徒然な日記20160608・14(笹久保伸さん対談見学、検査結果など)
●6/8(水)
この日は出先を早く上がり久々にヒカリエへ。ヒカリエは渋谷にしては平日ならばグチャグチャに込んだ施設ではないので、地方都市のオシャレなビル的徘徊が可能(食事スペースは結構込んでいるが)。
この日は現代企画室が展示会などしている空間での、現代企画室の代表と笹久保伸氏の対バンでなく対談。
書籍を買うと無料(買わないと1000円)とのことなので、ビオレータ・パラの十行詩自伝の本を購入。詩集ということを考えると(刑務所で一番人気のないのが句集と聞いたことがあるが、それと同様な理由で)3000円は高いが、巻頭のビオレータ・パラへ捧げる詩と注釈と楽譜で元は取れる。
南米のことをもっと知れ、という手合いと、知識などどうでもいいからMCは「楽しい曲ですね~」「懐かしい感じがしますね~」というやわらかいものにしろ、という手合い、双方から迎撃されているかのごとき被害妄想感で苦しくはあるが、それが妄想でなかったとしても妄想以下の価値しかない話なので、自分のペースで少しずつ、「人間が音楽を奏でている。人間は経済・社会・歴史・地理に縛られるが、人間が奏でた音楽は縛られないこともありえる」ということを再認識し続けながら演奏活動を継続したいと思っている。この本はその役にはむちゃくちゃ立ちます。
現代企画室の代表と笹久保伸氏の対談は、文化の越境うんぬんかんぬんとその発信のなんたらという話題だったかと推測されるが、正直笹久保氏ではなく現代企画室代表のほうが絶望的に話が眠く、たまに聞き取ってもものいいに文化を担ってきた、という気概や、後世に留意するなどの人間性が感じられないが、笹久保氏がそれをカバーするように秩父ネタなどで盛り上げる感じ。
まあ現代企画室は、左的に良心的といいうる業績を残しながらヒカリエなぞで展示会できるだけの政治力も持っている、よくできた文化人的組織ではあるのだろうが、ホスピタリティーなどの水準から鑑みるにその活動にあまり感情移入はできない雰囲気であるので、話の面白さや前向きさをそのような組織に期待するよりも、巻き込まれずに独自性を出せていた笹久保氏のシノギのスキルを称揚すべきだと思われる。
対談中に演奏が3曲ほどあるが、これだけ設備があるのに音楽用マイクスタンドを1本も用意していないという、書籍が文化の中心と信じてそうな文化人にありがちな音楽的表現へのなめっぷりには素直に立腹。
結局オープンスペースの空間にもかかわらず生音でさせられていた笹久保氏の演奏は、ギターソロの曲が一番刺さる感じであった。(ざわざわする環境でも一番後ろまでぶっさす音色はすごい)
終了後特に何もなく帰宅。
●6/14(月)
午前ぎりぎりに青山病院へ。1月ほど前に検査していた胸を中心としたCTスキャンの所見。
・今のところ肺は大丈夫そうだが、後ろの一部などに徐々に肺胞が壊れているきざしはあるので、進行を早めないためにも喘息の発作を起こさないようにすること。(ぜんそく患者はだいたい肺気腫になる、と宣告された後で)
・5年後までは問題なさそう、10年後は不明。1年に1回はスパイロチェック、2年に1回はCTスキャンを推奨。
・脂肪肝、および皮下脂肪を観ると、ダイエットが肺にとってもいい影響を与える可能性が高い。
以上なので、現行の演奏活動があと何年できるか不明だが、とりあえず医学の常識を覆すような活動をしていきたいとも思う一方で、メンテも必要なこともうっすら自覚。
メンテをしながら、1回1回の演奏で完全燃焼をして成仏できるようにし続けたいと願う。(限りある活動と思って1回1回を必要以上に意味づけしていくダサさももちろん承知の介)
終了後渋谷へ。昼は西船橋の駅中で鮨。
晩飯は自宅で冷凍のエビチリ。
« 無事演奏してきました!+日記つき→20160605(日)、福島県伊達市の音楽祭に出演します! | Main | チャレンジとともに無事終了しました!【YOSHIO単独無伴奏】20160615、新松戸Firebirdでチャレンジングに決めます! »
Comments