PAST&FUTURE…11年経った現在において
3/11は東日本大震災から11年となる日でした。
私のようなものが何を言う話でもないですが、音楽的要素のほぼないつぶやきを書かせていただきます。
1,前もやったような気がしますが、震災のときの私のブログについてまとめます。
当日の行動について書いたのはこちらです。
一番アクセスや反響があったのはこちらでした。
…これについては、多くの有名奏者などよりも「コスキンエンハポンの現場にいて若干の知名度がある人間」の
発信として、想定をはるかに超える多くの人に刺さったのかなとは思います。
その後2011/5/1に単独独断で川俣を訪問したときの記事はこちらです。
私はフォルクローレ界隈において「震災を機に川俣に取り入って音楽的実力以上に売名した」という、事実の要素は多分にあるにしても品格に欠ける言われ方をされたことがあります。上記のリンク記事のうち2・3番目を上げた際にもかなり言われました。
対面でこのようなことを言われたときは、よく「ネットは匿名で批判をするからよくない」という物言いがありますが、対面でこのようなことを言い放つ人士が一定数いるような界隈ならネットでの匿名の批判のほうがマシ(濾過しやすい)だよ、とか思う一方、
そもそも被害に遭った多くの方から見て私の被害などないも同然ですので、それについては深く記憶はしますが特別もうアクションはいたしません。
ただこれを機に、現場から考えて物を言うことの重要性を認識し、自分に与えられた現場を大事にするという志向が芽生えたことに感謝するのみです。(まだなかなかできていませんが…)
現場があることで思考の自由は確かに削がれ、視野が狭まる危険性があります。ですが現場でその日その日を精一杯やることでしか、私のような小物が何らかの発信能力を付与されることは今後もないかと思っています。また現場を必死に守っている人を愚弄するような発信から自由でいられます。
私にとっては震災は共悲の重要性と現場をおろそかにしない思考の重要性に気づく契機でした。
福島はじめ震災で被害に遭われた皆様に何かできないかは、人生の課題として考えていきたいと思っています。
そして少しでも被害に遭われた方、周辺の方にとってよい方向に物事が進むように祈念しつつさまざま考えなければならないとも改めて思っております。
川俣町の皆様はじめ、この間関わってくださった多くの方に感謝を改めて申し上げます。
2,最近Twitterで大学フォルクローレサークルの活動についてリツイートなどを多くしています。
「応援に名を借りた売名行為」「あいつは学生を取り込もうとしている」などと思われる方がいるかもしれませんが、応援の意図しかないことを初めにお伝えしておきます。
大学サークルはそれ自体が独自性のある集団で、通常の音楽団体とは違う倫理がありますので、OBだとはいえ活動の邪魔はしたくないのですが、
・フォルクローレ楽器を使って演奏活動している人物の中で若干多めのフォロワー数となっているので、それを少しでも活用したい
・自分が大学でフォルクローレサークルに入るときの情報収集の大変さを思い出してみると、万が一にもフォルクローレに興味がある大学入学者およびその親御さんに届く可能性があると考えて情報を共有したい
と思っています。それだけですし、演奏技術のご案内など積極的に絡む立場でもないので、せめて情報の共有をと思っています。
ご理解いただけますと幸いです&お手伝いできることがあれば気軽におっしゃってください。気軽に対応します。
3,「社会は第二次世界大戦後をピークとして徐々に悪化している」というのは私の大学での恩師・河原宏先生のご見解でしたが、昨今の情勢は劣化のペースが速まっていることを痛感させられます。
無責任な将来への期待をしない一方、将来よりましな社会を後続世代に引き渡すために、こちらはこちらであがくしかない、生き残るしかないとも思っています。
…引き続き可能な範囲で演奏活動はじめやっていきますので、応援してくれとは言いません。誤った発信などするかもしれませんが、ガンガンご指摘などいただきつつ、許していただけますと幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。やくたいもないエッセイもどきで失礼いたしました。
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