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2017.10.15

【追記あり】コスキンエンハポン2017参加いたしました!【辛口編+追補】

※この記事は「甘口編」以上に何らの組織の意見を代表するものではなく、YOSHIO個人の意見です。その点重々お含みおきください。
また登場人物を明記していない場合は、一般論ないし「夢の話」としてお読みください。

●今回インフォメーションセンターに携わることができ、いくつかの美しい思い出的なもの(例:福島―仙台間の移動手段についてわりと何度も聞く方がいて聞いてみると「以前親が生きていた頃は国鉄で移動していた」などの思い出を話されたときの感興)がありましたが、正直「やれやれ」という村上春樹的諦念では処理できない「いやーきついっす」というシーンが2つありました。

まず1つ紹介すると(以下はあくまで夢の話です)、

インフォメーションセンターに座っていたところ、進行管理担当の方(川俣町にお住いの方です)に、「某ゲストと共演した人を探して声かけてください」と言われたので「なぜ?」と聞いたところ、「酔っぱらって舞台袖で演奏後寝ているので共演者で対応してほしい」との知らせ。

この知らせを聞いて、役目をどう果たすか、それはどれくらいの時間や資源を費やして対応すべきか、あるいはしないべきか、という担当としての判断をインフォメーションセンターのボランティア仲間の皆様と検討しながら、それだけでなく申し訳ない、という気持ちと、なんなんだ、という気持ちが発生した私は、まだまだ人間ができていないのでしょう。

この某ゲストおよびそれに付随して起こった発信では、コスキン開演1~2週間前ぐらいで準備の方々が一番苦しい時期に、某SNSにて「アルゼンチンの音楽祭の名前を使っているのにボリビア音楽ばかりの現状を改めなくては。現地の方に申し訳が立たない」「審査会や、これまでの交流では不十分」「参加者に1曲アルゼンチンの曲を義務化して、それで参加者が減っても仕方がない」など、一面の事実ではあるしイベント終了後に議論すべきかな、という論点ではあるものの、それをとても40年以上多くの人が楽しんできたイベントをこれから行おうとしている主催者や参加者への配慮があるとは思えないスタイルでの、ある種「自分が南米の実情の正しい預言者である」という意識を読み取らざるをえない、説得的な論拠や議論の範囲限定を示し切らない「啓蒙的」な姿勢の発信が重ねられていました。(個人的には、見えにくい点ややや「?」な点がなくはないとはいえ、特にここ数年運営上相当の努力としかけを行っている事務局はじめ関係者と、自分も含めた一定数の審査会参加者だけでない多くの方々の努力や議論を無視して「思考停止に陥っているイベントを正道に戻さなくては」という、その一派の方々の発信に久々に激高しそうになったものの、めったにないことですが立場を考え自制しました)

考えたことを発信する自由はあります(言われた相手とフラットに議論する気持ちがあるなら)し、そこまである意味ハードルを上げた参加の仕方をされるので、さぞ演奏や会場内での振る舞いで、ご自身の発信に説得力を持たせてくださるのでは…と期待したところの、その知らせでした。(演奏についてはコメントしません)

多くは申し上げませんが、『銀河英雄伝説』でトゥルナイゼンをディスるオーベルシュタインのような心境になったのは事実でございます(「大した勇者だ」)。結局対応してくださった方がいて収束しましたし自分もその場でビッテンフェルトばりに激おこしてもなんにもならないので、なんとなく面白エピソードとして流しましたが、残念であるだけでなく、その事態を防ぐように動ききれなかった自分の責任も痛感しました。申し訳ございません。

●前述のアルゼンチン音楽祭の名称を使って…というのは、確かに無条件で「コスキン、いい名前だ」で片づけるのには矛盾があるのは事実で、重要な論点ではあります。

ただ根本として、その矛盾をきっかけとしながら、アルゼンチンとの交流を着実に積み重ねられている川俣町だけでなく、マチュピチュ村とも交流がある村も抱える福島県で行われているコスキンというイベントにおいて、ゆるやかな概念だとしても「南米的な」音楽をやろう、楽しもうと、真摯に時間を割いて練習して自腹を切って参加するだけでなく運営補助や運営さえしている参加者に、特定の国の音楽のみやりなさいという制限ないし強制する方向の解決しか考えないという姿勢は、参加者や運営者に対して「教えてやる」という姿勢しか取れないエリートないし「センパイ」の傲慢であり、それゆえに実効性に欠け人を動かすにいたらない「事情通のご意見」でしかないと思います。

アルゼンチン大使に申し訳が立たないなら、歴史的経緯と現状とアルゼンチンをないがしろにしていない姿勢をきちんと弁明すればよい話です。ボリビアの人が不満なら「でもボリビア音楽好きな人多いよ」といえばよい話です。それで納得いただけないなら、お互いご放念、没関係とするしかないでしょう。この激動の日本で、経済的な苦境や世界レベルの災害を受けてなお40年以上続いているイベントへの敬意をゼロベースにしていると見なさざるをえない言挙げとは、いったいどのような意図での行いなのでしょうか。

なにより「チャカレラを踊れるようにするのがマナー」とかの締め付けではなく、「チャカレラを踊ったり演奏すると楽しい」「アルゼンチン音楽や舞踊は楽しい」と思うように、そういう危機感を持っている人がどんどん動くことこそがベストソリューションだと思いますがいかがでしょうか。かつてボリビア文化に取り組んだ先人、そして今取り組んでいる方々がそうされているように。
なおその行為をするために、「演奏前に構わず酒を飲んで自分の意図通り動けなくなるぐらい酔っ払う」というふるまいにどれだけの妥当性があるのか、私にはわかりません。

●某SNSではその他にも(某ゲストとは無関係ですが)「交通手段がなくて不便すぎるから参加できない人がいる!解決策を考えるべきだ」など、「それ1~2週間前に言うこと?」みたいな発信が飛び交っていて、諸般の事情で半ば義務化された行為であっても某SNSを眺めるのがマジ鬱になるほど精神的に追い込まれました。

しかし今年は、NHK「あさイチ」でのイベント紹介が「南米音楽の祭りとしてその意義を大御所に語らせる」などでなく「地元の人が楽しそうにやっている」(リハは朝7時からで大変だったようですが)スタイルであったことで、SNSなどでも多くの方が「コスキン楽しみ!」という発信を重ねてくださいました。そしてそれが開催中は「コスキン楽しい!」が圧倒的な物量で発信され、現在なお「コスキン楽しかった!」という発信や演奏動画か過去に類をみないペースで上がりまくる展開の、「楽しいは正義」リレーが完徹される結果になっています。これは本当に素晴らしいことだなー、と思います。インフォメーションセンターの総括はこれからですが、この流れに少しでも寄与できたとしたらよかったなー、と思います。そして自分も楽しめて本当によかった、人を憎まずにすんでよかったと思っています。有難うございます。前向きな発信マジ神(これは民音の後輩のキレ味をパクってます)。

●某SNSでコスキンがらみの不用意な発信をした別のプロ奏者の存在を私は記憶していますが、その方は当初は「運営についてイベント中に話をしなくては」といった「事務局の人死ぬほど忙しいんですけど、あんた何様?」な発信をしていた(注:あくまでYOSHIO個人の感想です)のが、その後運営のために直接働くだけでなくさまざまな立場の方の話を聞く方向にシフトされ、今年絶大な成果を挙げられていました(特定は避けます、あくまで夢の話)。

件の某ゲストは、その方の爪の垢をティーバッグに入れて100度のお湯を注ぎこむことで得られる浸出液でも飲んで行動されるべきではないかな、と思いますが、それこそ私が申し上げる話ではございません。
某ゲストに対して私は本来的には敬意を持っているのですが、日本であれ南米であれご自身が言ったこと・行ったことに対しては責任が発生する話ですので、今後の活躍も願いつつ、以上のようにまずは脚下照顧していただきたく、指摘申し上げる次第です。

●さてもう一つキツかったのは、川俣の子供たちのチームの出番が1時間押しで22時過ぎになってしまい、お母さまたちに「まだですか」と何回か聞かれたのが、これからの川俣でのケーナ演奏活動を支える子供たちの演奏を楽しみにされている親御さんの「なんでまだなの?」という心情とある種のシンクロをしてしまい心痛かったです。出演枠の設定方法の再考、など根本的な対策を取るかどうかなどは事務局マターですが、自分もうっかり思ってしまう「南米の音楽祭なら2,3時間押し当たり前」とかの思考回路はやめて、「なるべく予定された時間からずれないような策」を、提案できればして検討していただくというのも必要かなと思いました。
参加者それぞれに事情があり人生があり、その集合体でぎりぎりなりたっているイベント(プロも初心者もない)の価値をさらに上げるように自分も邪魔にならないように動ければ幸いです。

●私自身への批判としては、昨年までそれなりにねちっこくやっていた「審査会Twitter中継」などのモチベーションが、今年に関しては0であることです。これは申し訳ございません、としか言いようがないです。選ばれた方に対しては、演奏もさることながら、日系人の方々や川俣の方々を大事にして素晴らしい成果を挙げられることを祈念するのみです。

…以上もろもろ書きましたが、基本的には2017コスキンは、怪我を押して参加して本当によかった!と思えるイベントでした。
イベントを運営されていた事務局の皆様、サポートされていた皆様、私ふぜいの足を心配くださった多くの方、演奏を聴いてくださった皆様、多くの皆様に篤く御礼申し上げます。できれば皆様にいろいろなところで、そしてもちろん川俣で、前向きにお目にかかれますことを祈念申し上げます!

【追記】この記事に関する反響を受け、10/15夜に以下のようなツイートをしました。

「私のブログは揶揄の意味で「フォルクローレ界のαブログ」などと言われますが、この週末は土曜がいつもの2倍、日曜は5倍以上のアクセスでした。久々に生々しい「夢の話」を書いたからでしょうか。一方的な批判ではなく今後のための「夢」を書いただけなので、あとはノーサイドで楽しくいきましょう!」

ともあれ私は記録・指摘すべきことのみを申し上げたので、今後は今後として前向きにやっていきたいという気持ちです。文中にありますように、人を憎む気持ちはなく、お互いに事実およびスタンスを認識した上で楽しくかかわりたいなと思っています。

また業界の先輩をたしなめた以上、自分も演奏活動その他で全力を尽くすだけでなく、自身を律していかねばならない、という自戒の念も強く持っています。今後とも宜しくお願い申し上げます!

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