160124の日記(ロランド・エンシーナスconEBライブなど)
★1/26(火)、新松戸Firebirdで単独無伴奏。トリです!
●160124(日)
10時過ぎに目覚めるが、いまいち動けないうちに11時、あわててネットにアクセスし
コスキン動画配信などを確認。
自分のライブ告知更新してから、風邪気味で入れていなかった風呂に入り、代々木上原へ。
ワイズマートでかしわめしむすびと鶏の唐揚げ。不作法だが総武線車内の空き具合を見計らって食べる。
両方想定よりまとも。
新宿経由で代々木上原のけやきホールに10分程度遅刻、なんとか1曲目の途中からロランド&ユリアーノ・エンシーナスとEstudiantina Bolivianaのライブ。ほぼ満席。
1部は両エンシーナスとダイジート、牧野翔の各氏によるライブ。1曲目と2曲目(ケーナ無伴奏)が珠玉の出来で、あとはまあまあ。ロランドのケーナは、下処理がきちんとしてあってなおかつボディもしっかりしている音色で、やはりメジャーの水準であり流石としかいいようがない(空気音の大きさだけはYOSHIOのほうが上=無駄な比較)だが、ユリアーノ氏の唄などの貢献度が想定を超えて低い。ダイジートもおとなしかった。
ロランド氏のケーナが予想より少なかった1部はそんなこともあり乗り切れなかったが、2部のEBとの演奏は後半がかなり感動的であった。
前半は特にゆるい曲調の箇所がピッチやペースが心配になる水準だったが、CANCION DE AMORあたりから楽団のグルーブが活性を帯び、いやみなくフォーメーションの持つ魅力が伝わるパフォーマンスであった。
牧野氏のケーナもジャメラーダの曲などで「いい意味でブレのないプロっぽい吹き方」になっており、この得難いフォーメーションに乗った結果とはいえ機会を得て演奏者として進歩していることをうかがわせる水準。
特にラスト2曲+アンコールは踊り出したくなるぐらいの多幸感があった。
あとロランド氏+牧野氏のMCが、夜郎自大かつ情報の歪曲をなすMCが横行する「フォルクローレ」界の中ではきわめてシャープで、音楽の出自を紹介するものとして(題名が追いづらい点があったとはいえ)無駄がなかったことは評価に値する。
よくEBの活動で「日本でボリビアの失われた伝統が再現されていて素晴らしい」とか言われるが、伝統の再現というところで彼らを賞賛するのではなく、ケーナを中心とする音楽のマキシマムな可能性の一つや、エストゥディアンティーナのフォーマットと、彼らの持つ若さや上品さとがあわさった際のバランスワークが今回いい形で出ていたこと、彼らメンバーひとりひとりがぎりぎりのところで工夫してロランドという先導役を得たうえで戦っていたことをぜひ評価してほしい(もちろん最善のパフォーマンスでなかった箇所も多々あったが)と、改めて強く感じた。(さらに言えば、「若者が真面目に正統派なことをやっている」という評価をする、正統という言葉と若者という演奏者を雑に消費するやからにはローリングエルボーを入れたい気分)
…以上迷惑なやらかし系EBファンのたわごとでした。EBには、無理なく末長く活動してもらいながら、ロートルで孤独なケーナ奏者に刺激を与えてくれ続けることを祈っています。
EBを観ていて人数をかけた音楽の魅力にも確かに気づかされたので、EBとは全く違う形の、10人以上がアメーバ状に出入りするような音楽パフォーマンスをどこかでしてみたい、とも初めて思った。
終了後17時までに渋谷に行かなければならないのに挨拶をしていたら会場を出たのが16:35になったので思い切りタクる。1300円程度、13分で到着。この界隈を車で行くと、電車移動の人間には気づけない東京の豊かさといやらしさに直面する。
出先で1時間半ほど作業した後、品川経由(品川のPAULでパン購入)で帰宅。『映像の世紀』を見ながら、シャポーで買ったナムルなどを食べ夕食。風邪がやっとおさまりほっとする。
« 【マニアックに終わりました!→YOSHIO単独無伴奏】160126新松戸Firebird、マニアックなメンツで格安です! | Main | 【JOSE+YOSHIO2016年初ライブ収穫とともに決行!→週末にJOSE+YOSHIO!】160131(日)新松戸Firebirdに登場! »
Comments