第2回みんなのフォルクローレ祭の感想と報告
標記の件ですがまず報告を。
このイベントは観客として見に行ったのですが、それだけでなく少しだけ手伝いしました。
ロビーでの誘導だったのですが、私のご案内が迷惑だった方がいらっしゃったら衷心よりお詫び申し上げるとともに、お客様とスタッフ・出演者の皆様のご寛容に謹んで御礼申し上げます。
「一緒に写真に写ってください」というリクエストがあったのはビックリしました。(小生は出演者でなくただの客兼スタッフでしたが、親切にお声かけくださる方が複数いて身に余る光栄でした)
またベテランの愛好家の方をご案内したときに親切な言葉をかけていただいたのがすごく印象に残っています。(第1回では「こういうところ食い込むのうまいよね」とか嫌味を言われたのですが、そのようなことが一切なかったです)
(おまけですが、運営サイドや出演者になった際には挨拶できないことがないようにしよう、と再認識するできごともありました。自戒とします)
終日働いていたわけではないので貰う権利がなかったのですが、ルシアさんの気配りでいただいたスタッフ弁当。かなり美味しかったです
※なお手伝ったのは個人的誠意と、「情熱クロスオーバーコンサート」チラシを折り込み配付くださったことへの感謝の気持ちからです。「みんな」に食い込みたいからではないことだけ付言するとともに、正規の入場料を払っていることも報告申し上げます。
さて観客としてですが、前回よりは「普通のライブ」だったなーというのが率直な感想です。
自分がライブハウスなどの大音響に慣れてしまっているせいもあるかと思いますが、全般にもう少しトータルで会場内の音の音量と音圧が欲しかった(バランス自体は良くなっていた点もありましたが、トータルで物足りない感じ)です。出演者の方とお話させていただいたところステージの中音はかなりよかったそうなので、ホールコンサートでアコースティック・多様な楽器を使用という状況の中ですべての座席の観客に音を届ける難しさを再認識しました。自分も気を付けます。
あと大人数が舞台に立つため、客席から見えない演者が発生していたという問題点もありました。
個人的に好きだった曲・場面は、
・MAYAのパサカジェのメドレー(一番いきいきしていました+久々にチョラ・クエンカーナを聴きました)
・カスカーダ(ルシア塩満さんの鉄板曲。やはりダイナミック。小生はダイナミックなアルパが好きです)
・ペルー舞曲(マリネーラはスカートさばきの美しさに、山岳系の後半では生演奏の伸びやかさに魅かれました)
・我が母の嘆き(木下尊惇さんは一番音バランスも安定していて、第1回同様濃さがいい感じでした)
・エベ~灰色の瞳(橋本仁さんとエルネスト河本さんのスタイルの違うウニャ・ラモスへのこだわり表現が刺さりました)
・ほとんど生音でボンボを決めまくるエルネスト河本さん(ご一緒させていただいた打ち上げで「フォルクローレのパーカッション奏者がもっともっと活躍できるようにしなくては」という話をさせていただき、パーカッション能力のない小生も嬉しかったです)
というところです。(この他がだめと言っているわけではないです)
あと今回もユーティリティープレイヤー的な演奏者が複数出演していましたが、第1回にてそのカテゴリーの演奏者として傑出していた菱本幸二さんの不在を正直痛感しました。
…自分などが出ることはとてもとても考えられない「神々の遊び」なコンサートですが、ここに出演されている皆様がアグレッシブにこのようなイベントを実行していることに敬意を表しつつ、演奏者かつイベント企画者としては「憧れを捨てて」このコンサートに負けないコンサートを目指して奮闘していきたいと思っています。
くどいようですが出演者の皆様には多大な敬意を表します。このレベル・キャリアの演奏者の方々が実戦で演奏しつつ私ふぜいのようなものとさまざま話してくださるような度量をお持ちであることが、大袈裟ですがフォルクローレ業界のある意味生命線だと勝手に思い込んでおります。また手弁当で運営されているスタッフの皆様もフォルクローレ業界の生命線だと冗談抜きで思います。お疲れ様でした。
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