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2014.12.16

141215ライブ感想メモ

標記の件ですが、岩川光トリオのコンサートを見に行きました。
絵本塾ホールは前行ったときより渋谷公園通りクラシックスに雰囲気が似てました。
PAは薄目に入っていました。

以前(今年ではない)観たキケ・シネシ氏と鬼怒奈月氏のライブよりも、岩川氏の志向がストレートには出ているような感じを受けました。演奏もMCも、自意識のままやりすぎずにさらっと保つスキルも向上していて、退屈も胸焼けもせずにすみます。
特にピアノの林正樹氏の駆け引きと支える能力のそれぞれのすごさとバランスのよさは光ります。(Despues de Carnavalなどで特に)

岩川氏は、以前見たときよりもケーナの高音を使っていました。
特にウニャ・ラモスに捧げたとする「El Camino de la voz」では、ケーナを吹く楽しさの表情が高音の切り出しなどでかなりストレートに表現されていて、ウニャ・ラモスへのオマージュとしてかなり感動的な曲でした。
氏のテクニカルなケーナの音操作にNG感を感じるケーナ奏者にも、この曲は聞いてほしいと思いましたし、このような曲をもう少し演奏してほしい、と一観客として勝手に思いました。
それだけにウニャ・ラモスの名前を言った瞬間、氏のカツゼツの悪さに受けて笑った観客に殺意を覚えた私は、ひっきょうただのケーナヲタですかね。(「に」の羅列ですみません)

一番アンデス寄りであることが想定されたアンコールの「Huaynita azul」は、ワイニョっぽい盛り上げをいったん見せて封殺する旋律展開になっていましたが、以前よりケーナヲタにも親和性のある音色を出すようになっているように感じられました。

まあアベノミクスの影響が及ばない身の上としては、コンサート入場料として4500円は内容がよいとしても正直高いなー、とも思いましたが、聞いていていろいろやる気になるライブでした。演奏者の皆様に感謝を申し上げます。

追伸:夜の絵本塾ホールはわかりづらい。行きは20分道に迷い遅れ、帰りは間違えて某団体の本拠地ゾーンを通過して信濃町に行ってしまいました。おかげで10000歩歩けましたが、もう少し地図などの表記を改善すべきでしょう。

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