(もちろんパマルカの皆様のように、出場経験などおありでこのようなことをとうにご存知の方もいらっしゃいます。大変に失礼なものいいを承知で申しています)。

さらにどのジャンルでも言えることかもしれませんが、プロでもアマでも、平均的な日本の演奏者は、細かい技術が高い割に、観客に「ねじこむ」力が技術水準からみて弱いという傾向はあるのかもしれません。

(日本の少なくともアコースティックシーンでは、「ねじこむ」力が技術より大幅にある場合、「へたくそなわりに存在感があって厚かましい」の一言で排撃されやすいため、活動する場所の確保のために技術を上げようとする傾向が顕著になるように思います。

もちろん、キャラも含めて「ねじこむ」力と技術が両方あるのが最高なのでしょうが、まじめな人ほど練習や学習を重ねて「技術」に特化した結果「ねじこむ」力を喪失するケースがあるように思われます。

そうすると「最強のサポートミュージシャン」が発生しやすいが、フロントマンは育たないという状況が起こりえます。
くどいようですが、両方あるのがベスト、ということであり、「ねじこむ」力しかないというのは「涙のカリスマ」系の話になってしまいます)

たぶんですが、南米の演奏シーンでは「ねじこむ」力は必要とされるのでないかと思います。
私が知っている限りでは、南米で一線で活動した、という人は技術もさることながら「ねじこむ」力をお持ちだったように思います。

ロックバンドですが、こちらのインタビューの最後2段落にYOSHIOは深くうなずいた次第です。

今回の審査会に出られる方々はこちらにあるように、複音ハーモニカの方以外は絹蔵や美術館に出演されますので、参加の皆様もチェックされてみるのはいかがでしょうか。
音楽演奏者にとって、無視よりも、「批判するつもり」でも聴いてもらえるほうがよいかと思われます。
(我々も演奏させていただきますので、批判上等でお聴きいただけると幸甚です)

…本日はカンタティのライブが妙典であったのですが満員御礼だったこともあり(次は1月だそうです)、昼は家向きの用事を足したあとデシジョン時代にお世話になったkazzmaさんのライブに行こうと思っています。宜しくお願い申し上げます。

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2013.09.25

【御礼】RADICAL ANDES CONNECTIONライブ決行!(13/9/21)

皆様こんばんは。
標記の件ですが、RADICAL ANDES CONNECTIONは、御徒町WARRIOR CELTにて3ステージ17曲を演奏いたしました。
ご来場の皆様、お店の皆様有難うございました。

今回はYazawa様に3ステージのみベースで入っていただき、また草創期よりのメンバーでもあるYOKO様にSAN BENITOにてカホンで入っていただきました。

完成度としては前回よりも課題が多かったですが、いくつかの発見もありました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

次のRADICAL ANDES CONNECTIONは、上野方面で11/17(日)に行われるチャリティーライブです。
フォルク空間に乗り込むRACのやばさを着目して待っていただけると幸甚です!

YOSHIO 拝

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2013.09.21

本日

御徒町Warrior Celtにて21:00~、22:00~、23:00~(終了23:25ごろ)でRadical Andes Connectionにてライブします!
今回はゲストの可能性もあり。見逃せない、聞き逃せない展開必至でございます。
ビール(マジウマ)とあわせてぜひ。

皆様宜しくお願い申し上げます! 気軽に遊びに来てください。詳細はこちら

(標題がダルビッシュ選手のブログの記事タイトルのパクリっぽいことお詫び申し上げます)

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2013.09.19

9/21のお誘い+日記

9/21御徒町WARRIOR CELTにてRadical Andes Connection、独特のノリで濃厚に激演奏!

…というわけで、今回もシャキーラからド・フォルクまで、音圧高めですが過激に演奏しますので、ビールでも飲みにぜひWARRIOR CELTへ遊びに来てください! チャージなしです。
ビール以外では「サイダー」(リンゴ系の発泡酒、オーガニックでした)、食事ではFISH&CHIPSなどオススメします。
かなりドメスティックでない空間ですので、英語が得意なあなたも、そうでないあなたもぜひお気軽に多国籍な感じを満喫いただけますと幸甚でございます。

●9/19(水)
この日は家まわりの用事などもあり、事前に休日としてある。
用事以外にもいろいろしようと思うが家で呆然とケーブルテレビやネットを見るなど、よいところなし。

最近ケーブルテレビで呆然と見るものひとつは、Pリーグ番組。
宝塚やアイドル分析など若干してきた自分としては若干の興味を持たされる集団。

ボウリングは学生時代にやった程度だが、何人か見た中では森選手と吉田選手あたりがスローイングのけれんみのなさとかプレー中の姿勢で好み。ファッションとかそういうのはどうでもよいが。

朝なし、昼は「どん兵衛」。
あまりにどうしようもないが、夕方あさひのチキンバスケット。ケンタッキーより100倍オイリーでないのでうっかり好むところ。

夜は東武で買ったいわしの煮付け、蕪ひとたば投入。生姜と梅干と醤油と酒で味付けするのが自分流だが、根菜を一緒に煮る煮魚というのが数少ない得意技。

川俣町広報のコスキン告知ページ、今年は順当に上松美香さんと木下尊惇さんでした。2010年ぐらいから9月号に告知が出ていますが、これまで専業という意味でのプロミュージシャン以外で載ったのは2011年9月号のTAKUYA&YOSHIOぐらいのようです。
今後我々が掲載されることはおそらくはないでしょうが、載せていただいたことがまずい結果にならないように、毎年がんばっていこうと思っております。

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2013.09.17

13/9/16の日記+川俣コスキン関連記事+雑感など

●9/16(月)
台風。とりあえず朝出先へ。エクセルシオールカフェで店員と世間話。

練習予定あったがやむを得ずキャンセル。昼には千葉方面は鉄道が壊滅したもよう。

昼は「上海ロジ」で定食。

夜はチャーハン。ベーコンを東武で買ったところ美味。
久々にPAULのパン(ショソン・オ・ポンムなど)を食べる贅沢。

★一応コスキン・エン・ハポンを盛り上げるために。
以下は間違っていたらすみません、の今年のコスキン日本代表審査会参加の方々の情報です。

1、複音ハーモニカの西川義夫さんは、この方でしょうか。
ブログなどを拝読すると、南米を含む海外演奏経験も豊富なようです。

2、Hernan Archillaさんは不明です。ダンサーではないかという仮説や教示がありますが証明する手段を有していません。
→ギター奏者の方ではないかとのご教示をいただきました。

3、Duo Floracion Saki&Naoは、TAKUYA&YOSHIOの審査会仲間でもあるアルパの高橋咲子さんと、かつてルシア塩満さんの伴奏などで豊富なキャリアを持つ栃木県北部を拠点とする管楽器などの奏者・高山直敏さんのデュオでしょう。
高山さんはルシアさんの伴奏者としてなのかどうかは不明ですが、3回ほどコスキン音楽祭への出演歴もあるとのことです。

4、パマルカは、2012年コスキンエンハポンのゲストだった沖縄あまんかいを拠点とするアルゼンチン出身の方をリーダーとするユニットです。彼らもコスキン音楽祭への出場経験があります、というか「あまんかい」には沖縄へ行くたびにYOSHIOが遊びに行ってコスキンの話を伺うなどお世話になっているだけに(4月にも報告に行きました)、驚きはあります。

…私はプロとかアマとかいう話は嫌いなのでしませんが、審査会の参加者がこれまでとだいぶ雰囲気が変わってきたな、という印象があります。
ともあれ参加される皆様のご成功とご武運を、審査会という空間から追放(?)されたTAKUYA&YOSHIOとして謹んで祈念申し上げます。

余計なお世話になろうかと思いますが、TAKUYA&YOSHIOでは、川俣の皆様やコスキンの皆様とお約束した「派遣演奏マニュアル」を作成し、それに基づきつつご相談に対応するかたちで派遣演奏の皆様のサポートをいたしますので、宜しくお願い申し上げます。

▲9/15の日経新聞で、帝国劇場の話がかなり載っていました。「劇場の食堂はかっこうの見合い会場になっていた」的な記述を読んで、アルゼンチンのコロン劇場で聞いた説明を思い出しました。

コロン劇場のロビーだか談話室だかも見合い空間だったそうですが、そこで聞いた話では、娘の父が、候補者の青年に「このオペラはどうだった?」と聞いた際「すばらしかった」だと×で「ミラノで観たのよりいまひとつ」とかなんかしゃらくさいことをいうと家柄的にOKだったとかいう話でした。

以上これも裏取ってない話ですので間違えていたらすみません。ちなみに劇場ツアー(40分程度)はオペラ歌手の卵がしてくれるのですが、自分のときはカラファテ出身の女性でした。
…完璧にチラシの裏で申し訳ございませんでした。

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2013.09.16

コスキン・エン・ハポンについてのささやかな発見など130916

2009年にPIARANGOのチャランゴの人として来日されていた方が、今回コスキン期間中にワークショップを川俣でやるそうです。詳細はこちら

なおPIARANGOに対する自分の印象、およびその方とチンピラケーナ奏者であった自分とのささやかな接触履歴についてのつまんない記事はこちら。自分が当時今よりも(審査会に落ち続けているせいもあって)欝っぽくて子どもであったことを留保してお読みいただければ幸甚です。

…コスキン・エン・ハポンで、このようなワークショップが行われるのはかなりいい傾向だと思います。
この方も一定の音楽教養のもと独自の工夫をされている演奏者ですので、レッスンを受ける機会といいますか話をする機会を持つことは奏者としてプラスになるのでは、と推量いたします。
私でしたら「ハイメ・トーレスに対する印象」「チャランゴを選んだ理由」などぜひ聞いてみたいところです。

私としては、川俣コスキンをさらに盛り上げるために、ゲストの中でも例えば木下尊惇さんなどにもワークショップをやっていただければと強く願うところです。
(氏はこちらが何を求めるか、ということを明確にすれば、ものすごく誠実なレッスンをしてくださる方だと私は認識しています。アルゼンチンでもTAKUYA&YOSHIOが演奏した「Danza de Maiz Maduro」は木下さんのご教示をベースにしたアレンジになっています)

今回はチンピラケーナ奏者であるYOSHIOも、実行委員会のご理解を得て「コスキンの派遣報告」をするブースを設営する予定にしております。
そこで無料相互学習会を検討していますので、興味がある方・なにか伝えたい方お気軽にどうぞ。(アルゼンチンへの行き方、などというライトなテーマから、演奏者としての生き残り方、など、ダークなテーマも検討しています)

また今回は土曜夜に川俣宿泊を申し込んでいますので、宿をご一緒する方宜しくお願い申し上げます。

YOSHIO 拝

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【御礼】TAKUYA&YOSHIO SAM'S BARで演奏しました!+13/9/14-15の日記(宝塚月組公演評込)

【御礼】TAKUYA&YOSHIOは、横浜野毛SAM'S BARにて「ラテン音楽ナイト」の1バンドとして演奏させていただきました。ご来場くださいました皆様、お店の皆様、共演者の皆様に深く御礼申し上げます。

出演者としては、告知が不足してお店やイベント企画の際田様に貢献できなかったこと深くお詫び申し上げます。今後も一歩一歩邁進したいと思っております。

曲目は以下でした。
1、Inti Yacu
2、La Boliviana
3、Vasija de Barro
4、Len~o Seco
5、Maggot Brain
6、Solo le Pido a Dios
7、山から来た男
(otra)San Benito

曲としては5、あと5以降の盛り上げが高評価だったもようです。
4・5はロックな雰囲気のお店でどうしてもやりたかったナンバーで、4は、空気音の気合はよかったのですがそこまでの展開に課題を残しました。
コスキン本番までにがっつり仕上げたいと思っております。

共演は鈴木龍氏率いる前衛ユニット「umiusagi」、ベネズエラ音楽の「Cafe Negro」の皆様でした。前者の意外にも硬質な民族テイスト、後者のかっちりしたベネズエラテイストが印象深かったです。有難うございました。

TAKUYA&YOSHIOはこの2チームに比べると汗の量だけは勝っていたかと思いますが、年齢度外視の野獣(フォーヴィズム、とは申しませんが)系音楽ユニットとしてこれからも修練していこうと思っております。今後ともどうか宜しくお願い申し上げます。

●9/14(土)
昼自宅で食事してから日吉の慶應ラテ研の夏ライブへ。藤原洋記念ホールが小規模オペラもこなせそうなホール。ここで生音とは豪胆だな、と思う。
前半だけしか聞けなかったが、ライブとして成立していたのは出演の皆様の修練の賜物だと思います。聞けてよかったし、最後まで聞きたかったです。(時間の都合)
皆様にもオススメします。

勝手な感想では、特に弦楽器に注目させられました。単音でもある程度聞こえているのは流石でしたが、本来音量的には単音より聞こえやすいはずのストロークのときの音が案外潰れて単音よりも聞こえにくくなるのが意外といえば意外でした。その中で3年生のチームのギターの方が、他の楽器との音圧の関係もあるでしょうが単音もストロークも聴かせていたのが印象に残りました。あとOBの方のケーナは、低音域でも一定の音圧で細かいところもきっちり吹いていて、現役の方の模範になる水準だろうな、と思いました。

(どうでもいいですが、自分はケーナを聴くときに、低音域でどの程度魅力があるか、音圧があるかを重視しています。もちろん自分の演奏のレベルを度外視して、の見解です)

前半で会場を辞して横浜経由で桜木町へ。駅そばのスタジオで50分ほど練習してから軽く腹ごしらえをしてSAM'S BARへ。
集客でお店に迷惑をおかけしたが終演後のビールがむやみに旨い。可能ならまた演奏できればと念じる。

京浜急行経由で帰宅。最近コンビニで「ガツンとみかん」が売り切れていて残念。

●9/15(日)
ぎりぎりの時間で宝塚月組「ルパン」「Fantasic Energy!」。
芝居のほうは、「ルパン 最後の恋」が元ネタだからかどうかしらないが、文庫本を持ち込んでいるような単身男性多し。
「国家組織」とかちらつかせたり、冒頭で集団群舞によるオープニングを執拗に持ってくるあたりは演出・正塚晴彦のクセだしステージがむやみに暗いが、今回は甘めではあるがかなりウェルメイド感あり。
コミックスについでに入っている短編のかなりできのよい作品、といった感じ。変なたとえだが大和和紀『はいからさんが通る』の最終巻に入っていた「杏奈とまつりばやし」レベルなので、大柄な宝塚らしさとかは置いておいて、観るべき作品。

龍真咲・愛希れいかの芝居も破綻なくOKだが(龍が自分を抑えてかっこよく見せる芝居ができるようになっていた。愛希も意志の強さを的確に出していた。ただし愛希のドレスは、特にラストはなんか違和感あり)、伝記作者役の北翔海莉の、自分の野心を脇に置いた芝居の絶妙さが枠組みをきっちり作ったことは明確な事実。お笑い役をしつつも人生を見せる芝居に徹したガニマールの星条海斗やフラヴィの憧花ゆりの、キレ気味のキャラで独自性を出した(時代考証的には×だが)トニー・カーベット役の沙央くらま、意外にも正統な受け系悪役をきっちりやっていたドナルド・ドースン役の凪七瑠海という芝居上での組全体の進歩というべき点も見られた。演出家が仕事をするとジェンヌの力量が増すという好例であった。

一方ショーは、演出・中村一徳の色彩感覚が疑われるオープニングをはじめとして、無駄に音圧の高いポップス系を垂れ流す中でオリジナリティやテーマのない場面が延々繰り出される水準。芝居での幸福感が減衰される。ダンスの振り付けの甘さ(フィジカルな事情があるのかもしれないが)もたいがいで、芝居と同じカンパニーがやっているとは思えない完成度の低さであった。今回は選曲のダメさなどの問題以前に、場面内での抑揚もなく(たとえばGITANOの場面などは、群舞が倒れこんでからスターが歌って再び踊り出すまでの抑揚をつけるだけでかなりいい場面になるはずが、漫然と花をばらまくと踊り出すという最低な展開に)、無駄なキャリアは有害でしかないことを認識させられた。中村一徳は「サラン・愛」のころのピュアさで仕事に臨んでほしい。

終了後「デリー」でカシミールカレーを汗にまみれながら食べ、出先へ。終了後帰宅しイカ刺しなどの食事。体重が減らず困惑。

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2013.09.14

本日のライブでのお詫び130914

本日のSAM'S BARでのライブ、テーブルチャージとして500円頂戴することになっとの知らせがございました。伏してお詫び申し上げますとともに皆様のご海容を願うしだいです

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13/9/13の日記+9/14のライブについて見苦しくPR

いよいよ明日、9/14横浜SAM'S BARにてTAKUYA&YOSHIO横浜での凱旋演奏激キメ!

9/21御徒町WARRIOR CELTにてRadical Andes Connection、濃厚に激演奏!

●9/13(金)
昼、どうでもよい海鮮居酒屋で学食よりもデリカシーのないミックスフライランチを食べたのはあまりいい経験ではなかった(600円なので文句もいいようがないが、これならチェーン店のほうがエレガント)が、FLYING BOOKS でブレンドコーヒー(案外旨い。280円であることを考えるとCP激高い)を飲むのは、しゃらくさいがかび臭い図書室の思い出と地方都市的文化アジール感を感じて案外いい経験。
(自分は中学高校6年間図書委員であったためより古い図書室に感慨を持ちやすい、といっても母校の図書室はまるで機能していなかったのだが。また地方文化的アジールという点でいえば、この書店のインテリサブカル寄りの、しかも微妙に現代を拒絶した姿勢はいやみといえばいやみだが、渋谷という街でアジールを作ろうとするとこれくらいしなければならないか、とは思う)

BGMは小林大吾の1stアルバム「1/800,000,000」。こんな曲も流れていた。
音が無機質気味に整っているのに言葉が分かりやすいふりをしつつギリで過剰な感じがアジール感出していて、普段この手に拒絶反応を示す自分も受け入れられる水準。
これが「評判がいい」と店で言っていた3rdアルバムのこの曲あたりになるとコマーシャルすぎて自分には没関係。

夜は帰宅後アジフライなど。

☆9/14は、横浜野毛SAM'S BARにTAKUYA&YOSHIOで出演です。TAKUYA&YOSHIO横浜初見参!

船橋・名古屋公演でやらなかった曲を3曲はやりますので、どうか見に来てください!
TAKUYA&YOSHIOは19時からの出演の予定です。(全体のイベント自体が19時スタートです!)

他には前衛民族音楽的インプロデュオ「umiusagi」、ベネズエラ音楽をがっつり決める「CAFE NEGRO」です。
投げ銭です、ぜひお気軽に宜しくお願い申し上げます!
会場周辺は非常にさまざまな飲食店があり、ユニークな街です。船橋的な雰囲気もあり、ざっくばらんに楽しめると思われますです。

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2013.09.12

13/9/11の日記

9/14横浜SAM'S BARにてTAKUYA&YOSHIO横浜での凱旋演奏激キメ!

9/21御徒町WARRIOR CELTにてRadical Andes Connection、濃厚に激演奏!

●9/11(水)
日付としてはさまざまな思いが重なる日。

昼は「寿亭」で日替わり(カルビ+ホルモン)とカルビ50グラム追加。渋谷としては、正統派なまっとうなほうの焼肉店。

夜は西船橋で軽く飲む。市川~船橋方面のあさりのクオリティは、首都圏他地域からみても目立つ水準。

※最近さまざまな方のライブに行けておらず残念ですが、また伺えるタイミングがありましたらインプットしようと思っています。
慶應ラテ研ライブには、当日ライブゆえ最後までは難しいでしょうが、船橋からだと武蔵小杉乗換えだと1時間程度で着くため、顔だけでも出せればとは思っています。
慶應ラテ研のFACEBOOKはこちらです。

もしよろしければ日吉から横浜乗換えで25分程度の桜木町から徒歩7分程度のSAM'S BARへいかがでしょうか。あるいは中華街方面からなら日本大通り県庁前から横浜市営バス8番で桜木町まで1本です。横須賀方面からなら京浜急行がオススメです。

勝手ではございますが皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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2013.09.04

13/9/3の日記+アルゼンチンIOC報道の雑感+コスキン日程

9/14横浜SAM'S BARにてTAKUYA&YOSHIO横浜での凱旋演奏激キメ!

9/21御徒町WARRIOR CELTにてRadical Andes Connection、濃厚に激演奏!

●9/3(火)
朝エクセルシオールカフェでブラッドオレンジジュースとコーヒーのツインタワー攻撃。贅沢だが喝入れ。

昼は「香港ロジ」に閉店間際。790円の割りにデザートもしっかりついてCPよく、渋谷にありがちなすさみが薄い。

夜は秋葉原で軽く飲んで帰宅。アラビア語講座を眺めるが、覚えるのはおそらく不可能。

△IOCがアルゼンチンで総会をやっているようです。

猪瀬都知事がジョギングしている記事はこちらですが、おそらくプエルト・マデーラの運河、IOC会場のホテルはヒルトンでしょう。参照ブログ記事はこちら

ロンドンでいうとバンクサイド的に再開発された地区であるプエルト・マデーラ地区は、「散歩してもあそこならあまり問題ない」(大使館関係者談)ぐらいの治安で、ビルが連続していないヒルトンなら警備もしやすいだろう、ロビーも広いし、客室もロビーからパノプティコン的に監視できるし…と、コスキンでアルゼンチンに行ったときに泊まったことを無駄にアピールしたいだけです。すみません。

なお招致活動自体についてのコメントは各論あるので避けます。
今回招致活動に参加し最終選考に残っている国や都市それぞれに問題点があるのは、どう控えめにみても事実かとは思いますが、それにコメントする立場でないのも自明の理かとは思われますし、自発的に招致活動を展開する方々の努力について否定される筋合いがあるものでもないということにも賛意を表します。

個人的にはある意味ブエノスアイレスっぽくないヒルトン周辺のプエルト・マデーラの風景が自分らにとってのアルゼンチンの第一印象なので、報道などで見かけるとつい一種のサウダージを感じてしまうだけです。
また行って泊まれればいいんでしょうが、もしそれが叶ったとしても、そのときと同じ感覚を抱くことは、まあ不可能なことでありましょうし、それが当然だとも思います。
そのときと同じ感覚を持てると思うことが傲慢であり、よい思い出に塗装加工することもよろしくない、時間が少しでも経つということはすなわち自ずから Todo Cambia であります。
もちろん Pero no Cambia mi Amor という自分の気持ちにもなんらの偽りはないところではありますが。

さてやくたいもない記述はどうでもよい、ということで。

※コスキン2014の日程がFACEBOOKでAQUI COSQUIN 2013というアカウントから発表されていました。
変更などはありえる話なので参考程度ですが、1/25-2/2と今年よりやや後ろ倒しです。
選考会で選ばれる自負のある方はぜひスケジュールの参考にしていただけると幸甚です。

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2013.09.01

プチ報告も含め13/8/31の日記

9/14横浜SAM'S BARにてTAKUYA&YOSHIO横浜での凱旋演奏激キメ!

9/21御徒町WARRIOR CELTにてRadical Andes Connection、濃厚に激演奏!

●8/31(土)
昼までケーブルテレビで名探偵ポワロやホームズ「四人の署名」などを見る。
ポワロはミス・レモンが出張る中期までのほうがおとぼけ感があってテレビとして安心して見ていられる。

その合間にBS日テレ「小さな村の物語 イタリア」を見る。
ひそかに良く見ているのだが、ラテン系が酒飲んで陽気でなどというステレオタイプよりも「ラテン系は昭和的な、一定の義理人情をベースに挨拶などをしっかりして対応すべき世界だ」という最近自分が勝手に主張している仮説を補強する内容。(まあ番組制作者がそれを狙っているというのもあろうが)

午後から親にコンサート協力の感謝を述べながら「ル・ヴォン・ドゥ」でカレーとコーヒー。ここは駅から離れずに過ごせる喫茶店ということで店の格の割りに人気。モーニングがコーヒーの価格で出るなど実は名古屋系要素あり。

17:00からスタジオSUNで個人練習(作曲も兼ねる)、18:00から公開練習。今回はYOSHIOがさまざまなジャンルの方とやるきっかけを作ってくださった伝説の店「Decision」の前マスター夫妻に来ていただく。感謝。同じく遊びに来てくださった演奏者の方と3曲ほど演奏する。「QUENA SUBURBIA」が決まる。

終了後はいつもの南風堂珈琲店へ。2時間ほど飲んで解散。

※コスキン・エン・ハポンでは、1日目にJOSE+YOSHIO、2日目にTAKUYA&YOSHIO、その後コスキン代表者による演奏(正式名称ではないです)に出演することになりました。宜しくお願い申し上げます。
さらにTAKUYA&YOSHIOにて、2日目に絹蔵にて演奏することを構想しています。
凱旋ライブ増刊号という形になります。いずれも詳細決まりましたらご報告させてください。

※コスキン・エン・ハポン会期中、会場内で今回のTAKUYA&YOSHIOのコスキン派遣に関する資料などの展示、および動画上映などを予定しています。

YOSHIOもいられる限りで展示場所にいて、ご説明など対面でさせていただこうと思っております。多くの方のご訪問をお待ち申し上げるとともに、空き時間に運営などお手伝いいただける方はお声かけいただけると幸甚です。

他にも何らかの形でコスキンに参加される方により多く見ていただける形での発信をさせていただいたり、日本代表派遣マニュアル的なものも本番までに作成できればと思っています。

TAKUYA&YOSHIOのコスキン動画の再生が3000を越えました。篤く御礼申し上げますとともに、お知り合いなどにもし宜しければ存在をお知らせいただけると本当にありがたい限りです。

関係ないですが、他の動画を見ているとコロンビア代表も同じ日に演奏しているのが見つかりました。出番が離れていることもありお目にはかかれませんでした。

あと現在のアルゼンチンにて、あまた優秀な演奏者はいるのですが(岩川光氏もブエノスアイレス中心に活躍されています)、一般的なレベルでスターとして受け入れられているケーナ奏者として、日本のケーナ奏者が研究対象とすべきマリアーナ・カジョンは、今回はラパス風の踊り隊をしたてて「カランダイティ」とかもやっていたのは好印象でしたが、若手に託して途中抜けするなどいいコンディションではなかったようです。

なお我々の後は楽屋が一緒だったベテラン男性歌手の方リリアーナ・エレーロが出演していたエントレ・リオス州代表という流れ、フィナーレはレオン・ヒエコ(5:00~7:00ごろ)でした。

…と1月以降走り続けていてろくにアルゼンチン記録もまとめ切れていなかったので、少々今さらですがコスキン関連動画リンクをまとめてみました。

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