2014.08.16

8/14-15の日記(岡山・大阪・宝塚など)

●8/14(木)
朝10時過ぎに起床し、チェックアウト後新幹線自由席で新大阪へ。
朝食は岡山の駅弁はいまいちなので、吾妻寿司の岡山ばらすし。かなり水準高いが1600円もする。

新大阪から御堂筋線で梅田。新阪急ホテルにチェックインさせてもらう。
その後インタビュー2件をロビーラウンジにて。(自分が話を聞くほう)

終了後空腹だったので食道街の「松葉」にてタコハイ1杯と10数串食べ2100円。ジャガイモを食べられなかったのが残念。

夜『宝塚アカデミア』以来の先達と久々に会い、「ナチュラルキッチン麹」にて。居酒屋レベルの価格でそこそこの品質および雰囲気。
話の内容は宝塚関係中心だが、昔めの話から原田諒のキレの性質などについても語る感じ。
自分の「国境のない地図」「プラハの春」好きを久々に思い出す。(本来嫌いな演出家の作品であるし、別に現代ものならすべてOKではないのだが。後者は渚あきの名演にやられました)

この日は5000歩程度。前日が16000歩だったのでまあよしとするか。

●8/15(金)
遅く目が覚め阪急梅田駅構内の「すし遊洛」なるところで海鮮ちらしとほたて2カンで1000円程度。ネタは当然冷凍ベースであるが、ちらしのCPはきわめてよい。
宝塚線で宝塚へ。星組公演を狙うが当日券もサバキも苦しいという100周年効果な展開。
やむを得ずカフェテリアでカレーを食べたところ思いの外に(C阿川弘之『南蛮阿呆列車』たしかアムトラックのくだり)うまい。なめらか系だがコクあり、ただし辛さなし。食堂系としてはOK。

進路を変え池田まで戻り、スタバで休憩した後で池田文庫へ。宝塚の沖縄音楽や南米音楽の受容について調べるがすぐに手に余ることが判明し、資料のうち数冊を見てコピーを取る。
宝塚は戦前から継続的にクラシック音楽以外の楽譜や資料を持っているので、一度きっちりチェックしたい。
渡辺先生の音源を聞くチャンスはないものだろうか。
(小ネタ=宝塚では「鳩間節」は基本の演目的なものだったりするようです)

拝見した資料
『ラテン音楽への旅』(山本満喜子=山本権兵衛大将の孫、戦後10年近くアルゼンチンに在住していた人)…以外にもE.ファルーやユパンキについてもがっつり取り上げられている。1968)
『南洋・台湾・沖縄音楽紀行』(東洋音楽学会、1922年の調査に基づくもの。当時としてはかなり音楽感度高くかつフラットかつ近隣の音楽の視点も入れた分析、山内盛彬氏の楽譜も「鷲ぬ鳥節」が入っているなど貴重本。復刻刊行が1968)
『宝塚歌劇中南米公演記念号』…アルゼンチンでの写真と日程などのみコピーしました。とんでもないハードスケジュールで、これに比べたら自分の派遣日程など子どもの水遊びレベル。

池田文庫は閉架式ですがそんなに威圧的ではないので使いやすいと思われる。コピーは1枚30円。

さらに小林一三記念館にも行く。そんなに威圧的ではないがやはり豪邸。展示も宝塚に一定のウエイトを割いている。300円。

池田に戻り、十三・西宮経由で岩屋に行き、そこから兵庫県立美術館へ。宝塚の特別展示をしていて、オスカルの部屋再現などが売り物だろうが、昔~現在のポスターや舞台写真や小物(『ボサ・ノバ・ボサ』のごみ箱も展示されていました)などの展示、および阪神間モダニズムとして突っ込まれた絵画展示で、Y字路に男役スターを乱舞させるのにアンニュイな横尾忠則の絵や、越路吹雪を描いた小倉遊亀の絵などが興味深かった。

宝塚を歴史的にも好きで現在も好きな人には応えられない展示だが、1300円はちと高いかも。金土日は夜8時までやっているので、観劇ついでにご覧になってみてはいかがでしょうか。
(図録はしょぼかったです)

※なお出口の売店で『宝塚プラス2』が販売されていました。万が一興味ある方は小生の駄文も掲載されていますのでご覧ください。100周年を祝うべく、宝塚かいわいで稀にみるサブマリンゲスライターだった小生は潜伏していますが、そろそろ機会を見つけて復活できればともたくらんでおります。本音で行きますのでご依頼待ってます

終了後カレーの「SORA」(078-805-3242)という店へ。展示会チケットがあると50円引き。サラダはかなりよい。カレーはチキンだったが、辛さが今一つ。ただし温順でよい味なので寄る価値はあり。

阪神電鉄(内部塗装や座席が非常にレトロ。御影から特急でロマンスシートに座る)で梅田に戻ってから阪急百貨店を眺め宿に戻る。12000歩。

明日そうそうに自宅に戻る予定。ここまで地味だが有意義な旅行であった。

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2014.05.06

【御礼・訂正あり】春チャラ出演いたしました+4/27-5/5の日記

☆YOSHIOは仙台市にて4/27に行われました「第7回 春のチャランゴ・フェスティバル in 仙台」(春チャラ)に、単独無伴奏にて出演させていただきました。

これも植月佳奈様はじめとする実行委員会の皆様、参加者、100人以上おいでいただいた観客の皆様のご寛容と、特にボリビアチャランゴ協会日本代表の福田大治様の格別なご配慮によるところでございます。

関係の皆様に篤く御礼申し上げます。

演奏者といたしましては、「Golpear de Bombos」を演奏いたしました。一人でチャカレラの曲をやるリスクを存分に味わいましたが(ダンサーでもないため、なんかインターミッションでどたどたしているあやしい感じになっていました)、お蔭様で熱量とリスペクトだけでも評価いただいたようで、アンコールを頂戴して「Don Pablo」を演奏いたしました。

また(演奏者が業務をやるイベントである春チャラの精神により従事した)リハ進行+音響との折衝業務におきましては、参加者の皆様のご協力をいただきなんとか参加ほぼ全チーム(20チーム参加中19チーム)のリハを2時間程度で通すことができました。現場でも進行が止まるクラスのトラブルはありませんでした。
これは音響の方や特にマイクセッティング担当のK様はじめスタッフの皆様、出演者の皆様のおかげです。またまた御礼申し上げます。

マイク表などがない状態でしたので、音響との折衝は不完全だったと思いますが、ここにつきましては参加者と観客の皆様にお詫び申し上げます。

観客としては、すべての皆様がリハより素晴らしい演奏で東北の皆様の本番への強さを感じるとともに、レベルの上昇を僭越ですが実感いたしました。うかうかできません。
その中で以下特に気になった演奏チームについて述べます。敬称略。
・ゆもっこ…児童によるチャランゴのハンマーダルシマ化に前回も瞠目しましたが、今回は人数が10人以上に増強されていてまじびびりました。動員力もおそらく一番であったでしょう。
・土手暁…ペルー風チャランゴにスペシャリティーがある方ですが、今回「La Partida」をアヤクーチョ風のチャランゴで打ち出してきました。後半の盛り上がりに独自の味がありましたが、La Partidaという曲のチャランゴ奏者にとっての大ネタ化も感じました。
・かしわもち…東大民音が生み出したチャランゴ・ギターユニットとして注目のデュオ。char char charanguitoでは切れと表現力がマッチしてすごい演奏でした。旋律楽器奏者としてみれば抑揚をつけながら音圧が観客に伝わる下限を下回らないようにする(特にゆるい曲で)のがさらにレベルアップする際の課題でしょうが、切れと表現力のあるチャランゴだけでなくボリビア風のゴツいアプローチのギターも注目です。
・ロス・ミドラス…東北で有数の営業力を誇るユニット。現在の編成では歌中心のようですが、特に男声の魅力を生かしつつ締まったパフォーマンスです。さすがの構成力。
・齋藤征範…ポトシ風、でも真似だけでなく人生も表現に入ってきているパフォーマンス。このイベントのセットアッパーとして欠かせない演奏でした。
→その後ご本人から、「今回はポトシではなく通常のチャランゴでコチャバンバ風カルージョをスイスの歌手風の歌い口で」とのことでした。私の知識も半端なもんだな、と思うと同時に、先入観の恐ろしさを学びました。齋藤様はじめ皆様にお詫び申し上げます。またこのような「細かすぎて伝わらない」こだわりも、この方の魅力だったりします。

・ヒロミータ…この曲好きなんだな、と分からせる情感優先の歌唱とともに、ダイジートのギターがかなりラテンに盛り上げる感じで好印象。
・Kanita、Gustavo…Kanitaは今回バリトンチャランゴ。欧州の古楽奏者的な音で表現力があるのですが、通常のチャランゴでびしびし高音を引くなかで同様の表現もできるだけにそこも聞きたい感じ。Gustavo氏は非常に繊細な演奏をしていて印象が変わりました。
・daijito…La Arenosaが、(曲を知らない人のためには、1回は旋律をちゃんと聞かせたほうがよかったのでしょうが)有名な旋律をガリガリに消しぎみにする演奏でハードな水墨画っぽい感じ、正直新境地でした。DAIJITOがこのイベントのクローザーであることを証明した演奏といえたと思います。
ボリビアチャランゴ協会代表という地位自体は、僭越ですが私にはリスペクトを無条件でする事実ではないのですが、ハイメ・トーレスやエルネスト・カブールという巨匠の息吹を感じさせるDAIJITOの存在がこのイベントの価値を高めているのは、間違いないかと思います。そう思わせる演奏でした。
(リスペクトは強制されるものでなく、演奏などで自然になされるべきかと思います。ただ搾取関係などなしで、自分の力で歩いてきたプレーヤーがリスペクトをその道の先人に払う風景は音楽伝承の風景としていいかな、とも思います。この動画(シャキーラがメルセデス・ソーサをリスペクトしながらともに歌っている)を観てさらにそう思いました)

打ち上げでは「花祭り」をちょっとフフイ風を意識して演奏したり、「Potosino Soy」を演奏したりさせていただきました。
大変楽しいイベントで、東北の皆様がお許しくださるようでしたら、またぜひ参加させていただければと祈念しております。本当にお世話になりました。

続きまして日記など

●4/27…朝起床できたのが結局8時。慌てて朝食に。朝食はよくできた民宿程度のバイキング。妙に女性同士の集団が多い。宿は地下鉄から近いので助かる。長町につき9:30ぐらいに会場入り、慌てて手伝いなどする。
11:00~リハで結構テンパる。

途中でおにぎり2個。朝食をしっかり食べていたのでなんとか持つ。

本番終了、片付け中にパネル締具で手を怪我。皆さんも気をつけましょう。

打ち上げは残念ながら途中退出。23時には帰宅。

●5/3…親と会った後美容院。自分の髪は異常にクセがきついので店長でないとまとまらず、店長復帰を待っての調髪。4ヶ月ぶり。
終了後渋谷へ。「山家」に行くが、焼き鳥以外はCPがよくなかったのが反省。「鳥安」を狙っていたが17時の段階で並んでいた。

●5/4…朝青山学院大学へ所用で行く。その後渋谷経由で帰宅。渋谷はGW中は完全に観光地。
自宅で夜テレビにて宝塚番組を見る。かなり取材してあったが、演出家の仕事ぶりがかなりトップはじめ出演者に投げている反面、振り付けで榛名由梨が丸い体を振り絞って自ら示していたり、「出演者はいろいろな指導にも対応しなければいけなくて大変だな」と思わせる感じが印象深かった。

●5/5…朝出先に行くが、昼で退出。少々目が回って吐き気が出るが「香港ロジ」でジャージャー麺を食べて帰宅し休んでなんとか回復。
夜は浦安で5/31大森「風に吹かれて」でイベントをされるTOMOYA~♪さんとのリハで、田窪一盛さんともセッションというか練習させていただく。
後述で告知しますが、YOSHIOは同イベントで単独無伴奏枠にて演奏するとともに、懐かしいアニメ曲などで数曲伴奏に入ります。伴奏のお仕事をしない(というかできない)YOSHIOの数少ない機会に要注目。

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2014.04.26

ヅカ男子の記事についての感想+14/4/26-27仙台で演奏やセミナーします!

宝塚にはまる男子が増えているという記事について。
なんの数値や俯瞰的な記述もない組み立てにマスコミの劣化を嘆いても仕方がないので、門地なきところから宝塚評論もどきをさせていただいていた男子から。
(現在は出ていないシリーズですが、『宝塚アカデミア』(青弓社)、『宝塚プラス』(小学館クリエイティブ)あたりに痕跡が残っています。自分が携わったなかで評判が比較的よかったのは、まっとう系記事では湖月わたるさんのサヨナラ、エグめ系記事ではハロプロ関連の記事。企画としては演出家を勝手に採点するものなどがカオスだったといわれています)

宝塚が「いやな人」が出てこない演劇というのは実はやや熱心な観劇姿勢による発見とは言えるので、評価としてアリなものいいだとは思うですが、この記事の基調である、宝塚がなんでとことんフィクショナルでデトックスになるのかを考えるのに、女性からの視点は分析上必要でも男性からの視点は不必要だと思います。

(もちろん妙に露出度の高い娘役を見てシンプルに欲情するような観劇姿勢は男性は抑え目にしたほうが、より楽しめるとは思いますが、そういうレベルの話は別にする必要もないでしょう。なぜ宝塚を見る男性がいるか、という視点ではなく、「こんな誰が見てもたまげるようなものがどうして女性をメインターゲットにすることで存続してきたのか」を考えたほうが絶対に楽しいと思います。一方、歴史的に一定数の男性ファンは常にいた演劇、ということへの配慮もほしいところです)

デトックスという観点から見れば、実は出来のよいポツドールもデトックスというか「ああ社会生活頑張んなきゃ」と思わせる点で同じ効果があります。
理想の男性像的なドラマを煮詰めた演劇と、男性のもつ可愛げのないドラマにならないダメさを煮つめた演劇という点での理解に基づいての雑なものいいですが、どちらも「人間って極端だな」と思わせる麻薬的要素があります。
(もちろん宝塚のほうが、システム的にも完成度が高く、手を代え品を替え世界各地に存在する恋愛ドラマを元にしているゆえもあって持続的で骨太だとは思いますが、その骨太さを骨太ととらえず、むやみに男性にとって「安らげる」「デトックスになる」、インテリやエリートのストレス解消になる演劇という記述内容にちょっとイラっと来て、このようなことを書いています)

…週刊ダイヤモンドさん、もしよろしければこの記事よりは数倍煮つまった内容にさせていただき「男が見る宝塚」的な原稿をまとめますが(もちろん男であることにそれほど意味があるとは思いませんが)、いかがでしょうか。
この内容だと「宝塚観ている男性なめんな」ぐらいの感想しかもてません。少なくとも私や仲間の、男性女性を問わない方々は宝塚を、結構さまざまな意味でガン見していてそこまで安らいでは観ていませんでした。そのような姿勢で見ていたからこそ、逆になんらかの人間への共感から「生きる希望」みたいのを貰ったケースがあったように考えております。

まあ安らぎ目当てでもいいので、男性とか女性とかいわず、機会がありましたら宝塚を眺めるのは人生の経験値のポイントゲットとしてはマイナスではないと思います。
ただ絶対音感に振り回されるタイプの方にとっては、並レベルおよびそれより下の男役の歌唱は音の座りという面でちょっとキツいかもしれません。
以上深夜のタワゴトでした。

さて4/27は春チャラに出演します。実は無料でDAIJITOはじめさまざまなチャランゴ奏者の演奏を聴けるチャンス!
私はこちらをケーナ1本でやります。

4/26は、16時から2時間程度セミナーを実施します。無料、あなたの演奏生活のヒントになります(売り込みなど一切なし)。もし「話聴いてみようかな」という方がいらっしゃったら、ホテルグリーンセレクに15:30以降おいでいただけますと幸甚でございます。
終了後は飲み会への合流を考えています。

以上恐縮ですが、仙台はじめ東北の皆様お世話になります。よろしくお願い申し上げます!

YOSHIO 拝

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2013.06.21

6/19-20日記(宝塚関係講演会など)

●6/19(水)
昼は「博多天神」、ぱっと食べる分には安い博多系としてはよい方の味であるがなぜかスープまで飲み干すと腹の調子がいまひとつ。

夜は久々の先導者と「福田屋」で軽く飲んで締めに冷やしなすそば。冷やしなすそばの水準はすばらしく高い。渋谷でもっともまっとうなアジール的空間。

むしむしし倒すが雨はさほど降らない。

●6/20(木)
健康診断に行きそびれる。
午前中はケーブルテレビで「名家の娘ソヒ」(韓国ドラマの大河的要素の強いもの。日本統治期の舞台だが、日本人や親日派の背景描写が想定よりはるかにまとも)などを眺める。

下北沢の歯科医(しゅん歯科クリニック、極めて親切)で根元に膿がたまった奥歯の治療に。4月から行っていてやっと根の治療終了。2011年にも痛みが止まらず仮治療で止めたものを今回やっと根本治療する。
痛みの背景は昨年10月からの疲労だと思われる。

終了後京王線経由で神保町へ。「三幸園」で餃子定食、価格の割に餃子は本格(定食で650円)。
共立女子大で某宝塚批評誌時代からお世話になっている草葉達也さんの講演会、ロビーではポスターや歌劇雑誌などの貴重な展示も。

講演会でもさまざまなお宝グッズやびっくりグッズの紹介があったが、一番感動したのは公演名が書いてある宣伝用のちょうちん。東京で宝塚観劇をやっていると忘れがちな「宝塚という町にある歌劇のアウラ」を思い出させる貴重なグッズ。

今週の土・日は演劇学会、その他の平日でも見学できますのでぜひどうぞ。

終了後サンダーバードカフェでビール1杯で3時間ほどヲタ系メイントーク。

帰宅後サンクスのうどん。

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2012.08.19

12/8/10の日記(宝塚博多座公演など)

※9/1、上野WARRIORS CELTでのRadical Andes Connectionのライブ、ノーチャージなので是非! 21時からです。

●8/10(金)
朝4:40起床、必死で準備するが5:20発の列車に間に合わず、6:00の新幹線の予約をふいにし、1本後ののぞみに乗る。なんとか自由席の座席を確保する。

5時間程度新幹線で博多へ移動(割引がないお盆の状況、その後の移動を勘案するとJRが一番安上がり)、11時過ぎに博多着。
駅そばのホテル(クリオコート)に荷物を置き、地下鉄で博多座へ移動。

宝塚月組「フットルース」、原作はかなりアメリカンな映画であり、非常な不安を持つが特に後半は秀逸。
第5場Cでの音月桂(若い青年の役は学年を感じさせない魅力)と未涼亜希(男役のコクてんこ盛り)のやり取りは非常な説得力で、全般の仕掛けもかなり心理描写にシフトしたものであったこともあいまって感動的であった。
未涼はフィナーレでもとことん男役のコクを出していた。

他の出演者ではコミカルでありながら品もあるウィラードの沙央くらま、アメリカのやんちゃな少女がはまっていたアリエルの舞羽美海、落ち着きながら家庭を守る役柄にうまく合っていたアリエルの母役の早花まこあたりが期待以上のでき。レンの母役をやっていた舞咲りんは、フラッパーな感じと母親の感じの融合がまるでできておらずちょっと残念。
梨花ますみがローラースケートに乗っていてびっくりした。

集団としては、歌はまあまあだったが踊りはちょっとという感じで、群衆場面が多い第1部では若干の圧力不足を感じた。今の宝塚は歌・踊り・芝居全部をそろえるのは困難なので、どれかで観客を納得させながら雰囲気のよさで観客を楽しませるのが公演成功の秘訣かなと思われる。
この公演は、芝居で納得させつつ、トップ退任が決まっているコンビが思い残すことのないようにアドリブばしばしではじけていて全般に楽しい雰囲気が横溢していてとてもよかった。

この劇場の弁当はうまいのだが、時間がなくて買った「中屋」(092-566-0272)のおにぎり弁当はかなりCPよい。同時販売の大分の茶(JA製造)もかなり美味。

終了後商店街を歩き(以前より食事系の店が増えた)、「かろのうろん」へ。ごぼ天か丸天だがごぼ天、夏の盛りでも熱いうどんを頼む人がほとんど。食べていたら取材の打ち合わせが入っていた。福岡観光ではマストかと。

暑いが「博多町屋ふるさと館」を見学。この日は設立記念ということで無料。2階の博多商人の人が戦場から郵便で出した便りの絵日記の絵の上手さにびびる(提灯店店主で、日本画の修業をしたらしい)。戦場から帰らず亡くなったらしい。

地下鉄で宿に戻り休憩後(途中で買ったドトールのほうじ茶プリンの美味さにびびる)、姪浜へ。姪浜は海のそばに高層マンションが建つかなりマリブな眺めの住宅地。
地元の方にお目にかかり、愛宕神社中腹の料理店に行く。たぶん同格の東京の店より数倍食材が美味。

終了後地下鉄で祇園まで行き、「めんちゃんらーめん」でラーメン。変わらず美味。

宿に戻った後はマッサージチェアで惰眠をむさぼりつつ休息を取る。

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2012.06.17

6/9-17の日記+再起動挨拶

●6/10(土)
早稲田に行き「メルシー」でラーメンとチャーハン。どうも炭水化物まみれだが旨いので仕方がない。
早稲田~高田馬場はラーメン激戦地のようだが、メルシーにしか行く気がしない。

その後早稲田大学オペラ研究会に参加。
こちらは大学の研究室を中心としてよりゆるやかな組織でオペラ研究をしている組織だが、ここに「ボランティア会員」としてもぐりこんでいます。

今回の発表は早稲田大学大学院修士課程の三浦領哉さんによる「ロシア・オペラ史概観」。
ご専門からやや領域を広げて門外漢にもわかりやすくロシアのオペラにおける特殊事情も解説くださり、非常に面白く有意義な発表であった。
自分にとってのキーワードは「ロシアの国民精神としてはプーシキン、近代ロシア語の確立という点も」「正教文化への注目が必要、たとえば典礼では楽器使用ご法度」「モスクワは第3のローマと呼ばれたがる」などなど。

終了後の懇親会にも厚かましくお邪魔する。ヨーロッパ旅行の話から教養課程の重要性まで幅広く。

●6/10(日)
夜宝塚関係でプランタン向かいのビルのひらまつ系の店の食事会にもぐりこむ。一応正装。
話はとことん有意義で非常によかったが、宝塚の宝塚らしさをどう内部で引き継ごうとしているのか、ということが今後もっと注目されるべきかと思われる。

●6/16(土)
チケットが取れていなかった宝塚宙組のサバキを狙うが当然ゲットできず。
せっかく出かけたので中華街へ行く。
あまりに人が多いので道を見失い、休憩がてら「緑苑」という中国茶専門店の2階にある「茗香閣」で休憩。1200円~と高いが、工夫式の茶の入れ方で5杯程度飲みながら中華街の外れの梅雨時の様子を1時間程度眺めるのはかなりしっとりして落ち着いた時間となる。茶を買おうとするが飲んでいた鉄観音は100グラム4000円以上なので諦める。
(中国茶インストラクターという資格があることもここで知る)

手に入れた地図で道をたどり、目当ての「萬来亭」(045-664-0767)へ。カルカス公演の後以来なので1年ぶり。
自家製麺をしている中華料理店で、リーズナブルだがメニューを選ぶとかなり美味。きゅうりの和え物、干し豆腐の和え物、上海やきそば、海鮮平麺あたりがマスト。接客はいまひとつで結構込んでいるが、観光客だけでなく地元系も多い感じで、ぎりぎり本来の中華街テイストを残す感じで好感。麺はするする入る。
案外横浜スタジアムからも近いので観戦前などにいかがでしょうか。

石川町から帰宅。夜はオージービーフのステーキ。牛肉のサシよりもオージーのほうがいいかな、と最近とみに思う。

●6/17(日)
朝はえぼ鯛。
午後から吉祥寺でリハ。かなりスタミナを使うが、やはり練習をきちんとすると精神の贅肉が取れる。
マイクを上からきちっと当てて近づくことでの音圧の確保、リバーブの選択、ゲインで調整などを理解。
PAワークもシンプルに実力を出せるように対応しなければならない。
終了後魚民で3時間程度飲む。

…最近1月程度音楽的に引きこもりでしたが、そろそろ再起動していきます。
コスキン・エン・ハポンを目指して、通常の活動もきちっとこなして行きたいと思います。
今後とも宜しくご指導ご案内、トークへのお誘いなどください。
もちろん演奏依頼なども熱く対応いたします。こちらへ。

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2012.04.15

12/4/14-15の日記(宝塚月組)+リンクなど

ホセ犬伏氏も参戦、ますますアクティブなRADICAL ANDES CONNECTIONのライブは4/21、要チェック!

●4/14(土)
9:30に家を出て日比谷へ。宝塚月組を鑑賞。
「エドワード8世」は、霧矢大夢のサヨナラ公演としての熱意と覚悟を感じる演目としてはよかったのだが、ガイ・バージェスをはじめとした人物像の放置っぷりがちょっとキツい。
あと冒頭部分のアンサンブルの薄さと、チャーチル役の一樹千尋、ジョージ5世の磯野千尋の「W千尋」のありえないぐらいの充実ぶりを思い合わせると、組の未来という観点から不安を覚える。
一樹の歌唱では、国王の厳しさなどを納得させるビターさが出ていて、演出・大野拓史の意図が十全に発揮されていたと思うが、全体の演出はベストとはいえない。

イギリス現代史に詳しくなりそうなプログラムの人物紹介も、微妙に歴史的観点の整除がなされていなくて、言葉は悪いがヲタっぽい。可能ならシンプルな話のラインをキープしつつ、徐々に盛り込んで説得力を上げるような作話の手法を身につけてほしいと客として思った。作品へのこだわりに期待すればこその話。

舞台装置としては第13場テンプル・バーの照明と町並みの作りが、現実のロンドンを想起させつつありえないほど美しかった。

ショーのMisty Stationは、仕掛けはいいし出だしの明るさに組の実力を感じるが、演出:齋藤吉正の実力といえばそれまでだが場面のテンションがなかなか持続しない。あとAKB風の場面を見て「ジェンヌにとって、アイドルグループ系のパワープレーに走りがちなジャズダンスの亜流ダンスが逆にしんどいのではないか」「観客のまなざしが違うから当然だが、宝塚の娘役はいわゆる絶対領域の見せ方には無頓着であるし、観客の多くも絶対領域への思い入れは共有していないだろう」という感じを抱いた。

霧矢の解き放たれたような歌唱は、この人が宝塚本流の男役であったことを証明する水準。あと芝居・ショー通じて蒼乃夕妃が開放感を出しながら実力を発揮していて好感を持てた。お疲れ様でした。

終了後秋葉原へ。到着後データ出力できる場所を探すがあまり見つからず、スタバなども激込みなので駅付近にあるドイツ系カフェへ。案外接客がまともでよかった。ここで手帳に書き込むかたちでデータを整理したら案外頭に入る。

16時からRADICAL ANDES CONNECTIONのリハ。今回もけっこうチャレンジしつつ楽しく過ごしていただけるようなフォーマットになりますのでぜひライブにどうぞ。21時、22時、23時のセット、ノーチャージですので打ち上げにぜひ。御徒町駅から徒歩3分ぐらいです。

リハ終了後出演者+ライブ実現に尽力くださったN氏とWARRIORS CELTにて打ち合わせとご挨拶。
2時間ほどいてブルージーな実力高いバンド、DIGABITZのライブを少々拝聴してから帰宅。

●4/15(日)
午前整体。
午後知人の個展に行ってからコチャバンバでCD(DISCOLANDIA CD-13869)購入とチラシ設置。ついでに雑談。
個展では、通常の欧州の都市の小景のならびにさりげなく石巻の町並みが描かれていたのが(まったく声高な要素がないだけに)素晴らしかった。

カリスマ・パンピーのHPをもし宜しければご覧ください。
他ジャンルに進む、オリジナルを作る、ことに過剰な意味づけは控えるべきですが、恥をかいてでもなんかしたほうがいいというのはカリパンの活動で学びました。
また機会があったらカリパン的に恥をかく活動をしたいと思っています。
今後も皆様宜しくお願い申し上げます。

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2012.03.25

【微修正しました】12/3/24の記事(宝塚SET、ノチェーロライブ)

※主体思想、もとい主体的判断に基づき微修正しています。
最近修正が続いており士道不覚悟のそしりもやむを得ない状態ですが、今後は修正なしできちんと自分の真意を表現できるようにがんばりますので宜しくお願い申し上げます。

●3/24(土)

昼は船福のおにぎり。10個買うと1個おまけのキャンペーン中。おにぎりを都合7つ食べて出発。

夕方共立女子大でSETの研究会に出席。ヴァンパイヤについて、さまざまな作品、もちろん宝塚の作品も視野に入れた考察についての発表を伺う。
共立女子大ロビーではプレインカの染織の展示があった。

終了後地下鉄でノチェーロへ。カニョートスなどで活動中のケーナ奏者、浦野高宏氏が、Radical Andes ConnectionでYOSHIOと共演くださっているYOKO氏と組んだ新ユニット。ゲストにカンタティの武田耕平氏も参加。

演奏は2部制、2部後半の「Lagrimas」(この曲は絞り込みながら出す重みのあるメリ音に浦野氏ならではの凄みを感じた)から明確にスイッチが入り、「El Antigal」「愛はバラのように(女声と男声のからみが勢いがあって◎)」「Cancion con Todos」と畳み込むケーナと歌唱に、ベテラン奏者がややもすると案外なくしがちな新鮮なグルーブ感があってよかった。
オトラの「Desde Lejos」も、丁寧にけれんみなくやれば結構いい曲だということを証明するような水準であった。

もちろん結成すぐのチームなので、チーム名(のみものがかり(仮))に付随するコンセプトの明確化、細かいつなぎ箇所や音バランス上の改善点といった課題はあろうし、個人的な音楽上の好みとして自分にとってはストライクゾーン外のところ(日本語の歌。ただし構成は非常にしっかりしていた)などあったし、浦野氏のケーナの音にチャレンジモードとセーフモード(両方共に魅力的なのだが)の間をつなぐような音が出てくると、よりすごいだろうなあ(すでに事情通には知られているが、たぶん一般音楽ファンがほっとかない水準に到達するでしょう=ちなみに私は「好事家と勢いを重んじる人のみに気に入られる」水準のケーナ奏者なので氏ほどのポピュラリティはない)、とは思うが、共演者やゲストの個性を最大限に生かすバンマスとしての手腕はかなりのものであり、次のライブを楽しみにしています。
(特に武田耕平氏が、ありがちな「ゲストとして合わせる」わけでない、ガチな演奏姿勢でやっていたように見えたのは賞賛に値する。YOKO氏もRADICAL ANDES CONNECTIONでの姿とは違う、ある意味落ち着いた舞台さばきでよかったです。YOSHIOとしては大いに反省を迫られました)

※浦野氏率いるカニョートスはノチェーロで4/21ライブとのことです。
Radical Andes Connectionのライブと思いっきりかぶっていますが、カニョートスのライブは21:30ごろには終わる可能性が高いです。
その後もし宜しければWARRIORS CELTのRadical Andes Connectionのライブにぜひどうぞ。
最終は23:00からのセットがありますし、22:00からのセットにも間に合うかもしれません。
東京ケーナ横断ツアーとしていかがでしょうか。
(同日は荻窪で小松早百合氏もライブをされています。終了後ぜひWARRIORS CELTへ)

終了後1曲「Mama India」をギタレアーダっぽく演奏するのに勝手にケーナで入る。お騒がせしました。

ノチェーロは中南米音楽に対して貢献をしているのは凄いと思うが、1人4000円を確実に超えてくる(ミニマム2ドリンク)なので、一定の層しか入りにくい場所になっているのは残念。

終了後打ち上げの場所が見つからず帰宅。皆様お疲れ様でした。

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2012.02.27

オペラ・音楽劇研究会について+宝塚公演評120226(花組)

●こんばんは。私は往時宝塚評論本の編集同人および執筆などしていたのですが、そのころお世話になった方のご紹介のおかげでこのような研究会に参加するようになりました。
一応仮のポジションとして「ボランティア研究者」として所属しています。

早稲田大学 オペラ・音楽劇研究所

…自分がやっているのは現状ときたま例会に参加することやイベント手伝いなどしかしていませんが、どこかで自分がやっている宝塚関係の知見と音楽シーンの知見を組み合わせながら、なにかまとめられればと祈念しています。編集や校正などでのお手伝いもできればと思っています。

世界各地の音楽劇に関する研究も志向されているそうなので、どなたか南米の音楽劇情勢に詳しい方、発表などされてみませんか?
(一応学問的アプローチという条件はつきますので、発表や質疑応答などは学会スタイルになると思います。もし気が向かれる方は私も準備や確認などでお手伝いさせていただきます)

2/25(土)に今年度最後の例会が行われ、オペラ歌手・米谷毅彦氏の活動歴やそこで得られた知見、さらに歌を拝聴する機会を得ました。

米谷氏は法学部ご出身後芸大の院に入られ、30歳過ぎて欧州で武者修行をされイタリア・ドイツのみならずイタリア語のオペラを原語で上演するようになった、激動期のルーマニアで第1バリトンを務められるなどの魅力的な経歴を有され、現在でも新国立劇場などで活躍されています。そのかたわら、岩手でオペラ文化を育成すべく、活動を展開されています。

時間のやりくりがつかず途中からしか伺えなかったのですが、実地の演奏家として、西洋文化、教会音楽とのかかわりであった衝撃や、「宗教が違ったとしても人類の根底に流れているはずの宗教心に基づいて表現をするようにしている」などの貴重なお話を拝聴できました。文化旅行の監修などもされているのですが、自分の行ったレストランなども案内しながら文化を体感するというテーマで、文化と土地の関係を重視されていることに特に感銘を受けました。

訳詩での公演は字幕使用よりはマシだが韻律おいう点で難しいとの話から、日本のポップスの話も出て、韻律がめちゃくちゃなケースが多い中「津軽海峡・冬景色」はほぼ完璧な韻律であるとのご見解も興味深かったです。

終了後の懇親会でも、さまざまな研究・活動フィールドを有されている方々と貴重な話をさせていただくことができました。

●2/26、「雪はよごれていた」に記された事件と同日という状況ですが、平和裏に宝塚花組公演を日比谷にて観劇しました。以下簡単な感想など。

 芝居「復活」はけっこう古風な舞台づくり、くどい箇所やかったるい箇所もあるが、その要素のおかげで宝塚がやりがちな「宗教的自己犠牲に基づく主人公の行動を恋愛話のみに落とし込む」雰囲気ばかりに支配されなかった点もあるのでなんともいえず。革命活動家シモンソンのところをもっとダークな要素を入れてやれば、もっと主人公ネフリュードフの「宗教的自己犠牲」の特異な雰囲気の根拠が出たような気もするが、それは演出家が指示すべきであって愛音羽麗に要求するのは酷であろう(ちょっと屈折がなさすぎたのは事実だが)。一方革命家の女性パーブロアの花野じゅりあは革命家の女性の屈折と切れ味のテイストをきちっと出していて(ラストのシモンソンへの感情は不明だが)貢献度大。花野はショーでも第4景第10場の「マーメイド」のロケットシーンにて過激なまでの大人の色気でマーメイドSをやっていて今回大活躍。注目してきた自分としては嬉しい。

主役の蘭寿とむは忍耐役でも華やかさを失わずOK、悪友シェンボック役の壮一帆はだいぶ華やかさと持ち味を上乗せしてきた感じ、ファナーニン弁護士の華形ひかるは人情の潜ませ方の抑制とその見せ方がさすがの演技力。

それに加えてお伝えしたいのは、今回は娘役・女役が大活躍で、先ほど述べた花野のほかにもカチューシャ役の蘭乃はなのグレ場面の切れ(ただ正気に返るところとグレの間を演じる引き出しがもう1つあれば完璧なのだが)、アニエス・月野姫花のちょっとかすれ系の声の持ち味を最大限生かした自由な精神のべたつかない表現の巧みさ、ミッシィ・実咲凛音の清新さ(夏美ようと桜一花が固めているところではあったが。ちなみに桜一花は出番激少なし。ここ最近やりすぎ、との評価か)、主人公の姉のナターシャ・初姫さあやの「結婚は愛に基づいてするもので自己犠牲に基づいてするものではありません」といって平手打ちをする場面のコク、イワノーヴァナ伯母・京三紗の包容力の中にひそませた色気など、女性の役が数・ウエートとも多く、娘役マニアとして十分見ごたえがあった。

ショー「カノン」は、音楽的にはカノン風味は薄いものの、第4景までの演出のキレ味はさすが三木章雄のベテランの技(しかも彼の持ち味の押し切る感じも残っている)、いつも2回繰り返しそうなところを1回で次に行くなど時間つぶしのないよいショーだが、第5景はちょっと息切れ感。

しかし第3景での蘭寿・蘭乃コンビを筆頭とするアクロバチックな振りも含むダンスの切れ味は、ここ最近ではかなりの収穫。蘭乃のキレとスキル(スカートがはだけない)に特にびびる。また蘭寿加入後、全体に花組ダンスはそれなりに締まってきている。あとはこの組は歌が課題。

全般に爆発力はないが、かなり満足度の高い舞台(ただし観客が集中力が切れる時間帯があるのはやむなし)と目される。

…終了後は船橋「東魁楼 船橋駅前店」にて揚げやきそばを。かなりボリュームはあるがしつこくはない。

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2011.08.03

【含む演奏予定】今週このライブに行きます+110802の日記+宝塚関連メモ

★今週は以下のライブに行く予定にしています。

1、8月4日(木) TOMOYA~♪さんライブ
◇水道橋『ふらっとんTIMES』◇
 開場 19:00 、開演 19:30
 料金 ¥2000+(ドリンク別)
【アクセス】
http://r.goope.jp/f-time
今回のサポート …東京音大卒業ピアニストの高知尾 純さん+YOSHIO
→5月神田DecisionライブにてYOSHIOをケーナの伴奏者に登用してくださったTOMOYA~♪さんのライブに、飛び入りで演奏することも含めてお伺いすることになりました。
伴奏者としてはだいぶイケてない自分に再び演奏の機会をくださったことに篤く御礼申し上げます。
場所としては水道橋駅から近く、すぐそばに割に美味いうどんや(麺通団)があります。女子プロレス団体関係の運営によるようで、プロレス系の人には応えられないグッズの販売なども以前されてました。
万が一興味ある方はぜひご一緒しましょう。自分は20時ごろに会場に伺う予定にしています。

2、8月5日(金)kazzmaさんライブ
■アルゼンチンタンゴ弾き語りソロライブ
KaZZma Vo&Gt
18時45分開場・19時30分開演
ミュージックチャージ 1500円(1ドリンク付き)
□神田デシジョン
東京都千代田区神田司町2-9-1第一高田ビルB1
http://www.artcafedecision.com/contact.html
→こちらは7月のラテンフェスでYOSHIOをゲストに呼んでくださったkazzmaさんのソロライブです。
非常に濃いアルゼンチンタンゴの夕べになることは必定、ぜひ皆様もご一緒にいかがでしょうか。
こちらのほうは飛び入りなどは不明ですが、有事に備えて楽器を持参してまいります。
神田Decisionは自分たちも8/27にワンマンライブをする場所ですが、最近YOSHIOにとってもホームグラウンド化させていただいている場所です。非常にリーズナブルな空間と認識しています。

…私の人生の中で、4週連続人前での演奏チャンスがあるというのは初めてでございます。
皆様に深く感謝しながら、精一杯頑張ろうと思っております。宜しくお願い申し上げます。

続きまして日記。
●8/2(火)
昼はEL PATIOにて牛肉のガーリックソース炒め、夜は「ホルモン青木」が臨時休業だったため「登運とん」にて。特上シロモツなど変わらず美味いがパンチ焼きのCPは良くない。

この日は全般に物事が上手くいかず後でわびたりがっかりしたりという日だったのだが、演奏の話も来たりという1日。禍福は糾える縄の如しなどということわざが頭を掠めるのはつまんないが。

続きまして宝塚周辺雑感。
・現在宝塚大劇場でやっている月組「アルジェの男」、かなり昭和系宝塚ファンには好評です。
・雪組バウホールのワークショップを先月観に行きました。感想は近日中にアップしますが、この手を見ておかないと若手スターが覚えられない、というのは事実ですね。



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